JPS585379A - 溶剤型塗料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は溶剤型塗料に関し、特に分散性が著しく良好で
且つ優れた塗膜光沢を付与する改質微粒子炭酸カルシウ
ムを体質顔料として配合した溶剤型塗料に関する。

溶剤型塗料とは、主体的溶剤として例えばベンゼン、ト
ルエン・キシレン、ｎ−へキサン、エチルシクロへキサ
ン、テトラヒドロナフタリン、ケロシン、ナフサ、ミネ
ラルスピリット等の炭化水素類、メチレンクロライド、
パークロロエチレン、ｏ−ジクロロベンゼン、２−ニト
ロプロパン等のハロゲン化又はニトロ化炭化水素類、メ
タノール、エタノール、イソプロパノール、Ｎ−ブタノ
ール、ｔｅｒｔ−ブタノール、メチルイソブチルカルピ
ノール、シクロヘキサノール、ベッジルアルコール等の
アルコール類、エチレングリコールモノエチルエーテル
、エチレングリコールモノブチルエーテル等のエーテル
アルコール類、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブ
チル、酢酸アミル、酪酸エチル等のエステル類、酢酸エ
チレングリコールモノメチルエーテル等のエーテル、酢
酸エチレングリコールモノエチルエーテル、酢酸エチレ
ングリコールモノブチルエーテル等のエーテルエステル
類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、メチルブチルケトン、メシチルオキサイド、シ
クロヘキサノン、ジアセトシアルコール、ジイソブチル
ケトン等のケトン類、若しくはジメチルホルムアミド等
の少なくとも１種を使用し、塗料用樹脂又は油脂として
例えばアル牛ド樹脂、アミノ樹脂、ビニル樹脂、アクリ
ル樹脂、エボキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等の合成樹脂
類、ロジン、セラック・コーパル等の天然樹脂類、硬化
０ジン、エステルガへ等の天然樹脂加工品類、あまに油
、に、必要に応じて着色顔料、可蘭剤、乾燥剤、増粘剤
、色分れ防止剤、浮き防止剤、消泡剤、皮張り防止剤等
を配合して成るものである。

炭酸カルシウムは、体質顔料として、白色顔料であるチ
タン白と併用される場合が多く、塗料製造の生産性の面
から、チタン白と同程度好ましくはチタン白以上に分散
性が優れて居り、又チタン白と併用した際に、塗膜光沢
が低下しないことが要望されている。

従来、微粒子炭酸カルシウムの塗料への適性を改善する
方法としては、炭酸カルシウム表面を陽イオン界面活性
剤、陽イオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤等の１種
を用いて処理する方法が知られている。

また、併用の例としては、樹脂歯石けん、又は脂肪酸石
けんの様なカルボン酸型陰イオン界面活性剤と１ドデシ
ルベンゼンスルホシ酸の様な耐硬方法により表面処理さ
れた微粒子炭酸カルシウムは無処理のものに比較すれば
、塗料樹脂溶液への分散性が改善され、あるいは塗膜光
沢が向上して　　　□いる。しかしながら、上記従来方
法により表面処理された微粒子炭酸カルシウムの分散性
及び塗膜光沢は、塗料用として一般的に使用されている
チタン白と比較すると、なお不充分であり満足できるも
のではない。

本発明者は、微粒子炭酸カルシウムについて、特に塗料
用樹脂溶液への分散性、塗膜光沢等の改善を目的として
、種々の有機化合物による表面処理方法を研究した結果
、微粒子炭酸カルシウム水懸濁液に、（２）芳香族カル
ボン酸エステル及び０ジン酸エステルの少なくとも１種
、並びに（８）耐硬水性のある硫酸エステル型及びスル
ホン酸型陰イオン界面活性剤の少なくとも１種を併用添
加して、ラム顔料を製造することに成功し、本発明を完
成したものである。

即ち本発明は、「（８）芳香族カルボン酸エステル及び
Ｏジン酸エステルの少なくとも１種、並びに田）硫酸エ
ステル型及びスルホン酸型陰イオン界面活性剤の少なく
とも１種、により表面処理された平均粒子径０．０８〜
０．５μｍの炭酸カルシウムを、体ｇＩ顔料として配合
することを特徴とする溶剤型塗料」に係る。

尚、本明細書において、炭酸カルシウム粒子の平均粒子
径とは、ＢＥＴ法により求めた比表面積から、炭酸カル
シウム粒子を立方体粒子と仮定して求めた立方形結晶の
一辺の長さをいうものとする。

本発明において使用される基材炭酸カルシウムは、平均
粒子径が０．０８〜０．５μｍの微細な沈降得られない
。又平゛均粒子径が０．０８μｍ未満の炭酸カルシウム
では、分散性及び塗膜光沢共にチタン白のそれに劣るも
のしか得られない。

