JPS5856309Y2 - 扉枠 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は外側面の全長に条溝を刻設した木製の枠体と、
該条溝の全長にわたって一端が嵌合する金属製の、該条
溝と同一長さの支持板とから戊る扉枠に関するものであ
り、その目的とするところは反り、ねじれ等を無くする
とともに、開口部への装着施工を容易に行うことの出来
る扉枠を汎←提供しもって斯界の発展（こ寄与せんとす
るものである。

以下、本考案を第１図の実施例に基いて詳細に説明する
。

本考案は外側面１の全長にわたって条溝２を刻設した１
対の縦枠３，３と横枠４とを組み込んだ木製の枠体５と
、該条溝２の全長にわたって側端縁６が嵌合する金属製
の断面５型の剛直性を有する金属製の支持板７とから成
る扉枠Ａであり、支持板７の他側端縁８にはネジを挿入
する為のネジ穴９を複数個穿設しである。

本考案の扉枠Ａの使用方法は第２図に示すように枠体５
の外側面１に刻設した条溝２内に接着剤を介在せしめて
、支持板７の側端縁６を嵌合し、接着剤の硬化により枠
体５と支持板７とを固着一体化して扉枠Ａを形成する。

次いで該扉枠Ａを一対の縦柱１０，１０と横柱１１とで
形成される開口部１２に挿入する。

この際に支持板７の他側端縁８が縦柱１０の表面１３に
当接するようにする。

次いでネジ１４を支持板７のネジ穴９に挿入し、ネジ１
４でもって扉枠Ａを開口部１２に装着施工する。

尚、枠体５を構成する横枠４の外側面にも条溝を刻設す
るとともに、該条溝に支持板の一端を縦枠の際と同様に
嵌合固着させれば、扉枠の反り、ネジレをより完全に防
止することが出来る。

又、本考案は上部がアーチ状となっている扉枠に用いて
も良い。

本考案は上記の如く構成されており、周囲の湿度変化、
温度変化によって反り、ネジレ等の起こり易い木製の枠
体と、剛直性を有し、周囲の環境変化に対して寸法安定
性に優れている金属製の支持板とを一体化することによ
り、扉枠の反り、ネジレ等を防ぎ、且つ支持板を開口部
に取り付けるのみで強固に施工を行うことが出来る効果
を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る扉枠の分解斜視図、第２図は同上
の扉枠の施工状態を示す斜視図である。 ２・・・・・・条溝、５・・・・・・枠体、７・・・・
・・支持板、Ａ・・・・・・扉枠。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 縦外側面の全長に条溝を刻設した木製の枠体と、該条溝
   の全長にわたって一端が嵌合する５字型の金属製の、該
   条溝と同一長さの支持板とから戊り、該支持板の他端を
   開口部に固定するようにして成る扉枠。