JPS5853899Y2 - 支線ガ−ド - Google Patents
支線ガ−ドInfo
- Publication number
- JPS5853899Y2 JPS5853899Y2 JP1979095498U JP9549879U JPS5853899Y2 JP S5853899 Y2 JPS5853899 Y2 JP S5853899Y2 JP 1979095498 U JP1979095498 U JP 1979095498U JP 9549879 U JP9549879 U JP 9549879U JP S5853899 Y2 JPS5853899 Y2 JP S5853899Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- branch line
- guard
- peripheral wall
- cap
- slit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、支線ガードに関するものである。
電柱の上部に支線の一方の端部を連結し、この支線の他
方の端部を地中に埋設したアンカーに接続して電柱の倒
れを防止するようにした電柱の支持装置においては、前
記支線に円筒状の支線ガードを嵌め合わせて支線を保護
し、かつ衝突時の衝撃力を緩衝するようにしている。
方の端部を地中に埋設したアンカーに接続して電柱の倒
れを防止するようにした電柱の支持装置においては、前
記支線に円筒状の支線ガードを嵌め合わせて支線を保護
し、かつ衝突時の衝撃力を緩衝するようにしている。
しかしながら、従来の支線ガードは、周壁に形成した軸
方向に延びるスリットを拡げて支線に嵌め合わせるよう
にしているため、取付けに手間がかかり、また、支線ガ
ードの外径寸法が普通9Qmm以下であるため、電柱の
片側に土手などの盛土を有する設置場所などにおいては
、盛土に繁茂する蔦や葛などの植物のつるが巻き付き易
く、この植物のつるが架線に巻き付いた場合にショート
する危険がある。
方向に延びるスリットを拡げて支線に嵌め合わせるよう
にしているため、取付けに手間がかかり、また、支線ガ
ードの外径寸法が普通9Qmm以下であるため、電柱の
片側に土手などの盛土を有する設置場所などにおいては
、盛土に繁茂する蔦や葛などの植物のつるが巻き付き易
く、この植物のつるが架線に巻き付いた場合にショート
する危険がある。
この出願の考案者は葛の成長について観察したところ、
葛の先端は、他物に接触すると、左巻きでものに絡みつ
こうとすることが判った。
葛の先端は、他物に接触すると、左巻きでものに絡みつ
こうとすることが判った。
そこで、次にその葛の生息地に径の異なる複数のパイプ
を立てかけて葛の巻上がりについて観察したところ、口
径が120mm以内のパイプには葛か゛巻き上がり、1
20mm以上のパイプには巻き上がることがなかった。
を立てかけて葛の巻上がりについて観察したところ、口
径が120mm以内のパイプには葛か゛巻き上がり、1
20mm以上のパイプには巻き上がることがなかった。
これは葛のもつ茎の絡み上がろうとする力の限界を超え
た口径のものであることがうかがえる。
た口径のものであることがうかがえる。
この考案は、上記の欠点を除去し、支線に対して簡単に
取付けることができ、しかも植物のつる巻き付き防止に
大きな効果をあげることができる支線ガードを提供する
ものである。
取付けることができ、しかも植物のつる巻き付き防止に
大きな効果をあげることができる支線ガードを提供する
ものである。
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する
。
。
図示のように、この考案に係る支線ガードは、円筒状の
ガード本体1と、この本体1の端部に接続されるキャッ
プ10より成り、前記ガード本体1の外径寸法は、12
0mm以上になり、周壁には軸方向に延びるスリット2
が形成される切り離されていん。
ガード本体1と、この本体1の端部に接続されるキャッ
プ10より成り、前記ガード本体1の外径寸法は、12
0mm以上になり、周壁には軸方向に延びるスリット2
が形成される切り離されていん。
なお、ガード本体1の外径寸法が120mm以下である
と、植物のつるが巻き付き易くなり、大きくすると材料
