JPS585439B2 - 音響変換装置 - Google Patents
音響変換装置Info
- Publication number
- JPS585439B2 JPS585439B2 JP52001772A JP177277A JPS585439B2 JP S585439 B2 JPS585439 B2 JP S585439B2 JP 52001772 A JP52001772 A JP 52001772A JP 177277 A JP177277 A JP 177277A JP S585439 B2 JPS585439 B2 JP S585439B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- comb
- attenuation
- frequency
- sound
- point
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- Expired
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- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は例えば電子楽器の音を特殊な音響に変換する
音響変換装置に関する。
音響変換装置に関する。
例えば第1図に示すような櫛歯形層波数特性を有する櫛
歯形フィルタの周波数f0.f2.f3・・・・・・f
nを例えば0.2〜20Hz程度の速度で点線で示す状
態から実線で示す状態の間を可動させ、このフィルタに
電子楽器等の音声信号を供給し、その通過信号を音響出
力として得るようにした音響変換装置がある。
歯形フィルタの周波数f0.f2.f3・・・・・・f
nを例えば0.2〜20Hz程度の速度で点線で示す状
態から実線で示す状態の間を可動させ、このフィルタに
電子楽器等の音声信号を供給し、その通過信号を音響出
力として得るようにした音響変換装置がある。
この音響変換装置によれば、例えば第2図に示すように
壁Wに囲まれた室内において支点Pを中心にスピーカS
Pを旋回させ、このスピーカSPからの音を室内の一点
Qにて聴取した音と等価な音響効果が得られる。
壁Wに囲まれた室内において支点Pを中心にスピーカS
Pを旋回させ、このスピーカSPからの音を室内の一点
Qにて聴取した音と等価な音響効果が得られる。
スピーカSPの旋回速度は櫛歯形フィルタの各減衰点の
周波数f1〜fnを可動させる周波数に対応しその周波
数をその可動周波数の高い方例えば20 Hz附近に採
ると変換された音はあたかもコーラス音に近い音として
聴くことができる。
周波数f1〜fnを可動させる周波数に対応しその周波
数をその可動周波数の高い方例えば20 Hz附近に採
ると変換された音はあたかもコーラス音に近い音として
聴くことができる。
この種音響変換装置は一般に第3図に示すように構成さ
れたものが使用されている。
れたものが使用されている。
即ち第3図においてla、lb、1c・・・・・・1n
はそれぞれ差動増幅器を示し、各差動増幅器1a〜1n
の非反転入力端子はコンデンサC1を通じて前段からの
信号を供給し、反転入力端子には抵抗器R0を通じて前
段からの信号を供給し、各非反転入力端子と共通電位点
との間に可変インピーダンス素子、例えば光電変換素子
cdsを接続し、この可変インピーダンス素子cdsを
例えばランプLの光によって0.2〜20Hzの間の所
望の周波数にてインピーダンスを変化させ、そのインピ
ーダンス変化によって櫛歯形減衰特性の各減衰点の周波
数を変動させるようにしている。
はそれぞれ差動増幅器を示し、各差動増幅器1a〜1n
の非反転入力端子はコンデンサC1を通じて前段からの
信号を供給し、反転入力端子には抵抗器R0を通じて前
段からの信号を供給し、各非反転入力端子と共通電位点
との間に可変インピーダンス素子、例えば光電変換素子
cdsを接続し、この可変インピーダンス素子cdsを
例えばランプLの光によって0.2〜20Hzの間の所
望の周波数にてインピーダンスを変化させ、そのインピ
ーダンス変化によって櫛歯形減衰特性の各減衰点の周波
数を変動させるようにしている。
尚2はランプLに0.2〜20Hzの周波数でレベルが
変化する信号を供給する制御電源である。
変化する信号を供給する制御電源である。
この構成によれば2個の差動増幅器を対としてこの1つ
の対によって1つの減衰点が得られる。
の対によって1つの減衰点が得られる。
従って減衰点をN個得るには差動増幅器1a〜1nは2
N個必要とされる。
N個必要とされる。
ところで従来のこの種音響変換装置では減衰点の周波数
はその中の最も低い周波数のもので、約20KHz附近
から数100Hz附近まで移動するように減衰点の周波
数が可変される。
はその中の最も低い周波数のもので、約20KHz附近
から数100Hz附近まで移動するように減衰点の周波
数が可変される。
従って櫛歯特性の減衰点の幾つかは人間の耳で最も感度
の高い周波数域例えば0.7〜2KHzを通過する。
の高い周波数域例えば0.7〜2KHzを通過する。
