JPS5853967Y2 - 二段式水耕栽培用ベツド - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、幅の広い水耕栽培用の基体ベッドの上段に
これより幅の狭い水耕栽培用の補助ベッドを載置し、下
段の基体ベッドを用いてホクレンソクや□ツバなどの比
較的背の低い葉菜類を栽培するのと同時に上段の補助ベ
ッドを用いて比較的背の高いトマト、キュウリ、ナスな
どの果菜類を栽培しうるようにした二段式水耕栽培用ベ
ッドに関する。

従来のホクレンンウやミツバなどの葉菜類の水耕栽培に
おいては、これらの作物の上に寒冷紗のカバーをかげて
日除けをすることが普通に行なわれている。

このように日除けをすることは設備費や作業の手間がか
かる欠点がある。

また、トマト、キュクリ、ナスなども水耕栽培が行われ
ているが、これらの果菜の栽培における従来の水耕栽培
用ベッドの面積の利用効率は６０優程度であるといわれ
ており、さらに効率を高くすることが望まれている。

この考案は、このような状況においてなされたものであ
って、この考案に係る二段式水耕栽培用ベッドによれば
、従来ホクレンソクやミツバなどの葉菜類の栽培に用い
られていた日除けのための特別の設備や手間が不要にな
り、ベッドの利用効率も総合的にみて１００％以上に高
めることができる。

次に図面に示す一実施例に基いて、この考案を詳細に説
明するが上記以外の利点はこれに従って明らかになろう
。

尚、この実施例によって本考案が限定されるものではな
い。

この考案に係る二段式水耕栽培用ベッド１は、上面の開
口した幅広の箱状の基体ベッド２と幅狭の箱状の補助ベ
ッド３とから成っている。

基体ベッド２は、比較的背の低い葉菜類を栽培するもの
であり、補助ベッド３は、比較的背の高い果菜類を栽培
するものである。

基体ベッド２の内側壁には、段４が設けられていて、段
４から内底面に向けて傾斜５が設けられている。

段４は蓋８を受けるために設けられている。

基体ベッド２の上級部に補助ベッド３が載置せしめられ
ている。

補助ベッド３を基体ベッド２上に載置する位置は、長手
方向と直角に、若しくは巾方向と直角に載置してもよい
。

また多数個載置することも可能である。

好ましくは図に示す巾方向と直角に基体ベッド２の略中
央部に１個の補助ベッド３を載置するｑが好ましい。

単に基体ベッド２に補助ベッド３を載置しただけでは、
栽培中にずれたりするので、基体ベッド２の相対する側
壁６，６の上縁部に、補助ベッド３の底部が嵌合し得る
ように凹部７，１を設けるのが好ましい。

凹部７，７の形状は、補助ベッド３の底部の形状、によ
、り適宜選択される。

補助ベッド３が逆台形の外形をしている場合は、図炉示
す逆台形の凹部７，１が設けられる。

凹部γ、１の深さは、補助ベッド３が栽培中に移動□し
な（・最低限でよい。

あまり深くすると、基体ベッド２中の養液が溢水するの
で好ましくない。

したがって凹部７，７の深さは５〜５９ｍ１ｃ程度で充
分である。

５０ｉｓｉｔ以上とすると、基体ベッド２の高さを大き
くする必要があるので、経済的に不利である。

補助ベッド３は、基体ベッド２と丙じよ□うに段９が設
けられている。

１０は補助ベッド３の蓋体である。

蓋体１０には適宜の孔１１が穿設されている。

幅広の基体ベッド２及び幅狭の補助ベッド３の底部には
、夫々収容されている養、液を抜くための排水孔が設け
られる。

１２は基体ベッド７つ排水孔である。

−幅広の基体ベッド２
は、断熱性を有する熱可塑性樹脂発泡体で製せられてい
るのが好ましい、特にポリスチレン発泡体が経済性、軽
量性の点で有利に使用され、↑。

幅、挾の精筋ベッド３：、は、含惑樹脂若しくは熱可塑
性樹脂発泡体で製せられる二補助ベッド３の胴部を補強
するために支持体で胴部な支えるとよい。

支持体はブロック、レンガ、棒などでもよいが、基体ベ
ッド２の底面に宋起部を構成しておいてもよ（・。

図に示す実施雀すで□＆ｉ適当な長さに切断した塩化ビ
ニルバイブで支持体１３を構成している。

基体ベッドの蓋８は、稲苗育成用に市販されている育苗
箱である。

むろん通常の水耕栽培用ベッドの蓋のように熱可塑性樹
脂発泡体で製してもよい。

育苗箱を利用すると中クビンソク、、ミツバなどの葉菜
類の水耕栽培に好適なベッドとなる。

蓋８は一方を基体ベッド２０段４で他方を支持体。

１４で支持さ卆る。

蓋（７ｐ＊埒に１４は前記補助、プツトの支持体１３と
山盛のものである。

さて、以上のような二段式水耕栽培ベッドでは、下段の
基体ベッドでホクビンソク、ミツバなどの背の低い葉菜
類を栽培し回時に上段の補助ベッドでトマト、キュウリ
、ｆ、ｇ、、など、の比較、ヤ背Ｑ高＼、・果菜類を讐
培できゃ７．上段ｑ４．；ベッドの果菜の枝葉が下段の
基体ベアドの草菜の上に伸びて日除けとなるので、［４
のソ、う、鉢、、日、、１雫：けの、ため？特、７．ｌ
Ｊの障備や手間を不票にするこ午、、ができる。

さらに、立体空間的に作物が栽培＋きる′？でベッド９
利川□１ 効率を総合して１００％以上に高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考亨悴係る二半、式水門芋培、用ベツ：、ド
の一実施例の一部破断図を含む正面図、第２図は第１図
に示す実施例の轡ｑ、ｃＢ、二ｓ竺呻ｏヲ１．′９．Ｘ
！−面図である。 、、。１・：・・・・二に式水耕０Ｆ！ペソ
：、ド、２・・・、・７．−、Ｑ’ベア１゛、号・、・
・・・・補助ベッド１．６．；・・・、・・側１．．．
．７・、、・・・：・凹部、８・・・・・・基体ベッド
の蓋、、１０．・・・・・・捕砂べＹドの蓋１．１１・
・・・・穢臀井１．１２・・、・・、・・基体プツトの
排水孔、１３，１４・・・・：・支持体。 。□

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 上面の開口した幅広の箱状の基体ベッドと幅狭の箱
   状の補助ベッドとから成り、前記基体ベッドの相対する
   側壁の上級部に凹部が設けられ、その凹部に前記補助ベ
   ッドが嵌合して前記基体ベッド上に一段高く前記補助ベ
   ッドが載置せしめられてなる二段式水耕栽培用ベッド。 ２ 基体ベッドが熱可塑性樹脂発泡体から成る実用新案
   登録請求の範囲第１項記載の二段式水耕栽培用ベッド。 ３ 基体ベッドがポリスチレン発泡体から成る実用新案
   登録請求の範囲第２項記載の二段式水耕栽培用ベッド。