JP2561297Y2 - 電気炉用抵抗発熱体 - Google Patents

電気炉用抵抗発熱体

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JP2561297Y2
JP2561297Y2 JP9382392U JP9382392U JP2561297Y2 JP 2561297 Y2 JP2561297 Y2 JP 2561297Y2 JP 9382392 U JP9382392 U JP 9382392U JP 9382392 U JP9382392 U JP 9382392U JP 2561297 Y2 JP2561297 Y2 JP 2561297Y2
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JP
Japan
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heating element
resistance heating
electric furnace
terminal
slit
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伸昭 折田
久 小相澤
陽子 徳岡
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は光ファイバを線引きする
のに使用される線引き炉やガラス化するのに使用される
ガラス化炉等の電気炉に使用される電気炉用抵抗発熱体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気炉として、従来は図5に示
すものがあった。図5はその電気炉の断面図である。こ
の電気炉は、金属製の炉体Aの中心部に、グラファイト
等の耐熱素材で形成された円筒形状の炉心管Bが配置さ
れ、同炉心管Bの外周にはそれを囲むように円筒状のカ
ーボン製の抵抗発熱体Dが配置されている。この抵抗発
熱体Dは図3に示すように、例えば内径150mm、長
さ160mm、肉厚8mmの円筒形に形成され、その両
外側に抵抗発熱体Dへの給電端子Cに固定する端子Fが
突設され、またその上下の周縁に円筒の軸線に平行なス
リットGが円筒の上縁Hと下縁Iに開口するように上下
に交互に形成されている。なお、炉体Aの内側には前記
炉心管B及び抵抗発熱体Dを取り囲むように断熱材Eも
取り付けられている。
【0003】そして、前記給電端子Cから抵抗発熱体D
の端子Fに電力を供給すると、電流が図3に示すように
一方の端子Fから他方の端子Fへカーボン製の抵抗発熱
体Dの側面を上下に蛇行するように流れ、その際の電気
抵抗により発生した熱で炉内が2000℃前後の高温に
加熱されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、図3に示す
ような大型の抵抗発熱体Dを用いて炉を2000℃以上
に加熱する場合、熱膨張による抵抗発熱体Dの変形が大
きく、同抵抗発熱体DのスリットGにより区画されてい
る各部がそれぞれ図4に示す矢印の方向(外側の端子F
に直角な方向)に大きく膨張する。しかし端子Fが給電
端子Cに固定されているため抵抗発熱体Dのうち端子F
が固定されている部分は膨張しにくい。この結果、端子
Fが突設されている箇所のスリットGの幅がかなり狭く
なって、スパークが生じ易くなり、非常に危険であると
いう問題があった。
【0005】本考案の目的は、スパークが発生せず、安
全に使用できる電気炉用抵抗発熱体を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のうち請求項1の
電気炉用抵抗発熱体は図1に示すように、炉体1の中心
部に配置された耐熱素材で形成された円筒形状の炉心管
2の外周に、それを取り囲むように配置される円筒形の
電気炉用抵抗発熱体において、同電気炉用抵抗発熱体
が、筒体3の下部周縁4より外側に給電端子5に固定さ
れる端子6が突設され、同筒体3の周壁にその上縁と下
縁に開口するスリット7が2本以上軸線に平行に形成さ
れ、これらスリット7のうち少なくとも前記端子6の突
設部分の近くの上縁に開口するスリット7がテーパ状に
広く形成されてなることを特徴とするものである。
【0007】本考案のうち請求項2の電気炉用抵抗発熱
体は図2に示すように、請求項1の電気炉用抵抗発熱体
において、前記端子6の突設部分の近くの上縁に開口す
るスリット7が他の部分のスリット7より幅広に形成さ
れてなることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本考案の電気炉用抵抗発熱体では、端子4の突
設部分に形成するスリット7を予めテーパ状に広く形成
するか、或は幅広に形成するため、炉内が2000℃以
上の高温になっても周壁のうち端子4が取り付けられて
いる部分のスリット7の幅がスパークの発生する程に狭
くなることがない。
【0009】
【実施例1】本考案の電気炉用抵抗発熱体の第一の実施
例を図1に示す。この抵抗発熱体は、内径150mm、
長さ160mm、肉厚8mmのカーボン製の筒体3であ
って、同筒体3の下部周縁4の両外側に同図(b)に示
す同筒体3への給電端子5に固定される端子6が突設さ