このためフィルタの減衰点がこの周波数域を通過する毎
にその周波数成分が急激に除去され、また急激に挿入さ
れ増加するためその可変速度と減衰点の周波数間隔によ
って決まる周期の振巾変調音が発生する欠点がある。
にその周波数成分が急激に除去され、また急激に挿入さ
れ増加するためその可変速度と減衰点の周波数間隔によ
って決まる周期の振巾変調音が発生する欠点がある。
この振巾変調音は特に大きく現われるものではないが良
く聴けば耳に感じ支障となる。
く聴けば耳に感じ支障となる。
この発明の目的はこのような振巾変調音の発生のないこ
の種音響変換装置を提供するにある。
の種音響変換装置を提供するにある。
この発明では櫛歯形フィルタを2分割し、一方を0.7
〜2Klzの帯域より高い方の周波数域でその減衰周波
数を可動させると共に他の一方は0.7〜2KHzより
低い周波数域でその減衰周波数を可動させ、人間の耳で
最も感度の高い周波数域0.7〜2KHzに櫛歯形フィ
ルタの減衰点が入り込まないようにし、斯くしてこの周
波数域を減衰点が通過することによって発生する雑音を
除去するようにしたものである。
〜2Klzの帯域より高い方の周波数域でその減衰周波
数を可動させると共に他の一方は0.7〜2KHzより
低い周波数域でその減衰周波数を可動させ、人間の耳で
最も感度の高い周波数域0.7〜2KHzに櫛歯形フィ
ルタの減衰点が入り込まないようにし、斯くしてこの周
波数域を減衰点が通過することによって発生する雑音を
除去するようにしたものである。
以下この発明の一実施例を図面について詳細に説明する
。
。
第4図はこの発明の一実施例を示す。
同図において3は入力端子を示し、この入力端子3に電
子楽器等の信号源を接続し、この信号源からの信号を第
1の櫛歯形フィルタ4aと第2の櫛歯形フィルタ4bを
通じて出力端子5に導出し、この出力。
子楽器等の信号源を接続し、この信号源からの信号を第
1の櫛歯形フィルタ4aと第2の櫛歯形フィルタ4bを
通じて出力端子5に導出し、この出力。
端子5に得られた信号を例えば増幅器6を通じてスピー
カSPに供給し、スピーカSPより音響出力を得るよう
にしている。
カSPに供給し、スピーカSPより音響出力を得るよう
にしている。
この発明においては櫛歯形フィルタを第1及び第2櫛歯
形フイルタ4a、4bの2つに分離し、一方の櫛歯形フ
ィルタ4aを例えば第5図に示すように減衰点を1つ持
つ櫛歯形フィルタとし、この減衰点の周波数を約50H
zから700Hz附近までの間で可変させると共に他方
の櫛歯フィルタ4bは第6図に示す如く減衰点を複数も
ち、その中で最も低い減衰点の周波数を2KHzから2
0KHz程度までの間で可変させる。
形フイルタ4a、4bの2つに分離し、一方の櫛歯形フ
ィルタ4aを例えば第5図に示すように減衰点を1つ持
つ櫛歯形フィルタとし、この減衰点の周波数を約50H
zから700Hz附近までの間で可変させると共に他方
の櫛歯フィルタ4bは第6図に示す如く減衰点を複数も
ち、その中で最も低い減衰点の周波数を2KHzから2
0KHz程度までの間で可変させる。
これら第1及び第2櫛歯形フイルタ4a、4bの減衰点
を可動させる制御信号は一般には同一周波数で互に逆位
相関係の信号とし、その減衰点の可動方向を互に逆向に
するを可とする。
を可動させる制御信号は一般には同一周波数で互に逆位
相関係の信号とし、その減衰点の可動方向を互に逆向に
するを可とする。
このため制御電源2の制御信号を一方の櫛歯形フィルタ
例えば4bにはインパーク7を通じて供給するようにし
ている。
例えば4bにはインパーク7を通じて供給するようにし
ている。
尚2つの制御信号に全く別の周波数を用いたり、ある一
定の位相差をもたせたりして特殊効果を得ることもでき
る。
定の位相差をもたせたりして特殊効果を得ることもでき
る。
このように櫛歯形フィルタ4a、4bの減衰点が人間の
耳で最も感度の高い周波数域700Hz〜2KHzを通
過しないように構成したことによってこの周波数域の信
号が急激に除去及び挿入されて発生する振幅変調音を阻
止することができる。
耳で最も感度の高い周波数域700Hz〜2KHzを通
過しないように構成したことによってこの周波数域の信
号が急激に除去及び挿入されて発生する振幅変調音を阻
止することができる。
また700Hz〜2KH1の周波数領域に基本波が存在
する楽音信号が入力された場合には、楽音信号は一般に
歪波であり、多くの高調波を含むものであるから、70
0H2〜2KHzの領域に存在する基本波は振幅変調さ
れないが、高調波は第2櫛歯形フイルタ4bにより振幅
変調されコーラス効果が付される。
する楽音信号が入力された場合には、楽音信号は一般に
歪波であり、多くの高調波を含むものであるから、70
0H2〜2KHzの領域に存在する基本波は振幅変調さ
れないが、高調波は第2櫛歯形フイルタ4bにより振幅
変調されコーラス効果が付される。
よって基本波が700Hz〜2Klzの領域に存在する
楽音信号でもコーラス効果を付加することができる。
楽音信号でもコーラス効果を付加することができる。
尚上述においては櫛歯形フィルタ4aの減衰点を1つと