のコストが高くつき、かつ外観も悪くなるため、好まし
くは、150mm程度がよい。
と、植物のつるが巻き付き易くなり、大きくすると材料
のコストが高くつき、かつ外観も悪くなるため、好まし
くは、150mm程度がよい。
また力゛−ド本体1の内部には、複数のスペーサ3が軸
方向に並列に取付けられている。
方向に並列に取付けられている。
このスペーサ3は、第3図乃至第5図に示すように、外
筒4と内筒5とを備え、この外筒4と内筒5は複数に分
割され、放射配置の複数のリブ6によって一体に形成さ
れている。
筒4と内筒5とを備え、この外筒4と内筒5は複数に分
割され、放射配置の複数のリブ6によって一体に形成さ
れている。
このスペーサ3の内筒5の内側には支線支持筒7が設け
られ、かつ外筒4の外周一部から支持筒7に延びる支線
案内溝8が形成され、この支線案内溝8の外側の端部の
開口は、広幅になっている。
られ、かつ外筒4の外周一部から支持筒7に延びる支線
案内溝8が形成され、この支線案内溝8の外側の端部の
開口は、広幅になっている。
また、外筒4の外周には、複数の突軸9が設けられてい
る。
る。
いま、ガード本体1の内部にスペーサ3を嵌め、力゛−
ド本体1のスリット2と案内溝8の端部開口とが対応す
るように位置合わせし、かつガード本体1に形成した孔
9′に突軸9を挿入し、この突軸9の孔9′より突出す
る端部を溶融して大径に形成することにより、スペーサ
3を本体1に固定することができる。
ド本体1のスリット2と案内溝8の端部開口とが対応す
るように位置合わせし、かつガード本体1に形成した孔
9′に突軸9を挿入し、この突軸9の孔9′より突出す
る端部を溶融して大径に形成することにより、スペーサ
3を本体1に固定することができる。
前記キャップ10は、第2図及び第5図に示すように、
挿入筒部11を備え、この挿入筒部11の外径は、力゛
−ド本体1の内径より小径に形成されており、上部に円
錐形の頭部12が一体に設けられている。
挿入筒部11を備え、この挿入筒部11の外径は、力゛
−ド本体1の内径より小径に形成されており、上部に円
錐形の頭部12が一体に設けられている。
挿入筒部11の下部外周にはフランジ13が゛形成され
、この7ランジ13の外周に周壁14が一体に設けられ
ている。
、この7ランジ13の外周に周壁14が一体に設けられ
ている。
この周壁14は、力゛−ド本体1の端部性側に嵌め合せ
可能になっている。
可能になっている。
いま、周壁14を力゛−ド本体1に嵌め合わせると、力
゛−ド本体1の端部に7ランジ13が当接するようにな
っている。
゛−ド本体1の端部に7ランジ13が当接するようにな
っている。
キャップ10の頭部12の中央には支線挿入孔15が形
成され、また挿入筒部11のタト闇には軸方向に延びる
支線案内溝16か形成され、この案内溝16の周壁に形
成したスリット17の一方の端部は支線挿入孔15に連
通し、他方の端部は周壁14の下縁で開口している。
成され、また挿入筒部11のタト闇には軸方向に延びる
支線案内溝16か形成され、この案内溝16の周壁に形
成したスリット17の一方の端部は支線挿入孔15に連
通し、他方の端部は周壁14の下縁で開口している。
前記スリット17の幅寸法は支線の外径より小さくなり
、その両側部は薄肉厚の弾性板18になっている。
、その両側部は薄肉厚の弾性板18になっている。
上記キャップ10は、周壁14をガード本体1の端部に
被せ、この周壁14と本体1の重なり部に形成したピン
挿入孔19に例えばかえりのついたピン19′を挿入し
て本体1に一体に結合される。
被せ、この周壁14と本体1の重なり部に形成したピン
挿入孔19に例えばかえりのついたピン19′を挿入し
て本体1に一体に結合される。
この場合、キャップ10のスリット17が本体1のスノ
ット2に延長されるように両者が結合される。
ット2に延長されるように両者が結合される。
いま、ガード本体1の端部にキャップ10を固定して支
線ガードを形成したのちにおいて、キャップ10の案内
溝の上部を第1図に示す支線20に沿わせて支線ガード
を支線20に対して傾斜させ、そしてキャップ10の上
部からガード本体1の下部に向けて順次支線20がわに
押圧することにより、支線20は、キャップ10のスリ
ット17及び本体1のスリット2に嵌り、ついには、ス
ペーサ3の支持筒7及びキャップ10の挿入孔15に嵌
