JPH0436076Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0436076Y2 JPH0436076Y2 JP14945986U JP14945986U JPH0436076Y2 JP H0436076 Y2 JPH0436076 Y2 JP H0436076Y2 JP 14945986 U JP14945986 U JP 14945986U JP 14945986 U JP14945986 U JP 14945986U JP H0436076 Y2 JPH0436076 Y2 JP H0436076Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace wall
- furnace
- separator
- cylindrical
- heating
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 238000002791 soaking Methods 0.000 claims description 6
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims description 5
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 1
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Landscapes
- Resistance Heating (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、電気抵抗加熱炉に関し、さらに詳
しくは均熱加熱が要求される用途に好適な加熱炉
に関する。
しくは均熱加熱が要求される用途に好適な加熱炉
に関する。
(従来技術とその問題点)
従来、円筒上炉壁体の内周に線径9mmφ程度の
電気抵抗発熱体を該円筒上炉壁体の軸方向に螺旋
状に成形して取付けた構造の加熱炉が均熱加熱を
要する用途に使用されている。
電気抵抗発熱体を該円筒上炉壁体の軸方向に螺旋
状に成形して取付けた構造の加熱炉が均熱加熱を
要する用途に使用されている。
この種の従来の加熱炉においては、円筒状炉壁
体の内周に螺旋状発熱体が装着される関係で、第
3図に示すように、炉壁体を軸方向に二分割し
て、上部炉壁体aおよび下部炉壁体bとし、これ
を組合わせて構成される組合せ炉壁体が使用され
ている。但しその他の構成は本考案と同一であ
る。
体の内周に螺旋状発熱体が装着される関係で、第
3図に示すように、炉壁体を軸方向に二分割し
て、上部炉壁体aおよび下部炉壁体bとし、これ
を組合わせて構成される組合せ炉壁体が使用され
ている。但しその他の構成は本考案と同一であ
る。
この種の従来の円筒状炉壁体を用いた加熱炉を
使用する場合には、昇温加熱の過程で炉壁体に熱
変形が生じ、炉壁体の接合部間に間隙が形成され
るために加熱炉の均熱特性が損われる難点があ
り、従つて、特に均熱加熱を必要とする用途に適
用する上で問題となつている。また、第1図およ
び第4図に示すように比較的柔らかいセラミツク
スフアイバーからなる炉壁体4の案内用蟻溝5
に、硬質のアルミナからなるセパレータ6が嵌挿
されるので、どうしても案内用蟻溝5が若干摩滅
して溝巾が大きくなり易く、セパレータ6との間
の隙間が大きくなつた場合、セパレータ6が傾き
場合によつてはセパレータ6が倒れて切り込み部
8より電気抵抗発熱体7が外れてしまい螺旋状電
気抵抗発熱体7のピツチが不揃いとなり加熱炉内
の温度分布の均一性が損われるという問題があ
る。
使用する場合には、昇温加熱の過程で炉壁体に熱
変形が生じ、炉壁体の接合部間に間隙が形成され
るために加熱炉の均熱特性が損われる難点があ
り、従つて、特に均熱加熱を必要とする用途に適
用する上で問題となつている。また、第1図およ
び第4図に示すように比較的柔らかいセラミツク
スフアイバーからなる炉壁体4の案内用蟻溝5
に、硬質のアルミナからなるセパレータ6が嵌挿
されるので、どうしても案内用蟻溝5が若干摩滅
して溝巾が大きくなり易く、セパレータ6との間
の隙間が大きくなつた場合、セパレータ6が傾き
場合によつてはセパレータ6が倒れて切り込み部
8より電気抵抗発熱体7が外れてしまい螺旋状電
気抵抗発熱体7のピツチが不揃いとなり加熱炉内
の温度分布の均一性が損われるという問題があ
る。
(本考案の技術的課題とその手段)
この考案は、上記に鑑み、均熱加熱特性を改善
する加熱炉を提供することを技術的課題としてな
されたものであり、炉壁体の軸方向に螺旋状に成
形された電気抵抗発熱体をセパレータにより離間
して内周側に装着している円筒状炉壁体を有する
加熱炉であつて、該円筒状炉壁体がセラミツクス
フアイバーをバインダーにより固着成形されて一
体構造をなし且つ内周側に周方向に間隔をもつて
軸に平行に設けられたセパレータ案内用蟻溝を有
し、該案内用蟻溝に、切り込み部に傾斜角度を設
けたセパレータを嵌挿している炉壁体であること
を特徴とする均熱加熱炉に係る。
する加熱炉を提供することを技術的課題としてな
されたものであり、炉壁体の軸方向に螺旋状に成
形された電気抵抗発熱体をセパレータにより離間
して内周側に装着している円筒状炉壁体を有する
