JPS5852159B2 - 熱交換器用冷却水取水設備 - Google Patents
熱交換器用冷却水取水設備Info
- Publication number
- JPS5852159B2 JPS5852159B2 JP53131780A JP13178078A JPS5852159B2 JP S5852159 B2 JPS5852159 B2 JP S5852159B2 JP 53131780 A JP53131780 A JP 53131780A JP 13178078 A JP13178078 A JP 13178078A JP S5852159 B2 JPS5852159 B2 JP S5852159B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling water
- heat exchanger
- water intake
- insoluble
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は復水器および熱交換器fこ使用される銅合金製
部材の防食用として電解鉄イオン発生装置を内蔵させた
冷却水取水設備に関する。
部材の防食用として電解鉄イオン発生装置を内蔵させた
冷却水取水設備に関する。
一般に銅合金製部材の耐食性は表面に形成される・防食
皮膜に左右され、そのなかでも特に耐食性能の向上に重
要な役割をもつものとして鉄系の防食皮膜を形成するこ
とが周知である。
皮膜に左右され、そのなかでも特に耐食性能の向上に重
要な役割をもつものとして鉄系の防食皮膜を形成するこ
とが周知である。
また、この鉄系の防食皮膜の形成は主として冷却水中に
含まれる第1鉄イオンの濃度に左右されることから、従
来、復水器、熱交換器等の銅合金製部材を防食するため
に、取水、送水設備とは別途に冷却水中に硫酸第1鉄を
注入混合することにより冷却水中に鉄イオンを供給して
防食皮膜を形成することが行われていた。
含まれる第1鉄イオンの濃度に左右されることから、従
来、復水器、熱交換器等の銅合金製部材を防食するため
に、取水、送水設備とは別途に冷却水中に硫酸第1鉄を
注入混合することにより冷却水中に鉄イオンを供給して
防食皮膜を形成することが行われていた。
しかしながら、硫酸第1鉄は吸湿性の粉末のために保存
や取り扱い等の薬品管理が繁雑なこと、溶解注入作業に
多くの人手を必要とすること、および冷却水を茶褐色に
変色させること等の取水管理面からその全てに問題があ
るものであった。
や取り扱い等の薬品管理が繁雑なこと、溶解注入作業に
多くの人手を必要とすること、および冷却水を茶褐色に
変色させること等の取水管理面からその全てに問題があ
るものであった。
また鉄イオンの供給を電解方式によって行うことも知ら
れており、例えば大型の電解鉄イオン発生装置をコンク
リート取水路の底部に没水設備する方式(特開昭52−
44752号′)等が知られている。
れており、例えば大型の電解鉄イオン発生装置をコンク
リート取水路の底部に没水設備する方式(特開昭52−
44752号′)等が知られている。
しかしながら、これらの方式は大容量の電解装置を簡単
に設置でさるという利点はあるものの、最近の取水方式
のように取水路から熱交換器が設置される氷室までが比
較的長い配管によって連絡される場合にあっては取水路
の冷却水中に供給された鉄イオンが配管を経て氷室に到
達するまでに酸化消費され、十分な防食効果を期待し難
いおそれがあった。
に設置でさるという利点はあるものの、最近の取水方式
のように取水路から熱交換器が設置される氷室までが比
較的長い配管によって連絡される場合にあっては取水路
の冷却水中に供給された鉄イオンが配管を経て氷室に到
達するまでに酸化消費され、十分な防食効果を期待し難
いおそれがあった。
従ってこのような方式は取水路形態によって限定される
傾向lこあり、主として配管部分が比較的短い取水系で
使用されるにすぎなかった。
傾向lこあり、主として配管部分が比較的短い取水系で
使用されるにすぎなかった。
本発明はこのような現状に着眼し、取水路から氷室まで
が比較的長い配管によって接続されている場合にあって
も、氷室近傍の配管それ自体に電解鉄イオン発生装置を
内蔵させることによって、比較的簡単な構造で、しかも
鉄イオンの酸化消費を減らし、有効な防食皮膜を形成さ
せ得る熱交換器用冷却水取水設備を提供するものである
。
が比較的長い配管によって接続されている場合にあって
も、氷室近傍の配管それ自体に電解鉄イオン発生装置を
内蔵させることによって、比較的簡単な構造で、しかも
鉄イオンの酸化消費を減らし、有効な防食皮膜を形成さ
せ得る熱交換器用冷却水取水設備を提供するものである
。
以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図において、取水路と氷室とを結ぶ配管1の比較的氷室