り込み、支線20に支線ガードを取付けることができる
。
線ガードを形成したのちにおいて、キャップ10の案内
溝の上部を第1図に示す支線20に沿わせて支線ガード
を支線20に対して傾斜させ、そしてキャップ10の上
部からガード本体1の下部に向けて順次支線20がわに
押圧することにより、支線20は、キャップ10のスリ
ット17及び本体1のスリット2に嵌り、ついには、ス
ペーサ3の支持筒7及びキャップ10の挿入孔15に嵌
り込み、支線20に支線ガードを取付けることができる
。
上記の作業によって、支線20に複数の支線ガードを取
付け、ガード本体1の下部を隣接する下側のキャップ1
0の挿入筒部11に被せることによって、これらの支線
ガードを互に接続することができ、安定した接続状態を
得ることができる。
付け、ガード本体1の下部を隣接する下側のキャップ1
0の挿入筒部11に被せることによって、これらの支線
ガードを互に接続することができ、安定した接続状態を
得ることができる。
このように、この考案によれば、キャップに形成した案
内溝の上部に支線の一部を嵌めてキャップの上部からガ
ード本体の下部に向けて順次支線方向に押し込む簡単な
作業によって、支線に支線ガードを接続することができ
、しかもキャップの上部には、ガード本体の内径寸法に
対して外径寸法が小径になる挿入筒部を一体に形成した
ため、支線に嵌め合わせた複数の支線ガードを、挿入筒
部に隣接する上部のガード本体を被せる簡単な作業によ
って安定よく接続することができる。
内溝の上部に支線の一部を嵌めてキャップの上部からガ
ード本体の下部に向けて順次支線方向に押し込む簡単な
作業によって、支線に支線ガードを接続することができ
、しかもキャップの上部には、ガード本体の内径寸法に
対して外径寸法が小径になる挿入筒部を一体に形成した
ため、支線に嵌め合わせた複数の支線ガードを、挿入筒
部に隣接する上部のガード本体を被せる簡単な作業によ
って安定よく接続することができる。
殊に、この考案においては、ガード本体の外径寸法を1
20mm以上としたので、電柱のわきに繁茂する蔦や葛
などの植物のつるがガード本体の外周に巻き付くのを防
止することができ、またキャップに設けたスリットの両
側部を薄肉厚の弾性片としたのでスリットの幅寸法を可
乃的に小さくすることができ、しかもキャップの上端部
には円錐形の頭部を形成したので支線、ガードの内部に
光が差し込むのを防止することができ、ガード本体の内
部の支線に沿って植物のつるが伸びるのを防ぐことがで
きる。
20mm以上としたので、電柱のわきに繁茂する蔦や葛
などの植物のつるがガード本体の外周に巻き付くのを防
止することができ、またキャップに設けたスリットの両
側部を薄肉厚の弾性片としたのでスリットの幅寸法を可
乃的に小さくすることができ、しかもキャップの上端部
には円錐形の頭部を形成したので支線、ガードの内部に
光が差し込むのを防止することができ、ガード本体の内
部の支線に沿って植物のつるが伸びるのを防ぐことがで
きる。
このため、植物のつるの巻き付き防止に大きな効果をあ
げることができ、つるを介してショートする危険を防止
することができる。
げることができ、つるを介してショートする危険を防止
することができる。
第1図は、この考案に係る支線ガードの使用状態を示す
正面図、第2図は同上の支線ガードの一部を省略した正
面図、第3図は第2図のI■■−III線に沿った拡大
断面図、第4図は第2図のI■−■■線に沿った拡大断
面図、第5図は同上の接続状態を示す縦断側面図である
。 1・・・・・・ガード本体、2・・・・・・スリブ1〜
.10・・・・・・キャップ、11・・・・・・挿入筒
部、12・・・・・・頭部、14・・・・・・周壁、1
6・・・・・・支線案内溝、17・・・・・・スリブ1
〜.18・・・・・・弾性板。
正面図、第2図は同上の支線ガードの一部を省略した正
面図、第3図は第2図のI■■−III線に沿った拡大
断面図、第4図は第2図のI■−■■線に沿った拡大断
面図、第5図は同上の接続状態を示す縦断側面図である
。 1・・・・・・ガード本体、2・・・・・・スリブ1〜
.10・・・・・・キャップ、11・・・・・・挿入筒
部、12・・・・・・頭部、14・・・・・・周壁、1
6・・・・・・支線案内溝、17・・・・・・スリブ1
〜.18・・・・・・弾性板。
