JPS5852648B2 - 調理器 - Google Patents
調理器Info
- Publication number
- JPS5852648B2 JPS5852648B2 JP13933676A JP13933676A JPS5852648B2 JP S5852648 B2 JPS5852648 B2 JP S5852648B2 JP 13933676 A JP13933676 A JP 13933676A JP 13933676 A JP13933676 A JP 13933676A JP S5852648 B2 JPS5852648 B2 JP S5852648B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- metal oxide
- tetrafluoroethylene
- cooker
- coated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Cookers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は樹脂コーティングを施した調理器に関し、耐熱
性ならびに耐食性の向上を目的としたものである。
性ならびに耐食性の向上を目的としたものである。
一般に調理器は鉄、アルミニウム等で形成されており、
非粘着処理のため四フッ化エチレン樹脂(フッ素樹脂)
コーティングが施されている。
非粘着処理のため四フッ化エチレン樹脂(フッ素樹脂)
コーティングが施されている。
ところがこの四フッ化エチレン樹脂は融点が320°C
前後と調理器使用時の温度200’C前後より高くて十
分な硬度が期待できるのに耐食性について十分な性能が
得られない欠点があった。
前後と調理器使用時の温度200’C前後より高くて十
分な硬度が期待できるのに耐食性について十分な性能が
得られない欠点があった。
これは四フッ化エチレン樹脂の溶融粘度が約1011〜
1012と高くて調理器本体基地のピンホールやアンダ
ーカット面等に十分浸透せず、この部分に空洞ができ、
この空洞に含まれていた水分等が加熱によって急激に膨
張し四フッ化エチレン樹脂膜をつき破って四フッ化エチ
レン樹脂膜にピンホールができるからである。
1012と高くて調理器本体基地のピンホールやアンダ
ーカット面等に十分浸透せず、この部分に空洞ができ、
この空洞に含まれていた水分等が加熱によって急激に膨
張し四フッ化エチレン樹脂膜をつき破って四フッ化エチ
レン樹脂膜にピンホールができるからである。
またこの四フフ化エチレン樹脂のコーティングは基地と
の密着性が悪いため一ケ所に腐食が起るとこれが急激に
広がり、調理器として使用できなくなるので、基地その
ものの精度に高いものが要求される欠点もあった。
の密着性が悪いため一ケ所に腐食が起るとこれが急激に
広がり、調理器として使用できなくなるので、基地その
ものの精度に高いものが要求される欠点もあった。
一方調理器の非粘着処理としては上記四フッ化エチレン
樹脂にポリフエリレンサルファイド樹脂を混合した混合
樹脂をコーティングすることも知られており、基地との
密着性がよくてピンホール等が生ぜず、腐食に強い利点
がある。
樹脂にポリフエリレンサルファイド樹脂を混合した混合
樹脂をコーティングすることも知られており、基地との
密着性がよくてピンホール等が生ぜず、腐食に強い利点
がある。
ところがこの混合樹脂の融点は280℃前後と低く、調
理温度が200℃以上にもなるホットプレートのような
調理器には十分な硬度が確保できないという問題があっ
た。
理温度が200℃以上にもなるホットプレートのような
調理器には十分な硬度が確保できないという問題があっ
た。
本発明はこの二種類の樹脂を組合わせて耐熱性ならびに
耐食性とも優れた調理器とするもので、以下その実施例
を図面にしたがって説明する。
耐食性とも優れた調理器とするもので、以下その実施例
を図面にしたがって説明する。
図において、1は調理器本体基地で、この表mlにまず
アルミナ・マグネシア等の金属酸化物2を溶射しである
。
アルミナ・マグネシア等の金属酸化物2を溶射しである
。
そしてこの酸化物2の上から四フッ化エチレン樹脂とポ
リフエリレンサルファイド樹脂の混合樹脂3をコーティ
ングし、さらにこの混合樹脂3の上から四フッ化エチレ
ン樹脂(テトロフルオロエチレン)4の被覆を施しであ
る。
リフエリレンサルファイド樹脂の混合樹脂3をコーティ
ングし、さらにこの混合樹脂3の上から四フッ化エチレ
ン樹脂(テトロフルオロエチレン)4の被覆を施しであ
る。
この時本発明では金属酸化物2の頂面を混合樹脂3の層
から露出するようにしてこれと四フッ化エチレン樹脂4
とが接するようにしである。
から露出するようにしてこれと四フッ化エチレン樹脂4
とが接するようにしである。
これは種々の実験の結果、混合樹脂3が酸化物2の表面
を覆うようになると、その上面に被覆した四フッ化エチ
レン樹脂4が簡単に剥離し、製品化できないことが判別
したからであり、実験の結果では混合樹脂3の膜厚を1
5μ以下にするのが好ましかった。
を覆うようになると、その上面に被覆した四フッ化エチ
レン樹脂4が簡単に剥離し、製品化できないことが判別
したからであり、実験の結果では混合樹脂3の膜厚を1
5μ以下にするのが好ましかった。
また上記金属酸化物2はその硬度が非常に硬く、長期間
の使用によってその上部の四フッ化エチレン樹脂4かけ
ずりとられるようなことがあってもこの金属酸化物2は
ほとんどけずりとられることがなく、調理器本体基地1
の表面を確実に保護するようになる。
の使用によってその上部の四フッ化エチレン樹脂4かけ
ずりとられるようなことがあってもこの金属酸化物2は
ほとんどけずりとられることがなく、調理器本体基地1
の表面を確実に保護するようになる。
なお金属酸化物2の頂面は混合樹脂3をコーティングす
るとこれによってその表面が覆われてしまうが、この混
合樹脂3はコーティング後焼き付けを行なうと金属酸化
物2の頂面部分のものは溶けて金属酸化物粒子間に流れ
込み、金属酸化物2の頂面は自動的に外部に露出するよ
うになる。
るとこれによってその表面が覆われてしまうが、この混
合樹脂3はコーティング後焼き付けを行なうと金属酸化