加熱炉であつて、該円筒状炉壁体がセラミツクス
フアイバーをバインダーにより固着成形されて一
体構造をなし且つ内周側に周方向に間隔をもつて
軸に平行に設けられたセパレータ案内用蟻溝を有
し、該案内用蟻溝に、切り込み部に傾斜角度を設
けたセパレータを嵌挿している炉壁体であること
を特徴とする均熱加熱炉に係る。
(実施例)
加熱炉1の横断面を示す第1図において、綱板
製円筒状外皮2の内部にセラミツクスフアイバー
でなる厚さ12.5mmの断熱層3を介して肉厚25mmの
円筒状炉壁体4が同芯状に収容されている。ここ
で、円筒状炉壁体4は、セラミツクスフアイバー
をバインダーで固着して一体に成形した固形体で
あり、その内周面には周方向に間隔をもつて、円
筒状炉壁体4の軸に平行に案内用蟻溝5が設けら
れ、この案内用蟻溝5はセパレータ6を案内す
る。
製円筒状外皮2の内部にセラミツクスフアイバー
でなる厚さ12.5mmの断熱層3を介して肉厚25mmの
円筒状炉壁体4が同芯状に収容されている。ここ
で、円筒状炉壁体4は、セラミツクスフアイバー
をバインダーで固着して一体に成形した固形体で
あり、その内周面には周方向に間隔をもつて、円
筒状炉壁体4の軸に平行に案内用蟻溝5が設けら
れ、この案内用蟻溝5はセパレータ6を案内す
る。
電気抵抗発熱体7は、線径が9.5mmの電熱線を
円筒状炉壁体4の軸方向に両端は短ピツチ、中心
部は長ピツチで螺旋状に配しており、第2図に示
すように、内側に間隔をもつて切り込み部8を有
するセパレータ6の該切り込み部8によつて保持
されるとともに円筒状炉壁体4との間に若干の間
隔をもつて保持されている。第2図に示すよう
に、本考案者が先に提示した螺旋状に形成された
電気抵抗発熱体を保持する保持具の切り込み部に
傾斜角度を設けた電気抵抗発熱体の保持具(実願
昭61−2017号のようにセパレータ6の切り込み部
8を短ピツチの一例で示すと、ピツチPの間隔を
もつて傾斜角度Θ15度〜30度に形成し電気抵抗発
熱体7は切り込み部8の先端より内側に入つた状
態で保持されており、セパレータ6が傾いても電
気抵抗発熱体7にひつかかつてある程度以上傾く
ことはなく、従つて電気抵抗発熱体7がセパレー
タ6から外れることはない。
円筒状炉壁体4の軸方向に両端は短ピツチ、中心
部は長ピツチで螺旋状に配しており、第2図に示
すように、内側に間隔をもつて切り込み部8を有
するセパレータ6の該切り込み部8によつて保持
されるとともに円筒状炉壁体4との間に若干の間
隔をもつて保持されている。第2図に示すよう
に、本考案者が先に提示した螺旋状に形成された
電気抵抗発熱体を保持する保持具の切り込み部に
傾斜角度を設けた電気抵抗発熱体の保持具(実願
昭61−2017号のようにセパレータ6の切り込み部
8を短ピツチの一例で示すと、ピツチPの間隔を
もつて傾斜角度Θ15度〜30度に形成し電気抵抗発
熱体7は切り込み部8の先端より内側に入つた状
態で保持されており、セパレータ6が傾いても電
気抵抗発熱体7にひつかかつてある程度以上傾く
ことはなく、従つて電気抵抗発熱体7がセパレー
タ6から外れることはない。
ここで、円筒状炉壁体4への螺旋状発熱体7の
挿入は、炉壁体4を立てた状態でセパレータ6の
切り込み部8に螺旋状発熱体7の各線部分を係合
させながら真上から垂直に炉壁体4に案内用蟻溝
5の各々にセパレータを案内させて送り込む方法
により容易になされる。
挿入は、炉壁体4を立てた状態でセパレータ6の
切り込み部8に螺旋状発熱体7の各線部分を係合
させながら真上から垂直に炉壁体4に案内用蟻溝
5の各々にセパレータを案内させて送り込む方法
により容易になされる。
加熱炉の螺旋状発熱体7の内側にはスペーサ9
を介して炉芯管10が発熱体との間に約10mmの間
隙をもつた状態で取付けられる。第5図は、上記
構成の加熱炉に通電して炉心中央位置の温度を
1200℃に昇温した状態で炉軸心長手方向における
温度分布曲線を示す。尚、第6図には、円筒状炉
壁体として第3図に示す如く縦方向(軸方向)に
2分割される構成をなし、但し全体の形状寸法を
前記円筒状炉壁体4と同じくする円筒状炉壁体を
用い、他は前記加熱炉1と同一構成の加熱炉にお
ける炉内温度分布曲線を併記した。これより本考
案の均熱長さの方が長く均熱性は優れていること
がわかる。
を介して炉芯管10が発熱体との間に約10mmの間
隙をもつた状態で取付けられる。第5図は、上記
構成の加熱炉に通電して炉心中央位置の温度を
1200℃に昇温した状態で炉軸心長手方向における
温度分布曲線を示す。尚、第6図には、円筒状炉
壁体として第3図に示す如く縦方向(軸方向)に
2分割される構成をなし、但し全体の形状寸法を
前記円筒状炉壁体4と同じくする円筒状炉壁体を
用い、他は前記加熱炉1と同一構成の加熱炉にお
ける炉内温度分布曲線を併記した。これより本考
案の均熱長さの方が長く均熱性は優れていること
がわかる。
(効果)
本考案の加熱炉では、円筒状炉壁体は、組み立
て構造のものではなく一体構造をなしている。
て構造のものではなく一体構造をなしている。
従つて、昇降温の過程で、炉壁体の変形による
間隙が発生することがなく、間隙を通しての不安
定な放熱が防止され、また、セパレータの切り込
み部に適当な傾斜角度を設けることにより電気抵
抗発熱体がセパレータにより外れることがなくな
