JPS5852487A - 腐食および/またはスケ−ル沈積防止システム - Google Patents

腐食および/またはスケ−ル沈積防止システム

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JPS5852487A
JPS5852487A JP15286682A JP15286682A JPS5852487A JP S5852487 A JPS5852487 A JP S5852487A JP 15286682 A JP15286682 A JP 15286682A JP 15286682 A JP15286682 A JP 15286682A JP S5852487 A JPS5852487 A JP S5852487A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水性もしくは部分水性システム、特に接触す
る金属の腐食防止および/または金属腐食によるスケー
ル沈積防止のための水性システムに関する。
西独公開特許第2310450号公報には、式%式%( (式中、Rは1〜4個の炭素原子を有するアルキル残基
であり、Xは水素またはヒドロキシル基である。)で表
わされる化合物が記載されている。
上記化合物およびそれらの水溶性塩は、多価金属イオン
の錯化剤として有用であることが知られている。前記化
合物は、冷却水の腐食またはスケール防止剤として好適
に用いられることも知られている。
西独公開特許第2310450号公報では、先行技術に
ついて記載されており、また次の点てそれと区別されて
いる。西独特許第1045373号が引用されており、
該西独特許にはメチレンジホスホン酸をカルシウムの良
好な錯化剤として用いることが開示されている旨記載さ
れている。
該特許には、もし1個のホスホン酸基がカルホン酸基で
置換されると、好ましくない富栄養(生物栄養素)特性
は低下するが、得られるホスホノ酢酸の錯化特性も実質
上低下する旨記載されている。良好な錯化特性の維持と
共に富栄養特性の低下を同時に満足させるために、西独
公開特許第2310450号公報には、ホスホノ酢酸の
メチレン基のプロトンの1個が炭素数1〜4個のてルキ
ル基で置換されることが必要であり、第2のプロトンは
、選択によりヒドロキシル基で置換されてもよいと教示
している。
上記先行技術の教示とは明らかに異なり、本発明者らは
驚くべきことに、2−ヒドロキン−2−ホスホノプロピ
オン酸の代りに2−ヒドロキンホスホノ酢酸を含んだ水
性システムを用いることにより遥かに改善された金属防
食お・よび/またはスケール沈積防止が達成されること
を見出した。さらに、2−ヒドロキシホスホノ酢酸は、
部分的にのみ水性のシステム、例えば水性機械′加工液
、不凍液、水/グリコール作動液、および水性エマルン
ヨン塗料および金属用水性粉体塗料などの水性表面塗料
について耐食性を示す。
本発明により、接触する金属、特に鉄金属の防食および
/または腐食によるスケール沈積防止のための水性もし
くは部分水性システムであって、該システムに式1 で表わされる2−ヒドロキシホスホノ酢酸またはその水
溶性塩の0.1〜50,000 ppmを加えてなる水
性もしくは部分水性システムが提供される。
2−ヒドロキシホスホノ酢酸は公知の化合物であって、
米国特許第3032 ’500号にすでに開示されてお
り、最近では欧州特許出願第0050792号に開示さ
れている。該化合物は、公知の方法、例えばオルソ亜燐
酸、その塩またはその溶液、あるいは三塩化燐とグリオ
キシル酸、その塩またはその溶液とを反応させることに
より得られる。
2−ヒドロキシホスホノ酢酸は、遊離の酸として、ある
いは例えばアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニ
アまたは(選択的に1〜6個のヒドロキシル基で置換さ
れ)1〜20個、好ましくは1〜12個の炭素原子を含
有するアルキルアミンの水溶性塩または部分塩として用
いることができる。
好適な例として、リチウム、ナトリウム、カリウム、カ
ルシウム、ストロンチウム、マグネシウム、アンモニア
、メチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、
トリメチルアミン、トリエチルアミン、n−ブチルアミ
ン、n−ヘキシルアミン、オクチルアミン、エタノール
アミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミンま
たはモルホリンの塩をあげることができる。
そのシステムからの金属腐食および/またはスケール沈
積の防止のために、水性システムに2−ヒトロキシホス
ホノ酢酸0.1〜50,0.00 ppmが添加される
実際には、処理される水性システムに添加される2−ヒ
ドロキシホスホノ酢酸の量は、2−ヒドロキンホスホノ
酢酸が果すことを要求される機能により変動する。
腐食防止保護処理、および選択番こよりそれと同時のス
ケール防止処理のためには、該水性システムに、添加さ
れる2−ヒドロキシホスホノ酢酸の量は、該水性システ
ムに対して0.1〜50,000 ppm(すなわち0
.00001〜5重量%)の範囲が適当であり、1〜5
00 ppm (すなわち0.0001〜0.05重量
%)の範囲が好ましい。スケール沈積防止たけの場合、
使用される2−ヒドロキシホスホノ酢酸の量は、該水性
システムに対して1〜200 ppmの範囲が適当であ
り、1〜30 ppmの範囲が好ましい。
腐食防止とスケール沈積防止の同時処理に関して特に関
係のある、本発明により処理される水性システムとして
は、冷却水システム、スチーム発1生システム、海水蒸
発器、静水がま(hydrostaticcooker
s )、ガススクラビングシステム−および完全循環加
熱システムがあげられ、腐食防止処理のみについては、
特に関係のある水性システムとしては水性機械加工液配
合物(例えば、ボーリ)グ、ミリング、リーミング、ブ
ローチング、引抜き(drawing ) 、旋削(t
urning ) 、切断、のこ引き、粉砕、および光
切断(thread−cutting)作業用のもの又
はスピニング、ドローイングもしくはローリング作業に
おける非切断造形用のもの)、水性磨き(aqueou
s scouring )システム、水性グリコール不
凍液システム、水/グリコール静水液(hydraul
ic fluids )、および水系ポリマー表面塗料
システムがあげられる。
式lの化合物は、争独で用いてもよく、また水性システ
ムの処理に有用な公知の他の化合物と共に用いてもよい
完全に水性であるシスス、ム、例えば冷却水システム、
スチーム発生システム、海水蒸発器システム、静水がま
(hydrostatic cookers ) 、お
よび完全循環加熱システムの処理の場合、さらに防食剤
、例えば水溶性亜鉛塩;ホスフェート;ポリホスフェー
ト;ホスホン酸およびその塩、例えばアセトジホスホン
酸、ニトリロトリスメチレンホスホン酸およびメチルア
ミノジメチレンホスホン酸;他のホスホノカルボン酸お
よびその塩、例えば西独公開特許第2632774号公
報記載の化合物、2−ホスホノブタン−1,2,−4−
1−リカルボン酸および英国特許第1572406に記
載の化合物;クロメート、例えばナトリウムクロメート
;ニトレート、例えばすトリウムニトレート;ニトリソ
ト、例えばナトリウムニトリソト;ベンゾ・トリアゾー
ル、ビス−ベンゾトリアゾールまたは銅奪活ヘンシトリ
アゾールまたはトルトリアゾール誘導体;N−アシルサ
ルコシン:N−アシリミノニ酢酸;エタノールアミン;
脂肪アミン;およびポリカルボン酸、例えばポリマし4
ν酸およびポリアクリル酸、さらにはそれぞれそれらの
アルカリ金属塩、無水マレイン酸の巳ポリマー、アクリ
ル酸のコポリマー、およびポリマレイン酸、ポリアクリ
ル酸およびそれらのコポリマーの置換誘導体を用いるこ
とができる。
さらに、完全な水性システムにおいて、式1の化合物は
、さらに分散剤および/または限界剤(thresho
ld agents )、例えば重合アクリル酸(また
はその塩)、ホスフィノポルカルホン酸(英国特許第1
458235号に記載され、特許請求されているような
)、加水分解されたポリアクリロニトリル、重合メタク
リル酸およびその塩、ポリアクリルアミドおよびアクリ
ル酸およびメタクリル酸とのコポリマー、リグニンスル
ホン酸およびその塩、タンニン、ナフタレンスルホン酸
/ホルムアルデヒド縮合生成物、でん粉およびその誘導
体、およびセルロースと併用することができる。
使用される限界剤(threshold agent 
)の具体例として、2−ホスホノブタン−1,2,4−
)リカルボン酸、アセトジホスホン酸、加水分解された
ポリ無水マレイン酸お、よびその塩、アルキルホスホン
