JPS5852835B2 - 内面に粉粒体の接着層を有する容器の製造法 - Google Patents

内面に粉粒体の接着層を有する容器の製造法

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JPS5852835B2
JPS5852835B2 JP53163690A JP16369078A JPS5852835B2 JP S5852835 B2 JPS5852835 B2 JP S5852835B2 JP 53163690 A JP53163690 A JP 53163690A JP 16369078 A JP16369078 A JP 16369078A JP S5852835 B2 JPS5852835 B2 JP S5852835B2
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JP
Japan
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container
powder
adhesive layer
granules
manufacturing
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JPS5586470A (en
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隆男 角元
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内面lこ粉粒体の接着層を有する容器の新規且
つ有用な製造法に関する。
本発明者は先に折り畳み式コツプのような容器の内面に
、易溶性架剤(発泡剤を含有する場合も含む)を接着し
てなる、携帯に便利にして使用が著しく簡便な薬剤容器
を提案した(例えば実開昭49〜37274号参照)。
このような薬剤容器は所定の薬効を得るために均一量の
粉粒体の充填耐着が必要である。
本発明者はこのような薬剤容器を工業的に有利に製造す
るために、展開状態Gこある容器成形用素材の所定部位
に接着剤を塗布し、この塗布面に所定量の粉粒体を散布
し耐着した後、容器を形成する方法を試みた。
ところがこのような製造法では散布耐着された粉粒体の
一部にどうしても接着不良が生じ、これが容器形成時に
剥落して均−充填性が損なわれることが判明した。
この問題は例えば散布附着面をローラなどのような機械
的手段を適用して押圧することによりある程度解消でき
るが、このような抑圧手段を適用すると粉粒体が損壊さ
れ、特に粉粒体が顆粒である場合は一層顕著であり、こ
のような抑圧手段の適用は好ましい解7肖策でない。
本発明は上記のような薬剤容器並びGこその類似物品を
、粉粒体の均一量の充填耐着のもとに工業的に有利に製
造し得る方法を提供することを目的としてなされたもの
で、以下に本発明製造法を図示した図面にもとづき説明
すると次の通りである。
図に於て、1は目端の開口された容器であって、容器1
の構造は目端の少なくとも1部が開口されている限り特
Oこ限定はないが、好ましいものとして、コツプ型(折
畳み式を含む)、扁平袋状容器等を例示できる。
またその材質も任意であり、般には必要に応じ防水加工
された紙(アルミニウム箔を含む場合もある)又はプラ
スチック製のものを例示できる。
紙製の場合にはヒートシール性を附与しておくことが望
ましい。
2は上記容器1の口端シール部1a及びその附近を除く
内面全面に形成された接着剤層であって、該接着剤層2
は塗布、噴霧等の適宜の手段により形成される。
この接着剤層2は容器1の内面全面に形成される場合も
ある。
容器1の内面に対する接着剤層2の形成は、容器1の製
造過程の途中に於て行なってもよいし、製造後に行って
もよい。
例えば容器1が紙製の扁平袋状を有する場合には、第3
図に示すよう4こ素材シート5の段階で所定個所に接着
剤層2を形成して後、これを2つ折りし縁部5aをヒー
トシールして袋を形成してもよい。
接着剤としては、容器の材質及び/又は下記の粉粒体の
種類等に合わせて適宜選択的に用いられるが、特に粉粒
体が下記(こ詳述するような径口投与される医薬品又は
粉末ジュースである場合(こは、人体に無害なものが使
用される。
このような接着剤として、流動パラフィン、ホットメル
ト用のH6028(新田ゼラチン株式会社製)を掲げる
ことができる。
本発明に於ては、第1工程に於て、上述したように、内
面に接着剤層2の形成された容器1が用意され、この用
意された容器1内に、第2工程に於て所定量の粉粒体3
が供給される。
尚容器1が扁平な袋状であって、内面相互が接着する虞
れのある場合(こは、例えば第2図に示す如く容器1を
両側方より矢符の方向に押圧する等の手段を適用して、
容器1内に空間が保持されるようにすることが望ましい
粉粒体3としては、特に限定はないが好ましいものとし
て、散薬、風邪薬などのような径口投与用の医薬品、粉
末ジュース類、農薬、肥料等を例示できる。
2等粉粒体のうち、水に溶解又は分散して使用Oこ供す
るものでは、できるだけ易溶性のものを使用することが
望ましい。
この粉粒体3は1種又はそれ以上を混合して使用できる
例えば粉粒体3中に発泡性薬剤粉粒体を混入しておくと
きは、その攪拌効果Oこより、水に対する粉粒体の溶解
性及び分散性を向上できる。
発泡性薬剤粉粒体としては各種のものを使用できるが、
特に好ましいものとして、クエン酸又は酒石酸と重曹と
の組合せからなるもの、アルミナシリケートの微細穴に
炭酸ガスを少なくとも5φ以上吸着させたもの等を掲げ
ることができる。
本発明に於て使用される粉粒体組成の好ましい例を掲げ
ると次の通りである。
〔例 f〕
重曹 1200■ 酒石酸 800.。
水溶性アズレン 4./粉末香
料 100./〔例 2〕 塩酸ナアファゾリン 3■A S
C−4ダイヤフエン 2〃銅クロロフイリ
ンナイトリウム 0.1〃食塩 100
// 炭酸水素ナトリウム 1870//ハツカ油
0.02//容器1内に供
給された粉粒体を容器1内面の接着剤層2面に均一に附
着せしめるために、第3工程に於て、容器1に回転又は
振動等の運動が与えられる。
第1図には容器1を、中心軸線を回転軸として回転して
なる場合が示されているが、このような回転に加え又は
代えて容器1が正立と倒立を繰返すような反転回転を与