したが、これは2つにしてもよい。
したが、これは2つにしてもよい。
またその可動周波数を約50〜700Hz、2KHz〜
20KH牒としたがその数値は大略の値であり、その前
後をわずか含むことは容易に理解できよう。
20KH牒としたがその数値は大略の値であり、その前
後をわずか含むことは容易に理解できよう。
第1図は一般に使われている音響変換装置を説明するた
めの周波数特性曲線図、第2図は音響変換の原理を説明
する平面図、第3図は従来の音響変換装置の具体例を示
す接続図、第4図はこの発明の一実施例を示す系統図、
第5図及び第6図はこの発明の詳細な説明に供する周波
数特性曲線図である。 4a:人間の耳で感度が高い周波数域より下側に減衰点
を持つ櫛歯形フィルタ、4b二人間の耳で感度が高い周
波数域より上側に減衰点を持つ櫛歯形フィルタ。
めの周波数特性曲線図、第2図は音響変換の原理を説明
する平面図、第3図は従来の音響変換装置の具体例を示
す接続図、第4図はこの発明の一実施例を示す系統図、
第5図及び第6図はこの発明の詳細な説明に供する周波
数特性曲線図である。 4a:人間の耳で感度が高い周波数域より下側に減衰点
を持つ櫛歯形フィルタ、4b二人間の耳で感度が高い周
波数域より上側に減衰点を持つ櫛歯形フィルタ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 人 減衰点が2以下でその減衰点が約50〜700
Hzの領域において周期的に可動される第1櫛歯形フイ
ルタと、 B この第1櫛歯形フイルタと縦続接続され減衰点が2
以上の複数とされその減衰点が約2〜20KHzの領域
において周期的に可動される第2櫛形フイルタと、 を具備して成る音響変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52001772A JPS585439B2 (ja) | 1977-01-10 | 1977-01-10 | 音響変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52001772A JPS585439B2 (ja) | 1977-01-10 | 1977-01-10 | 音響変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5387201A JPS5387201A (en) | 1978-08-01 |
JPS585439B2 true JPS585439B2 (ja) | 1983-01-31 |
Family
ID=11510854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52001772A Expired JPS585439B2 (ja) | 1977-01-10 | 1977-01-10 | 音響変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS585439B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6299239U (ja) * | 1985-12-13 | 1987-06-24 | ||
JPS62166840U (ja) * | 1986-04-11 | 1987-10-23 | ||
JPH0319872Y2 (ja) * | 1987-07-13 | 1991-04-26 | ||
JPH04131222U (ja) * | 1990-07-31 | 1992-12-02 | 二神 種昭 | 長円形の回転式脊椎矯正指圧ボ−ル |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4932632A (ja) * | 1972-07-20 | 1974-03-25 |
-
1977
- 1977-01-10 JP JP52001772A patent/JPS585439B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4932632A (ja) * | 1972-07-20 | 1974-03-25 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6299239U (ja) * | 1985-12-13 | 1987-06-24 | ||
JPS62166840U (ja) * | 1986-04-11 | 1987-10-23 | ||
JPH0319872Y2 (ja) * | 1987-07-13 | 1991-04-26 | ||
JPH04131222U (ja) * | 1990-07-31 | 1992-12-02 | 二神 種昭 | 長円形の回転式脊椎矯正指圧ボ−ル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5387201A (en) | 1978-08-01 |
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