JPS5854375B2 - リツタイシヤシンサツエイホウホウ オヨビ ソノソウチ - Google Patents

リツタイシヤシンサツエイホウホウ オヨビ ソノソウチ

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JPS5854375B2
JPS5854375B2 JP3764475A JP3764475A JPS5854375B2 JP S5854375 B2 JPS5854375 B2 JP S5854375B2 JP 3764475 A JP3764475 A JP 3764475A JP 3764475 A JP3764475 A JP 3764475A JP S5854375 B2 JPS5854375 B2 JP S5854375B2
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light
lenticular
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  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、レンチキュラースクリーンを用いた立体写
真を得るための立体写真撮影方法と、その方法の実施の
ために用いられる装置に関するものである。
一般にレンチキュラースクリーンを用いた立体写真は、
視点を変えて撮影した二枚の写真を左右の眼で個別に見
るステレオ写真とは区別されるもので、一枚の写真を双
眼で直祝して立体視できるものである。
このために、写真(陽画)それ自体は画面の表面にレン
チキュラースクリーンで覆われており、該レンチキュラ
ースクリーンの作用とこれを透過して見る画面とによっ
て立体視が可能となることは周知の通りである。
感光材料の表面にレンチキュラースクリーンを置いて通
常の撮影方法に従って撮影した場合、写角内の全ての映
像が占める位置関係は通常の写真撮影に於けるように左
右天地が逆像をなして感光されることは勿論であるが、
レンチキュラースクリーンによって形成される立体視の
ための個々の映像もまた上記逆像配置の中にあって左右
の位置が逆となるために、そのままでは正常に立体視し
得る映像としては用いられない。
その詳細な理由については、後述するが、その概略は本
発明者がさきに昭和46年4月6日附で出願した立体写
真撮影装置と題する昭和46年特許願第20693号(
特開昭47−37637)の明細書に於いてその第8図
に関連する説明として述べてあり、また同日附で出願し
た別の出願である立体写真撮影装置と題する昭和46年
特許願第20694号(特開昭47−37638)の明
細書に於いてもその第1図に関連する説明として述べで
ある。
このために、上記の各出願では一回の撮影で所望の立体
写真を得るようにし、これに附帯して逆立体像を生せし
めないための立体写真撮影装置を夫々提案したもので、
それらのうち、前者では撮影に当ってレンズを横切って
動くシャッターまたはスリットの所要行程の動きに同期
して感光面前面に位置するレンチキュラースクリーンを
その一ピッチ分だけ動かすようにして逆立体像として投
影される映像を正立体像として投影されるように転換す
るようにし、また後者では、シャッターの1開放時間中
に、レンチキュラースクリーンと感光材料との間に介在
させたスリット付のマスク(スクリーン)と、感光材料
との間に相対的な動きを与え、この場合の各部材の動き
の量をレンチキュラースクリーンの1ピツチの幅の倍数
関係となして逆立体像を正立体像化する転換を行なうよ
うにしである。
これらの改善された立体写真撮影装置では、直視型立体
写真を得ろ上で従前必須とされたように、被写体或いは
カメラを円弧状に回転させながら、同一被写体に対し多
回数の露出を与えろというような不便が解消されてただ
1回だけの撮影で所望の立体写真を得ると(・う点で卓
抜した機能を発揮する。
然し乍ら、撮影レンズを横切ってシャッターが動く間の
1走査中のレンチキュラースクリーンの同期動作や、レ
