JPS5853210B2 - 自動有段変速機における遠心クラツチ装置 - Google Patents

自動有段変速機における遠心クラツチ装置

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JPS5853210B2
JPS5853210B2 JP16856780A JP16856780A JPS5853210B2 JP S5853210 B2 JPS5853210 B2 JP S5853210B2 JP 16856780 A JP16856780 A JP 16856780A JP 16856780 A JP16856780 A JP 16856780A JP S5853210 B2 JPS5853210 B2 JP S5853210B2
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gear
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centrifugal
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regulating
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定 溝淵
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  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、エンジンの回転数が所定回転数に達した以
後の任意の回転域において自動的に高速段位側のギヤに
切換えできるようにした自動有段変速機における遠心ク
ラッチ装置に関するものである6従来におけるこの種の
遠心クラッチ装置は、遠心錘の役目をするクラッチシュ
ーが所定回転数になった際にクラッチドラムと接触し、
このクラッチドラムを介して高速段位側のギヤを駆動さ
せる形式であったため、従動側即ち車輪側の負荷の大き
さに関係なく、予め設定されたエンジン回転数に達すれ
ば、自動的に低速段位側のギヤから高速段位側のギヤに
切換わるものであった。
このものは、通常の平坦な路面走行時では特に支障ない
が、急激な登板走行時においてはエンジンの出力が末だ
従動側の高負荷に対向できない段階において、高速段位
側のギヤに切換えられることとなり、必要な登板力が得
られず速度が低下したり登板走行ができないという欠点
があった。
この発明は、上記実情に鑑みなされたものであって、従
動側の負荷の大きさに応じてエンジンの出力を変化させ
ながら高速段位側のギヤに切換えることができるように
することにより、上記従来の欠点を解消した自動有段変
速機における遠心クラッチ装置を提供することにある。
以下この発明を図示した実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図はこの発明による遠心クラッチ装置を示し、ケー
ス1に変速機主軸(以下主軸といつ)2および変速機副
軸(以下副軸という)3を平行に配置し、両者間に常時
噛合わせた低速段位ギヤ4および高速段位ギヤ5を有す
る。
上記主軸2は、スフロケットあるいはギヤ等を介してエ
ンジンの出力軸(共に図示省略)側に連結されており、
この主軸2にはこれに固定された低速段位側の小ギヤ4
aおよび回転自在に遊嵌された高速段位側の小ギヤ5a
を設ける。
また、上記副軸3はスプロケット6を介して車輪(図示
省略)に連結されており、この副軸3にはこれに一方向
クラッチ7を介して支持された低速段位側の大ギヤ4b
およびスプライン嵌合された高速段位側の大ギヤ5bを
設ける。
上記一方向クラッチγは正回転方向、即ち小ギヤ4aか
ら大ギヤ4bに向かうトルクのみを伝達するように設定
する。
Aはこの発明による遠心クラッチ装置であり、以下のよ
うに構成する。
即ち、高速段位側車ギヤ5aの左側壁をフランジ8状に
形成し、該フランジ8の左側壁に3個の被動歯9を周方
向に等間隔で突出形成する。
上記被動歯9の左方に位置する主軸2に規制体10を遊
嵌するとともに、該規制体10は左方への移動を主軸2
に接着したストップリング11により、右方への移動を
規制体10とフランジ8との間に介装した皿ばね12に
よりそれぞれ阻止している。
そして上記規制体10.3個の規制窓13を周方向に等
間隔で穿設する。
この規制窓13は、第2図に示すように、正回転(図中
左回転)側を半径方向に対し小幅窓13aに、反正回転
