JPS585317Y2 - カラ−受像管 - Google Patents
カラ−受像管Info
- Publication number
- JPS585317Y2 JPS585317Y2 JP1976091425U JP9142576U JPS585317Y2 JP S585317 Y2 JPS585317 Y2 JP S585317Y2 JP 1976091425 U JP1976091425 U JP 1976091425U JP 9142576 U JP9142576 U JP 9142576U JP S585317 Y2 JPS585317 Y2 JP S585317Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color picture
- picture tube
- voltage
- neck glass
- neck
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は主としてカラー受像管の製造工程中の高電圧
処理において発生するネックガラスの破壊を防止する受
像管ネック部の改良に関するものである。
処理において発生するネックガラスの破壊を防止する受
像管ネック部の改良に関するものである。
以下図面に基づいて、カラー受像管の高電圧処理中のネ
ックガラスの破壊発生原因を説明すると、第1図におい
て符号1は内部導電被膜で、外部からこの部分に高電圧
が印加されるが、一般に印加電圧は20数KVの高電圧
が普通であり、使用時スパーク等を発生させない耐電圧
特性の良いカラー受像管を得るためには、製造工程の途
中で通常、使用時の2ないし4倍の高電圧を印加して処
理を行なっている。
ックガラスの破壊発生原因を説明すると、第1図におい
て符号1は内部導電被膜で、外部からこの部分に高電圧
が印加されるが、一般に印加電圧は20数KVの高電圧
が普通であり、使用時スパーク等を発生させない耐電圧
特性の良いカラー受像管を得るためには、製造工程の途
中で通常、使用時の2ないし4倍の高電圧を印加して処
理を行なっている。
ところが、高電圧処理中にネックガラス2の、特にファ
ンネル部3に近い4の部分周辺に絶縁破壊が発生するこ
とがあり、このため高電圧処理の高圧を高くすることに
は従来より限界があった。
ンネル部3に近い4の部分周辺に絶縁破壊が発生するこ
とがあり、このため高電圧処理の高圧を高くすることに
は従来より限界があった。
高電圧処理は、内部導電被膜1に高電圧を印加し、ステ
ム5のアウタリード線6をアース電位にして行なう。
ム5のアウタリード線6をアース電位にして行なう。
なお、7は電子銃構体である。この状態ではファンネル
部3及びネック部2の4の部分外壁には正電圧が誘起さ
れ、この正電圧が高くなるとアウタリード線6との間に
ネックガラス2の外壁面を介して沿面放電が発生する。
部3及びネック部2の4の部分外壁には正電圧が誘起さ
れ、この正電圧が高くなるとアウタリード線6との間に
ネックガラス2の外壁面を介して沿面放電が発生する。
この沿面放電はネックガラス外壁の電位を下げ管内の高
圧部とネックガラス外壁との電位差がネックガラスの破
壊電圧よりも高くなり、その結果としてネックガラス絶
縁破壊が発生する。
圧部とネックガラス外壁との電位差がネックガラスの破
壊電圧よりも高くなり、その結果としてネックガラス絶
縁破壊が発生する。
ネックガラスは、通常鉛ガラスの肉厚2mm程度のもの
が使用されており、40に■くらいの電圧になると絶縁
破壊に至る。
が使用されており、40に■くらいの電圧になると絶縁
破壊に至る。
一方、高電圧処理中は、50〜70KV程度の高電圧が
印加されるため、印加中にネックガラス外壁をアースす
るとネックガラスは容易に破壊してしまう。
印加されるため、印加中にネックガラス外壁をアースす
るとネックガラスは容易に破壊してしまう。
この原因は、ネックガラス外壁面に発生する沿面放電が
アウタリード線6とネック外壁を電位的に短絡した働き
をすることから起きる。
アウタリード線6とネック外壁を電位的に短絡した働き
をすることから起きる。
本考案は、上記発生現象を考案し案出されたもので、そ
の目的とするところは高電圧処理中の沿面放電の発生防
止することにある。
の目的とするところは高電圧処理中の沿面放電の発生防
止することにある。
本考案によれば、第2図に示すように、防止構造は極め
て簡単なもので、ネック部2の端部であるステム5とベ
ース8間に電気絶縁性の接着剤9(斜線で図示)、好適
にはシリコン等の絶縁物からなる接着剤を封着し、アウ
タリード線6とネック部外壁面2に発生の沿面放電を絶
縁遮断するものである。
て簡単なもので、ネック部2の端部であるステム5とベ
ース8間に電気絶縁性の接着剤9(斜線で図示)、好適
にはシリコン等の絶縁物からなる接着剤を封着し、アウ
タリード線6とネック部外壁面2に発生の沿面放電を絶
縁遮断するものである。
上記のようにカラー受像管を構成すれば、高電圧処理中
にネックガラスの破壊が起きないので、製品不良による
多大の損失を低減することができると同時に、従来上限
を設けていた電圧より高い高電圧処理を行なうことが可
能になり、高電圧特性の極めて良好なカラー受像管を得
ることができる。
にネックガラスの破壊が起きないので、製品不良による
多大の損失を低減することができると同時に、従来上限
を設けていた電圧より高い高電圧処理を行なうことが可
能になり、高電圧特性の極めて良好なカラー受像管を得
ることができる。
また、接着剤を用いるため、ベース8とステム5との接
着も同時に行なえる等の種々優れた効果を有する。
着も同時に行なえる等の種々優れた効果を有する。
第1図は従来のカラー受像管の一例を示す要部断面図、
第2図は本考案によるカラー受像管の一実施例を示す要
部断面図である。 1・・・・・・内部導電被膜、2・・・・・・ネック、
3・・・・・・ファンネル部、5・・・・・・ステム、
6・・・・・・アウタリード線、7・・・・・・電子銃
構体、8・・・・・・ベース、9・・・・・・電気絶縁
性の接着剤。
第2図は本考案によるカラー受像管の一実施例を示す要
部断面図である。 1・・・・・・内部導電被膜、2・・・・・・ネック、
3・・・・・・ファンネル部、5・・・・・・ステム、
6・・・・・・アウタリード線、7・・・・・・電子銃
構体、8・・・・・・ベース、9・・・・・・電気絶縁
性の接着剤。
Claims (1)
- ステムのアウタリード線とネックガラス外壁面間を密閉
しない構造のベースを設けたカラー受像管において、ス
テムのアウタリード線とネックガラス外壁面間でかつア
ウタリード線より外側の全周でステムとベースとを電気
的絶縁性の接着剤により接着したことを特徴とするカラ
ー受像管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976091425U JPS585317Y2 (ja) | 1976-07-08 | 1976-07-08 | カラ−受像管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976091425U JPS585317Y2 (ja) | 1976-07-08 | 1976-07-08 | カラ−受像管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5310250U JPS5310250U (ja) | 1978-01-27 |
JPS585317Y2 true JPS585317Y2 (ja) | 1983-01-29 |
Family
ID=28702028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976091425U Expired JPS585317Y2 (ja) | 1976-07-08 | 1976-07-08 | カラ−受像管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS585317Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2531025Y2 (ja) * | 1989-02-15 | 1997-04-02 | ローム株式会社 | サーマルヘッド |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4923064A (ja) * | 1972-06-26 | 1974-03-01 | ||
JPS4924200U (ja) * | 1972-05-31 | 1974-03-01 |
-
1976
- 1976-07-08 JP JP1976091425U patent/JPS585317Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4924200U (ja) * | 1972-05-31 | 1974-03-01 | ||
JPS4923064A (ja) * | 1972-06-26 | 1974-03-01 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5310250U (ja) | 1978-01-27 |
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