本発明において使用される囚成分としては、公知のもの
を使用するが、例えばフタル酸、イソフタルＷＩ１１テ
レフタル酸、トリメリット酸等のメチル、エチル、づチ
ル、イソブチル、へ士シル１ヘプチル・オクチル、ベン
ジル等のトリ、ジ、又は七ノエステル、ナフトエ酸、安
息香酸等のメチル、エチル、ブチル、へ士シル、ヘプチ
ル、オクチル、ベンジル等のエステル１ナフタリンジカ
ルボン酸のメチル）エチル−ブチル等のエステルＸロジ
ン−水添０ジン、不均化０ジン）マレイン化０ジシの如
きポリカルボン酸等のメチル、エチル、ブチル・ヘプチ
ル等のエステル又はエチレンジリコール、ジエチレング
リコール、トリエチレンジリコール１）すｔリン、ペン
タエリスリトール等とのエステ等を挙げることが出来（
これらの内カルポジ酸を２個以上含有する化合物につい
ては、いずれの場合も、部分エステル化物若しくは異種
エステル化物をも含む）、これらの内少なくとも１ｍを
用いる。

また、本発明において使用される（６）成分は、公知の
陰イオン界面活性剤であり、例えば、アル士ルベンゼン
スルホン酸１アル牛ルナフタレンスルホン酸、バラフイ
シスルホシ酸、α−オレフィンスルホン酸、長鎖アルコ
ール硫酸エステル、ポリオ士シエチレシアル＋ルエーテ
ル硫酸エステル＼硫酸化油等、これらのナトリウム、カ
リウム等のアルカリ金属塩、これらのカルシウム、マグ
ネシウム等のアルカリ土類金属塩等を挙げることが出来
、これらの内少なくとも１種を用いる。

（４）及び（６）成分の使用量は、通常炭酸カルシウム
１００重量部に対して、合計０．５〜ｌＯ重量部が適当
である。０．５重量部未満では炭酸カルシウムの表面処
理が充分に行なわれず、又１０重量部を越えて使用して
も得られる効果は変わらず経済的に好ましくない。

また、（６）成分と■成分との使用割合としては、通常
囚成分ＩＯ重量部に対して■成分５〜２０重量部である
。５重量部未満では微粒子炭酸カルシウムが水中で有効
に分散しない。又２０重量部を越えて使用した場合は、
泡の生成が著しくなり処理済炭酸カルシウム懸濁液のｐ
過膜水作業能率を低下させる。

（２）及び■成分の添加方法としては、従来公知のいず
れの方法も採用出来るが、例えば炭酸カルシウムの５〜
２０％水懸濁液１５〜９５℃の温度、攪拌下に（２）成
分の１〜２０％水懸濁液及び■成分の１〜２０％水溶液
を添加する。添加順序としては、■成分を添加してから
囚成分を添加するか、又は囚及び（２）成分を同時に添
加しても良いが、好ましくは囚成分を■成分により乳化
物とした後に添加するのが良い。囚及び■成分の添加後
は、更に５分〜１時間程度攪拌を続けることにより炭酸
カルシウムの表面処理を行なう。

次いで処理済炭酸カルシウムをｐ過膜水、乾燥、粉砕す
る。

本発明の改質微粒子炭酸カルシウムは、前記溶剤型塗料
に体質顔料として配合された場合に、従来のものに比べ
分散性が著しく良好で且つ優れた塗膜光沢を付与し得る
、即ち分散性及び塗膜光沢がチタン白と同程度共−Ｅで
あるという格別顕著な効果を奏する。

以下に参考例、比較参考例及び実施例を挙げて、本発明
を更に詳細に説明する。

参考例１〜２ 水添０ジンメチルエステル３ｆに水２７１を加え、５０
℃に加温し、強く攪拌しながら、別に作ったドデシルベ
ンゼンスルホシ酸ｌＯ％水溶液２０ｆを注入し、水添０
ジンメチルエステル３ｆとドデシルベンゼンスルホン酸
２ｆとを含む水添Ｏジンメチルエステル乳化物５０１を
調製した。

で乾燥後、粉砕して、平均粒子径０．０８μｍの塗料用
炭酸カルシウム顔料を得た（参考例１試料）。

平均粒子径０．２μｍの沈降炭酸カルシウムについて、
参考例１に準じた表面処理を行い、平均粒子径０．２μ
ｍの炭酸カルシウム顔料を得た（参考例２試料）。

比較参考例Ｉ〜２ 参考例１及び２の比較試料として、平均粒子径０．０３
μｍ及び２μｍの沈降炭酸カルシウムについて、参考例
１に準じた表面処理を行い、０．０３μｍ及び２μ解の
表面処理炭酸カルシウムを得た（それぞれ比較参考例１
及び２試料）。

参考例３ 参考例１に準じて、芳香族カルボン酸エステルとしてフ
タル酸ジプチルを使用して、乳化物を調製し、平均粒子
径０．０８μ調の沈降炭酸カルシラ、参考例４ ら３．、゛ 乏パ、参考例１に準じて、水添０ジシメチルエステル−
１＋ 及びラウリルスルホン酸ナトリウムを使用して乳化物を
調製し、平均粒子径０．０８μｍ　の沈降炭酸カルシウ
ムに表面処理を行い、平均粒子径０．０８μｍの塗料用
炭酸カルシウム顔料を得た（参考例４試料）。

