JPS5853751Y2 - レコ−ド収納袋 - Google Patents

レコ−ド収納袋

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JPS5853751Y2
JPS5853751Y2 JP13894178U JP13894178U JPS5853751Y2 JP S5853751 Y2 JPS5853751 Y2 JP S5853751Y2 JP 13894178 U JP13894178 U JP 13894178U JP 13894178 U JP13894178 U JP 13894178U JP S5853751 Y2 JPS5853751 Y2 JP S5853751Y2
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JP
Japan
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record
fibers
bag
storage bag
present
Prior art date
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Expired
Application number
JP13894178U
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JPS5554024U (ja
Inventor
堯夫 西川
正夫 鈴木
Original Assignee
東レ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はレコード収納袋に関し、特に開口部に制電性立
毛布帛を取り付けることにより、レコード盤に発生する
静電気を防止し、はこりの付着を防止するレコード収納
袋に関する。
現在、レコード盤はそのほとんどがポリ塩化ビニルを主
成分とする合成樹脂からできており、非常に帯電しやす
くまた表面にきずがつきやすい欠点を有している。
このような欠点を改善するため、ポリ塩化ビニルに制電
剤を混入したり、レコード盤の表面を他の樹脂でコーデ
ィングしているが、いまだ十分な品質のものは得られて
いない。
一方、オーディオ技術の発達により、今まで看過されて
いた小さなきずやほこりまでノイズとして現れるように
なり、レコードの保管、取り扱いについては極めてシビ
アな条件が要求されるようになった。
従来からレコードは合成樹脂フィルム製の袋に収納され
ているが、この収納袋自体、帯電しやすいものであるた
め、レコードを出し入れする際に静電気が発生し、はこ
りがつきやすい欠点があった。
また、通常レコードは2つの袋に二重に収納されており
、直接レコードに触れる、いわゆる下袋はポリエチレン
などの薄くて柔いフィルムからなる袋であるが、外側の
ジャケットはかなり厚く、硬いフィルムからなる袋であ
るため、レコードの表面をきずつけやずいという欠点が
あった。
本考案者らはこのような従来のレコード収納袋の欠点を
改善すべく鋭意検討した結果、次のような本考案に至っ
た。
即ち本考案は電気比抵抗が10〜108Ω・aで、単糸
繊度が1〜10デニールの有機導電性繊維を0.05重
重量風上含有してなる立毛布帛を樹脂フィルム製袋の開
口部に取り付け、レコード盤の取出し、収納の際にレコ
ード盤の除電、帯電防止、はこり除去等を一挙に可能に
したレコード収納袋を提供するものである。
本考案に用いる有機導電性繊維とは後述する条件で測定
した電気比抵抗が10〜108Ω・α、好ましくは10
〜10’Ω・儂のものである。
導電性繊維には金属繊維や炭素繊維のようなすぐれた導
電性繊維もあるがこのような無機繊維は硬くてレコード
を損傷する恐れがあるため本考案に使用するのは不適当
であるし、従来から広く使用されてている制電性繊維(
電気比抵抗が約108〜1010Ω・備程度のもの)、
例えば通常の繊維を界面活性剤で処理したり、または親
水性モノマーを共重合した重合体からなる繊維は制電効
果が小さく、特に自己放電能がないため、接触するレコ
ードの静電気を除去することができず不適当である。
したがって、本考案に用いる有機導電性繊維とは炭素粉
等の無機物質を繊維中に含有するか、これらの物質を含
有する樹脂で被覆したものに限られ、しかも通常の有機
繊維と類似の性質を有する必要がある。
最も好ましい繊維構造は、繊維形成性重合体を主体とし
、てこれにカーボンブラックを混入したものであり、よ
り具体的かつ好ましくは、繊維形成性重合体とこの重合
体に対して混和性であるが相溶性を有しない合成重合体
からなり、繊維軸方向に沿ってこの合成重合体が多数本
のスジ状形態で分散配列しておりかつこのスジ状形態の
合成重合体中にはカーボンブラックが略均−に分散して
いるものである。
ここで、繊維形成性重合体としてはアクリロニトリル系
重合体(AN系重合体)、ポリアミド類、ポリエステル
類等の重合体や共重合体が挙げられ、要求特性等にもよ
るがAN系重合体が好ましく用いられる。
また、このAN系重合体の如き繊維形成性重合体にスジ
状態に分散配列される合成重合体としては、ポリアルキ
レンゲリコール(PAG)又はその誘導体を挙げること
ができる。
これらの重合体及びカーボンブラックを含む紡糸原液の
調製はAN系重合体溶液にカーボンブラックを配合した
PAG系重合体溶液を混合することにより行なわれる。
また紡糸原液中のAN系重合体、PAG系重合体及びカ
ーボンブラックの配合割合としては、好ましくはAN系
重合体が60〜90重量多、更に好ましくは65〜80
%、P −A、 G系重合体が好ましくは10〜40重
量多、更に好ましくは12〜35多、カーボンブラック
が3〜20重量多、更に好ましくは5〜10%の範囲量
になるように配合するのがよい。
本考案で用いるカーボンブラックは、その粒径によりい
わゆるソフトカーボンとバードカーボンに区分されるが
本考案ではいずれも有効に用いることができる。
このようにして準備した紡糸原液は、従来の湿式紡糸法
によって紡糸、延伸され、有機導電性繊維が得られる。
本考案はこのような有機導電性繊維を0.05重重量板
上含有した立毛布帛を使用するが、有機導電性繊維の含
有量が0.05%より少ないと布帛の制電効果が小さす