側を同犬幅窓13bとなるL字状に形成する。
上記規制体10の左方に位置する主軸2には、遠心作動
装置14を装着し、該遠心作動装置は、主軸2に固定し
た円錐状のガイド板15と主軸2に軸方向摺動可能にス
プライン嵌合した円板状の係合体16とにより、半径方
向外方に行くに従って随時小幅となるボール収容室14
aを形成し、このボール収容室に多数ボールからなる遠
心作動体17を収容する。
上記係合体16は、主軸2に貫通形成した軸方向の長孔
18に遊嵌したピン19と係合し、該ピン19を左方に
弾圧付勢するばね20を介して常時左方に弾圧付勢され
ている。
また、上記係合体16の右側壁には3個の駆動歯21を
周方向に等間隔で突設し、この駆動歯21は前述した被
動歯9および規制窓13と対向状に配設するとともに、
その右端側外周を切欠いて軸方向に階段状に形成し、そ
の右端部の小幅歯21aを規制窓13の小幅窓13aに
、その基部側大幅歯21bを規制窓130犬幅窓13b
にそれぞれ嵌合用能に形成する。
また、駆動歯21の小幅歯21aと大幅歯21bとを結
ぶ段部21cと規制体10との摩擦係合力に比し、皿ば
ね12を介して規制体10と小ギヤ5aのフランジ8と
の摩擦係合力を大きくなるように設定しておく。
以上の構成により前述した遠心クラッチ装置Aが構成さ
れている。
次にこの発明の作用について説明する。
まず、低速走向時即ちエンジンの低速回転時においては
エンジンからの出力がスプロケット又はギヤ等を介して
主軸2に伝達され、この出力は低速段位側の小ギヤ4a
・同大ギヤ4bおよび一方向クラッチ7を介して副軸3
に伝達され、該副軸3からスプロケット6・チェーン等
を介して車輪に伝達される。
この場合、遠心作動体17が主軸2と共に回転しており
、その遠心力により半径方向外方、従って係合体16を
右方に押圧することになるが、この押圧力は末だエンジ
ンの回転数が少ないことからばね20による弾発力より
も小さいことから、上記係合体16は右方に摺動せず、
従って遠心クラッチ装置Aは作動せず高速段位ギヤ5か
らのトルク伝達は行なわれない。
次に、エンジンの回転数が所定回転数以上になった際に
は1.上記遠心作動体17の遠心力かばね200弾発力
よりも増大し、係合体16が右方に摺動しようとするが
、この場合、エンジン側から車輪側にトルク伝達されて
いる状態においては、規制体10によって上記摺動は阻
止されることになる。
即ち、上記状態においては1.主軸2によって回転され
ている遠心作動体16の回転数は、低速段位ギヤ4と高
速段位ギヤ5とのギヤ比によって減速されて回転されて
いる小ギヤ5aの回転数よりも高速回転しており、一方
規制体10は皿ばね12の弾発力による小ギヤ5aのフ
ランジ8との摩擦係合により該フランジ8と共に回転し
ようとするも、規制体10の規制窓13が係合体16の
駆動歯21と嵌合しているため、上記規制体10は駆動
歯21によって強制的にフランジ8(小ギヤ5a)より
も高速回転されている状態となる。
このため1.1駆動歯21は規制窓13の正回転(第2
図中左)側に位置し、1駆動歯21の小幅歯21aと規
制窓13の小幅窓13aとが嵌合し、。
駆動歯210段部21cが規制体10の左側面に衝突し
た状態となる。
これにより前述したように、遠心作動体17の遠心力か
ばね200弾発力に打勝って係合体16を右方に摺動さ
せようとしても、該係合体16は規制体10によって阻
止されることになる(第1図の状態)。
次に上記状態において高速段位ギヤ5側に切換えたい場
合には、アクセルの操作等によりエンジンの回転数を瞬
時低下させるようにする。
即ち、上記操作をすれば、エンジンを介して主軸2従っ
て係合体16の回転数は瞬時低下するも、副軸3の回転
数従って小ギヤ5aの回転数は車体側の慣性力が大きい
ことから、その回転数は直ぐには低下せず、これにより
係合体160回転数が瞬時の開平ギヤ5aの回転数より
も低下することになり、規制体10は小ギヤ5aのフラ
ンジ8との摩擦係合により係合体16に対し相対的に逆
転し、規制体100大幅窓13bが係合体16の犬幅歯
21bと対面し、これにより係合体16の右方への作動
規制が解除され、該係合体16は遠心作動体17の遠心
力によりばね20に抗して右方に移動されて、その駆動
歯21が被動歯9と係合することになる(第3〜4図の
状態)。
これにより小ギヤ5aと主軸2とが一体的に係合し、そ
の後のエンジン出力は主軸2から遠心クラッチ装置Aを
介して高速段位側の小ギヤ5a、同大ギヤ5b、主軸3
、車輪へと伝達されることになる。
この場合、低速段位ギヤ4からのトルク伝達は、一方向
