JPS5852259A - アミノ酸9個で構成された新規ソマトスタチン類似体 - Google Patents
アミノ酸9個で構成された新規ソマトスタチン類似体Info
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- JPS5852259A JPS5852259A JP56150097A JP15009781A JPS5852259A JP S5852259 A JPS5852259 A JP S5852259A JP 56150097 A JP56150097 A JP 56150097A JP 15009781 A JP15009781 A JP 15009781A JP S5852259 A JPS5852259 A JP S5852259A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
に詳しくは、本発明は下記式(I)で表わされる9個の
アミノ酸より構成される新規ノナペプタイドを提供する
ことに関するものである: ちなみに、上田の各構成アミノ酸を表わす記号は世界の
生化学界で共通して用いられているものである。
アミノ酸より構成される新規ノナペプタイドを提供する
ことに関するものである: ちなみに、上田の各構成アミノ酸を表わす記号は世界の
生化学界で共通して用いられているものである。
ソマトスタチンは、羊の視床下部の抽出物より1973
年に始めて分離されたテトラゾカベブタイドであって、
成長ホルモン(G H)の分泌を抑制する性質を有し、
医薬として臨床的にも用いられていることは周知の通り
である。
年に始めて分離されたテトラゾカベブタイドであって、
成長ホルモン(G H)の分泌を抑制する性質を有し、
医薬として臨床的にも用いられていることは周知の通り
である。
そして、現在まで世界各国において、このソマトスタチ
ンの構成アミノ酸の一部を取シ去ったり、置換したソマ
トスタチン類似体を合成し、新たな生理活性を期待する
試みがなされ、本発明者らも先にソマトスタチンの作用
発現の活性部位の一部と目される第8位のL型トリプト
ファン(Trpで表わし、以下この例に倣う)をD型に
し、CVSajQ間の化学的に不安定な8−8結合をα
−アミノスペリン酸を置換することによってC−C結合
に変えて安定化し、更にンマトスタチン作用発現に必須
ではないと考えられているA/12およびGtyを取り
除いた下記式Iで表わされる所謂(デス−Ala’1.
.Gly ) −(D−Trp 、 D−Asu )−
ソマトスタチンと称するウンデカベブタイドを合成して
生理活性を確め: ※□m Tkr−8er−fD−HNOHCOO川
(II)特願昭51−133055号(米国特許第4
.261.885号)をもって特許出願を行なった。
ンの構成アミノ酸の一部を取シ去ったり、置換したソマ
トスタチン類似体を合成し、新たな生理活性を期待する
試みがなされ、本発明者らも先にソマトスタチンの作用
発現の活性部位の一部と目される第8位のL型トリプト
ファン(Trpで表わし、以下この例に倣う)をD型に
し、CVSajQ間の化学的に不安定な8−8結合をα
−アミノスペリン酸を置換することによってC−C結合
に変えて安定化し、更にンマトスタチン作用発現に必須
ではないと考えられているA/12およびGtyを取り
除いた下記式Iで表わされる所謂(デス−Ala’1.
