JPS5855087A - 硫酸ニツケル水溶液からのコバルトの除去法 - Google Patents

硫酸ニツケル水溶液からのコバルトの除去法

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JPS5855087A
JPS5855087A JP15252781A JP15252781A JPS5855087A JP S5855087 A JPS5855087 A JP S5855087A JP 15252781 A JP15252781 A JP 15252781A JP 15252781 A JP15252781 A JP 15252781A JP S5855087 A JPS5855087 A JP S5855087A
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JP
Japan
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cobalt
nickel
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precipitate
trivalent
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JP15252781A
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Tomoe Ono
小野 知恵
Shigeru Sakai
洒井 茂
Takashi Ono
尚 小野
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コバルトを含有する硫酸ニッケルの水溶液に
第2水酸化ニツケルを添加し、コバルトを沈殿物として
分離する方法に関するものである。
従来ニッケルの精製工程におけるコバルトイオンの除去
方法としては、 /) コバルトを含有する硫酸ニッケル水溶液及び又は
、塩化ニッケル水溶液に炭酸ニッケル又は消石灰などの
中和剤と塩素ガスなどの醸化剤を添加してコバルトイオ
ンを三価の水源化物として沈殿させて除去する方法1 .2)  硫酸ニッケル水溶液に中和量よりやや過剰の
水酸化ナトリウムを加え、得られたスラリーを電解的に
酸化することによって第2水酸化ニツケルとし、得られ
た沈殿をコバルトを含有する硫酸ニッケルの水溶液に添
加して、コバルトを沈殿物として分離する方法等がある
しかしながらl)の方法は硫酸;ツケル水溶液に相当量
の塩素イオンが混入し、これがニッケルの製造工程内の
設備を腐食するので補修コスト又は腐食に耐えるための
設備の初期投資コストが大幅に嵩むという欠点がある。
2)の方法の場合には塩素イオンの混入はないが、電解
酸化時の電流効率が極度に低いため、効率よく第2水酸
化二7ツケルの割合の多い水酸化物が得られず、そのた
めコバルトの除去率が悪いと云うこそと、得られる第2
水酸化ニツケルの濾過性が悪いので、濾過洗浄の際に大
きな設備を要する等の欠点がある。
本願出願人は上記の方法を改良し、硫酸ニッケル水溶液
中に含まれるコバルトを沈殿物として効率良く除去する
方法を別途出願した(特願昭54’−I!;gA’1g
号)。
この方法の要旨は、コバルトを少量含有するか又はコバ
ルトを含まない硫酸ニッケルの水溶液に、該水溶液のP
Hが// −12となるまでアルカリを加え得られる水
酸化ニッケルのスラリーに、さらにスラリー中のニッケ
ル量に対し/、2当量以下の次亜塩素酸す) IJウム
水溶液を添加し、生成する三価のニッケルをニッケルの
総量のうち30重量%以上含有する第コ水酸化ニッケル
、の沈殿を分離し、この沈殿をコバルトを含有する硫酸
ニッケル水溶液中のコバルト量に対しニッケルとして2
当量以上、P H3〜Sで添加しコバルトを沈殿物とし
て分離するというものである。この方法によれば上記第
コ水酸化ニッケルを少量添加することにヨッて、数g/
lのコバルトを9S%以上、濃度トして0./g/l以
下まで効率よく除去することができる。
そしてこの方法によれば種々の液組成のものを手広く処
理することが可能ではあるが、少量のコバルトを含有す
る硫酸ニッケル水溶液のニッケル等の液組成が変ると脱
コバルトの際に生成する沈殿(スラリー)の濾過性やコ
バルト沈殿物中のニッケル品位が変化するという問題点
があった。
本発明の目的は上記の問題点を解消し、コバルト沈殿物
の濾過性と沈殿中に混入するニッケル量を極力減少させ
る脱コバルト法を提供することにある。
この目的を達成するため本発明法は、原液のPHと反応
スラリーの濾過性及びコバルト沈殿物に混入するニッケ
ル量との関係について多くの実験を行った結果、第2水
酸化ニツケルを添加する時の原液のPHが生成するスラ
リーの濾過性に強い相関があることを見出し、このPH
を規制することによってコバルト沈殿物に混入するニッ
ケル量をもフントロールできることを解明し本発明法に
至ったものである。
すなわちコバルトを含有する硫酸ニッケルの水溶液にア
ルカリを加えてPHを2.0以上3.0以下に調整した
のち、好ましくはSO〜AOCに加温したのち三価のニ
ッケルを10重量%以上含有する第コ水酸化ニッケルを
コバルト量に対し、三価のニッケルとして/、6当量以
上添加してコバルトの沈殿物を生成させ、後にこれを分
離するものである。
第コ水酸化ニッケルを添加する時の原液のPHをLO以
上3.0以下とする理由は、PHがコ、θ以下では過剰
に存在する酸のために第2水酸化ニツケルが溶解される
ので所定の量までコバルトを除去するためにはその使用
量が増加するからであり、PHが3.0以上になると実
施例に示もだように生成するスラリーのため水溶液の濾
過速度が遅くなるからである。
この濾過速度が特に支障とならなければ、PH5,Oま
ではコバルトの除去率やコバルト沈殿物に混入するニッ
ケルの量等は満足する数値を示す0次にコバルト量に対
し、添加する゛第2水酸化ニツケル中の三価のニッケル
を/、4当量以上とするのは、これ以下ではコバルトの
除去率が低下するためである。生成する沈殿物中に混入
するニッケル量を制約するためにもこの第2水酸化ニツ
ケル中のニッケルはgO重量%以上が三価であることが
好ましい。
本発明法によれば数g/lのコバルトを含む硫酸に溶解
したニッケルの水溶液より91%以上の除去率でコバル
トを除去することができ、かつその沈殿旬に混入するニ
ッケル量はおよそコバルトと同量程度とすることができ
るが、効果として最も著るしいのはスラリーの濾過速度
が飛躍的に向上することである。
以下実施例について説明する。
実施例1 109g/lのニッケル、/Jg/lのコバルトを含有
するPH6,Aの硫酸ニッケル水溶液30θ耐に、乙規
定の硫酸を添加して所定のPHに調整したのち、水溶液
を加温してsoCに保持し、これに三価のニッケルを1
00%含有する第2水酸化ニツケルを乾量で2./g 
(2当量)添加し、7時間攪拌して充分に反応させたの
ち、ヌッチェ濾過器を使用して夫々一定条件で真空濾過
し、その濾過速度を測定した。
別に濾別されたコバルトの沈殿は、充分に水洗乾燥の後
、硫酸水溶液に溶解して夫々の品位を定量した。
結果を第1表に示す。
第   l   表 第1表から明らかなように原液のPHが高くなるに従っ
て処理液の濾過速度は急激に低下してくる。しかしPH
が6以上になると反転して濾過速度は上昇してくるがこ
れはN1とOoの比率を見て解るようにN1の共沈が多
くなってそれらの凝集による影響と見られる。
実施例コ 第2水酸化ニツケル中、ニッケルの三価のニッケル含有
率(以下酸化率と、称する)を変え、その添加量を三価
のニッケルが原液中のコバルト量に対し/、7当量とな
るように添加し、原液のPHを、2.9とした以外は実
施例1と同様にして処理した。
結果を第2表に示す。
粱[ 1 コバルトの除去率は原液中のコバルトに対する第2水酸
化ニツケルの酸化率に依存するので、この酸化率の低い
第2水酸化ニツケルは物量として多量添加する麩要があ
る。また酸化率が低い場合は二価のニッケルを含んでい
るので反応PHは上昇し、結果的にスラリーの濾過性が
悪くなってくる。
従ってニッケルの酸化率は高い程好ましいが、g0重社
%以上であれば実用上特に支障はない。
第2表は原液中のコバルト量に対して三価のニッケルと
して1.7当量となるように第2水酸化ニツケルを添加
した場合であり、コバルトの除去率が約9q%であるが
、もつと徹底的にコバルトを分離したい場合には、原液
中コバルト量に対し三価のニッケルとして3当量程度使
用すれば良い。
但し第2水酸化ニツケルを多量に使用すれば、生成する
コバルトの沈殿中に共沈するニッケル量も増加する傾向
があるので注意を要する。
尚本発明は塩化ニッケル水溶液中のコバルトの除去にも
応用することができる。
出願人  住友金属鉱山株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  コバルトを含有する硫酸ニッケルの水溶液に
    、該液中のコバルト量に対し、ニッケル総量のうち三価
    のニッケルを30重量%以上含有する第2水酸化ニツケ
    ルを添加し、コバルトを沈殿物として分離する硫酸ニッ
    ケル水溶液の浄液法に於て、前記コバルトを含有する硫
    酸ニッケルの水溶液のPHをLO以上3.0以下とした
    のち、該液中のコバルト量に対し第2水酸化ニツケル中
    の三価のニッケル量として7.4当量以上添加すること
    を特徴とする硫酸ニッケル水溶液からのコバルトの除去
    法。
JP15252781A 1981-09-26 1981-09-26 硫酸ニツケル水溶液からのコバルトの除去法 Expired JPS6048452B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15252781A JPS6048452B2 (ja) 1981-09-26 1981-09-26 硫酸ニツケル水溶液からのコバルトの除去法

