JPH097746A - 面状ヒータ - Google Patents

面状ヒータ

Info

Publication number
JPH097746A
JPH097746A JP15774495A JP15774495A JPH097746A JP H097746 A JPH097746 A JP H097746A JP 15774495 A JP15774495 A JP 15774495A JP 15774495 A JP15774495 A JP 15774495A JP H097746 A JPH097746 A JP H097746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
planar heater
heater
inorganic insulated
metallic plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15774495A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Ogino
忠夫 荻野
Taro Matsuoka
太郎 松岡
Hideaki Fujii
秀昭 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP15774495A priority Critical patent/JPH097746A/ja
Publication of JPH097746A publication Critical patent/JPH097746A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温用の大型で電気的絶縁を完全に取ること
ができる面状ヒータを提供する。 【構成】 熱伝導の良い金属板20に溝23、24を設
け、この溝23、24内に無機絶縁電線30を配設し、
溝23、24内の無機絶縁電線30を溝23、24内に
押さえる押さえ板40が複数に分割されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電熱利用の面状ヒータ
に関するもので、更に詳しくは高温で使用可能な面状ヒ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高温用の面状ヒータの代表的なも
のに次のようなものがある。 (1)セラミックにニクロム線等の電気発熱線を埋め込
み熱伝導でセラミックを直接加熱するもの。 (2)セラミック板の裏面にニクロム箔等を張り付けて
熱伝導でセラミック板を直接加熱するもの。 (3)金属板の裏面にニクロム線等の電気発熱線を絶縁
物で電気的に絶縁して熱対流により金属板を加熱するも
の。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の(1)ないし
(3)の面状ヒータにはそれぞれ次のような問題があ
る。(1)のセラミックにニクロム線等の電気発熱線を
埋め込む面状ヒータは、セラミックを焼成して形成する
ために大型の面状ヒータを作ることが困難である。
(2)のセラミック板の裏面にニクロム箔等を張り付け
る面状ヒータは、振動等を受けた場合に、破損が起こり
易く大型の面状ヒータには不向きである。(3)の金属
板の裏面にニクロム線等の電気発熱線を絶縁物で電気的
に絶縁した面状ヒータは、電気的絶縁を完全に取るのが
難しく危険である。
【0004】本発明は上記の課題を解決し、高温用の大
型で電気的絶縁を完全に取ることができる面状ヒータを
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために以下のような手段を有している。
【0006】本発明のうち請求項1の面状ヒータは、溝
を設けた熱伝導の良い金属板の溝内に無機絶縁電線が配
設されており、前記溝内の無機絶縁電線を溝内に押さえ
る押さえ板が複数に分割されていることを特徴とする。
【0007】本発明のうち請求項2の面状ヒータは、熱
伝導の良い金属板がアルミ系の金属板であり、押さえ板
がステンレス板であることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の面状ヒータによれば、電気発熱
線が無機絶縁電線であるので電気的絶縁を完全に取るこ
とができ安全な面状ヒータとなる。また無機絶縁電線で
あるので高温に対して充分に耐えることができる。更
に、無機絶縁電線が金属板の溝に押さえ板で押さえられ
て配設されているので、振動等を受けた場合にも破損が
起こることもない。更にまた、押さえ板が複数に分割さ
れているので、無機絶縁電線を配設する金属板と押さえ
板とが異なる金属板であって、その線膨張係数が異なっ
ている場合であっても金属板と押さえ板とのそれぞれの
熱膨張による撓み等が押さえ板の間の間隙で吸収される
ので面状ヒータを大型にしても何ら支障が生じることが
ない。
【0009】請求項2記載の面状ヒータによれば、熱伝
導の良い金属板がアルミ系の金属板であるので、耐熱
性、耐腐食性に優れた面状ヒータとなる。また、金属板
がアルミ系の金属であるので軽量で安価な面状ヒータと
なる。更に、押さえ板がステンレス板であるので、耐熱
性、耐腐食性に優れているだけでなく構造的にも充分な
強度を確保できる丈夫で耐久性のある面状ヒータとな
る。
【0010】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。図1及び図2は、本発明の面状ヒータの一実施例を
示すものである。面状ヒータ10は放熱板20、無機絶
縁電線30、押さえ板40及びヒータケース50を備え
ている。放熱板20は、熱伝導の良い金属板、例えばア
ルミ系の金属板で構成されていて、その大きさは、本実