ぎるし、またあまり多すぎても有機導電性繊維の特性が
立毛布帛に影響し、商品価値を損なう恐れがあるので、
好ましくは0.1〜5重量φである。
有機導電性繊維が混入される他の繊維、つまり立毛布帛
の基材となる非導電性繊維素材は特に限定されず1例え
ば綿、羊毛等の天然繊維、レーヨン、アセテート、ポリ
アミド、ポリアクリル、ポリエステル等の化学繊維が使
用され得る。
有機導電性繊維を非導電性繊維に混入させる方法は従来
公知の方法をとることができ、例えば混紡、混繊、混編
又は混紡した糸を混繊、混編することができる。
このため本考案に用いる非導電性繊維は混用する非導電
性繊維と類似の形態、例えばケン縮ステーブル、マルチ
フィラメント糸、嵩高加工糸等の形態で、単糸繊度が1
〜10デニール、強度は1.5F/d以上、伸度は50
条以下であり、更にステーブルの場合はケン線数4〜1
6山/インチ、ケン縮度5〜20饅のものが好ましい。
布帛の組織は織物、編物等、特に限定されないが少なく
とも表面に立毛を有する構造のものを使用する必要があ
る。
したがってベルベット、ベロア−のような立毛織物、編
地、トリコット地の表立毛品、電気植毛品等は本考案の
布帛としては好ましいものである。
本考案のレコード収納袋はこのような布帛を樹脂フィル
ム製袋の開口部に取り付けたものであり、取り付は位置
はレコードを出し入れする際、接触する袋の内側で、開
口部にテープ状で取り付けるのが好ましいが開口部のみ
に限らず巾広く取り付けても良いし、また、袋の内側だ
けでなく、一部夕i側へ取り付けても良い。
取り付ける方法は貼着するのが簡単であるが、縫いつけ
ても良い。
本考案のレコード収納袋は直接レコードが接触するいわ
ゆる平袋でも良いし、また外側のジャケットでも良いが
、好ましくは平袋である。
次に本考案を図面によって説明する。
第1図は、本考案に用いる立毛布帛の構成例を示す横断
面図である。
タテ糸1とヨコ糸2を非導電性繊維として構成したベー
ス地に有機導電性繊維3と非導電性有機繊維4からなる
パイル糸5を打込んだものである。
また第2図は有機導電性繊維混用立毛布帛7をレコード
ジャケット6の開口部内側にテープ状に取付けた状態を
示すものであり、また第3図は有機導電性繊維混用立毛
布帛7を樹脂フィルム製袋(下袋)9の開口部内側にテ
ープ状に取付けた例を示すものである。
更に第4図は樹脂フィルム製袋(下袋)9の開口部内側
に取付けた導電性繊維混用立毛布帛7の立毛部10がレ
コード盤8と接する状態を例示する横断面図である。
本考案のレコード収納袋を使用することにより、次のよ
うなすぐれた効果を発揮する。
(1)レコードを収納袋から出し入れする際、レコード
表面が有機導電性繊維含有立毛布帛に接触又は近接する
ので、レコード表面に帯電した静電気を放電により除去
し、同時に付着しているほこりを取り除くことができる
(2)レコード表面の静電気が除去されるのでほこりが
つきにくくなる。
(3)開口部が立毛布帛で覆われているのでレコード面
の損傷を防止する。
(4)開口部が立毛布帛で覆われているのでレコードを
収納したとき、一方の立毛部が反対側の立毛部に交り合
ってファスナー効果を生じ、収納袋を密閉する状態とな
りほこりの進入を防止する。
なお、本考案でいう電気比抵抗とは次の条件で測定した
ものである。
約10crrLのフィラメントを40’%RH、20’
Cの雰囲気で両端をクリンプで把持し、100■の電圧
をかけ電気抵抗Rを測定する。
この電気抵抗Rから次の式により電気比抵抗ρを求めた
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に用いる立毛布帛を例示する横断面図で
ある。 また第2図及び第3図はレコードを収納した本考案の斜
視図であり、第4図は第3図の部分断面図である。 1・・・・・・タテ糸、2・・・・・・ヨコ糸、3・聞
・有機導電性繊維、4・・−・・・非導電性繊維、5・
・・・・・パイル糸、6・・・・・・レコード収納袋(
ジャケット)、7・・曲立毛布帛、8・・・・・・レコ
ード盤、9・・・・・・レコ・−ド収納袋(下袋)、1
0・・・・・・立毛部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電気比抵抗が10〜io8Ω・傭で、単糸繊度が1〜1
    0デニールの有機導電性繊維を0.05重量φ以上含有
    した立毛布帛を樹脂フィルム製袋の開口部に取り付けた
    レコード収納袋。
JP13894178U 1978-10-09 1978-10-09 レコ−ド収納袋 Expired JPS5853751Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13894178U JPS5853751Y2 (ja) 1978-10-09 1978-10-09 レコ−ド収納袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13894178U JPS5853751Y2 (ja) 1978-10-09 1978-10-09 レコ−ド収納袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5554024U JPS5554024U (ja) 1980-04-12
JPS5853751Y2 true JPS5853751Y2 (ja) 1983-12-06

Family

ID=29112572

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13894178U Expired JPS5853751Y2 (ja) 1978-10-09 1978-10-09 レコ−ド収納袋

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JP2022061527A (ja) * 2020-10-07 2022-04-19 明子 工藤 立体マスク保管ケース

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JPS5554024U (ja) 1980-04-12

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