ンチキュラースクリーン、スリット付マスク、感光材料
の相互間の相対的同期作動が要求されるために、被写体
が動体である場合にはもはや撮影が不可能となり、殊に
ストロボ光による瞬間撮影や、上記各部材の動きの時間
より短い発光時間をもつフラッシュ発光撮影には適合し
ないという欠陥があった。
本発明では、これらの欠陥を改善して、被写体が動体で
あろうと、撮影闇明光としてストロボ放電光を使用しよ
うと、フラッシュバルブじよる閃光撮影をしようと、そ
れらの撮影条件には全く支配されることなく常に適切な
立体写真を得るようにしたものである。
従って本発明の承1の目的は、撮影条件には支配されず
に常に適切な直視型の立体写真を得ることにあり、また
第2の目的はそのような直視型の立体写真を得るための
カメラ機構を簡潔なものとして安価なカメラによって誰
でも直視型の立体写真を撮影できるようにして直視型立
体写真の普及発達を図ることであり、第3の目的は、そ
のような安価なカメラによって撮影された画像によって
随時同じ写真の複製を何回でも行い得るようにすること
にある。
本発明に於けるその他の目的は、以下に述べる本発明の
詳細な説明から自ら理解されよう。
本発明の方法によれば、直視型の立体写真を得る上で、
同じ被写体に対して多回数の撮影を余儀なくされるとい
う既成の概念から脱皮するものであり、殊にそれは、ス
トロボ放電光やフラッシュバルブによる閃光撮影を可能
としたり、動体と靴もその立体写真を瞬間的に取得でき
るという特徴からただ一回の撮影によってその目的が達
成されるということを理解すべきである。
本発明の方法によれば、この1回の撮影は、それによっ
て得られる感光映像が逆立体像を以って形成される。
然しなからそのような逆立体像を以って得られた感光原
版をもとにしてプリントが作成される場合に逆立体像が
正立体像に転換されることに特徴付けられ、この正立体
像への転換の方法とその為の装置に本発明の枢要な点が
ある。
直視型の立体写真を得るための一つの障害は如何にして
逆立体像ではなく正立体像を感光材料に投影するかとい
う点にあって、その解決のために種々の努力が向けられ
て来た。
従前よく知られた多回数撮影の方法は、これを解決する
ための一つの手段であったし、また1回だけの撮影でこ
の問題を解決しようとしてなされた本発明者による上記
の各出願発明を以ってした提案も同様にこの問題を解決
するものではあった。
然し多回数撮影の方法では、カメラの機構部に特別の移
動装置を設けずに、単に感光面の直前にレンチキュラー
スクリーンを設置しておくだけで済むとしても、その代
り被写体に対し視点を次々に変えた撮影を同一感光材を
用いて行うか被写体自体を自転させて次々撮影を行うと
いう手数を回避し得なかったのである。
この手数を省いて1回だけの撮影で目的を達成するため
には、上記各特許出願の明細書中で述べたように大口径
のレンズを使用し、カメラ自体の各部機構の同期的定量
動作が要求されることになり、そのようなカメラは極め
て高価なものとなって一般の使用には供し得ないし、撮
影のための機材の移動携行も容易ではない。
本発明の方法の実施に供されるカメラでは、感光材料上
に逆立体像を始めから得ることを前提としているので、
従ってカメラを従来法の如く順次視点を変えて位置させ
たり、被写体自体を自転させるような必要はなく、また
カメラ内部に特別の同期的定量動作が要求される機構も
必要とされず、単に感光材料の直前にレンチキュラース
クリーンを装備し、または装備されたカメラによって普
通に撮影される点に極めて優れた内容をもつものである
以下図に示した原理図と装置に関スる実施例として掲げ
た図によって本発明の詳細な説明する。
第1図は感光材料の直前に配置されたレンチキュラース
クリーンを具えたカメラによって被写体を撮影した場合
の映像の現われ方を説明するものである。
第1図に於いてXは被写体の位置を示し、Loはレンズ
、Soはその背後で光軸と直交する方向に開閉するシャ
ッターを示す。
Moはレンチキュラースクリーンを、またF。
は感光材料を示す。
撮影に用いられる前記レンズL。は望ましくはレンズの