施例では700mm×700mm程度で厚みが10mm
程度となっている。放熱板20は、一方が放熱面21と
なっていて、その反対側の面が加熱面22となってい
る。加熱面22には、所定間隔に複数の溝23が形成さ
れている。複数の溝23の両端には、各溝23に連通す
る溝24が形成されている。
【0011】上記の溝23及び溝24に無機絶縁電線3
0が所定の配線パターンにしたがって配設されている。
溝23及び溝24と無機絶縁電線30との寸法的な関係
は、例えば無機絶縁電線30の外径がDmmである場
合、溝23の幅W1は、W1=D+(0.3〜2)mm
程度、深さT1は、T1=D+(0.3〜2)mm程度
である。溝24の幅W2は、W2=(3〜5)×Dmm
程度、深さT2は、T2=D+(0.3〜2)mm程度
でT1と同じである。溝24の幅W2の幅が広いのは、
溝24内で無機絶縁電線30が折り返されるのでスムー
ズに所定の曲率で折り返されるようにするためと、放熱
板20と無機絶縁電線30との線膨張が異なっている場
合に、それらの熱膨張の違いを溝24で吸収できるよう
にするために広くなっている。
【0012】無機絶縁電線30は、発熱線と、発熱線の
周囲を囲むように配置したステンレス等の金属製のチュ
ーブの間に、酸化マグネシウム等の無機絶縁物を充填し
たものである。溝23及び溝24内に配設された無機絶
縁電線30は、所定枚数の押さえ板40で溝23及び溝
24からはみ出さないように押圧されている。押さえ板
40によって無機絶縁電線30が溝23及び溝24内に
押圧されることによって放熱板20と無機絶縁電線30
とが密着するので熱伝達の効率が高くなる。
【0013】押さえ板40は、例えばステンレス板で構
成されている。大きさは例えば、2本の溝23を覆う程
度で、溝23の間隔が例えば20mm程度の場合は25
mm×100mm程度で、厚さが1.5〜3mm程度と
なっている。上記の押さえ板40が溝23の長手方向に
50mm程度の間隔を置いてビス等の周知の固着手段に
よって取り付けられている。
【0014】また、無機絶縁電線30が配設された加熱
面22の所定に位置には温度制御素子41、例えば熱電
対が取り付けられていて、加熱面22の温度制御が行わ
れるようになっている。上記の加熱面22の外側には、
加熱面22を保護する金属製のヒータケース50が設け
られている。
【0015】なお、上記実施例において、放熱板20は
アルミ系の金属板で構成されていているが、アルミに限
るものではなく熱伝導の良い金属板であればよいので
銅、鉄等の金属板でもよいが、アルミを使用した理由は
耐熱性、耐腐食性に優れ、また軽量で安価であるので最
適となっている。
【0016】更にまた、押さえ板40は、ステンレス板
が使用されているが押さえ板40はステンレス板に限る
ものではない。上記実施例でステンレス板が使用された
理由は耐熱性、耐腐食性に優れているだけでなく構造的
にも充分な強度を確保でき耐久性があるからである。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1の
面状ヒータによれば、電気発熱線が無機絶縁電線である
ので電気的絶縁を完全に取ることができ安全な面状ヒー
タとなる。また、無機絶縁電線であるので高温に対して
充分に耐えることができる。更に、無機絶縁電線が金属
板の溝に押さえ板で押さえられて配設されているので、
振動等を受けた場合にも破損が起こることもない。更に
また、押さえ板が複数に分割されているので、無機絶縁
電線を配設する金属板と押さえ板との線膨張率が異なっ
ている場合であっても金属板と押さえ板との熱膨張率差
による撓み等が吸収されるので面状ヒータを大型にして
も何ら支障が生じることがない。
【0018】本発明の請求項2の面状ヒータによれば、
熱伝導の良い金属板がアルミ系の金属板であるので、耐
熱性、耐腐食性に優れ、且つ軽量で安価な面状ヒータと
なる。また、押さえ板がステンレス板であるので、耐熱
性、耐腐食性に優れているだけでなく構造的にも充分な
強度を確保できる丈夫で耐久性のある面状ヒータとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の面状ヒータの断面図である。
【図2】図1の面状ヒータの放熱板の加熱面と、加熱面
に無機絶縁電線が配設された状態を説明する平面図であ
る。
【符号の説明】
10 面状ヒータ 20 放熱板 22 加熱面 23 溝 24 溝 30 無機絶縁電線 40 押さえ板 41 温度制御素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝を設けた熱伝導の良い金属板の溝内に
    無機絶縁電線が配設されており、前記溝内の無機絶縁電
    線を溝内に押さえる押さえ板が複数に分割されているこ
    とを特徴とする面状ヒータ。
  2. 【請求項2】 熱伝導の良い金属板がアルミ系の金属板
    であり、押さえ板がステンレス板であることを特徴とす
    る請求項1記載の面状ヒータ。
JP15774495A 1995-06-23 1995-06-23 面状ヒータ Pending JPH097746A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15774495A JPH097746A (ja) 1995-06-23 1995-06-23 面状ヒータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15774495A JPH097746A (ja) 1995-06-23 1995-06-23 面状ヒータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH097746A true JPH097746A (ja) 1997-01-10