.Gly ) −(D−Trp 、 D−Asu )−
ソマトスタチンと称するウンデカベブタイドを合成して
生理活性を確め: ※□m Tkr−8er−fD−HNOHCOO川
(II)特願昭51−133055号(米国特許第4
.261.885号)をもって特許出願を行なった。
本発明の式■化合物は上記式I化合物よシLFS+およ
びAsnを取シ除いたものに相当するものである。
びAsnを取シ除いたものに相当するものである。
本発明のノナベブタイドは一般ペブタイド合成の常法に
従って製造されるが、次にその具体例の−を示す: なお、以下の製造例においては簡便のため、次の符号を
用いるととKする。
従って製造されるが、次にその具体例の−を示す: なお、以下の製造例においては簡便のため、次の符号を
用いるととKする。
ACOH:酢酸
f3oc : l−ブトキシカルボニルBzl ;ベン
ジル Chi (o−CJ) : ’o−クロロベンジルオキ
シカルボニル CHA ニジクロヘキシルアミン CJ −A t :クロルアセチル DCHAニジシクロヘキシルアミン DMF ニジメチルホルムアミド HOBT:1−ヒドロキシベンゾトリアゾールMeOH
:メチルアルコール 0Bzl :ベンジルエステル ON/>:/>−ニトロフェニルエステルOEt :
エチルエステル 08u :N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル TFAニトリフルオロ酢酸 THF :テトラヒドロフラン WSCコN−エチルーN−ジメチルアミノプロピル−カ
ルボシイミド 製造例 (1) Rot−Phe−Pke−NHN112の製造
Bat−Phe −Phe−OEl(本発明者らにより
特開昭55−59152号公報の第60区以下に製法開
示済)102をDMF−MeOH(1: 3 )混液1
00m1に溶かして抱水ヒドラジン(80%)40g/
を加えて室温で15時間反応させる。析出する不溶物を
過剰の水に懸濁して炉取する。フィルター上で水、Ml
oHおよびエーテルで順次洗った後、DMF−水の系で
再沈澱させて目的物7. s y (s O,7%)を
得る。
ジル Chi (o−CJ) : ’o−クロロベンジルオキ
シカルボニル CHA ニジクロヘキシルアミン CJ −A t :クロルアセチル DCHAニジシクロヘキシルアミン DMF ニジメチルホルムアミド HOBT:1−ヒドロキシベンゾトリアゾールMeOH
:メチルアルコール 0Bzl :ベンジルエステル ON/>:/>−ニトロフェニルエステルOEt :
エチルエステル 08u :N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル TFAニトリフルオロ酢酸 THF :テトラヒドロフラン WSCコN−エチルーN−ジメチルアミノプロピル−カ
ルボシイミド 製造例 (1) Rot−Phe−Pke−NHN112の製造
Bat−Phe −Phe−OEl(本発明者らにより
特開昭55−59152号公報の第60区以下に製法開
示済)102をDMF−MeOH(1: 3 )混液1
00m1に溶かして抱水ヒドラジン(80%)40g/
を加えて室温で15時間反応させる。析出する不溶物を
過剰の水に懸濁して炉取する。フィルター上で水、Ml
oHおよびエーテルで順次洗った後、DMF−水の系で
再沈澱させて目的物7. s y (s O,7%)を
得る。
融点187−188°C,(α)D I 9.9
(C1,65、DMF)。
(C1,65、DMF)。
元素分析〔C26H3oO4N4として〕Cチ H
係 N% 計算値 64.76 710 15.14測定値
64,30 7.20 12.98(2) Bot
−Phe −P/zr−D−Tr/−Lys (Cb
x (o−CJ) ) −Thr (Bs l )−P
hi−Thr (Bgl) −8rr (Ilb/)−
D−Asu−OBzl の製造Boc −D −Tr
lr−1−ys [Cbz (o −CJ) ] −T
hr (Bz l )−Phe −Thr (Bgl)
−8er (Bgl)−D−Asu−OBzl (本発
明者らにより特開昭55−59152号公報の第28.
29区に製法開示済)3.14Fをジメチルスルフィド
5zl。
係 N% 計算値 64.76 710 15.14測定値
64,30 7.20 12.98(2) Bot
−Phe −P/zr−D−Tr/−Lys (Cb
x (o−CJ) ) −Thr (Bs l )−P
hi−Thr (Bgl) −8rr (Ilb/)−
D−Asu−OBzl の製造Boc −D −Tr
lr−1−ys [Cbz (o −CJ) ] −T
hr (Bz l )−Phe −Thr (Bgl)
−8er (Bgl)−D−Asu−OBzl (本発
明者らにより特開昭55−59152号公報の第28.