主光軸と平行する平面で切断した第3図示の如きレンズ
を用いる。
これに対応してシャッターSo も上記レンズの互に平
行する切断平面と直交する方向に向けて開閉し開放によ
ってスリットを形成するようなシャッターであることが
望ましい。
然し乍ら本発明の方法の実施に当っては、必らずしもそ
のようなレンズやシャッターの組合わせが必須とされる
わけではない。
レンチキュラースクリーンM。
は、図に示す如き円弧状の表面をもった縦長の微細な半
円筒状のレンズを集約列接して形成され、個々の幅は極
めて小さく通常0、2 vtm乃至5mm程度であって
同一の幅をもったそれらが連続的に配列されたかたちを
もっていることは周知の通りである。
従ってスクリーンの断面に於ける各円弧の両端部分の境
界はこれにより縞状をなしており、各々平行する縞の方
向は、第3図示の如きレンズを用いる場合には互に平行
する切断平面と直交する向きに配置される。
このような感光々系系を有する場合、被写体からの光は
シャッターSo の開放とともにレンズL。
を透過してレンチキュラースクリーンM。
に達し、更にこれを透過して感光材料F。
に達するが、この際レンズL。
とレンチキュラースクリーン族で光の屈折が生ずる。
いま被写体PQ間にある部分の結像について考えてみる
と、P点よりレンズL。
に入射する光はレンズL。
の有効開口を包括する光束θ1内にあり、またQ点より
レンズL。
に入射する光は、レンズL。
の有効開口を包括する光束θ2内にある。そしてこれら
の光束中の光に関して多数列接するレンチキュラー素子
ml 、 m2 、 m3・・・・・・中の素子m2を
透過して結像する光だけをとりあげてみると、P点及び
Q点より夫々レンズL。
の中心を透過した光は夫々或光材料F。
の感光面F。上でP2及びQ2の点に結像する。
これらの結像光学系を示すために、図では実線を以って
示しである。
そして光束θ1の光のうちレンチキュラー素子m2に入
射せず、その隣りのレンチキュラー素子m1 に入射し
たP点からの光は同素子m1 によって屈折し感光材f
−’IF。
の感光面上のPl の点に結像し、他方光束θ2の光の
うちレンチキュラー素子m2に入射せずにその隣りのレ
ンチキュラー素子m3に入射したQ点からの光は同素子
m3によって屈折して感光材11.F。
威光面上のQ3 の点に結像する。
図の場合レンチキュラー素子に関しては説明の都合上そ
の大きさを大きくとっであるので、被写体PQ間の光は
全てレンチキュラー素子m2及びこれを挾んでその両側
に位置するレンチキュラー素子m1 及びm3のみを透
過して結像するかのように考えられ易いが、実際には、
上述のように一つの素子の幅は0.2朋〜5朋程度の微
細な幅をもっているので、被写体PQ間の投影結像はレ
ンチキュラー素子m2 を中心としその両側に順次列接
する多数の各レンチキュラー素子中にも入射し、それぞ
れの素子の中で、P点及びQ点の投影結像が形成される
P点及びQ点に関してこれら多数のレンチキュラー素子
によって形成される多数の投影結像が直視型立体写真を
構成する原理をなしていることは周知の通りであるが、
この場合これらの多数の各レンチキュラー素子ごとに形
成される投影結像は、左右逆像をなしているために、そ
のまΣでは立体視することができない。
再びレンチキュラー素子m2に限ってその中で結像され
ている像の状態についてみろと、PQ間に在る立体被写
体B。
の各面B及びB−1並びにB+の像は感光材料F。
の感光面上でB’+、B’。B′−の順に結像され七い
る。
即ち面B+の像は像点Q2に近くまた面B−の像は像点
P2に近い位置に結像されており、同様にして隣りのレ
ンチキュラー素子m1 に於いて結像されているLP間
の被写体A。
に関しても、また反対側の隣れるレンチキュラー素子m
3に於いて結像されているQR間の被写体C6に関して
も、夫々被写体A。
及びcoについて上記被写体B。
についての像配列と同じ結果を生ずる。
このような像配列は、被写体それ自体の各面の配列順と
同じであるので、そのような感光映像は正しい立体視が
得られるかのように誤解され易いが、実際には半円筒状