酸、l−アミノアルキル−1,1−ジホスホン酸および
その塩、およびアルカリ金属ポリホスフェートをあげる
ことができる。
アルカリ金属オルソホスフェートおよびカーボネートな
どの沈でん剤;アルカリ金属スルフィ°ノ) (5ul
phites )およびヒドラジンなどの脱酸素剤;ニ
トリロトリ酢酸およびその塩などの金属イオン封鎖剤;
シロキサン例えばポリジメチルシロキサン、ジステアリ
ルセバカミド、ジステアリルアジ六ミドおよびエチレン
オキシドおよび/またはプロピレンオキシド縮合物より
誘導される関連の生成物、さらに加えて、脂肪アルコー
ル例えばカプリルアルコールおよびそのエチレンオキシ
ド縮合物などの消泡剤;および殺生物剤、例えばアミン
、第4級アンモニウム化合物、クロロフェノール、硫黄
含有化合物例えばスルホン、メチレンビ゛スチオシア不
−トおよびカーバメート、インチアゾロン、臭素化プロ
ピオナミド、トリアジン、ホスホニウム化合物、塩素お
よび塩素放出剤および有機金属化合物例えばトリブチル
錫オキシドを用いることができる。
本発明により処理されるシステムが完全に水性でない場
合、例えば水性機械加工液配合物の場合、水稀釈性切断
または粉砕液を用いることができる。
本発明の水性機械加工液配合物として、例えば金属工作
配合物(metal working formula
tions )があげられる。「金属工作」とは1リー
ミング、ブローチング、引抜き(drawing )、
スピニング、切断、粉砕、ポーリング、ミリング、旋削
(tur−ning )、のこ引き、非切断造形または
ローリング」を意味する。
式lの腐食防止化合物を配合する水稀釈性切断もしくは
粉砕液の例として、 (a)  1 : 50−1 : 100の稀釈度で使
用され、通常粉砕液として用いられる1種以上の腐食防
IE剤、および選択により1種以上の耐摩耗添加剤より
なる水性コンセントレート; (b)  切断作業のため1;20〜1:40の稀釈度
で用いられ、また粉砕のため1:60〜1:80の稀釈
度で用いられる、殺生物剤、防食剤および耐摩耗添加剤
を含有するポリグリコール;水稀駅生成物を半透明とす
るに充分な乳化剤を含有する半合成切断液: (d)  例えば、乳化剤、腐食防止剤、極限圧力(e
Xtreme pre88ure ) /耐摩耗添加剤
、殺生物剤、消泡剤、カップリング剤等を含有し、通常
水て1:10〜1:!50に稀釈されて白色不透明エマ
ルションとなる乳化可能鉱油コンセントレート;および (e)  より少量の油およびより多量の乳化剤を含有
する(d)に類似の生成物であって、■=50〜1:1
00に稀釈して半透明のエマルションを生じ、切断また
は粉砕作業に用いられる該生成物をあげることができる
ナトリウムニトリソトおよびトリエタノールアミンの混
合物が金属工作における腐食防止に用いられているが、
例えばN−ニトロソアミンを形成する危険性に基づく毒
性問題のため、才た流出物について、国によっては法的
規制がなされているためナトリウムニトリソトの使用に
代るものが安来されている。
水性システム成分が水性機械加工液配合物である部分水
性システムについて、式■の化合物は単独で用いてもよ
く、また他の添加剤、例えばさらに公知の腐食防止剤お
よび/または極限圧力添加剤と混合して用いてもよい。
式1の化合物に加えて、これら水性システムに用いられ
る他の腐食防止剤の例として、次の群、すなわち (、)  有機酸、そのエステルまたはアンモニウム、
アミン、アルカノールアミンおよび金属塩、例えば安息
香酸、p−t−ブチル安息香酸、ジナトリウムセバケー
ト、トリエタノールアミンラウレート、イソノナン酸、
(p−’)ルエンスルホンアミドカプロン酸)のトリエ
タノールアミン塩、ナトリウムN−ラウロイルサルコシ
不−1・またはノニルフェノキシ酢酸; (b)  下記の種類のごとき窒素含有物質、すなわち
脂肪酸アルカノールアミド;イミダシリン、例えば1−
ヒドロキンエチル−2−オレイル−イミダシリン;オキ
サゾリン;トリアゾール、例えばヘンシトリアゾール;
トリエタノールアミン:脂肪アミン:および無機塩、例
えばすl−IJウムニトレート: (c)次の種類のごとき燐含有物質、すなわちアミンホ
スフェート、ホスホン酸または無機塩、例えばナトリウ
ムニ水素ホスフェートまたは亜鉛ポスフェート:および (d)  次の種類のごとき硫黄含有化合物、すなわち
ナトリウム、カルシウムまたはバリウム石油スルホネー