29区に製法開示済)3.14Fをジメチルスルフィド
5zl。
エタンジチオール1 txlを含むT F A 3 [
1mlに溶かして室温で45分間処理した後、過剰のT
EAを減圧で溜去する。残渣にエーテルを加えて生ずる
沈澱を戸数し、苛性ソーダ上デシケータ−中で減圧乾燥
する。このものをDMF 5Mtに溶かし、トリエチ
ルアミンで中和して一10℃以下に冷却する。一方、前
項(1)で製したBat−Pht −Pht−NHNH
21、OfをDMF5gtに溶かし一20°C以下に冷
却しながら565N塩酸/ジオキサン1.9 mlを加
え、イソアミルニドリット0.42 mlを加える。−
15°Cで30分間反応させた後、同温度に保ちながら
トリエチルアミンで中和する。・この溶液に前述のDM
F溶液を加えて一5°Cで48時間反応させる。反応後
、これに大量の水を加えて生ずる沈澱を戸数し、冷Mt
OHで洗浄後、DMF/EIOH−エーテルより再沈澱
させて目的物3.24F(87,6%)DMF)。
1mlに溶かして室温で45分間処理した後、過剰のT
EAを減圧で溜去する。残渣にエーテルを加えて生ずる
沈澱を戸数し、苛性ソーダ上デシケータ−中で減圧乾燥
する。このものをDMF 5Mtに溶かし、トリエチ
ルアミンで中和して一10℃以下に冷却する。一方、前
項(1)で製したBat−Pht −Pht−NHNH
21、OfをDMF5gtに溶かし一20°C以下に冷
却しながら565N塩酸/ジオキサン1.9 mlを加
え、イソアミルニドリット0.42 mlを加える。−
15°Cで30分間反応させた後、同温度に保ちながら
トリエチルアミンで中和する。・この溶液に前述のDM
F溶液を加えて一5°Cで48時間反応させる。反応後
、これに大量の水を加えて生ずる沈澱を戸数し、冷Mt
OHで洗浄後、DMF/EIOH−エーテルより再沈澱
させて目的物3.24F(87,6%)DMF)。
元素分析〔ClO4■120019N11c′・2H2
0トシテ〕C% H% Nチ 計算値 65.74i 6.59; 8.11実測
値 65.45. 6.66蓚 850アミノ酸分析値 LI7’ 1.05 (1) ; T” 2.04 (
2) + 8tro、 91 (1) ;”” 1.0
4(1)i P/l/ 3.00(咄Tri) 0.8
9(1)※※分光学的に測定 の製造(環化工程■及び■) ■前項(2)で製した化合物0.82をエタンジチオー
ル0.1 misジメチルスルフィドt s wt t
含bTFA151g/に溶かして室温で30分間処理
する。
0トシテ〕C% H% Nチ 計算値 65.74i 6.59; 8.11実測
値 65.45. 6.66蓚 850アミノ酸分析値 LI7’ 1.05 (1) ; T” 2.04 (
2) + 8tro、 91 (1) ;”” 1.0
4(1)i P/l/ 3.00(咄Tri) 0.8
9(1)※※分光学的に測定 の製造(環化工程■及び■) ■前項(2)で製した化合物0.82をエタンジチオー
ル0.1 misジメチルスルフィドt s wt t
含bTFA151g/に溶かして室温で30分間処理
する。
過剰の酸を減圧で溜去後、残渣を冷却下でDMFに溶か
しトリエチルアミンで中和する。このものに過剰の水を
加えて生成する沈澱を炉取する。水、MrOH,エーテ
ルで洗った後、五酸化リン上でデシケータ−中減圧乾燥
する。このものをDMF55stlに溶かして水溶性カ
ルボジイミド塩酸塩0.87fを加えて環化反応を行な