の断面をもつレンチキュラーを透して映像をみるときに
は、立体視に耐えないものとなるのである。
即ち半円筒状の断面をもつレンチキュラーを透して得ら
れた像の場合には被写体B。
、の左側の面B−は左側に左画像B′−として形成され
、被写体B。
の右側の面B+は右画像「十として形成されているから
左画像「−が半円筒状レンチキュラーレンズを介して直
視者の右眼と相面し、右画像B′+が左眼と相面するこ
とになってしまい、右眼は左画像B′の拡大像を左眼は
右画像B′十の拡大像をレンチキュラーを夫々透して視
ることになってしまうからであり、この関係は同様にし
て被写体A。
及び被写体C8についても生じ、従って上記撮影によっ
て得られる感光材料F。
の感光面上の像は逆立体像をなすことになる。
効果のより高い立体写真を得るためには、第1図に基づ
いて既に説明した原理から理解できるように、レンズL
の直径は大きい程光束θ1やθ2の角度を大きくするこ
とが可能となり、それによってより多数のレンチキュラ
ー素子の下に投影される逆立体像をより多数形成させる
ことができる。
然し乍ら、そのような大口径のレンズは当然に重量を増
し価格も高騰する。
一方上記逆立体像の形成のためには、レンズの直径方向
に沿う水平な成る幅の領域だけが使用され、その上下の
半円状の部分は逆立体像を多数投影させる上では殆んど
役立たないから、これらの半円状の部分は切除すること
が可能となる。
この理由からより軽く、そしてより安価にレンズを提供
するためには第3図示のレンズの如く、上下半円状の部
分を切断した短冊状のレンズがその目的に叶うことにな
るので、好ましい実施の実例として示しておく。
本発明では、撮影に当っては、このような逆立体像を敢
て得ろことにしており、このようにして得られた逆立体
像を画像として有する原版をもとに焼付作業を行う際に
正立体像に転換して立体視を可能とするものである。
従って本発明の立体写真撮影方法及びその装置は、上述
の逆立体像を得る撮影手段とその結果得られる逆立体像
から成る原版をもとにして、焼付作業を行う処理に際し
て正立体像に反転させる方法及び又は装置を含むもので
ある。
以下上記撮影によって得られた逆立体像を反転させる工
程について第2図を参照して説明すると、この工程に於
いては瞬間的な露光による焼付ではなく成る移動時間に
要する時間の焼付けを以って行うものである。
本発明によれば、多枚数のプリント作業によって反転し
て同じ立体写真を得るようにしであるから当然のことな
がら上記撮影によって得られる逆立体像の原版はモノク
ロマチック写真であろうとカラー写真であろうと、夫々
ネガティブが用いられることが望ましい。
図に於いてSLは焼付のために用いられる光源としての
スポットライトであり、その投光レンズによって集光投
射される光束の範囲に第1図に示した逆立体像を以って
投影された画像を有する原版F。
′がおかれその上部に同じく第1図示のレンチキュラー
スクリーンM。
と同じ光学的構成からなるレンチキュラースクリーンM
がおかれる。
このレンチキュラースクリーンMの下方には正立体像を
以って焼き付けのなされる未感光の所感光材料Fがレン
チキュラースクリーンと密接して挿入される。
所感光材料Fを含む第2図示の装置が、完全暗黒下に、
若しくは所感光材料Fの非感光環境におかれなげればな
らないことは勿論である。
このような配置から構成される装置において、スポット
ライトSLの点灯下に、原版F。
′と、新感光材11Fとを、レンチキュラースクリーン
Mの半円筒状レンズの相互列接部分に形成された縞の方
向と直交する方向で相対的に移動することによって簡単
に逆立体像を反転して立体視を可能ならしめる正立体像
を感光させ、焼付けることができる。
この点に関する詳細を以下に述べろと、スポットライト
SLからの集光4束によってレンチキュラースクリーン
Mに向けて光が投射されると、レンチキュラースクリー
ンMの個々のレンチキュラー素子によって同スクリーン
Mを透過する光は、各素子ごとに前記編部の方向と平行
する一線上に乗数する。
その結果線状に乗数した各線膜光は原版F。
