JPS5853273B2 - 加熱炉 - Google Patents
加熱炉Info
- Publication number
- JPS5853273B2 JPS5853273B2 JP15848979A JP15848979A JPS5853273B2 JP S5853273 B2 JPS5853273 B2 JP S5853273B2 JP 15848979 A JP15848979 A JP 15848979A JP 15848979 A JP15848979 A JP 15848979A JP S5853273 B2 JPS5853273 B2 JP S5853273B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical body
- furnace
- heating
- heating element
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Furnace Details (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
- Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は加熱炉等の炉芯管に関するものである〇現在、
加熱炉、特に管状炉と云われる簡便な加熱炉の炉芯管に
は、陶管又はセラミック管が利用されているが、之れ等
陶管又はセラミック管はすべて加熱工程を経て製作され
ておるため、製品が高価になり、しかも大径、長尺の製
品の成形は不可能であった。
加熱炉、特に管状炉と云われる簡便な加熱炉の炉芯管に
は、陶管又はセラミック管が利用されているが、之れ等
陶管又はセラミック管はすべて加熱工程を経て製作され
ておるため、製品が高価になり、しかも大径、長尺の製
品の成形は不可能であった。
又この種陶管又はセラミック管からなる炉芯管は、機械
的衝撃に弱く、製品搬送中に機械的衝撃を受けると簡単
に破壊するため、製品の取扱いに細心の注意を要してい
る。
的衝撃に弱く、製品搬送中に機械的衝撃を受けると簡単
に破壊するため、製品の取扱いに細心の注意を要してい
る。
又通常、加熱炉、焼鈍炉等は、所謂炉として築炉されて
おり、生産工程中において製品を流すのには不向きであ
り、之れを可能にするためには多大の設備費がかかり、
中小工場では実施が困難である。
おり、生産工程中において製品を流すのには不向きであ
り、之れを可能にするためには多大の設備費がかかり、
中小工場では実施が困難である。
更に、一般に炉内温度を均一にするためには球体炉が最
も良く、それに次いで管状炉が適しているが、これ等は
高価であるため通常長方形又は箱形の炉を用い、ファン
を多数とりつけて炉内の空気を攪拌し、室内温度を均一
にしているが、この炉内温度のコントロールに問題があ
った。
も良く、それに次いで管状炉が適しているが、これ等は
高価であるため通常長方形又は箱形の炉を用い、ファン
を多数とりつけて炉内の空気を攪拌し、室内温度を均一
にしているが、この炉内温度のコントロールに問題があ
った。
この発明は従来の炉芯管の上記の欠点に鑑み、之れを改
良したもので、以下この発明の構成を図面に示す実施例
にもとずいて説明すると次の通りである。
良したもので、以下この発明の構成を図面に示す実施例
にもとずいて説明すると次の通りである。
１．２．３はアスベスト紙を、無機接着剤を用いて筒状
に巻回積層してなる耐熱紙管であり、以下第１の筒体１
、第２の筒体２、第３の筒体３と呼ぶ。
に巻回積層してなる耐熱紙管であり、以下第１の筒体１
、第２の筒体２、第３の筒体３と呼ぶ。
４は第１の筒体１と第２の筒体２との間に挟在させた発
熱体であって、線状のニクロム線又はカルダン線、或い
は棒状のシーズヒータ等を用いる。
熱体であって、線状のニクロム線又はカルダン線、或い
は棒状のシーズヒータ等を用いる。
５，６’、６”、７’、γ〃は夫々の筒体の力面に配設
する断熱部材である。
する断熱部材である。
８’Ｊ〃は金属製の側板、９’ 、 ９”は断熱部材間
に配設した金属製の補強板であり、１０は締付金具であ
る。
に配設した金属製の補強板であり、１０は締付金具であ
る。
本発明に係る炉芯管は次の要領で製作する。
即ち第１の筒体１を製造すると、この第１の筒体１上に
、発熱体４を添設する。
、発熱体４を添設する。
線状の発熱体の場合は、第１の筒体上に所定のピッチで
螺旋状に捲回する。
螺旋状に捲回する。
棒状の発熱体の場合は、第１の筒体の周囲に所定のピッ
チで軸長方向に引き揃えて仮止めする。
チで軸長方向に引き揃えて仮止めする。