に近い部分の上部lこは短筒状開口部2が設けられ、そ
の端部はフランジ座3となっている。
に近い部分の上部lこは短筒状開口部2が設けられ、そ
の端部はフランジ座3となっている。
短筒状開口部2/lこは蓋4が被せらへ その蓋4はフ
ランジ座3と緊締具5で密閉されるようになっている。
ランジ座3と緊締具5で密閉されるようになっている。
蓋4の下面には適宜の間隔をおいて2枚の鋼製支持板6
,6′が溶接されており、この支持板間に板状の鉄電極
群7a、7b、・・・・・・7 m 、、7 nが絶縁
板8を介して緊締具9により積層固定されている。
,6′が溶接されており、この支持板間に板状の鉄電極
群7a、7b、・・・・・・7 m 、、7 nが絶縁
板8を介して緊締具9により積層固定されている。
各電極板7は配管1内の水流と平行となるように配設さ
へ互いに隣り合う電極板7が逆極となるように2本の板
状不溶性電導体10で並列に接続されている。
へ互いに隣り合う電極板7が逆極となるように2本の板
状不溶性電導体10で並列に接続されている。
この板状不溶性電導体10は棒状の不溶性電導体11に
接続さへ さら(こ棒状の不溶性電導体11は蓋4を水
密的に貫通して外部に取出され、図示されていない電線
により同じく図示されていない極性変換器を内蔵した直
流電源装置に接続されている。
接続さへ さら(こ棒状の不溶性電導体11は蓋4を水
密的に貫通して外部に取出され、図示されていない電線
により同じく図示されていない極性変換器を内蔵した直
流電源装置に接続されている。
不溶性電導体10゜11は電解質溶液中において直流電
流の流出によってその表面に高抵抗の不動態皮膜を生成
する金属、例えばチタン、タンタル、ニオブ等の金属を
使用して形成される。
流の流出によってその表面に高抵抗の不動態皮膜を生成
する金属、例えばチタン、タンタル、ニオブ等の金属を
使用して形成される。
配管1内に挿入された鉄電極群はその先端部を予め配管
1に適宜の間隔で溶接された2枚の鋼製支持板5//、
ff/lに絶縁板8′を介して固定すればさらに強度
的(こ有効である。
1に適宜の間隔で溶接された2枚の鋼製支持板5//、
ff/lに絶縁板8′を介して固定すればさらに強度
的(こ有効である。
また蓋4に・′まガス抜き用の小穴12ば設けらヘバル
ブ13により電解発生した水素ガスの濃度を調節できる
ようになっている。
ブ13により電解発生した水素ガスの濃度を調節できる
ようになっている。
電解鉄イオン発生装置が取げけられた蓋4は、蓋4の上
部に設けられたフック14により設置および電極板の交
換のために吊上げ得るようになっている。
部に設けられたフック14により設置および電極板の交
換のために吊上げ得るようになっている。
なお、配管1中に挿入される電解鉄イオン発生装置が冷
却水の流れに過大の抵抗を吋与しないように、鉄電極群
の有効鉄イオン発生部(第2図のa)が水流中に位置し
、不溶性電導体10,11が短筒状開口部2内に位置せ
しめるようにすることが好ましい。
却水の流れに過大の抵抗を吋与しないように、鉄電極群
の有効鉄イオン発生部(第2図のa)が水流中に位置し
、不溶性電導体10,11が短筒状開口部2内に位置せ
しめるようにすることが好ましい。
また、本発明では電解鉄イオン発生装置を氷室に比較的
近い配管部分に設けるが、予め電解鉄イオン発生装置を
設けた配管とほぼ同径の短管をフランジによって既設配
管の所望位置に挿入するようにしてもよいし、あるいは
配管系に設けられたバイパス管に挿入するようにしても
よく、これらはいずれも本発明の範囲内において適宜選
択される。
近い配管部分に設けるが、予め電解鉄イオン発生装置を
設けた配管とほぼ同径の短管をフランジによって既設配
管の所望位置に挿入するようにしてもよいし、あるいは
配管系に設けられたバイパス管に挿入するようにしても
よく、これらはいずれも本発明の範囲内において適宜選
択される。
上述のような熱交換器用冷却水取水設備(こよれば、氷
室近傍の配管部分から第1鉄イオンが水室内の銅合金製
部材に供給されることになり、従って氷室までの距離が
短いことから鉄イオンの酸化消費が可及的に少くなり、
望ましい防食皮膜が形成されて銅合金製部材をより効果
的に防食することができる。
室近傍の配管部分から第1鉄イオンが水室内の銅合金製
部材に供給されることになり、従って氷室までの距離が
短いことから鉄イオンの酸化消費が可及的に少くなり、
望ましい防食皮膜が形成されて銅合金製部材をより効果
的に防食することができる。
また極性変換器によって一定期間毎に電極板の極性を変
えることによりすべての電極板を有効に利用できるため
、電解効率も極めて高く、省資源、省エネルギーの面か
らも極めて有効であり、電極板が消耗した後は簡単に取
り替えることができる。
えることによりすべての電極板を有効に利用できるため