う。48時間後に反応混液に大量の水を加えて析出する
沈澱を炉取する。水、冷!yilOH、エーテルで洗っ
た後にエタノール/エーテル−n−ヘキサンノ系テ再沈
澱させて目的物0.57f(76%)を得る。
しトリエチルアミンで中和する。このものに過剰の水を
加えて生成する沈澱を炉取する。水、MrOH,エーテ
ルで洗った後、五酸化リン上でデシケータ−中減圧乾燥
する。このものをDMF55stlに溶かして水溶性カ
ルボジイミド塩酸塩0.87fを加えて環化反応を行な
う。48時間後に反応混液に大量の水を加えて析出する
沈澱を炉取する。水、冷!yilOH、エーテルで洗っ
た後にエタノール/エーテル−n−ヘキサンノ系テ再沈
澱させて目的物0.57f(76%)を得る。
■前項(2)で製した化合物082を乾燥ピリジン10
*lに溶かしてTFA−ON71.Ofを加、t、50
℃で6時間反応させてエステル交換により D −As
u残基のW位のカルボン酸を08戸化する。反応後ピリ
ジンを減圧下で溜去し、残渣にエーテルを加え生ずる沈
澱を加数する。これをエーテルで洗浄後、DMF−エー
テルより再沈澱させる。五酸化リン上デシケータ−中で
減圧乾燥後、このものをT F A 5 wlに溶かし
て室温で45分間処理する。
*lに溶かしてTFA−ON71.Ofを加、t、50
℃で6時間反応させてエステル交換により D −As
u残基のW位のカルボン酸を08戸化する。反応後ピリ
ジンを減圧下で溜去し、残渣にエーテルを加え生ずる沈
澱を加数する。これをエーテルで洗浄後、DMF−エー
テルより再沈澱させる。五酸化リン上デシケータ−中で
減圧乾燥後、このものをT F A 5 wlに溶かし
て室温で45分間処理する。
過剰の酸を減圧で溜去後、残渣をDMFIOItに溶か
してピリジン200g/に滴下しながら加える。
してピリジン200g/に滴下しながら加える。
50℃で24時間反応させることにより環化させる。減
圧濃縮してピリジ/を溜去して残渣に0,5N塩酸を加
えて生成する沈澱を水及びエーテルで洗う。このものを
DMF−エーテルから再結晶させて目的物0.60f(
8,0チ)を得る。
圧濃縮してピリジ/を溜去して残渣に0,5N塩酸を加
えて生成する沈澱を水及びエーテルで洗う。このものを
DMF−エーテルから再結晶させて目的物0.60f(
8,0チ)を得る。
Co −PA/−Phe−D −Trp−Lys −T
hr−Phe−Thr−8er前項(3)で製した環化
合物0.57Fをアニソール1 mlとエタンジチオー
ル0.1 xtの存在下に無水フッ化水素1(]+/!
に溶かして0°Cで60分間処理する。過剰のフッ化水
素を溜去後残渣をエーテルで洗って苛性ソーダ上デシケ
ータ−中で乾燥して淡黄色粉末を得る。このものを5
% AtOHに溶かしてダウエックス1x2 (2x1
0α、酢酸型、商標名)カラムを通し、溶出液を凍結乾
燥して目的物の酢酸塩663qを得る。このものを2N
A、rOHに溶かしてセファデックスLH−20(商標
名)を充填したカラム(3,5X 100ffi)上に
注入し、2NACOHで溶出し、溶出液の活性画分を凍
結乾燥する。更にセファデックスG−25(商標名)の
カラム(2,5X45CrII)を用いて分配クロマト
グラフィーによって精製する。展開溶媒はn−ブタノー
ル:酢酸:水=4=1:5の系を用いる。
hr−Phe−Thr−8er前項(3)で製した環化
合物0.57Fをアニソール1 mlとエタンジチオー
ル0.1 xtの存在下に無水フッ化水素1(]+/!