ト、または複素環式化合物、例えばナトリウムメルカブ
トベンヅチアゾールをあげることができる。
窒素含有物質、特にトリエタノールアミンが好ましい。
本発明のシステムに存在することのできる極限圧力添加
剤(extreme pressure additi
ves)の例として硫黄および/または燐および/また
はノ・ロゲン含有物質、例えば硫化マソコウ鯨油、硫化
脂肪、トリトリルホスフェート、塩素化パラフィンまた
はエトキン化ホスフェートエステルをあケルことができ
る。
トリエタノールアミンが本発明により処理される水性シ
ステム0こ存在する場合、該トリエタノールアミンを式
Iの化合物とトリエタノールアミンのと比が2:′1〜
1:20の範囲tこなるような割合で存在さぜるのが好
ましい。
本発明の方法により処理される部分水性システムは、水
性表面塗料組成物、例えばプライマ〜エマルンヨンペイ
ントおよび金属支持体用水性粉体塗料であってもよい。
該水性表面塗料組成物は、例えばスチレン−アクIJル
コボリマ1エマルションペイントのようなペイント、樹
脂、ラテックス、または他の水系ポリマー表面塗料ソス
テムであってもよい。
ナトリウムニトリソトおよびナトリウムヘンシェードが
水系ブライマーペイントのフラッシュラスチング(fl
ask rusting )を防止するために用いられ
ているが、毒性の問題および使用される高イオン濃度に
おけるエマルション安定性の問題のため、工業上はナト
リウムニトリソトおよびすl・リウムヘンゾエートより
離れる傾向にある。
本発明により処理される水性表面塗料組成物において、
式lの化合物は羊独で用いてもよく、また他の添加剤、
例えば公知の腐食防止剤、殺生物剤、乳化剤および/ま
たは顔料と混合して用いてもよい。
使用しうるさらに他の公知の腐食防止剤としては、例え
ば前記した(a) 、 (b) 、 (c)および(d
)の群のものをあげることができる。
式■の化合物に加えて、これらの水性システムにおいて
用いることのできる殺生物剤の例として、フェノール、
およびアルキルおよびハロゲン化フェノール、例エバペ
ンタクロロフェノール、〇−フェニルフェノール、0−
フェノキシフェノールおよび塩素化0−フェノキンフェ
ノール、およびサリシドアニリド、ジアミン、トリアジ
ノ、および有機水銀化合物および有機錫化合物などの有
機金属化合物をあげることができる。
式lの化合物に加えて、これら水性システムに用いるこ
とのできる顔料の例として、二酸化チタン、りQム酸亜
鉛、酸化鉄およびフタロンアニンなどの有機顔料があげ
られる。
以下の実施例により本発明をさらに説明する、実施例に
おける部および%は重情基準による。
下記の用途実施例2〜6で用いる2−ヒドロキシホスホ
ノ酢酸活性成分の製造例を次に示す。すなわち、 実施例1 (A)  50%水1生グリオキシル酸16.3部(0
,11モル)および〇−亜燐酸8.2部(0,1モル)
を攪拌しながら98〜100℃で24時間加熱して2−
ヒドロキシホスホノ酢酸60%水溶液24.5部を得た
(ロ)実施例IAで得た2−ヒドロキシホスホノ酢酸の
60%水溶液150部を減圧下(20ミリバール)に蒸
発させて粘稠な褐色油104部を得た。次いで、核油を
結晶化させた。次いで、該粗結晶物をアセトンと共にす
り砕いて不純物を除去した。得られた鈍黄色結晶2−ヒ
ドロキンホスホノ酢酸を戸別し、アセトンで洗浄し、乾
燥させた。
得られた結晶2−ヒドロキシホスホノ酢酸を次いで水で
再結晶させて、融点165〜167℃の白色結晶として
純2−ヒドロキシホスホノ酢酸を得た。
3’ P−NMRδ−14ppm (外部F(3PO,
に対して):’H−NMRP −CHδ= 4.24 
ppmJP −CH= 18 Hz IRCOOH:  1745L:rn 、P=O:  
1200m−’実施例2 式iの活性化合物の腐食防止活性について、空気混和溶
液ボトル試験により、下記の組成;20タ   Ca5
0.2H20 15f    MgSO4・7H20 4、6f    NaHCO3。
7.7 ?    CaCl2・6H20蒸留水205
リツトル よりなる標準腐食水を用いて下記の方法で実験を行なっ
た。
軟鋼クーポン(5mx 2.5>)を軽石でこすり、塩
酸中に1分間浸漬し、次いて洗浄、乾燥して秤量した。
所望の割合の添加剤の組合せを標準腐食水200艷に溶
解した。2個の鋼クーポンを該溶液中に吊し、全体を4
