JPS5853407A - 無機抄造体の製法 - Google Patents

無機抄造体の製法

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JPS5853407A
JPS5853407A JP15226781A JP15226781A JPS5853407A JP S5853407 A JPS5853407 A JP S5853407A JP 15226781 A JP15226781 A JP 15226781A JP 15226781 A JP15226781 A JP 15226781A JP S5853407 A JPS5853407 A JP S5853407A
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JP
Japan
Prior art keywords
slurry
paper
inorganic
water
filtration zone
Prior art date
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Pending
Application number
JP15226781A
Other languages
English (en)
Inventor
健一 松井
保 赤阪
和夫 瀬戸
慎一 富内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、養生硬化を経ることにより無機硬化体とな
る無機抄造体の製法に関するものである。
無機硬化体は、一般に補強繊維で補強されており、塗装
されて内外装材、屋根材等に利用される。
この種の無機硬化体は、表面塗膜が厚いため、表面から
は水が侵入しにくいが、裏面からは比較的侵入しやすく
、寒冷地ではその侵入水の凍結により膨潤や層間剥離等
の現象(凍害現象)を起と、しやすかった。また、無機
硬化体は、凍害現象がさ程問題とならない場合でも、屋
根材として用いるようなときには、裏面から水分を吸収
し、その吸水水分の作用(吸水水分は表面より蒸発しに
くいため裏面側に残る)Kより、表裏面の寸法収縮に差
が生じるようになって反りを生じやすかった。
このような不具合を解消するために、無機硬化体の表裏
面に撥水剤を塗布したり、無機抄造板の抄造の際にスラ
リーに撥水剤を添加することが行われている。ところが
、前者によれば、撥水剤が硬化体内部まで浸透しがたい
ため、それ程の効果が得られず、また後者によれば、撥
水剤を大量の水を使用する系に添加するため撥水剤の歩
留りが悪く、さらに系の水金体に撥水剤中の有機質分が
溶解して極めて泡立ちやすくなりトラプルを発生しやす
くなるという問題があった。特に、撥水効率の点からい
えば、撥水剤が板厚方向に均一に分布しているよりも、
表面または裏面(表面は充分な塗装がなされるのが通例
であるから一般には裏面)に分布する方が望ましいので
ある。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、一
定方向に進行する抄造網上にスラリーを連続的に供給し
ν過ゾーンで濾過して抄造網上に無機抄造体を抄き上げ
てゆく無機抄造体の製法であって、供給されたスラリー
をF遇する濾過ゾーンの最初の部分に小濾過ゾーンを設
け、通常のスラリーとは別な防水性に富むスラリーを供
給してその小濾過ゾーンで抄造網上に撥水性の良好な抄
造層を形成し、その撥水性抄造層の上に通常のスラリー
からなる抄造層を形成する仁とをその要曾とするもので
ある。
つぎに1この発明を実施例eもとづいて説明する。図面
に示す装置は、従来の長網式抄造機を改良し九ものであ
り、lは矢印A方向に移動する]エルト製の無端抄造ベ
ルト°、2は吸引ボックス、8は上部にスラリー受給部
4を有1するとともに、下部に開口5を有し、通常のス
ラリ□−6を矢印Bのように流す第1の流路、7はスラ
リー滞留部である。このスラリー渭留部7には、スラリ
ーの攪拌を行うイグナーロール8.邪魔板9および攪拌
用のアジテータ1.0が備えられている。flFi未抄
造スラリー12の還流パイプであシ、第1の流路8から
スラリー滞留部7へ流れ込んだスラリー6のうちの未抄
造分を還流させ再使用するためのものである。この還流
パイプit内を未抄造スラリー12が矢印Cのように流
れることにより、スラリー滞留部7内のスラリー6の補
強繊維が流れ方向に紀行するよう′になり、強度向上効
果が得られるようになる。18は還流パイプ11の未抄
造スラリー12を第1の流路8のスラリー受給部4へ返
送する返送ライン、14゛はそのスラリー受給部4へ新
たに調製きhた新スラリー6を供給する新スラリー供給
ラインである。この長網式抄造機の改夷点は、ベル)1
を通してスラリー6中の水分を吸引ボックス2によって
吸水し抄造層(ケーキ)を形成させるところの、スラリ
ーV過ゾーンDの最初の部分において、無端抄造ベルト
1を幅方向に覆う遮蔽板16を設けてその遮蔽板16の
下側部分を小濾過ゾーンEとするとともに1第1の流路
8に沿って第20流路16を設け、第2の流路16から
撥水剤入りスラリー17を小濾過ゾーンEK供給しうる
ようにしたことである。
このように改良したことにより、通常のスラリー6の抄
造層(ケーキ)が形成されていない濾過ゾーンDの最初