′を透過して該線膜光の直下の所感光材料Fに入射しそ
の際原版F。
′の投影画像に応じた感光がなされる。この場合原版F
′と所感光材料Fとは相対的に移動する結果、順次各線
投光によって感光してゆき所要の目的物を得る。
即ち逆立鉢体を以って原版Fo′に投影画像が構成され
ているにも拘らずこれが反転して正立体像化する作用は
下記の説明から明らかであろう。
第1図で示された感光材料F。の感光面上に形成されて
いる被写体A。
、Bo、c。の各面の投影像について再び述べると、原
版F。
′には左側より各レンチキュラー素子単位ごとに、左方
より右方に向けて被写体C8の右画像C′+、中央画像
σ、左画像C−1被写体B。
の右画像B′+、中央画像「、左画像B’−1被写体A
の右画像A’+、中央画像A′、左画像A′−の順に配
列されている。
そこでいま説明を理解し易くするために、これら画像に
ついての所感光材料Fに対する感光が、各中央画像及び
左右画像の合計3つの画像を対象に3段階のプロセスで
なされるものとすると、第2図上■で示す第1感光プロ
セスでは、スポットライ) SLからの投光による三つ
の線膜光が、夫々左画像C−及び同「−並びA′−の各
画像を所感光材料Fに対し、夫々ネガティブからポジテ
ィブを作るために作用して感光させろ。
次に原版Fo′と新感光材Fとを互に反方向に移動して
第2図上■で示す相対位置におき、再びスポットライト
SLの投光による3つの線膜光を与えると、中央画像で
あるC′及びB′並びにA′の3つの画像が所感光材料
F上に焼付けられる。
上記■で示す第2プロセスに続いて、同図■で示される
原版F。
′と所感光材料Fとの相対移動位置での投光によって、
第3プロセスでは各右画像C+、同り′十及び同A′十
が所感光材料F上に焼きつげられる・その結果上記第1
プロセスより第3プロセスまでの過程を経た新感光材刺
F上には、被写体全体の左右の相対的位置関係は保たれ
たまま、左側より順次被写体C8の左画像C−1同中央
画像C1同右画像C′十が、また被写体B。
の左画像B’−1同中央画像B′、同右画像B′十が、
更に被写体A。
の左画像A’ −1同中央画像A′、右画像A′十が夫
々焼き付けられて配列され、現像後の写真として逆立鉢
体が完全に゛反転させられて、立体視に適する正立体像
によるものが得られろ。
上記の説明は説明の簡易化と理解の迅速性のためになさ
れたもので、現実には、各レンチキュラー素子単位ごと
に無数の逆立体画像が感光材料Foの面上に存在するの
で、上記のような段階的なプロセスによって焼き付けが
なされるわけではなく、連続的な、原版F。
′と所感光材料Fとの相対的等速移動によって作業がな
され、それにより各レンチキュラー素子単位内の全ての
逆立鉢体が反転配置されて正立体像に転換される。
また上記の説明では、最も理解し易く且最も望ましい方
法として原版F。
′と新感光材f−’IFとの互に反対方向に動かされる
相対的な動きを以って説明したが、所感光材料Fを固定
しておいて、レンチキュラースクリーンMの倍速を以っ
て原版F。
′を同方向に同期して動かしてもよいし、逆に原版F。
′を固定しておいて、レンチキュラースクリーンMの倍
速を以って所感光材料Fを同方向に同期して動かしても
よい。
更に他の反転焼付手段として、逆立鉢体を以って形成さ
れている原版F。
′についてこれを固定し、未感光の所感光材料Fを一方
方向に動かすのと同期して光源としてのスポットライト
SLを同方向に直線的に動かすかまたは同方向に向けて
円周上を円弧運動させて、原版F。
′上にレンチキュラー編部に平行して投影されている各
線膜光を光源の移動と反方向に移動してゆき、これと上
記所感光材料の相対的反方向運動を以って反転された正
立体像を焼きつげるようにしてもよ(・0このことはま
た上記スポットライトSLの円周上の円弧運動に替えて
、その中心を軸としてレンチキュラースクリーンM、原
版F。
′、所感光材料Fの三者をともに傾げながら原版F。
′上の線膜光を各レンチキュラー素子の一方から他方へ
移動させてゆき、この動きに即広同期して所感光材料F