Claims (1)
- 1.軸方向に延びるスリットによって周壁の一部が切り
離された円筒状のガード本体と、このガード本体の端部
に接続されたキャップより戒り、前記キャップは、ガー
ド本体の端部に挿入可能な挿入筒部を上部に有し、下部
にはガード本体の端部外側に嵌り合う周壁が形成され、
前記挿入筒部の上端には円錐形の頭部で閉鎖され、かつ
外周の軸方向には支線案内溝が形成され、この案内溝の
周壁に形成したスリットの一方の端部が頭部の中央に形
成した支線挿入孔に連通し、かつ他方の端部が周壁の下
縁で開口し、前記ガード本体の外径寸法が120mm以
上になっていることを特徴とする支線ガード。 2、前記スリットの両側部が薄肉厚の弾性板になってい
ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
の支線ガード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979095498U JPS5853899Y2 (ja) | 1979-07-06 | 1979-07-06 | 支線ガ−ド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979095498U JPS5853899Y2 (ja) | 1979-07-06 | 1979-07-06 | 支線ガ−ド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5610757U JPS5610757U (ja) | 1981-01-29 |
JPS5853899Y2 true JPS5853899Y2 (ja) | 1983-12-07 |
Family
ID=29328346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979095498U Expired JPS5853899Y2 (ja) | 1979-07-06 | 1979-07-06 | 支線ガ−ド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5853899Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE9200575U1 (de) * | 1991-04-11 | 1992-04-23 | Heidelberger Druckmaschinen Ag, 6900 Heidelberg | Vorrichtung zur Sicherung des Papierlaufs in einem Falzapparat |
JP6133122B2 (ja) * | 2013-05-07 | 2017-05-24 | 関西電力株式会社 | 蔓性植物の這い上がり防止装置 |
JP6524675B2 (ja) * | 2015-01-22 | 2019-06-05 | 中国電力株式会社 | かずら防止具の連結具 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4844055U (ja) * | 1971-09-23 | 1973-06-08 | ||
JPS4844056U (ja) * | 1971-09-23 | 1973-06-08 | ||
JPS5255862U (ja) * | 1975-10-21 | 1977-04-22 |
-
1979
- 1979-07-06 JP JP1979095498U patent/JPS5853899Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4844055U (ja) * | 1971-09-23 | 1973-06-08 | ||
JPS4844056U (ja) * | 1971-09-23 | 1973-06-08 | ||
JPS5255862U (ja) * | 1975-10-21 | 1977-04-22 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5610757U (ja) | 1981-01-29 |
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