Family

ID=15656409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15774495A Pending JPH097746A (ja) 1995-06-23 1995-06-23 面状ヒータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH097746A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013020854A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Satoru Murayama 電熱ヒーター用基板
WO2024018716A1 (ja) * 2022-07-20 2024-01-25 日本発條株式会社 ヒータユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013020854A (ja) * 2011-07-12 2013-01-31 Satoru Murayama 電熱ヒーター用基板
WO2024018716A1 (ja) * 2022-07-20 2024-01-25 日本発條株式会社 ヒータユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4937435A (en) Flexible electric heating pad using PTC ceramic thermistor chip heating elements
US4292504A (en) Expanded metal electric heating element with edge support
CN102036466A (zh) 刚性-柔性电路板以及制造该电路板的方法
US5408071A (en) Electric heater with heat distributing means comprising stacked foil layers
KR910000858Y1 (ko) 적외선 히터
WO1993026135A9 (en) Heat distributing device
KR900002387B1 (ko) 열수축관을 가열하기 위한 히이터
US5889260A (en) Electrical PTC heating device
CN110907492A (zh) 一种均温性高温发热组件及用于热导率测试的加热装置
JPH097746A (ja) 面状ヒータ
JP2002084621A (ja) バスバーモジュール
EP0320862B1 (en) Positive temperature coefficient thermistor heating pad
CA1077113A (en) Heat exchanger for convector heater
GB2207030A (en) Electrical heater
US5010227A (en) Soldering apparatus and method of using the same
SU909801A1 (ru) Гибкий электронагреватель
JPH0724796Y2 (ja) 高温用プレートヒータ
WO2021210677A1 (ja) ヒータ装置
US6307874B1 (en) Expansion loops for heating elements in vacuum furnaces
JPS6230312Y2 (ja)
JP3687240B2 (ja) 熱電対の導線被覆構造
CN219163740U (zh) 一种线性蒸发源端子及其导热结构、线性蒸发源系统
US5935469A (en) Insulating staple for holding the resistive member of a heating element in place
RU2128892C1 (ru) Электрический инфракрасный нагреватель
KR200283298Y1 (ko) 면상발열체