に溶かして0°Cで60分間処理する。過剰のフッ化水
素を溜去後残渣をエーテルで洗って苛性ソーダ上デシケ
ータ−中で乾燥して淡黄色粉末を得る。このものを5
% AtOHに溶かしてダウエックス1x2 (2x1
0α、酢酸型、商標名)カラムを通し、溶出液を凍結乾
燥して目的物の酢酸塩663qを得る。このものを2N
A、rOHに溶かしてセファデックスLH−20(商標
名)を充填したカラム(3,5X 100ffi)上に
注入し、2NACOHで溶出し、溶出液の活性画分を凍
結乾燥する。更にセファデックスG−25(商標名)の
カラム(2,5X45CrII)を用いて分配クロマト
グラフィーによって精製する。展開溶媒はn−ブタノー
ル:酢酸:水=4=1:5の系を用いる。
溶出液の活性画分を濃縮して有機溶媒を溜去し、残渣を
凍結乾燥する。このものを再度2NACOHを用いてセ
フ1デソクスLH−20を充填したカラム(2x100
z)を通し、溶出される活性画分を凍結乾燥することに
よシ目約物24.5qを得る。
凍結乾燥する。このものを再度2NACOHを用いてセ
フ1デソクスLH−20を充填したカラム(2x100
z)を通し、溶出される活性画分を凍結乾燥することに
よシ目約物24.5qを得る。
水晶の物理化学的性状
アミノ酸分析値
Lr1.[]O01); ’I’hr 1.B 4(2
); 8er O,89(1) 1Asu O,97(
1); Phe 3.00(3)i Tri’ 0.9
2 (1)※※分光学的に測定 〔αポー31.5 (c o、s 2.1チArOH)
薄層クロマトグラフィー: =20)R1085 上記の両者において単一スポットを有する。
); 8er O,89(1) 1Asu O,97(
1); Phe 3.00(3)i Tri’ 0.9
2 (1)※※分光学的に測定 〔αポー31.5 (c o、s 2.1チArOH)
薄層クロマトグラフィー: =20)R1085 上記の両者において単一スポットを有する。
薬理学的性質
本発明のノナペブタイド化合物の、ソマトスタチ/との
比較における生物学的活性の特徴は次の実験成績により
示される: 〔方法〕 体重200〜250グのSD系雌雄性ラットペンドパル
ビタール5014/k(1”C体゛重)投与の麻酔下、
頚動脈よりカテーテルを挿入し、アルギニンを59/k
(j(体重)7時間の割合で60分間注入し、同時に本
発明化合物のヒトに対する暫定的基準投与量(以下1基
礎投与量′と称す。)を4μ2/kq(体重)7時間と
して、それぞれ基礎投与量、その10倍量及びその10
0倍量を30分間持続注入した。対照として生理的食塩
水を注入し、それぞれ0.15.60.45および60
分毎に1 meずつ採血し、その都度あらかじめ用意し
た赤血球の生理的食塩水洗浄液を1 tttlずつ注入
し実験を行なった。血糖はグルコースオキシダーゼ法で
、インスリンとグルカゴンは二抗体法で、そして成長ホ
ルモン(GH)はボIJエチレンクリ−y−pvによる
一抗体法で測定した。また、ガストリンはチャーコール
による一抗体法で測定した。
比較における生物学的活性の特徴は次の実験成績により
示される: 〔方法〕 体重200〜250グのSD系雌雄性ラットペンドパル
ビタール5014/k(1”C体゛重)投与の麻酔下、
頚動脈よりカテーテルを挿入し、アルギニンを59/k
(j(体重)7時間の割合で60分間注入し、同時に本
発明化合物のヒトに対する暫定的基準投与量(以下1基
礎投与量′と称す。)を4μ2/kq(体重)7時間と
して、それぞれ基礎投与量、その10倍量及びその10
0倍量を30分間持続注入した。対照として生理的食塩
水を注入し、それぞれ0.15.60.45および60
分毎に1 meずつ採血し、その都度あらかじめ用意し
た赤血球の生理的食塩水洗浄液を1 tttlずつ注入
し実験を行なった。血糖はグルコースオキシダーゼ法で
、インスリンとグルカゴンは二抗体法で、そして成長ホ
ルモン(GH)はボIJエチレンクリ−y−pvによる
一抗体法で測定した。また、ガストリンはチャーコール
による一抗体法で測定した。
(1)本発明化合物の血糖に及ぼす影響アルギニン注入
開始30分後の生理的食塩水投与群の血糖は60分まで
漸増し、148±9.8Mfl/dl (標準誤差)に