えてもよい。
この容器1の運動により粉粒体3が容器1内で移動分散
し容器1内面の接着剤層2に附着し、ここに粉粒体3の
耐着層が形成される。
上記容器1の回転又は振動等の運動時に容器1より粉粒
体3がこぼれ落ちる虞れのある場合には、第1図に示す
如くチャック4を用いて容器1の口端開口を仮封するこ
とが望ましい。
この仮封手段としては、他の任意の手段を採用できる。
同本発明に於ては上記第2工程と第3工程を同時的に行
うことも可能である。
例えば容器1に粉粒体を供給しつつ容器1に回転等の運
動を与えるようにしてもよい。
第3工程に於ける粉粒体の耐着操作を終えて後、第4工
程に於て容器1の目端開口がシールされる。
シール手段としては特に限定はないが、例えば容器1を
構成しているシート材料がヒートシール性を有する場合
には、常法通りヒートシールすればよい。
その他容器に蓋を被せてシールするようにしてもよい。
容器が扁平袋状を有する場合にはこの容器1の目端シー
ルに先立ち公知の手段を適用して脱気処理することがで
きる。
本発明法により製造された製品は、例えば粉粒体が径口
投与される医薬である場合には、容器を開封し、水を入
れること(こより、速みやかに目的の医薬液を調整でき
る。
また粉粒体が粉末ジュースである場合には、上記と同様
に容器内に水を入れることにより、速みやかにジュース
を調整できる。
また粉粒体が肥料又は農薬である場合には同様に肥料液
又は農薬液を調整でき、特に園芸用に便利重宝である。
使用時に容器内に水を入れて使用する形式のものに於て
は、容器の内面に、水の必要処方量を明示するための液
量規定線を形成することができる。
本発明製造法は、上記第1〜4工程の結合により製品を
連続的に能率よく製造できるものであって、本発明では
特に容器内面の接着剤層に対する粉粒体の耐着手段とし
て、容器に回転、振動等の運動を与え、この運動により
容器内で粉粒体を移動分散するという手段を採用したの
で、容器内に供給された粉粒体の全量をロスなく安定確
実に接着剤層面に耐着することができると共(こ、粉粒
体の粒径が比較的均一である場合は勿論のこと粒径に大
きなばらつきがあるような場合(例えば多成分系)であ
っても、或は接着剤層面に凹凸があり及び/又lま接着
剤層が複雑な曲面を形成しているような場合であっても
、粉粒体を接着剤層の全面に均一に耐着せしめることが
できる。
更にまた粉ね体が壊れ易い顆粒を含み、顆粒がこわれる
ことによって異種のものと反応し湿潤する等の虞れがあ
る場合であっても、このような危険性なしに粉粒体を接
着剤層面に耐着できる。
而して本発明に於ては粉粒体の耐着量にむらのない高品
質の製品を工業的に能率よく製造できる。
更に容器の口端をヒートシールする場合、このヒートシ
ール部分(こ粉粒体が耐着していると、シール不良等を
生ずる虞れがあるが、本発明製造法では、例えば第1図
Oこ示すようOこヒートシール部対する接着剤層の形成
を省くこと(こよりこのような問題を容易に避けること
ができ、シールの良好な製品を提供できる。
また粉粒体の性質によっては、空気と接触すると湿潤し
或は酸化変質を生ずる場合があるが、本発明製造法では
このような虞れがある場合には、第2工程に於て容器内
の空気を窒素ガス等と置換し仮密封して後容器を回転、
振動することにより、このような問題も容易に解決でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明製造法の1例を示す工程図、第2図は容
器(こ間隔保持手段を適用した状況を示す平面図、第3
図は容器の製造の1例を示す斜面図である。 図に於て、1は容器、2は接着剤層、3は粉粒体、4は
チャックである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内面の1部又は全部に接着剤層が形成された容器内
    に所定量の粉粒体を供給しながら又は供給した後、振動
    又は回転等の運動を容器に与えて該容器内の粉粒体を移
    動分散することGこより、該粉粒体を容器内面の接着剤
    層面に均−Gこ耐着せしめることを特徴とする、内面に
    粉粒体の接着層を有する容器の製造法。
JP53163690A 1978-12-14 1978-12-22 内面に粉粒体の接着層を有する容器の製造法 Expired JPS5852835B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53163690A JPS5852835B2 (ja) 1978-12-22 1978-12-22 内面に粉粒体の接着層を有する容器の製造法
PCT/JP1979/000313 WO1980001270A1 (en) 1978-12-14 1979-12-10 Method of manufacturing packaging container with readily soluble powder adhesive layer
GB8025351A GB2057306B (en) 1978-12-14 1979-12-10 Method of manufacturing packaging container with readily soluble powder adhesive layer
DE2953433A DE2953433C1 (de) 1978-12-14 1979-12-10 Verfahren zur Herstellung eines ein leicht loesliches Pulver oder Granulat enthaltenden Behaelters
EP19800900062 EP0022873B1 (fr) 1978-12-14 1980-07-01 Methode de fabrication d'un emballage avec une couche adhesive de poudre soluble

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JP53163690A JPS5852835B2 (ja) 1978-12-22 1978-12-22 内面に粉粒体の接着層を有する容器の製造法

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