次に、上記の発熱体４を添設した第１の筒体１上に、ア
スベスト紙を無機接着剤で巻回積層し、耐熱紙管よりな
る第２の筒体２を形成させる。
スベスト紙を無機接着剤で巻回積層し、耐熱紙管よりな
る第２の筒体２を形成させる。
１１は第１の筒体と第２の筒体との間で、且つ発熱体間
に形成された、発熱体の径に相当する隙間である○別途
、第１の筒体１内に貫通設置する第３の筒体３を、第１
の筒体と同様の要領で製造する。
に形成された、発熱体の径に相当する隙間である○別途
、第１の筒体１内に貫通設置する第３の筒体３を、第１
の筒体と同様の要領で製造する。
上記第２の筒体２の周囲を筒状の断熱部材５で囲繞し、
第１の筒体１の両端、即ち第２の筒体の両端に突出して
いる部分に環状の断熱部材６′。
第１の筒体１の両端、即ち第２の筒体の両端に突出して
いる部分に環状の断熱部材６′。
６〃をかぶせ更に第３の筒体３の両端、即ち第１の筒体
１より突出している部分に、環状の断熱部材７′、γ〃
をかぶせ、断熱部材γ′、γ〃の両側面に金属製の側板
８’ ＋ ８〃を当接して、之れ等を締付金具１０で締
付１体化させることによって、炉芯管Ａを構成する。
１より突出している部分に、環状の断熱部材７′、γ〃
をかぶせ、断熱部材γ′、γ〃の両側面に金属製の側板
８’ ＋ ８〃を当接して、之れ等を締付金具１０で締
付１体化させることによって、炉芯管Ａを構成する。
１２は第１の筒体１と第３の筒体３との間に形成される
密封空気室であり、均一加熱に効果を発揮する。
密封空気室であり、均一加熱に効果を発揮する。
上記の構成の本発明において、第１の筒体１と、発熱体
４と、第２の筒体２とで構成した炉芯管を有する加熱炉
を第１番目の発明とし、上記第１番目の発明の第１の筒
体１内に第３の筒体３を貫通配置して、第１の筒体１と
第３の筒体３との間に密閉空気室１２を形成した炉芯管
を有する加熱炉を第２番目の発明とするものである。
４と、第２の筒体２とで構成した炉芯管を有する加熱炉
を第１番目の発明とし、上記第１番目の発明の第１の筒
体１内に第３の筒体３を貫通配置して、第１の筒体１と
第３の筒体３との間に密閉空気室１２を形成した炉芯管
を有する加熱炉を第２番目の発明とするものである。
以上訝明したように、炉芯管をアスベスト紙を無機接着
剤で巻回積層した耐熱紙管で製作したから、従来の高価
な陶管やセラミック管で製作した炉芯管に比らべ頗る安
価になると共に機械的強度に強く、しかも軽量な炉芯管
を得ることができる。
剤で巻回積層した耐熱紙管で製作したから、従来の高価
な陶管やセラミック管で製作した炉芯管に比らべ頗る安
価になると共に機械的強度に強く、しかも軽量な炉芯管
を得ることができる。
又アスベスト紙を巻回積層して炉芯管をつくるため、大
径の筒体の製作は勿論のこと、スパイラル捲きにより、
長尺の筒体の製作も可能となる。
径の筒体の製作は勿論のこと、スパイラル捲きにより、
長尺の筒体の製作も可能となる。
更に第１の筒体と第２の筒体との間に発熱体の存在によ
り空気を封入した隙間が形成されるので、発熱体の熱を
隙間を介して筒体の全長にわたり伝えることができ均一
加熱が可能となると共に、第２番目の発明の如く、更に
第３の筒体によって第１の筒体との間に密閉空気室を形
成すれば、筒体内の均一加熱が可能となり、従来の如き
ファン等は不要となる。
り空気を封入した隙間が形成されるので、発熱体の熱を
隙間を介して筒体の全長にわたり伝えることができ均一
加熱が可能となると共に、第２番目の発明の如く、更に
第３の筒体によって第１の筒体との間に密閉空気室を形
成すれば、筒体内の均一加熱が可能となり、従来の如き
ファン等は不要となる。
即ち、通常の管状部は、陶管又はセラミック管に直接、
熱源を取りつけておるから、管内の温度分布が均一にな
るまで時間を要するが、本発明の如く、耐熱紙管を利用
して熱源を第１の筒体と第２の筒体との間で発生させ、
而も第１と第２の筒体間に隙間を形成させると、第１の
筒体の内部の温度分布を容易に均一化させることができ
、更に第１の筒体の中心に、別途製作した耐熱紙管を密
閉空気層が形成される様に貫通設置すれは、より一層第
３の筒体内の温裳分布の均一化が容易になる。
熱源を取りつけておるから、管内の温度分布が均一にな
るまで時間を要するが、本発明の如く、耐熱紙管を利用
して熱源を第１の筒体と第２の筒体との間で発生させ、
而も第１と第２の筒体間に隙間を形成させると、第１の
筒体の内部の温度分布を容易に均一化させることができ
、更に第１の筒体の中心に、別途製作した耐熱紙管を密
閉空気層が形成される様に貫通設置すれは、より一層第
３の筒体内の温裳分布の均一化が容易になる。
更に炉芯管を構成する耐熱紙管を大径、長尺にし、これ