物2の頂面部分のものは溶けて金属酸化物粒子間に流れ
込み、金属酸化物2の頂面は自動的に外部に露出するよ
うになる。
以上説明したように本発明によれば、四フッ化エチレン
が持つ耐熱性と、四フフ化エチレンとポリフエリレンサ
ルファイドとの混合樹脂が持つ密着性とが有効に発揮さ
れ、耐食性と高温時の硬度ともに優れ、かつ長期間の使
用にも耐え得る調理器を提供することができ、その効果
は犬なるものがある。
が持つ耐熱性と、四フフ化エチレンとポリフエリレンサ
ルファイドとの混合樹脂が持つ密着性とが有効に発揮さ
れ、耐食性と高温時の硬度ともに優れ、かつ長期間の使
用にも耐え得る調理器を提供することができ、その効果
は犬なるものがある。
第1図は本発明の一実施例における調理器を示す断面図
、第2図はその一部拡大断面図である。 1・・・・・・調理器本体、2・・・・・・酸化物、3
・・・・・・混合樹脂、4・・・・・・四フッ化エチレ
ン樹脂。
、第2図はその一部拡大断面図である。 1・・・・・・調理器本体、2・・・・・・酸化物、3
・・・・・・混合樹脂、4・・・・・・四フッ化エチレ
ン樹脂。
Claims (1)
- 1 調理器本体の内面に金属酸化物を溶射し、その表面
に酸化物の一部が露出するように四フフ化エチレン樹脂
とポリフエリレンサルファイド樹脂の混合樹脂を被覆し
、その上に四フフ化エチレン樹脂等の高融点樹脂を被覆
してなる調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13933676A JPS5852648B2 (ja) | 1976-11-18 | 1976-11-18 | 調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13933676A JPS5852648B2 (ja) | 1976-11-18 | 1976-11-18 | 調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5365173A JPS5365173A (en) | 1978-06-10 |
JPS5852648B2 true JPS5852648B2 (ja) | 1983-11-24 |
Family
ID=15242940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13933676A Expired JPS5852648B2 (ja) | 1976-11-18 | 1976-11-18 | 調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5852648B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5514020A (en) * | 1978-07-14 | 1980-01-31 | Hitachi Netsu Kigu Kk | Cooking pan |
WO1991001106A1 (en) * | 1989-07-19 | 1991-02-07 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Fluororesin-coated article |
DE102009036774A1 (de) * | 2009-08-08 | 2011-02-17 | Bizerba Gmbh & Co Kg | Schneidemaschine für Lebensmittel |
-
1976
- 1976-11-18 JP JP13933676A patent/JPS5852648B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5365173A (en) | 1978-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES8801600A1 (es) | Procedimiento para recubrir equipos domesticos con una capa antiadherente, especialmente recipientes de cocina | |
US3143241A (en) | Non-stick skillet | |
US20010004981A1 (en) | Non-stick ceramic slow-cooker and method for making the same | |
JPS5852648B2 (ja) | 調理器 | |
JP3146744U (ja) | 調理用加熱容器 | |
JPH0523257A (ja) | 電磁調理器用プレート | |
JP3146744U7 (ja) | ||
JPH07289A (ja) | 加熱調理器及びその製造方法 | |
JP3168456B2 (ja) | 陶磁器製鍋へのフッ素樹脂塗布方法 | |
JPH02278688A (ja) | 保温又は加熱板 | |
JP3270733B2 (ja) | 加熱調理機器の調理面構造およびその製造方法 | |
JP2712478B2 (ja) | 遠赤外線ヒータおよびその製造方法 | |
JPH0771B2 (ja) | 高温調理機器用皮膜の構造 | |
KR930007506Y1 (ko) | 비열전도성 부위를 갖는 프라이팬 | |
JPS5892328A (ja) | 加熱調理用品 | |
JPS6142501Y2 (ja) | ||
JPS58182037A (ja) | オ−ブンレンジの天板 | |
JPS6377419A (ja) | 弗素樹脂を被覆した調理用器物 | |
JPS62268514A (ja) | 調理具 | |
JPS6057392B2 (ja) | 不焦着性調理用金属器具の製法 | |
GB2179239A (en) | Improvements in cooking vessels | |
JPH0315441B2 (ja) | ||
JPS63168134A (ja) | 加熱調理器 | |
JPS6136091Y2 (ja) | ||
JPH0431758Y2 (ja) |