を各線膜光の移動方向と反対方向に動かしてもよいこと
を意味するものである。
この他上記の線膜光の移動方向とこれとは反方向に移動
する所感光材料Fの移動とに着目するなら、感光のため
に用いられろ上記線膜光と相反する所感光材料の相対的
移動を可能とする全ての手段が必要に応じて採用され得
ることを明らかにするものであって、固定された原版F
o′に対しレンチキュラースクリーンMの移動に対して
所感光材料Fを動かし、線膜光と新感光材料間に相対的
な反方向の動きを与え、所要の焼付げを行う手段が広く
採用されることを示すものである。
また光源としてスポットライトSLを用いる構成は暗室
作業に於ける通常の方法として簡易なために採用したが
、レンチキュラースクリーンMを介して投光される光源
としては、レンチキュラースクリーンMに対し直交する
平行光束を附与し得るようにする場合は更に望ましい結
果を期待できる。
即ち、このような平行光束の附与によって、各レンチキ
ュラー素子ごとに形成される線状の乗数投光の幅を狭め
、原版F。
′を透過して所感光材料Fに対し原版F。
′上の映像を鮮鋭に焼付けることができることとなる。
上記のように本発明の方法及び装置によれば、撮影用の
カメラとしては感光材料の感光面の直前にレンチキュラ
ースクリーンを装備するだけで、通常の写真撮影と同様
の操作から逆立休作による撮影がなされるが、斯かる撮
影手段は逆にただ一回だけの露出により、また如何なる
高速のシャッターをも用いろことも許容され、従って動
体に対しても立体写真撮影が可能であるとともに閃光−
閣下に於ける撮影をも可能とするから、従前不可能視さ
れていた動体や閃光同調撮影をもこの種立体写真の撮影
領域にとり入れることができるようになった。
上記立体写真撮影上の機能的特質の拡大とは別に本発明
によれば、撮影用のカメラ自体が極めて簡潔となり、安
価に提供して立体写真の普及発達を促進し得るとともに
、1回の撮影によって得られる原版をもとに暗室処理に
よって反復して同じプリントを多数取得することが容易
となった。
またカメラ自体に映像転換のための走査機構や、感光面
上でのスリットと感光材との同期所要動作を行わせる撮
影方式による機構を要しないので、それらに関する前記
の発明等に比較すれば、暗室処理作業での画像転換は、
機構上の設計や施工上の自由度に於いて遥かに容易であ
り、一つの構成暗室装置が、多数のカメラ使用者の需要
をも充足し、安価に立体写真を楽しみ得るという優れた
利益を生ずるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法及び装置に用いられる撮影光学系
の一部を示し、これにより感光材料上に被写体の逆立体
偉が投影されろ現象を説明する説明図、第2図は、第1
図示の撮影光学系によって得られる逆立休作を画像とす
る原版を用いて立体写真として用いられるプリントを得
るために上記逆立休作を反転して正立体像となすプロセ
ス及びその感光光学系を示す原理図、第3図は、本発明
の実施の為に用い得るレンズの一例を示す斜面図である
。 P、Q、R,L・・・・・・被写体の各点、Lo・・・
・・・撮影レンズ、Mo・・・・・・レンチキュラース
クリーン、ml 2m22m3・・・・・・レンチキュ
ラースクリーンの各レンチキュラー素子、θ7.θ2・
・・・・・光束のもつ包括角、Fo・・・・・・感光材
料、So・・・・・・シャッターAo、Bo、co・・
・・・・立体的被写体、A−17,B+。 C+・・・・・・被写体の右側面、A、B、C・・・・
・・被写体の正面、A−、B−、C−・・・・・・被写
体の左側面、Pl、P2.Q2.Q3.R3,Ll・・
・・・・被写体の各結像点、A’+ 、 B’+ 、
C’+・・・・・・被写体の右画像、A’ 2B’、C
’・・・・・・被写体の中央画像、A’−、B’−、C
’−・・・・・・被写体の左画像、SL・・・・・・ス
ポットライト、M・・・・・・レンチキュラースクリー
ン、Fo′・・・・・・逆立休作を有する原版、F・・
・・・・未感光の所感光材料。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シャッターの開放による露光中も感光材料及びカメ
