JPH0224078Y2 - - Google Patents

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JPH0224078Y2
JPH0224078Y2 JP8803688U JP8803688U JPH0224078Y2 JP H0224078 Y2 JPH0224078 Y2 JP H0224078Y2 JP 8803688 U JP8803688 U JP 8803688U JP 8803688 U JP8803688 U JP 8803688U JP H0224078 Y2 JPH0224078 Y2 JP H0224078Y2
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wall
heater
heating furnace
groove
heater units
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は加熱炉に関するものである。
(従来技術) 第5図、第6図は昇降温特性を良好ならしめる
為、線状又はコイル状の発熱線1をセラミツクフ
アイバー2の加熱炉内に面する表面近くに定着せ
しめて所定の形状に保つようにした所謂フアイバ
ーヒーター3を示す。
(考案によつて解決しようとする課題) このようなフアイバーヒーター3を使用した円
筒状や箱状の加熱炉の加熱特性の均一性の低下を
防ぐ為ヒーターに継ぎ目を無くすか、止むを得ず
継ぎ目が生ずる場合においては、或る程度の性能
上の犠牲は止むを得ないとしてそのまゝ使用され
て来た。
このようなヒーター3の均熱特性の低下を防ぐ
にはヒーター3の継ぎ目を無くすのが最も良い
が、使用条件の多様化に伴つて、複数のヒーター
ユニツト3a,3bを単一加熱炉内において適宜
に組み合わせ、ユーザーに供給する必要が生じて
来た事と、従来の製造技術上、フアイバーヒータ
ーの製造上の大きさに制限が有り、益々大口径化
する大型の加熱炉用としては、複数のヒーターユ
ニツトにより対応せざるを得ない。
複数のヒーターユニツトを使用する場合、必ず
ヒーターユニツト間に継ぎ目を生ずるが、この継
ぎ目の部分は第7図で示すように必ず周囲に比べ
て温度の低下が見られ、均熱特性を要求される部
分には継ぎ目が来ないよう配慮する必要があつ
た。従つて継ぎ目の部分が均熱ゾーンの外側付近
になるようヒーターユニツトを配する必要があつ
たが、この場合継ぎ目の部分での温度低下を防ぐ
ため第8図で示すように均熱ゾーン外の発熱部分
の設定温度を高める事によりその分を補つてい
た。
尚ヒーターの継ぎ目部分の温度低下の原因は、
次ぎの通りであると考えられる。
1 第5図に示すように、継ぎ目部分4の僅かな
〓間から放射により炉内からの熱放散が生じ、
この部分で温度が低下する。
2 ヒーターユニツトはその形状を保持する為、
第6図に示すように外表面5全体に亘り、固化
させているが、その部分の熱伝動率が内部のそ
れに比べて大きい為、継ぎ目部分からの熱伝動
による熱放散が他の部分より大きい為、この部
分の温度が低下する。
本考案の目的は上記のような欠点を除去した加
熱炉を得るにある。
(課題を解決するための手段) 本考案の加熱炉は加熱炉内に面する内壁と、こ
の内壁に離間して対向する外壁と、これら2つの
壁に接する端壁と、前記内壁と外壁間に充填した
絶縁物と、この絶縁物内において前記内壁近傍に
配置した発熱線とより成り、互いにその端壁面が
接合される複数のヒーターユニツトを有し、互い
に隣接するヒーターユニツトの端部はその外壁側
から内壁近くに延びる溝を有し、この溝内に絶縁
物が充填されていることを特徴とする。
(考案の実施例) 以下図面によつて本考案の実施例を説明する。
本考案においては第1図に示すように加熱炉に
用いられるヒーターユニツトの外壁5aと内壁5
b間の厚さが20mmの場合、互いに接合されるヒー
ターユニツト3a,3bの接合部においてヒータ
ーユニツトの外壁5aの全周に前記ヒーターユニ
ツト3a,3bの両方に跨がる幅約50mmの矩形状
の溝6が形成されるよう互いに接合されるヒータ
ーユニツト3a,3bの端面形状を定め、この溝
6内にセラミツクフアイバー7を充填せしめる。
本考案加熱炉は上記のような構成であるからヒ
ーターユニツト3a,3bの接合部においてヒー
ターユニツトの内壁5bから外壁5aに向う熱放
散がヒーターユニツトの外壁5a側に向かう途中
で軸方向に向けられその結果第2図に示すように
継ぎ目部分の温度低下が十分に少なくなる。
本考案の他の実施例においては第3図に示すよ
うに前記溝6の断面を三角状ならしめる。
この実施例によれば第4図に示すようにその温
度特性を更に改良することが出来る。
(考案の効果) 上記のように本考案においてはヒーターユニツ
トの接合部の外壁側に溝が形成されるようにし、
この溝内にセラミツクフアイバーを充填したので
ヒーターユニツトの接合部における温度低下を十
分に阻止出来、継ぎ目を任意の個所に設定出来る
ようになつた結果、ヒーターユニツトの組み合わ
せの自由度が大幅に増大し、又従来不可能であつ
た寸法の大きい加熱炉を生産する事が可能となる
等大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図は夫々本考案加熱炉のヒーター
ユニツトの接合部の説明図、第2図、第4図は
夫々その温度特性線図、第5図、第6図は従来の
ヒーターユニツトの接合部の説明図、第7図、第
8図は従来のヒーターユニツトの温度特性線図で
ある。 1……発熱線、2,7……セラミツクフアイバ
ー、3……フアイバーヒーター、3a,3b……
ヒーターユニツト、4……継ぎ目部分、5……外
表面、5a……外壁、5b……内壁、6……溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 加熱炉内に面する内壁と、この内壁に離間し
    て対向する外壁と、これら2つの壁に接する端
    壁と、前記内壁と外壁間に充填した絶縁物と、
    この絶縁物内において前記内壁近傍に配置した
    発熱線とより成り、互いにその端壁面が接合さ
    れる複数のヒーターユニツトを有し、互いに隣
    接するヒーターユニツトの端部はその外壁側か
    ら内壁近くに延びる溝を有し、この溝内に絶縁
    物が充填されていることを特徴とする加熱炉。 (2) 前記溝の幅が外壁に向かうに従つて大きくな
    る請求項1記載の加熱炉。
JP8803688U 1988-07-04 1988-07-04 Expired JPH0224078Y2 (ja)

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JPH029800U JPH029800U (ja) 1990-01-22
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JP2010164239A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Ngk Insulators Ltd 加熱炉用ヒーターユニットと、その取付構造、及び加熱炉

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JPH029800U (ja) 1990-01-22

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