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JP15252781A JPS6048452B2 (ja) 1981-09-26 1981-09-26 硫酸ニツケル水溶液からのコバルトの除去法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5855087A true JPS5855087A (ja) 1983-04-01
JPS6048452B2 JPS6048452B2 (ja) 1985-10-28

Family

ID=15542379

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JP15252781A Expired JPS6048452B2 (ja) 1981-09-26 1981-09-26 硫酸ニツケル水溶液からのコバルトの除去法

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JP (1) JPS6048452B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10310437A (ja) * 1997-04-30 1998-11-24 Sumitomo Metal Mining Co Ltd コバルトを含む硫酸ニッケルの精製方法
JPH10310435A (ja) * 1997-04-30 1998-11-24 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 高純度硫酸ニッケルの精製方法
JPH10310436A (ja) * 1997-04-30 1998-11-24 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 酸性抽出剤による硫酸ニッケルの精製方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10310437A (ja) * 1997-04-30 1998-11-24 Sumitomo Metal Mining Co Ltd コバルトを含む硫酸ニッケルの精製方法
JPH10310435A (ja) * 1997-04-30 1998-11-24 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 高純度硫酸ニッケルの精製方法
JPH10310436A (ja) * 1997-04-30 1998-11-24 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 酸性抽出剤による硫酸ニッケルの精製方法

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Publication number Publication date
JPS6048452B2 (ja) 1985-10-28

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