達した。本発明化合物注入群では基礎投与量およびその
10倍量投与のものでは抑制しないが、基礎投与量×1
00倍量投与のものでは15および60分において40
〜5011g/ di程度血糖を抑制した(図面第1図
参照)。
開始30分後の生理的食塩水投与群の血糖は60分まで
漸増し、148±9.8Mfl/dl (標準誤差)に
達した。本発明化合物注入群では基礎投与量およびその
10倍量投与のものでは抑制しないが、基礎投与量×1
00倍量投与のものでは15および60分において40
〜5011g/ di程度血糖を抑制した(図面第1図
参照)。
(2)本発明化合物のインスリン分泌に及#丘す影響血
中インスリンは対照の生理的食塩水投与群では最高90
[]μU/ Mt ’!で増加したが、本発明化合物投
与群ではいずれの投与量でも有意差を認めず、本品のイ
ンスリン分泌抑制作用はみられなかった(図面第1図参
照)。
中インスリンは対照の生理的食塩水投与群では最高90
[]μU/ Mt ’!で増加したが、本発明化合物投
与群ではいずれの投与量でも有意差を認めず、本品のイ
ンスリン分泌抑制作用はみられなかった(図面第1図参
照)。
(3)本発明化合物のグルカゴン分泌に及はす影響血中
グルカゴンは本品の基礎投与量の100倍量投与群にお
いて15分および30分で対照群の30〜40チ抑制を
みた(図面第2図参照)。
グルカゴンは本品の基礎投与量の100倍量投与群にお
いて15分および30分で対照群の30〜40チ抑制を
みた(図面第2図参照)。
第1図でみられた基礎投与量の100倍量投与群におけ
る血糖の抑制効果は、グルカゴン分泌抑制の結果と考え
られる。
る血糖の抑制効果は、グルカゴン分泌抑制の結果と考え
られる。
(4)本発明化合物のガス) IJン分泌に対する影響
対照群ではアルギニン注入により血中ガストリンは漸増
し、60分では106±14.5 #/Mlに達した。
対照群ではアルギニン注入により血中ガストリンは漸増
し、60分では106±14.5 #/Mlに達した。
本発明化合物の注入では、15分および30分で基礎投
与量の10倍吐および100倍量の投与群でほぼ完全に
アルギニンによるガストリン分泌は抑制され、特に基礎
投与量の100倍量投与群では注入中止後15分後でも
有意の抑制がみられ、一部持続作用が認められた(図面
第2図参照)。
与量の10倍吐および100倍量の投与群でほぼ完全に
アルギニンによるガストリン分泌は抑制され、特に基礎
投与量の100倍量投与群では注入中止後15分後でも
有意の抑制がみられ、一部持続作用が認められた(図面
第2図参照)。
(5)本発明化合物の成長ホルモン(OH)分泌に及ぼ
す影響 血中OHはアルギニン注入により、対照群では15分で
頂値29±7o;j/*tを示し、以後漸減した。本発
明化合物の基礎投与量の10倍量投与群で15分、10
0倍量投与群で15分および30分の(3H分泌を完全
に抑制した(図面第6図参照)。
す影響 血中OHはアルギニン注入により、対照群では15分で
頂値29±7o;j/*tを示し、以後漸減した。本発
明化合物の基礎投与量の10倍量投与群で15分、10
0倍量投与群で15分および30分の(3H分泌を完全
に抑制した(図面第6図参照)。
(6) 各種ホルモン分泌抑制に対するソマトスタチン
(SS)と本発明化合物の影響の比較アルギニン注入時
の各種ホルモレ分泌に対するSSおよび本発明化合物の
抑制度(チ)を下表に示す。 □ 表 (数字はチである) 注)※:P<0.05、※※: P<0.025、※※
※: t’<o、o i。
(SS)と本発明化合物の影響の比較アルギニン注入時
の各種ホルモレ分泌に対するSSおよび本発明化合物の
抑制度(チ)を下表に示す。 □ 表 (数字はチである) 注)※:P<0.05、※※: P<0.025、※※
※: t’<o、o i。
−(マイナス)値は抑制では′なく刺激度を表わす。1
00チ以上の数値はホルモンの標準値よりの減少度を表
わす。
00チ以上の数値はホルモンの標準値よりの減少度を表
わす。
(1)本発明化合物は40μf/kQ(体重)7時間量
の持続注入によシアルギニン刺激に対するガストリン、
OH分泌を完全に抑制した。この際グルカゴン、インス
リン分泌の有意の抑制はみられなかった。