、電解効率も極めて高く、省資源、省エネルギーの面か
らも極めて有効であり、電極板が消耗した後は簡単に取
り替えることができる。
さらに不溶性電導体を使用しているので、電極との接続
部における断線事故を生ずることが防止さへ極性変換器
によって電極間の短絡事故も防止される。
部における断線事故を生ずることが防止さへ極性変換器
によって電極間の短絡事故も防止される。
第1図は実施例における電解鉄イオン発生装置を設けた
配管部分の横断面図であり、第2図はその縦断面図であ
る。 1・・・・・・配管、2・・・・・・短筒状開口部、3
・・・・・・フランジ座、4・・・・・・蓋、6・・・
・・・支持板、7・・・・・・電極板8・・・・・・絶
縁板、10,11・・・・・・不溶性電導体。
配管部分の横断面図であり、第2図はその縦断面図であ
る。 1・・・・・・配管、2・・・・・・短筒状開口部、3
・・・・・・フランジ座、4・・・・・・蓋、6・・・
・・・支持板、7・・・・・・電極板8・・・・・・絶
縁板、10,11・・・・・・不溶性電導体。
Claims (1)
- 1 水室近傍の熱交換器用冷却水取水配管にその端部に
フランジ座を有する筒状開口部を説け、各電極板が前記
配管内の水流に平行になるように積層固定された鉄電極
群の互いに隣り合う電極板が逆極となるように2本の不
溶性電導体で並列に接続さへ これら不溶性電導体が外
部において極性変換器を内蔵した直流電源装置に接続さ
れてなる電解鉄イオン発生装置を、前記フランジ座に取
付けられる蓋裏面に設けられた支持体に絶縁板を介して
支持固定したことを特徴とする熱交換器用冷却水取水設
備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53131780A JPS5852159B2 (ja) | 1978-10-26 | 1978-10-26 | 熱交換器用冷却水取水設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53131780A JPS5852159B2 (ja) | 1978-10-26 | 1978-10-26 | 熱交換器用冷却水取水設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5560194A JPS5560194A (en) | 1980-05-07 |
JPS5852159B2 true JPS5852159B2 (ja) | 1983-11-21 |
Family
ID=15065969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53131780A Expired JPS5852159B2 (ja) | 1978-10-26 | 1978-10-26 | 熱交換器用冷却水取水設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5852159B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002219468A (ja) * | 2001-01-26 | 2002-08-06 | Nakabohtec Corrosion Protecting Co Ltd | 電気防汚装置及び電気防汚方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61253388A (ja) * | 1985-05-02 | 1986-11-11 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 鉄電解防食方法およびその装置 |
KR100771705B1 (ko) * | 2006-05-12 | 2007-10-31 | 이상선 | 물안개발생장치 |
-
1978
- 1978-10-26 JP JP53131780A patent/JPS5852159B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002219468A (ja) * | 2001-01-26 | 2002-08-06 | Nakabohtec Corrosion Protecting Co Ltd | 電気防汚装置及び電気防汚方法 |
JP4605913B2 (ja) * | 2001-01-26 | 2011-01-05 | 株式会社ナカボーテック | 電気防汚装置及び電気防汚方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5560194A (en) | 1980-05-07 |
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