0℃のサーモスタットに入れた密閉ボトル中に貯蔵した
。貯蔵期間中、空気を該溶液中に500 mg/分の割
合で通し、空気の通路は鋼クーポンからさえぎられてお
り、蒸発により失われた水は、蒸留水で置換された。
64時間後、鋼クーポンを取り出し、軽石を用いないて
こすり、1重量%のヘキサミンを加えて防食した塩酸中
に1分間浸漬し、次C)で洗浄し、乾燥して再び秤量し
た。一定の重量ロスが生じている筈である。全試験、す
なわち腐食防止剤とし−C作用しつるものの不存在下、
試験水中への軟鋼試験片の浸漬試験を各一連の試験と併
行して行なった。腐食速度は−,IJグラム重量ロス/
Q、7’シメ−トル/日(m、 d、 d、 )で計算
されるけれども便宜上結果は保護百分率で示され、該保
護百分率は下記の通り定義される。すなわち 実施例1(A)で得たヒドロキシホスホノ酢酸をそれぞ
れ100 ppm 、 90 ppm 180 ppm
 、 70ppm、 60 ppm、 50 ppmお
よび40 ppm用いて行なった一連の試験結果を表−
1に示す。
表−1の結果によれば、ヒドロキンホスホノ酢酸の有効
な軟鋼腐食防上特性が示されている。
実施例3 本発明の水性切断液組成物の耐腐食性を下記σ〕方法1
すなわちIn5titute of Petroleu
m Te5t287の変法により評価し1こO pH値を9にするに充分リトリエクノールアミン(TE
A)  を含有する、試験中の化合物の1%水溶液を調
製した。
該溶液をさらに、2倍、4倍、8倍および16倍稀釈し
、これらの溶液のそれぞわを1.P287試験方法に記
載の方法により鋳鉄チップと接触させた。該試験は、脱
イオン水およびIP287硬水を用いて行なった。
暴露後金属チップの状態の目視評価は以下Q)フッイド
ラインによった。
錆の程度   評価等級 錆なし 小斑点5個以下 T(1−レース) 得られ1こ結果は表−2に記載した通りであり、水性液
組成物中lこおける式Iの化合物の腐食防止活性を示し
ている。
実施例4 フラソンユラスチング防止における式1の化合物の有効
性を以下の方法により示す。
代表的なブライマースチレン−アクリルコポリマーエマ
ルションペイントを高速攪拌機を用い、次の配合にした
がって製造した。
〇−燐酸亜鉛           190部二酸化チ
タンR(JL−258部 アンモニア(0,880)          10部
水                        
  92都実施例1(A)で得た式lの化合物およびト
リエタノールアミンの水性混合物(式■の化合物:TE
A:水重量比−3:48:2)を攪拌しながら該ブライ
マーのアリコート100v中に配合して式【の化合物の
500.250および1.00 ppmの濃度を得た。
防食剤を含有しない対照を参照のため示した。
ペイント試料を予めブラスト清掃を行ってSn2とした
二重反復試験片(15,24crnX 10.16cr
n)にはけ塗りした。第1の被覆を該パネルの表面に施
こし、乾燥したら、パネルの半分に第2の被覆を施こし
た(第1の被覆のはけ塗りの方向と直角方向にはけ塗り
した)。ペイントを塗ったパネルを調節雰囲気中(20
℃、関係湿度60%)で乾燥させ、次いでフランンユラ
スチングの目視評価を行なった。
目視により、またO〜5の数字による等級、すなわち0
=フラソンユラスチングなし、5−著しいフラソノユラ
スチングで表わした錆斑点の数および性質にしたがって
該フラソシュラスチングの評価を行なった。
得られた結果を表−3に示す。
表−3の結果によれば、対照ペイントに比べて、2−ヒ
ドロキシホスホノ酢酸を含有するエマルショノペイント
の腐食防止性がすぐれていることが解る。
実施例5および6 炭酸カルシウムlこ対する極限(Threshold 
)試験 下記の溶1(a) 、 (b)および(c)を製造した
(、)  硝酸カルシウム溶液 硝酸カルシウム4水和物147(lを脱イオン水に溶解
し、その溶液を1tとした。
(b)  炭酸ナトリウム溶液 炭酸ナトリウム0,646 rを脱イオン水0こ溶解し
、その溶液を17=とじた。
(c)2−ヒドロキシ−ホスホノ酢酸の溶液実施例1(
A)または1(B)で得た2−ヒドロキシ−ホスホノ酢
酸を水に溶解して活性成分11000ppを含有する溶
液とした。
硝酸カルシウム溶7i50mlをスクリューキャップを
備えた120グガラス壜に入れた。この溶液に試験溶液
(例えば、溶液(c)の0.1%の1.0−は該試験溶