り炉内温度分布に変動が生ぜず良好な均熱特性を
維持することができた。
間隙が発生することがなく、間隙を通しての不安
定な放熱が防止され、また、セパレータの切り込
み部に適当な傾斜角度を設けることにより電気抵
抗発熱体がセパレータにより外れることがなくな
り炉内温度分布に変動が生ぜず良好な均熱特性を
維持することができた。
第1図は、本考案の実施例を示す加熱炉の断面
図、第2図は、本考案の実施例の円筒状炉壁体へ
のセパレータと螺旋状発熱体との取付け状態を示
す一部拡大斜視図、第3図は、従来の二分割円筒
状均熱加熱炉の説明図、第4図は、従来の円筒状
炉壁体へのセパレータと螺旋状発熱体との取付け
状態を示す一部拡大斜視図、第5図は、本考案の
実施例の炉内温度分布を示すグラフ図、第6図
は、従来の円筒状均熱加熱炉の炉内温度分布を示
すグラフ図である。 図中、1……加熱炉、3……断熱層、2……円
筒状炉外皮、4……円筒状炉壁体、5……案内用
蟻溝、8……切り込み部、6……セパレータ、9
……スペーサ、7……螺旋状発熱体、10……炉
芯管、a……上部炉壁体、b……下部炉壁体、Θ
……セパレータの傾斜角度、P……セパレータの
ピツチ。
図、第2図は、本考案の実施例の円筒状炉壁体へ
のセパレータと螺旋状発熱体との取付け状態を示
す一部拡大斜視図、第3図は、従来の二分割円筒
状均熱加熱炉の説明図、第4図は、従来の円筒状
炉壁体へのセパレータと螺旋状発熱体との取付け
状態を示す一部拡大斜視図、第5図は、本考案の
実施例の炉内温度分布を示すグラフ図、第6図
は、従来の円筒状均熱加熱炉の炉内温度分布を示
すグラフ図である。 図中、1……加熱炉、3……断熱層、2……円
筒状炉外皮、4……円筒状炉壁体、5……案内用
蟻溝、8……切り込み部、6……セパレータ、9
……スペーサ、7……螺旋状発熱体、10……炉
芯管、a……上部炉壁体、b……下部炉壁体、Θ
……セパレータの傾斜角度、P……セパレータの
ピツチ。
Claims (1)
- 炉壁体の長軸方向に螺旋状に成形された電気抵
抗発熱体をセパレータにより離間して内周側に保
持した円筒状炉壁体を有する加熱炉であつて、該
円筒状炉壁体がセラミツクスフアイバーをバイン
ダーにより固着成形して得られた一体構造をなす
炉壁体であり且つ周方向に間隔をもつて炉体長軸
に平行なセパレータ案内用蟻溝を内周面に有し、
該案内用蟻溝に、切り込み部に傾斜角度を設けた
セパレータた嵌挿している炉壁体であることを特
徴とする均熱加熱炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14945986U JPH0436076Y2 (ja) | 1986-10-01 | 1986-10-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14945986U JPH0436076Y2 (ja) | 1986-10-01 | 1986-10-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6356589U JPS6356589U (ja) | 1988-04-15 |
JPH0436076Y2 true JPH0436076Y2 (ja) | 1992-08-26 |
Family
ID=31064688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14945986U Expired JPH0436076Y2 (ja) | 1986-10-01 | 1986-10-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0436076Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997028409A1 (fr) * | 1996-02-01 | 1997-08-07 | Nikkato Corp. | Four electrique |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2579793Y2 (ja) * | 1993-01-29 | 1998-08-27 | 新日本製鐵株式会社 | レジスターユニット用セパレーター |
SE528334C2 (sv) * | 2004-09-16 | 2006-10-24 | Sandvik Intellectual Property | Ugnsisolering samt ugn försedd med nämnda islering |
-
1986
- 1986-10-01 JP JP14945986U patent/JPH0436076Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997028409A1 (fr) * | 1996-02-01 | 1997-08-07 | Nikkato Corp. | Four electrique |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6356589U (ja) | 1988-04-15 |
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