の持続注入によシアルギニン刺激に対するガストリン、
OH分泌を完全に抑制した。この際グルカゴン、インス
リン分泌の有意の抑制はみられなかった。
(2)本発明化合物は400μ?/kq (体重)7時
間量の持続注入によりアルギニン刺激に対するガストリ
ン、OH分泌を完全に抑制し、またグルカゴン抗体(I
RQ)分泌も47%抑制し、血糖降下作用を示した。
間量の持続注入によりアルギニン刺激に対するガストリ
ン、OH分泌を完全に抑制し、またグルカゴン抗体(I
RQ)分泌も47%抑制し、血糖降下作用を示した。
(3)本発明化合物は上記いずれの注入量によっても血
中インスリン値に影響を与えず、この点でインスリン分
泌は抑制しない特異性の高いンマトスタチン類似体であ
ると認められる。
中インスリン値に影響を与えず、この点でインスリン分
泌は抑制しない特異性の高いンマトスタチン類似体であ
ると認められる。
(4)本発明化合物は400μf/kQ (体重)/時
間量投与において、ガストリン分泌の抑制が投与中止後
15分後にもみられ、一部持続作用も有すると考えられ
る。
間量投与において、ガストリン分泌の抑制が投与中止後
15分後にもみられ、一部持続作用も有すると考えられ
る。
以上の点より、本発明化合物はガス) IJンおよびG
Hの分泌を抑制するが、他のホルモン特にインスリン分
泌は抑制しない特徴を有し、ストレス性潰瘍および出血
性胃炎などによる消化管出血への臨床的応用が期待され
るものである。
Hの分泌を抑制するが、他のホルモン特にインスリン分
泌は抑制しない特徴を有し、ストレス性潰瘍および出血
性胃炎などによる消化管出血への臨床的応用が期待され
るものである。
本発明化合物の急性毒性値(LD5[] )としては、
マイス体重1 kg当り5qを投与して死亡例をみなか
ったので、安全性は極めて高いものと評価される。
マイス体重1 kg当り5qを投与して死亡例をみなか
ったので、安全性は極めて高いものと評価される。
本発明化合物の臨床的応用は今後の開発により確立され
るべきものであるが、一応患者の体重1にg当り水晶4
〜を1時間を要して腸管外投与することを基準的治療用
投与量とし、症状に応じて適宜増減して用いることが推
奨され、投与剤型としては生理食塩水に単独または他剤
と併合して溶かして腸管外注入することのほか、舌下錠
等の錠剤や鼻孔内噴霧剤等として利用することができる
。
るべきものであるが、一応患者の体重1にg当り水晶4
〜を1時間を要して腸管外投与することを基準的治療用
投与量とし、症状に応じて適宜増減して用いることが推
奨され、投与剤型としては生理食塩水に単独または他剤
と併合して溶かして腸管外注入することのほか、舌下錠
等の錠剤や鼻孔内噴霧剤等として利用することができる
。
製剤例1 注射液
本発明化合物 4.02
食 塩 902注射用蒸留
水 適量 上記溶液を無菌的に1 ml容のアンプルに充填する。
水 適量 上記溶液を無菌的に1 ml容のアンプルに充填する。
製剤例2.舌下錠
本発明化合物 402
結晶セルロース 3202
白 糖 69277
ニトール 232 香 料 適宜上記処方によ
り常法通り直径5闘、重量45〜の素錠io、ooo錠
を製する。
ニトール 232 香 料 適宜上記処方によ
り常法通り直径5闘、重量45〜の素錠io、ooo錠
を製する。
第1図(a)はアルギニン刺激(5f/kg(体重)温
間投与)ラットにおける本発明化合物注入による血中グ
ルコースの消長図、第1図(b)は同血中インスリンの
消長図。縦軸はそれぞれグルコース量(M’j/di
)およびインスリン量(μVMl)を表わし、横軸は共
に時間(分)を表わす。 第2図(a)は前同ラットにおける本発明化合物注入に
よる血中グルカゴン量、第2図<b>は同ガストリン量
の消長図。縦軸はそれぞれグルカゴン量(β/ml )
、ガストリン量(βhl)、横軸は時間(分)を表わす
。 第3図は前回ラットにおける本発明化合物注入による血
中成長ホルモン(OH)の消長図。縦軸はGT(量(q
/1yrl )、横軸は時間(分)を表わす。 全図に共通して×−一家は基礎投与量(4μ2/kQ(
体重)層間)投与、Q−−−−−−1はその10倍量投
与、Δ−−−−−へはその100倍量投与、−m=→は