にニクロム線、カンクル線又は棒状ヒータ等を添設して
筒内に熱を発生させ、第３の筒体内にコンベアを通過さ
せることにより硝子製品の製造工程に用いる徐冷炉にも
応用でき、しかも発熱体の巻数、本数をかえたり、更に
電源を変化させて発熱量を調節することにより、炉内温
裳を簡単にコントロールすることができる。
にニクロム線、カンクル線又は棒状ヒータ等を添設して
筒内に熱を発生させ、第３の筒体内にコンベアを通過さ
せることにより硝子製品の製造工程に用いる徐冷炉にも
応用でき、しかも発熱体の巻数、本数をかえたり、更に
電源を変化させて発熱量を調節することにより、炉内温
裳を簡単にコントロールすることができる。
又炉内温度を監視させる信頼出来る連続高温計等と接続
させることにより、より一層高精度に炉内の温度制御を
行うことができる。
させることにより、より一層高精度に炉内の温度制御を
行うことができる。
更に本発明の加熱炉は鉄鋼に′ｊ６ける熱処理工程に応
用し同様の効果を発揮する。
用し同様の効果を発揮する。
更に又加熱温度の異なる加熱炉を種種組合わせることに
より、炉内において温度域の具なる部分を有する加熱炉
を得ることができる。
より、炉内において温度域の具なる部分を有する加熱炉
を得ることができる。
図面は本発明に係る加熱炉の断面図である。
１・・・・・・第１の筒体、２・・・・・・第２の筒体
、３・・・・・・第３の筒体、４・・・・・・発熱体、
５ ｓ ６’ｓ ６〃ｔγ′、γ〃・・・・・・断熱部
材、８′、８〃・・・・・・側板、９’、９／／・・・
・・・補強板、１０・・・・・・締付金具、１１・・・
・・・隙間、１２・・・・・・密閉空気室。
、３・・・・・・第３の筒体、４・・・・・・発熱体、
５ ｓ ６’ｓ ６〃ｔγ′、γ〃・・・・・・断熱部
材、８′、８〃・・・・・・側板、９’、９／／・・・
・・・補強板、１０・・・・・・締付金具、１１・・・
・・・隙間、１２・・・・・・密閉空気室。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ アスベスト紙を無機接着剤を用いて筒状に巻回積層
した第１の筒体と、上記第１の筒体のη周に添設した発
熱体と、上記第１の筒体の発熱体上に、アスベスト紙を
無機接着剤を用いて筒状に巻回積層した第２の筒体とか
らなり、上記第１の筒体と第２の筒体間で且つ各発熱体
間に隙間を形成させた炉芯管を具備する加熱炉。 ２ アスベスト紙を無機接着剤を用いて筒状に巻回積層
した第１の筒体と、上記第１の筒体の引回に添設した発
熱体と、上記第１の筒体の発熱体上に、アスベスト紙を
無機接着剤を用いて筒状に巻回積層した第２の筒体と、
上記第１の筒体内に配置した、アスベスト紙を無機接着
剤を用いて筒状に巻回積層した第３の筒体とからなり、
上記第１の筒体と第２の筒体間で且つ各発熱体間に隙間
を形成させると共に第１の筒体と第３の筒体間に空気層
を形成させた炉芯管を具備する加熱炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15848979A JPS5853273B2 (ja) | 1979-12-05 | 1979-12-05 | 加熱炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15848979A JPS5853273B2 (ja) | 1979-12-05 | 1979-12-05 | 加熱炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5679883A JPS5679883A (en) | 1981-06-30 |
| JPS5853273B2 true JPS5853273B2 (ja) | 1983-11-28 |
Family
ID=15672849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15848979A Expired JPS5853273B2 (ja) | 1979-12-05 | 1979-12-05 | 加熱炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5853273B2 (ja) |
-
1979
- 1979-12-05 JP JP15848979A patent/JPS5853273B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5679883A (en) | 1981-06-30 |
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