クラッチ7が逆1駆動されているため行なわれなくなる
この発明と従来との変速特性図を示すと第6図に示すよ
うになる。
即ちこの発明によれば第6図すに示すように、エンジン
の回転数が所定の回転数(1点以上の(イ)、(勺一点
の任意の回転域において、低速段位の変速特性R1から
高速段位の変速特性R2に切換えが可能となり、従来に
おける第6図aに示すように、エンジンの回転数が所定
回転数(デ)点の定位置で低速段位の変速特性R1’か
ら高速段位の変速特性R2’に切換わるものに比し、負
荷に応じたエンジン出力でもって変速できることが判か
る。
なお、この発明による遠心クラッチ装置Aは、副軸3側
に設け、これにより高速段位側の大ギヤ5bを副軸3に
対しオン・オフするようにしてもよい。
この場合、高速段位側の大ギヤ5bは副軸3に回転自在
に、大ギヤ5aは主軸2に固定して設けるとともに、規
制体10に形成する規制窓13の形状は第3図と逆向き
にする必要がある。
この発明は以上説明したように、エンジンが所定回転数
に達した以後の任意の回転域において、低速段位側から
高速段位側に切換えできるものであるから、従動側即ち
車輪側の負荷の大きさに応じてエンジンの出力を変化さ
せながら変速できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による遠心クラッチ装置を適用した自
動有段連撮の要部断面図、第2図はその■−■断面図、
第3図はその作動状態を示す要部断面図、第4図は第3
図のIV−IV断面図、第5図はこの発明による一部品
を示す斜視図、第6図aおよび第6図すは従来およびこ
の発明による変速特性図である。 1・・・・・・ケース、2・・・・・・変速機主軸、3
・−・・−・変速機副軸、4・・・・−・低速段位ギヤ
、4a・・・・・−小ギヤ、4b・・−・・・大ギヤ、
5・−・・・・高速段位ギヤ、5a・・−・・・小ギヤ
、5b・・・・・・大ギヤ、6・・・−・・スプロケッ
ト、7・・−・・・一方向クラッチ、8・・・・・・フ
ランジ、9・・・・・・被動歯、10・・・・・・規制
体、11・−・・−・スプリング、12・・・・−・皿
ばね、13・・・・・・規制窓、13a・・−・・・小
幅窓、13b・・・・・・大幅窓、14・−・・・遠心
作動装置、14a・・・・・・ボール収容室、15・・
・・・・ガイド板、16・・・・−・係合体、17・・
・・・・遠心作動体、18・・−・・・長孔、19・・
・・・・ピン、20・・・・・・ばね、21・・・・・
・1駆動歯、21a・・・・・・小幅歯、21b・・・
・・・犬幅歯、21 c−一段部、A−・・・−・遠心
クラッチ装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 高速段位側の一方のギヤが遊嵌する変速機軸に、こ
    れと相対回転不能かつ軸方向に摺動して上記ギヤと連結
    し得る係合体と、上記変速機軸が所定回転数になった際
    に係合体を上記ギヤに向かう軸方向に摺動させ得る遠心
    作動体とを設け、上記ギヤと係合体との一方に係合体の
    上記ギヤに向かう軸方向への摺動を規制する規制体を設
    けるとともに他方に上記規制体を摩擦係合させ、該規制
    体はこれが上記摩擦係合の力によって係合体に対し相対
    回転せられた際にのみ該係合体の上記ギヤに向かう軸方
    向への摺動規制を解除してなる自動有段変速機における
    遠心クラッチ装置。
JP16856780A 1980-11-29 1980-11-29 自動有段変速機における遠心クラツチ装置 Expired JPS5853210B2 (ja)

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JPS5794138A JPS5794138A (en) 1982-06-11
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5894944U (ja) * 1981-12-18 1983-06-28 スズキ株式会社 自動変速機
CN103232003B (zh) * 2013-05-10 2015-08-12 安徽理工大学 一种调车绞车副轴上自动离合装置

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JPS5794138A (en) 1982-06-11

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