対照としての生理食塩水投与を示す。 図中、Pは統計学的手技による危険率を示し、※はP<
0.05、※※はP<0.[11を表わす。 (特許出願人 白井松新薬株式会社) (代理人 弁理士 糟谷 安)
間投与)ラットにおける本発明化合物注入による血中グ
ルコースの消長図、第1図(b)は同血中インスリンの
消長図。縦軸はそれぞれグルコース量(M’j/di
)およびインスリン量(μVMl)を表わし、横軸は共
に時間(分)を表わす。 第2図(a)は前同ラットにおける本発明化合物注入に
よる血中グルカゴン量、第2図<b>は同ガストリン量
の消長図。縦軸はそれぞれグルカゴン量(β/ml )
、ガストリン量(βhl)、横軸は時間(分)を表わす
。 第3図は前回ラットにおける本発明化合物注入による血
中成長ホルモン(OH)の消長図。縦軸はGT(量(q
/1yrl )、横軸は時間(分)を表わす。 全図に共通して×−一家は基礎投与量(4μ2/kQ(
体重)層間)投与、Q−−−−−−1はその10倍量投
与、Δ−−−−−へはその100倍量投与、−m=→は
対照としての生理食塩水投与を示す。 図中、Pは統計学的手技による危険率を示し、※はP<
0.05、※※はP<0.[11を表わす。 (特許出願人 白井松新薬株式会社) (代理人 弁理士 糟谷 安)
Claims (1)
- 1、下記式で表わされるノナペプタイド化合物:2、下
記式で表わされるノナペプタイド化合物:を主剤とし、
これに医薬として通常用いられる補助剤を加えてなる医
薬製剤の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56150097A JPS5852259A (ja) | 1981-09-22 | 1981-09-22 | アミノ酸9個で構成された新規ソマトスタチン類似体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56150097A JPS5852259A (ja) | 1981-09-22 | 1981-09-22 | アミノ酸9個で構成された新規ソマトスタチン類似体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5852259A true JPS5852259A (ja) | 1983-03-28 |
JPH0238599B2 JPH0238599B2 (ja) | 1990-08-31 |
Family
ID=15489441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56150097A Granted JPS5852259A (ja) | 1981-09-22 | 1981-09-22 | アミノ酸9個で構成された新規ソマトスタチン類似体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5852259A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0920446A4 (en) * | 1996-07-31 | 2004-06-02 | Peptor Ltd | CYCLIC SOMATOSTATIN ANALOGS WITH A MAIN CHAIN WITH A STRETCHED INFORMATION |
-
1981
- 1981-09-22 JP JP56150097A patent/JPS5852259A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0920446A4 (en) * | 1996-07-31 | 2004-06-02 | Peptor Ltd | CYCLIC SOMATOSTATIN ANALOGS WITH A MAIN CHAIN WITH A STRETCHED INFORMATION |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0238599B2 (ja) | 1990-08-31 |
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