液中の2−ヒドロキシ−ホスホノ酢酸10ppmの濃度
となる)の最終容量(iooi)中それぞれ5 ppm
 、 7.5 ppmまたは10 ppmの2−ヒドロ
キシ−ホスホノ酢酸の濃度となるような容量の溶液(c
)を添加する。溶液(b)の50−を添加し、該混合物
を振とうする。該試験溶液を25℃の恒温浴中に24時
間貯蔵した。
試験溶液25−を取り出し、 Pattonおよび几e
ader試薬〔2−ヒドロキシ−1−(2’−ヒドロキ
シ−4′−スルホ−1′−ナフチルアゾ)−3−ナフト
エ酸〕を加え、次いで水酸化ナトIJウム2ベレットを
添加した0得られた溶液をエチレンジアミン四酢酸二ナ
トリウム塩の標準0.01 M溶液で滴定した。
下記表−4に示したように、空試験滴定量(すなわち、
2−ヒドロキシホスホノ酢酸を含有しない場合)に対す
る炭酸カルシウムの沈てんの防止%として上記実験結果
を示す。
7.78は、100%防止に対する最大可能滴定量であ
る。
実施例7 本発明のスケールおよび腐食同時防止特性を蒸発冷却水
リグ(rigs )  における以下の方法により評価
した。
リグの操作の標準的な方法は、水を所望の程度まて濃縮
することである。一旦濃縮されると、予め秤量した腐食
クーポンおよび熱交換器をリグ中に入れ、防止剤を添加
した。スケール/腐食防止剤の不動態化用量(dose
 )を3日間供給水中に添加した。その後、防止剤の添
加量を維持用量水準まで2日間かけて落した。防止剤用
量が所望の維持水準lこ達したら、充分なスケール/腐
食防止剤を供給水中に添加してその水準を10日間維持
した。その後、金属クーポンの重量減として腐食速度を
計算し、熱交換器の重量増により、スケール沈着速度を
測定した。
蒸発冷却水リグの標準作業パラメーター:システム容量
       20を 流量           15t/分流速     
      0.3m/secシステム温度     
  40℃ 熱交換器温度差ΔT      2℃ 半減期(約)        30時間使用水の代表的
な分析例: Pl、1   8.9 PA(*)    120 ppm         
(CaCO3として)TA(*)    470 pp
m         (CaCO3として)TH(*)
    450 ppm        (CaCO3
として)C675ppm         C1−*P
Aは「フェノールアルカリ度」を表わし、TAは「全ア
ルカリ度」を表わし、 TI(は「全硬度」を表わす。
特許出願人 チバ − ガイギー アクチェンゲゼルシャフト代理人 若    林         忠

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11弐I H で表わされる2−ヒドロキシホスホノ酢酸またはその水
    溶性塩の0.1〜50,0001)l)mよりなること
    を特徴とする水性または部分水性システム。 (2)  接触する金属の腐食防止および/またはスケ
    ール沈積防止の特許請求の範囲第1項記載のシステム。 (3)腐食防止および選択によりスケール沈積防止のシ
    ステムであって、式■の化合物の割合が該システムに対
    して1〜500 ppmである特許請求の範囲第2項記
    載のシステム。 (4)式iの化合物が該システムに対して1〜1100
    ppである特許請求の範囲第3項記載のシステム0 (5)  スケール沈積防止のシステムであって、式■
    の化合物が該システムに対して1〜200 ppmであ
    る特許請求の範囲第2項記載のシステム。 (6)式■の化合物が該システムに対して1〜30pp
    mである特許請求の範囲第5項記載のシステム0 (力  式l H で表わされる2−ヒドロキシホスホノ酢酸またはその水
    溶性塩の0.1〜50,000 ppmよりなる水性ま
    たは部分水性システムを使用する方法であって、該シス
    テムが冷却水システム、スチーム発生システム、海水蒸
    発器、静水がま、ガススクラビングシステムまたは完全
    循環加熱システムであることを特徴とする腐食およびス
    ケール沈積を同時に防止する方法。 (8)  式I 0H て表わされる2−ヒドロキシホスホノ酢酸またはその水
    溶性塩の0.1〜50,000 ppmよりな−ろ水性
    または部分水性システムを使用する方法であって、該シ
