JPS58737Y2 - 板体支持具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、板体を柱体の間に挿設するための板体支持具
に関し、殊に水平面上に並設された根太等の柱体の間に
断熱材等の板体を挿設するのに好適するところの板体支
持具に関するもので、構造が簡単であり、しかも板体の
挿設をワンタッチで行なうことのできる工夫された前記
板体支持具を提供することを目的とする。

以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

板体支持具Ａは第１図に示すように板体の側部を受止め
るべく断面り字形に形成された一対の受止め具１，１と
、両受止め具１，１を連結する適当長さを有した紐状体
２とからなっている。

前記受止め具１，１は板体側部を傷付けないように例え
ば硬質塩化ビニル等で構成されている。

紐状体２は可撓性のある例えば軟質塩化ビニル等の樹脂
から構成されている。

この紐状体２と受止め具１，１との接続は接着剤等にて
行なわれている。

また、受止め具１，１は硬質塩化ビニル、紐状体２は軟
質塩化ビニルで一体的に同時成形してもよい。

この構成の板体支持具Ａを用いて板体として例えば発泡
ウレタン、発泡スチロール等の発泡樹脂よりなる断熱材
３を柱体４の間に挿設するには、各柱体４に第２図に示
すようにその上面を横切った状態で紐状体２を掛けわた
しておき、上方より断熱材３・・・を柱体４の間に挿入
することによって行なう（第３図参照）。

このように本考案に係る板体支持具によれば、紐状体２
を柱体４上面を横切って掛けわたすことによりワンタッ
チ挿作で断熱材等の板体３を柱体４の間に挿設すること
ができるという作業上の利点と、支持具自身単純な形状
をした一対の受止め具１，１と紐状体２とからなる簡素
な構成をし、それ故量産がきき、また低コストで製作す
ることができる等々という構造上の利点とを４に獲得す
るものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は板体支持具の全
体斜視図、第２図は該支持具を用いて板体を柱体の間に
挿設する手順を説明する図、第３図は前記支持具を用い
て板体が板体間に挿設された状態を示す部分断面図であ
る。 １・・・受止め具、２・・・紐状体、３・・・板体、４
・・・柱体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 断熱材等の板体３を柱体４の間に挿設する板体支持具で
   あって、前記柱体４の両側に位置されて、板体３の側部
   を受止める断面り字形の受止め具一対１，１と、両受止
   め具１，１を柱体４をまたがって連結する紐状体２とか
   ら構成された板体支持具。