れ、また同筒体3の周壁の縦方向下端部から同周壁の上
縁10に開口するスリット7と、周壁の縦方向上端部か
ら同周壁の下縁11に開口するスリット7とが、同方向
に交互に均等間隔で形成されている。このスリット7は
長さ140mm、幅4mmである。
【0010】そしてこの実施例では端子6が突設されて
いる部分の上縁10に開口するスリット7はその上部を
上方広がりのテーパにして、その最上端の幅を7mmと
広くしてある。
【0011】本実施例の前記抵抗発熱体を、図1(b)
に示すように金属製の外壁12の内面に断熱材13が張
られてなる炉体1の中央部に配置されたグラファイト等
の耐熱素材で形成された円筒形の炉心管2の外側に、そ
れを囲むように配置し、その端子6を給電端子5に例え
ばカーボン製のボルト14で固定し、前記給電端子5か
ら端子6を通して前記抵抗発熱体へ電力を供給したとこ
ろ2200℃までスパークの発生無しで加熱することが
できた。
【0012】
【比較例】前記抵抗発熱体と同じサイズの従来タイプの
抵抗発熱体を図1(b)と同様に電気炉に取り付けて同
じ実験をしたところ、2000℃で端子が突設されてい
る部分のスリットからスパークが発生した。
【0013】
【実施例2】本考案の電気炉用抵抗発熱体の第二の実施
例を図2に示す。この抵抗発熱体は、カーボンを内径1
50mm、長さ160mm、肉厚8mmの筒体3に形成
すると共に、同筒体3の下部周縁4の両外側に図1
(b)に示す給電端子5に固定される端子6を突設し、
同筒体3の周壁の縦方向下端部から同周壁の上縁10に
開口するスリット7と、周壁の縦方向上端部から同周壁
の下縁11に開口するスリット7とが、同方向に交互に
均等間隔で形成されている。複数あるスリット7のう
ち、端子6が突設されている部分の上縁10に開口する
スリット7は長さを140mm、幅を7mmにし、それ
以外の部分のスリット7は長さ140mm、幅4mmに
してある
【0014】本実施例の前記抵抗発熱体を、図1(b)
に示すように金属製の外壁12の内面に断熱材13が張
られてなる炉体1の中央部に配置されたグラファイト等
の耐熱素材で形成された円筒形の炉心管2の外側に、そ
れを囲むように配置し、その端子6を給電端子5に例え
ばカーボン製のボルト14で固定し、前記給電端子5か
ら端子6を通して前記抵抗発熱体へ電力を供給したとこ
ろ2200℃までスパークの発生無しで加熱することが
できた。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように本考案の電気炉用抵
抗発熱体によれば、大型の抵抗加熱体でもスパークの心
配なく、電気炉を安全に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の電気炉用抵抗発熱体の第1実
施例を示す斜視図、(b)は前記電気炉用抵抗発熱体を
取り付けた電気炉の断面図。
【図2】本考案の電気炉用抵抗発熱体の第2実施例を示
す斜視図。
【図3】従来例の電気炉用抵抗発熱体の一例を示す斜視
図。
【図4】図3の電気炉用抵抗発熱体における熱応力の方
向を表した説明図。
【図5】従来の電気炉用抵抗発熱体を取り付けた電気炉
の断面図。
【符号の説明】
1 炉体 2 炉心管 3 筒体 4 下部周縁 5 給電端子 6 端子 7 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−160788(JP,A) 実開 昭63−199493(JP,U) 実開 昭48−106836(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉体1の中心部に配置された耐熱素材で
    形成された円筒形状の炉心管2の外周に、それを取り囲
    むように配置される円筒形の電気炉用抵抗発熱体におい
    て、同電気炉用抵抗発熱体が、筒体3の下部周縁4より
    外側に給電端子5に固定される端子6が突設され、同筒
    体3の周壁にその上縁と下縁に開口するスリット7が2
    本以上軸線に平行に形成され、これらスリット7のうち
    少なくとも前記端子6の突設部分の近くの上縁に開口す
    るスリット7がテーパ状に広く形成されてなることを特
    徴とする電気炉用抵抗発熱体。
  2. 【請求項2】 請求項1の電気炉用抵抗発熱体におい
    て、前記端子6の突設部分の近くの上縁に開口するスリ
    ット7が他の部分のスリット7より幅広に形成されてな
    ることを特徴とする電気炉用抵抗発熱体。
JP9382392U 1992-12-29 1992-12-29 電気炉用抵抗発熱体 Expired - Lifetime JP2561297Y2 (ja)

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JPH0654292U JPH0654292U (ja) 1994-07-22
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JP5557866B2 (ja) * 2012-03-30 2014-07-23 株式会社フジクラ 光ファイバ母材加熱用ヒータ

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