    ステムが水性機械加工液配合物、水性磨きシステム、水
    性グリコール不凍液システノ1、水/グリコール靜水液
    または水系塗料組成物であることを特徴とする腐食防止
    方法。 (9)該水性機械加工液配合物が水稀釈性切断または粉
    砕液である特許請求の範囲第8項記載の方法0 001  式I H で表わされる2−ヒドロキンホスボッ酢酸またはその水
    溶性塩の(,1〜50,000 ppmよりなる水性シ
    ステムを使用する方法であって、該システムが冷却水シ
    ステム、スチーム発生システム、海水蒸発器、静圧がま
    、ガススクラビングシステムまたは完全循環加熱システ
    ムてあり、且式Iの化合物と共に他の腐食防止剤、分散
    および/又は極限剤、沈でん剤、脱酸素剤、金属、イオ
    ン封鎖剤、消泡剤および殺生物剤の1種又はそれ以上を
    併用することを特徴とする腐食および/またはスケール
    沈積防止方法。 (11)式1 て表わされる2−ヒトI’Jキ7ポスホノ酢酸またはそ
    の水溶性塩の0.1〜50,000 ppmよりなる部
    分水性システムを使用する方法であって、該システムが
    水性機械加工液配合物であり、且式ることを%徴とする
    腐食および/またはスケール沈積防止方法。 θり 該−一竜分腐食防止剤がトリエタノールアミンで
    ある特許請求の範囲第11項記載の方法。 (131)リエタノールアミンが式Iの化合物と]・リ
    エタノールアミンとの比が2:1〜1:20であるよう
    な量たけ存在する特許請求の範囲第12項記載の方法。 04)式I H で表わされる2−ヒドロキシホスホノ酢酸まfこはその
    水溶性塩の0.1〜50,000 ppmよりなる部分
    水性表面塗料組成物であって、且式1の化合物と共に防
    食剤、殺生物剤、乳化剤および/または顔料の1種また
    はそれ以上を併用することを特徴とする腐食および/ま
    たはスケール沈積防止方法。 (151(a)水性システム、(b)2−ヒドロキシホ
    スホノ酢酸またはその水溶性塩の少比率、および選択に
    より(c)トリエタノールアミンからなることを特徴と
    する、それと接触する金属の腐食を防止する水性システ
    ム。
JP15286682A 1981-09-04 1982-09-03 腐食および/またはスケ−ル沈積防止システム Granted JPS5852487A (ja)

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GB8126809 1981-09-04
GB8126809 1981-09-04
GB8217052 1982-06-11

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ZA (1) ZA826464B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6267184A (ja) * 1985-09-16 1987-03-26 ダブリュー・アール・グレイス・アンド・カンパニー−コネチカツト 防食組成物
JPS63183185A (ja) * 1987-01-23 1988-07-28 ダブリユー・アール・グレイス・アンド・カンパニー−コネチカツト 鉄を基にした金属類の腐食抑制
JPH02218767A (ja) * 1989-02-20 1990-08-31 Nippon Parkerizing Co Ltd 汚れ防止機能を有する塗料
JP2012031448A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Japan Organo Co Ltd 水系金属防食剤および水系金属防食方法
JP2012184467A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Kurita Water Ind Ltd ボイラ給水系の防食方法

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JPH032953B2 (ja) 1991-01-17

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