の部分(小濾過ゾーンE)において、撥水剤入りスラリ
ー17の抄造層18が形成されるようkなる。そして、
無端抄造ベル)1の矢印A方向への移動により、その撥
水剤入りスラリー抄造層18の上に1通常のスラリー6
の抄造層19が形成される。すなわち、上記改良により
、裏面側に撥水剤入シスラリー抄造層18が存在しその
上に通常のスラリー抄造層19が存在するという2層構
造の無機抄造板(グリーンシート)20が得られるよう
になるのである。
この無機抄造板20は、適宜な脱水2.切断、プレスを
経て養生硬化され無機硬化板化される。また、この無機
硬化板は、通常、塗装され°て製品化される。
なお、上記通常のスラリーは、基本的には無機質結合材
と補強繊維等とそれらを混合する水とからなっており、
撥水剤入りスラリーは、それに撥水剤を配合したもので
ある。無機質結合材としては何ら限定するものではない
が、ポルトランドセメント、高炉セメント、石こう、カ
ルシウムアル電ネートモノサルフェートハイドレート(
8CaO・Al!0$・CaSO4・12H!O−、以
下[MSHJと略す)等があげられる。MSHは水の存
在下において石こうと反応して硬化する。補ζ繊維とし
ては、パルプ、ポリプロピレン、ビニロン醇の有機繊維
やロックウール、ガラス繊維、アスベスト等の無機繊維
等があげられる。また、撥水剤としては、生成無機硬化
板中で、吸水率や吸水速度等を下げる作用を有する有機
質系のもの、例えばエステルタイプのものや金属石けん
系のものおよび塗料に使用される水系エマルジョン系の
もの等があけられる。
なお、上記の実施例では、無機抄造板を得ているが、こ
の発明は、このような板状のものの製造に限定されるも
のではない。
以上のように、この発明は、濾過ゾーンの最初の部分に
小濾過ゾーンを設け、通常のスラリーとは別な撥水性に
富むスラリーを供給してその小濾過ゾーンで抄造網上に
撥水性の良好な抄造層を形成し、その撥水性抄造層の上
に通常のスラリーからなる抄造層を形成するため、撥水
効果の欲しい無機抄造体の゛部分(表面側、裏面側のい
ずれか一方)にのみ撥水性抄造層を形成でき、撥水効果
を効果的に発揮させうるようになる。また、撥水剤中の
有機分が系全体にゆきわ九らないため、系内での泡立ち
によるトラブル等の発生を抑制しうるようになる。
つぎに、゛実施例について比較例と併せて説明する。
〔実施例1−8.比較例〕 各原料を後記の表のように配合して同表に示すような濃
度の、通常のスラリーおよび撥水剤人タスラリーをつく
り、これを図面に示す長網式抄造機に掛け、無端抄造ベ
ルトの速度を後記の表に示すように設定し裏面側に撥水
剤入り抄造層を有する厚み12mの無機抄造板をつくっ
た。っぎに1この抄造板を、80±5°こ、95〜IQ
O嗟RH、I 0時間の条件で養生し、さらに50〜6
0 ”C、9Is〜xooqA*H,s日間の条件で養
生したのち、温度150±lθ℃、平行流1+w/秒風
速の乾燥TlaK入れて46分間乾燥し無機硬化板化し
た。つぎに、得られた無機硬化板の表面にアクリルエi
ルジョンを50 f/p/塗布するとともに、裏面に同
エマルジョンを10 f/ltf塗布して塗膜を形成し
、この塗膜付無機硬化体の性能試験を行ってその結果を
後記の表に併せて示した。表より明らかなように、夾施
例品は、比較例品に比べて吸水性および凍結融解試験の
成績が著しく優れている。
(以 下 余 白)
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の詳細な説明図である。 !・・・無端抄造ベルト 2・・・吸引ボックス 8・
・・第1の流路 6・・・通常のスラリー 7・・・滞
留部11・・・還流パイプ 15・・・速蔽板 16・
・・第2の流路 17・・・撥水剤入りスラIJ−18
−・・撥水剤入りスラリー抄造層 19・・・通常のス
ラリー抄造層 20・・・無機抄造板 D・・・濾過ゾ
ーン E・・・小p過ゾーン 特許出願人 松下電工株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  一定方向に進行する抄造網上にスラリーを連
    続的に供給し濾過ゾーンで濾過して抄造網上に無機抄造
    体を抄き上げてゆく無機抄造体の製法であって、供給さ
    れたスラリーを濾過する濾過ゾーンの最初の部分に小濾
    過ゾーンを設け、通常のスラリーとは別な防水性に富む
    スラリーを供給してその小濾過ゾーンで抄造網上に撥水
    性の良好な抄造層を形成し、その撥水性抄造層の上に通
    常のスラリーからなる抄造層を形成することを%徴とす
    る無機抄造体の製法。
  2. (2)一定方向に進行する抄造網が長網式抄造機の無端
    抄造ベルトである特許請求の範囲第1項記載の無機抄造
    体の製法。
JP15226781A 1981-09-26 1981-09-26 無機抄造体の製法 Pending JPS5853407A (ja)

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JPS5853407A true JPS5853407A (ja) 1983-03-30

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