参考例５ 参考例１に準じて、水添０ジシメチルエステル　　　□
ＩＦ及びドデシルベンゼンスルホン酸Ｉｆを用いて乳化
物を調製し、平均粒子径０．０８μｍの沈降炭酸カルシ
ウムに表面処理を行い、平均粒子径０・０８μｍの塗料
用炭酸カルシウム顔料を得た（参考例５試料）０ 比較参考例３ 平均粒子径０．０８μｍの沈降炭酸カルシウム１０％水
懸濁液１００（ｌを攪拌しながら、ドデシルベンゼンス
ルホン酸の１０％水溶液２０ｆを加過し、６０℃乾燥後
、粉砕して、表面処理炭酸力参考例１において、水添ｏ
、；ンメチルエステルに代えて、脂肪酸エステルである
オレイン酸メチルエステルを使用して、乳化物を調製し
、平均粒子径０．０８μｍの沈降炭酸カルシウムに表面
処理を行い、表面処理炭酸カルシウムを得た（比較参考
例４試料）。

比較参考例５ 参考例１に準じて、水添ｏ、；ジメチルエステル３１／
およびドデシルベンゼンスルホン酸０．５ｇを用いて乳
化物を調製し、平均粒子径０．０８μｍ　の沈降炭酸カ
ルシウムに表面処理を行い、表面処理炭酸カルシウムを
得たく比較参考例５試料）。

比較参考例６ 平均粒子径０．０８μｍの沈降炭酸カルシウムの１０％
水懸濁液１０００ｆを攪拌しながら、水添０ジンソ一ダ
ｌＯ％水溶液３０９を添加し、３゜）ノ 比較参考例３において、水添ｏジンソータに代えてステ
アリン酸ソーダを所定量添加し、ステアリン酸処理Ｑ）
炭酸カルシウムを得た（比較参考例７試料）。

実施例１〜５及び比較例１〜７ 上記で得られた各試料を塗料に配合した場合の表面処理
炭酸カルシウムの分散性（粘度）及び塗膜光沢について
比較した。尚、参考例璽〜５及び比較参考例１〜７の試
料が実施例１〜５及び比較例１〜７にそれぞれ対応する
。

（１）　　ミルベースの分散性及び塗膜光沢内容量１６
０ＣＣのガラス瓶に、大豆油変性長油アルキド樹脂のミ
ネラルスピリット稀釈２０重量％溶液２５ＩＩ、炭酸カ
ルシウム系試料１７Ｆ（ただし、対照チタン白の場合は
、炭酸カルシウム系試料を配合した場合と同一の顔料容
積濃度になるように、２７．９　Ｆを採取）及び直径３
Ｗのガラス１２０ｆを採り、レッドデじル社製ペイント
コンブイシ３ナーを使用して振盪し、経時的にツブ°處 さらに同分散後ミルベースを塗料試験紙上にウェットで
３　ｍ１ｌＩ（７５−）　厚に塗布し、その乾燥塗膜に
ついて、６０°−６０°　の光沢を測定した０それらの
結果を第１表に示す。参考例にかかる表面処理炭酸カル
シウムを用いた本発明塗料（実施例１〜５）が、いずれ
も分散性が良好で、高光沢塗膜を与えることがわかる。

第　　　　１　　　　表 ※　ルチル型二酸化チタン（石屋産業■製「タイベーク
」Ｒ−５５０） 後、調合塗料調製のためのアル十ド樹脂、ドライヤー、
皮張り防止剤等を追加して１０分間振盪し、調合塗料を
調製した。ミルベースの分散性、調合塗料の粘度及びウ
ェットで３ｆｌｌｊ４Ｉ（７５μｍ）厚に塗布後乾燥し
た塗膜の光沢を第２表に示す。

配合 ミルベース チタン白（石屋産業■製「タイベーク」Ｒ−５５０）　
　　　　　　　　　　　　２５ｇ試　　料（表面処理炭
酸カルシウム）　　　２５ｇ２５％） ガラス球（直径ＭＩｊ）　　　　　　　　　１ｓｏｙ調
合 大豆油変性長油アル牛ド樹脂溶液（上記に同じ）（＃Ｆ
−７０％）　　　　　　　３Ｏｆナフテン酸ドライヤー
（金属台ｊｉ　６．０％。

Ｃａ　　：　Ｚｒ＝　１：２）　　　　　　　　　　’
０．４５１顔料容積濃度纂３５．９％ 参考例にかかる表面処理炭酸カルシウムを用いた本発明
塗料（実施例１．３及び５）が、チタン白含有塗料を併
用した調合塗料についても、分散性が良好で、高い塗膜
光沢が得られることが明らかである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）（Ａ）芳香族カルボン酸エステル及びロジン酸エ
   ステルの少なくとも１種並びに（Ｂ）硫酸エステル型及
   びスルホン酸型陰イオン界面活性剤の少なくとも１種に
   より表面処理された平均粒子径０．０８〜０．５μｍの
   炭酸カルシウムを体質顔料として配合することを特徴と
   する溶剤型塗料。