JPS5853835Y2 - 超音波トランスジュ−サ - Google Patents

超音波トランスジュ−サ

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Publication number
JPS5853835Y2
JPS5853835Y2 JP4941479U JP4941479U JPS5853835Y2 JP S5853835 Y2 JPS5853835 Y2 JP S5853835Y2 JP 4941479 U JP4941479 U JP 4941479U JP 4941479 U JP4941479 U JP 4941479U JP S5853835 Y2 JPS5853835 Y2 JP S5853835Y2
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JP
Japan
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sound
housing
piezoelectric vibrator
electrode
backing material
Prior art date
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Expired
Application number
JP4941479U
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English (en)
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JPS55150560U (ja
Inventor
信夫 上杉
Original Assignee
株式会社東芝
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
Priority to JP4941479U priority Critical patent/JPS5853835Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高温雰囲気で超音波を送受信することができる
超音波トランスジューサに関する。
超音波パルスを送信または受信する超音波トランスジュ
ーサは非破壊検査としての超音波探傷、人体内部の映像
化による診断装置などに使用されている。
一般にこの種のトランスジューサはたとえば第1図に示
したような構造になっている。
すなわち、筒状・・ウジング1の底部に圧電振動子2の
振動を効率良く伝えるための伝音窓3が嵌着され、伝音
窓3上に密着した圧電振動子2の上面および側面には振
動子2へ電圧を印加し信号を出力するための電極4,5
が密接されており、電極4゜5にはそれぞれ電気信号を
伝えるための信号線6゜7がハウジング1の蓋8および
ケーブル9から接続されている。
電極4と・・ウジフグ1内の空間にはバッキング材10
が配置され、また伝音窓3とバッキング材10との間に
は絶縁材11が介挿されてハウジング1との電気的な絶
縁を保持している。
このトランスジューサの動作原理はつぎの通りである。
信号線6,7間に交流電圧を印加すると圧電振動子2は
機械振動を起し、伝音窓3を通して超音波を発振する。
圧電振動子2はPZTが多く使用されており、また伝音
窓3にはたとえばエポキシ樹脂系のモールド材が使用さ
れて音を良く通す物質が要求されている。
一方、バッキング材10には圧電振動子2の背面から放
射される音を吸収する材料でなげればならないために常
温用としてはたとえば鉛が含有したフェライトラバーな
どが使用される。
なお、図中12はコネクタ、13は反射物である。
この上うな構成において、短い超音波パルスを発信する
ためには圧電振動子にダンパーを設けて圧電振動子の共
振特性をダンピングする必要がある。
そのためには音響インピーダンスの大きい材料を圧電振
動子の負荷にし、しかもその中に発振された音は反射し
て再び圧電振動子へ受信されないように減衰の大きい材
料をバンキングする。
その材料として常温ではフェライトラバーなどが使用さ
れている。
ところで、近年とくに高速増殖炉内の冷却材たとえば液
体ナトリウム中で使用するための高温用超音波トランス
ジューサが開発されている。
これは使用温度がたとえば600℃の高温下で使用され
るため、圧電振動子にはキュリ一点の高いLiNb0a
振動子を使用してハウジング1の底面に貼着している。
この場合、バッキング材10に対して高温で使用できる
適当な材料が見当らないために、バッキング材10の部
分は空間になっており空気が満されている。
しかるにダンピングが小さいため、感度は良好になるが
、反面超音波パルスの波形が長(なり、近傍して存在す
る2つの反射物体を分解して観察できないことや、トラ
ンスジューサの近い距離にある反射体からのエコーは送
信波の内に埋もれてしまうため不感帯領域が大きくなる
欠点がある。
本考案は上記欠点を除去するためになされたもので、パ
ルス幅の短い超音波パルスを送信かつ受信することがで
きる超音波トランスジューサラ提供することにある。
すなわち、本考案はハウジングと、このハウジング内に
伝音窓を介し密着して該ハウジング内に配置された圧電