    ラに対し不動に保たれるレンチキュラースクリーンを感
    光面の直前に配置し、該スクリーンを透過して感光材料
    上に被写体映像を投影し、該感光材料上に逆立体像から
    成る画像を形成する撮影手段と、この撮影手段によって
    取得される原版を前記レンチキュラースクリーンと同一
    の光学的構成から成るレンチキュラースクリーンと密接
    して位置させ、その反対側に前記原版と密接して収容さ
    れる未感光の感光材料と、前記原版とを相対的に移動さ
    せる過程で上記原版上のレンチキュラースクリーンに投
    光させる光を以って上記未感光の感光材料上に、レンチ
    キュラースクリーンを透して立体視し得る正立体像に反
    転させて感光させる感光手段とを含む立体写真撮影方法
    。 2 シャッターの開放による露光中も感光材料及びカメ
    ラに対し不動に保たれるレンチキュラースクリーンを感
    光面の直前に配置し、該スクリーンを透過して感光材料
    上に被写体映像を投影し、該感光材料上に逆立体像から
    成る画像を形成する撮影装置と、この撮影装置によって
    取得される原版を前記レンチキュラースクリーンと同一
    の光学的構成から成るレンチキュラースクリーンと密接
    して配置し、その反対側で前記原版と密接して収容し得
    るようになした未感光の感光材料と、前記原版とを、原
    版上のレンチキュラースクリーンに対する投光下に、相
    対的に移動させる機構を具え、該移動によって原版上の
    逆立体像を、レンチキュラースクリーンを透して立体視
    し得る正立体像に反転して前記未感光の感光材料に感光
    させる装置とから成る立体写真撮影装置。
JP3764475A 1975-03-28 1975-03-28 リツタイシヤシンサツエイホウホウ オヨビ ソノソウチ Expired JPS5854375B2 (ja)

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SE7603641A SE423838B (sv) 1975-03-28 1976-03-25 Sett och anordning for framstellning av stereobilder
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IT48731/76A IT1057392B (it) 1975-03-28 1976-03-26 Apparecchio e metodo per produrre immagini tridimensionali
FR7608832A FR2305755A1 (fr) 1975-03-28 1976-03-26 Procede et appareil pour effectuer des photographies en relief
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FR2520518A1 (fr) * 1982-01-22 1983-07-29 Centre Nat Rech Scient Appareil optique et procede pour l'enregistrement ou la visualisation instantanee d'images agrandies et stereoscopiques d'objets
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AU505438B2 (en) 1979-11-22
AU1222076A (en) 1977-09-29
JPS51142326A (en) 1976-12-07
CA1062065A (en) 1979-09-11

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