JPS5853367Y2 - 板体支持具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、板体を柱体の間に挿設する板体支持具に関し
、殊に垂直面上に並設される内壁パネルの枠体等の柱体
の間に断熱材等の板体を挿設するのに好適するところの
板体支持具に関するもので、板体の挿設操作が簡単であ
り乍ち確実に柱体間に板体を保持することができ、しか
も支持具自身の構造が簡単であるという工夫された板体
支持具を提供することを目的とする。

以下に本考案に係る板体支持具の一実施例を図面に基づ
き説明する。

板体支持具Ａは第１図に示すように、一枚の平板例えば
短冊状亜鉛鉄板１をクランク状に折曲げると共に、その
中央起立板部１ａの一部をクランク状亜鉛鉄板の一端側
の平板部１ｂと略々並行した状態まで切り起して形成さ
れたもので、該切り起し片２と前記平板部１ｂとの間３
が板体４の挿入部として構成されている。

この切り起し片２と平板部１ｂとの対向幅は、先端にゆ
くにつれて幅狭となるように形成しておけば、板体４を
切起し片２と平板部１ｂとの弾性復元力で挾持すること
ができて更に好都合である。

この構成の板体支持具Ａを用いて板体例えば発泡スチロ
ール、発泡ウレタン等の発泡樹脂からなる断熱材４を内
壁パネルの枠体等の柱体５，５の間に挿設するには、第
２図に示すように、断熱材４の両側に適数個の板体支持
具Ａ・・・・・・をその挿入部３を挿入することによっ
て取付け、次いでその断熱材４を柱体５，５の間に挿入
し、その状態で各板体支持具Ａ・・・・・・の他端側平
板部１Ｃを柱体５，５に封着６することによって行なう
。

尚、内壁パネルの場合、板体支持具Ａを固定する柱体と
しては第３図Ａに示すように縦枠５ａ、５ａを利用する
こともできるし、或いは同図Ｂに示すように中桟５ｂ・
・・・・・を利用することもできる。

以上説明しだように本考案に係る板体支持具は、平板１
をクランク状に折曲げると共に、その中央起立板部１ａ
の一部を、一端側の平板部１ｂと略々並行した状態まで
切り起し、該切り起し片２と一端側平板部１ｂ′との間
３を前記板体４の挿入部として構成してなるものである
から、この板体支持具を用いることにより、板体４を柱
体５の間に挿設する作業が簡単且つワンタッチ操作で行
なえるものであり、また柱体５の間に挿設された状態に
おける板体４をこの板体支持具により確実に保持するこ
とができるという効果を奏する。

加えて、板体支持具自身折曲げ及び切り起すことによつ
て一枚の平板から構成することができるので、量産がき
くシ、材料費も少なくて済む等の利点も併せもつ。

切り起し片と平板部とで形成されている断熱材等の板体
の挿入部が先端にゆくに従って幅狭となるように対向せ
られているから、その弾性復元力によって挿入した板体
が確実に挟持される効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は板体支持具の全
体斜視図、第２図は板体を柱体に挿設する手順を説明す
る図、第３図Ａ、Ｂはそれぞれ前記板体支持具を内壁パ
ネルに適用した状態を示す正面図である。 １・・・・・・平板、１ａ・・・・・・中央起立板部、
１ｂ・・・・・・一端側平板部、２・・・・・・切り起
し片、３・・・・・・挿入部、４・・・・・・板体、５
・・・・・・柱体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 断熱材等の板体４を枠状に組まれた柱体５の間に挿設す
   るもので、一体の短冊状亜鉛鉄板がクランク状に折曲げ
   られ、該クランク状亜鉛鉄板の中央起立板部１ａの一部
   が切り起され、該切り起し片２がクランク状亜鉛鉄板の
   一端側の平板部１ｂと先端にゆくに従って幅狭となるよ
   うに対向せられ、該切り起し片２と一端側平板部１ｂと
   の間３が断熱材等の板体４の挿入部となされたことを特
   徴とする板体支持具。