振動子と、この振動子に電圧を印加しかつ超音波信号を
送受信するための電極と、この電極に電気信号を伝える
ための信号線と、この信号線を包囲しかつ前記電極に密
接して配置されたバッキング材とからなり、前記バッキ
ング材は多孔性物質に伝音物質が注入されて固化し1体
化されてなることを特徴とする超音波トランスジューサ
である。
以下、本考案に係る超音波トランスジューサのl実施例
を説明する。
第2図において、ステンレス鋼製ハウジング21内に電
圧を機械振動へ変換する圧電振動子2またとえばL:N
bO3の結晶板が伝音材23を介してハウジング21の
底面24に固定され、圧電振動子22の上面には電極2
5を介してバッキング材26が配設されている。
バッキング材26、電極25、圧電振動子22および伝
音材23とハウジング21との間には絶縁材27が介在
されており、またハウジング21の上面には蓋28で気
密に溶接されている。
蓋28にはMIケーブル29が接続されており、MIケ
ーブル29の芯線30からは信号線31の1端が接続さ
れ、信号線31の他端は電極25に接続されている。
ここで、バッキング材26にはたとえば多孔性金属ブロ
ックに高温用伝音材たとえばアルミナを主成分とした高
温用接着剤たとえばスミセラム(商品名)またはウルト
ラボンド(商品名)などを流し込んで1体化し固化して
形成したものである。
なお、金属ブロックだけでは音波がブロック内に発信さ
れないので圧電振動子の負荷にならないからダンパーに
ならない。
したがって、この金属ブロックに前記高温用接着剤を併
用して流し込むと、音波はこれによって金属ブロック内
へ伝播する。
バンキング材としてはこの中を伝播する音波を吸収減衰
させる必要がある。
すなわち、バッキングの境界で反射したエコーが圧電振
動子へ受信されると、これが超音波のパルス幅を長くす
る結果となるからである。
多孔性の金属ブロックを利用した本考案に係るバッキン
グにおいては高温用接着剤を伝播してきた音波が多孔性
金属の金属部に衝突して散乱を多数繰り返すことによっ
て内部で減衰し、目的を達成することができる。
たとえば多孔性金属材料として市販の孔径0.5〜5f
filF+程度の発泡金属に高温用接着剤としてスミセ
ラムを利用してバッキングを行うと従来のトランスジュ
ーサに比較して約残にパルスの長さを短くすることがで
きる。
以上説明したように本考案によれば高温雰囲気中での距
離分解能を約4倍改善することができるとともにトラン
スジューサの極めて近い位置にある反射物からのエコー
を得ることが可能となり、不感帯が約りになり、さらに
バッキング材により構造が堅牢になって容易に破損しな
いなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の超音波トランスジューサを示す縦断面図
、第2図は本考案に係る超音波トランスジューサの1実
施例を示す縦断面図である。 1.21・・・ハウジング、2,22・・・圧電振動子
、3・・・伝音窓、4,5.25・・・電極、6,1・
・信号線、8・・・蓋、9・・・ケーブル、10・・・
バッキング材、11.27・・・絶縁材、12・・・コ
ネクタ、13,30・・・芯線、14・・・反射物、2
3・・・伝音材、26・・・バッキング材、29・・・
MIケーブル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングと、このハウジング内に伝音窓を介し密着し
    て配置された圧電振動子と、この振動子に電圧を印加し
    かつ超音波信号を送受信するための電極と、この電極に
    電気信号を伝えるための信号線と、この信号線を包囲し
    かつ前記電極に密接して配置されたバッキング材とから
    なり、前記バッキング材は多孔性物質に伝音物質が注入
    されて固化し1体化されてなることを特徴とする超音波
    トランジューサ。
JP4941479U 1979-04-16 1979-04-16 超音波トランスジュ−サ Expired JPS5853835Y2 (ja)

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JP4941479U JPS5853835Y2 (ja) 1979-04-16 1979-04-16 超音波トランスジュ−サ

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JP4941479U JPS5853835Y2 (ja) 1979-04-16 1979-04-16 超音波トランスジュ−サ

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JPS55150560U JPS55150560U (ja) 1980-10-30
JPS5853835Y2 true JPS5853835Y2 (ja) 1983-12-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015187576A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 超音波検査装置

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