JPS5853085Y2 - ハブラシ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はハブテンに係るもので、該ハブテンの植毛部の
構造を改良することによって、歯グキヘのマツサージ効
果と歯のプラークの清掃を効果的に、合理的に行なえる
様にせんがために考案されたものである。

添付図面にもとづいて説明すると、第１図は本考案の切
欠補体よりなるハブテンの側面図である。

第２図は平面図である。第３図は本考案の他の一実施例
である。

１は略棒状柄体である。２は後端部分よりの平面よりな
る植毛面である。

３は先端部分にかけて傾斜状形態に形成されてなる植毛
面である。

４は後端部分２に植毛されてなる毛束群である。

５は先端部分３にかけて植毛されてなる毛束群である。

上記する如くなる本考案のハブテンの場合、たとえば毛
を略水平状にカットした場合、後端部分２に植毛されて
なる毛束群４は平面よりなる植毛部に植毛されることか
ら、同一のかたさに作用するが、先端部分３よりにかけ
ての傾斜状形態部分に植毛されてなる毛束群５は毛束群
４に比較して、該植毛面よりして長毛束へと形成され、
しかも毛束群５は植毛面が傾斜してなることより、毛束
の長さは傾斜角度に応じて長さを変えることになる。

つまり、このことは後端部分２の毛束群４が短毛束群に
形成されてなることを意味し、毛の硬度はかたく、強く
作用することになる。

又先端部分３の毛束群５は傾斜部に植毛されることより
して、毛束群４に比較して長く形成されることより、毛
の硬度は順次やわらかく、シなやかに弾力的に作用し、
かつ同時に傾斜角度に応じて、毛の硬度は先端へゆくに
つれて、やわらかく変化することになる。

従って、本考案よりなるハブテンの場合、既製品がおし
なべて同一の平面上に毛が植毛されてなることから、毛
の硬度の差がなく、従って、毛の作用効果も同一のもの
でしかないのに対して、本考案の場合には、先端部分３
の長毛束５がしなやかに、弾力的に作用することによっ
て、奥歯や歯の咬合面での、又歯間部での刷掃効率を既
製品に比較して格段に高める様になされているのである
。

と同時に歯グキへのマツサージに対しても、かたく作用
する毛束群４とかたさに変化を伴う毛束群５とによって
、換言すれば、硬から軟に作用する毛束群によって、マ
ツサージ部位に対する血行を良くし、血液の循環を一層
効果的に果すことによって、均一にしか作用しない既製
品のハブテンに比較して格段のマツサージ効果を伴うの
である。

従って、本考案よりなる構造形態の場合、例えば同一の
毛を使用した場合でも、毛に硬軟の差が出ることは明ら
かであり、太さの異なる毛を使用した場合、一層明確な
硬軟の差が出ることは明らかなところである。

以上の様に本考案は植毛部分の一方の部分を平面にし、
他方の部分を傾斜状形態の構造にしたことを特徴とする
ことによって、１本のハブテンで、歯のブラッシングと
マツサージ効果とを同時に最大限に果せる様にしたもの
で、その社会的、実用的意義は非常に大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の側面図で、第２図は平面図で、第３図
は他の実施例である。 １・・・・・・略棒状柄体、２・・・・・・後端部の植
毛面、３・・・・・・先端部分の傾斜状の植毛面、４，
５・・・・・・毛束群。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 略棒状柄体よりなるハブテンの植毛部に於て、植毛部の
   後端部分よりの植毛面２を平面にし、先端部分に向って
   の植毛面３を傾斜状形態にし、平面２に平行に刷毛をカ
   ットしてなることを特徴とするハブテン。