JPS5851759B2 - 抗生物質の微生物による製法 - Google Patents

抗生物質の微生物による製法

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JPS5851759B2
JPS5851759B2 JP50052100A JP5210075A JPS5851759B2 JP S5851759 B2 JPS5851759 B2 JP S5851759B2 JP 50052100 A JP50052100 A JP 50052100A JP 5210075 A JP5210075 A JP 5210075A JP S5851759 B2 JPS5851759 B2 JP S5851759B2
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platensis
methanol
medium
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H19/00Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof
    • C07H19/02Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof sharing nitrogen
    • C07H19/04Heterocyclic radicals containing only nitrogen atoms as ring hetero atom
    • C07H19/12Triazine radicals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/8215Microorganisms
    • Y10S435/822Microorganisms using bacteria or actinomycetales
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明の新規抗生物質U−44,590は、ストレプト
ミセス・プラテンシス・バラエティ・クラレンシス(S
tpeptomyces platensis va
r 。
clarensis ) N RRL 8035号を好
気的条件下に水性栄養培地中で培養することによって得
られる。
下に明らかにされるように、U−44590の種々の誘
導体類をつくることができる。
U44.590およびその誘導体類は、ダラム陰性菌お
よびダラム陽性菌、例えばストレプトコッカス・ヘモリ
チクス(S treptococcus hemol
yticus )、クレブシェラ・ニューモニア(K
1ebs ie l 1apneu m on ia)
、サルモネラ種(S almonella Sp、 )
、セラチア・マルセセンス(Serratiam ar
cescens )、バスツーレラ°ムルトキダ(Pa
5teurella multocida)、ヘモフィ
ルス種(Hemophilus Sp、)、プロテウス
・モルガニ(Proteus morgani)および
プロテウス・レトゲリ(Proteus rettge
ri)の生育に悪影響を与える性質をもっている。
従ってIJ−44,590とその誘導体類を単独で、又
はその他の抗生物質剤と組合わせて、種々の環境下にお
ける上記の細菌の生育を防止したり、その数を減少した
りするのに使用できる。
U−44,590とその誘導体類は、DNAビールス類
、例えばヘルペスビールスに対しても活性があり、この
ためこのようなビールスの存在が望まれない場合にその
抑制のために使用できる。
U−44,590の化学的および物理的性状元素分析
C9H15N305 計算値: C,44,08;H,6,17,;N、17
.13 測定値:C144,14;H16,08;N、17.3
6 分子量:245(質量スペクトルで決定)融点範囲:1
41〜142℃ 旋光度:(ロ)Y−−5°(水中濃度0.9030)溶
解度:水と低級アルコール類、例えばメタノールとエタ
ノールに易溶。
Me2CO1FtOAc、炭化水素類、CH2Cl2お
よびCHCl3に難溶。
赤外線吸収スペクトル:U−44590は、鉱油フル中
に懸濁されると特徴的な赤外線吸収スペクトルをもって
いる。
ピークはセンナメートルの逆数で表わされた次の波長で
観察される。
吸収帯周波数(波数) 3440 400 340 190 080 000 2960(N−ヌジョール) 2930(N) 2860 (N) 1695 sh 683 510 503 483 1463(N) 440 421 407 396 1375(N) 350 315 300 280 276 262 243 230sh 195 165 133 093 吸収帯周波数(波数) 強 度 1085 W 1060 51011
5985
M971
W943
M885 W872
W849
W826
W792
M755 M7
35 W注:shはシ
ョルダーの吸収帯を意 味する。
’[J−44,590はKBrディスク中に加圧された
時にも、特徴的な赤外線吸収スペクトルをもっている。
ピータは、センナメートルの逆数で表わされた次の波長
に観察される。
吸収帯周波数(波数) 440 200 080 000 970 960 935 920 870 1697 sh 685 510 吸収帯周波数(波数) 1482 461 437 420 406 396 349 310 298 290 275sh 263 243 195 165 133 097 085 060 010 85 71 42 83 70 47 27 91 強度 吸収帯周波数(波数) 強 度 54 33 注:shはショルダー吸収帯 を意味する。
本明細書を通じて赤外線吸収帯の強度は、それぞれS、
M、Wで表わされ、吸収帯近辺の背景に対して近似的に
示される。
S帯はスペクトルの最強と同じオーダーのものであり、
M帯は最強帯の1/3ないし2/3の強度であり、また
W帯は最強帯の1/3未満の強度のものである。
これらの推定は、透過パーセントの尺度に基づいて行な
われている。
次のものはU−44,590の構造であると考えられる
このようにU−44,59Qは俗名の5・6−シヒドロ
ー5−アザチミジン、又はその化学名の1−(2−fオ
キシ−β−D−エリスローペントフラノシル)−5・6
−ジヒドr:l−5−メチルーSトリアジン−2・4(
IH・3H)−ジオンによって参照することができる。
U−44,590の抗菌活性 上の抗菌スペクトルは次の培地および条件による標準寒
天希釈試験によって得られた。
P、ムルトシダおよびヘモフィルス種を5%脱フィブリ
ン化うさぎ血を加えたディフコ製血液寒天培地(Dif
co Blood Agar Ba5e)に生育さ
せた以外は、すべての試験菌に対してディフコ製脳心浸
出培地(Difco Brain Heart I
nfusionMedium )が使用された。
全部37℃で16〜 *18時間好気的に生育させた(
但しヘモフィルス種は嫌気的に生育させた)。
接種菌は37℃で一夜(16〜18時間)生育させ、1
0−3希釈液を0.025m1という率(接種菌1滴当
り約2500ないし25000の細菌数)で寒天培地の
接種に使用した。
選んだ微生物をはつかねずみに感染させたU44.59
0の生体内試験は以下のとおりである。
U−44,590の抗ビールス活性 以下は抗生物質U−44,590の抗ビールス活性の一
例である。
抗生物質をはつかねずみに皮下投与シ、コレニヘルペス
・シンプレックス(Herpes simplex 、
単純庖疹)ビールスを静脈内接種する。
ビールス感染の2時間前に処置を始め、その後−日4回
5日間処置を続ける。
材料、方法、および結果について詳細な記録は以下のと
おりである。
各々体重約20?のオスはつかねずみを1群20匹の4
群に分ける。
第1群は塩水で処置する。第2群は400m9/kg/
dose (mkd )のU44590、第3群は2
00mkdのU 44590、および第4群は100mkdのU−445
90で処置する。
抗生物質を塩水に溶解し、0.1.2.3および4の各
日の午前8時、正午12時、午後4時、および午後8時
に首筋に皮下投与スる。
10−1°5希釈のヘルペス・ビールスを、40LD5
0のビールス量に等しい0.05 m171匹で第0日
の午前10時に尾部静脈に接種する。
麻痺と死亡を毎日記録する。
後肢の麻痺は普通1〜2日後に死亡となる。
麻痺がきたはつかねずみはすべて死亡した。
添付図の曲線に示すように、4群の死亡パターンは、得
られた投与量応答を例示している。
第11日に行なった結果の統計分析から、3処置群は全
部、対照群と著しく異なっていることがわかる。
微生物 U−44,590の製造に使われる微生物はストレプト
ミセス・プラテンシス・バラエティ・クラレンシス(S
treptomyces platensis va
r 。
clarensis )NRRL 8035である。
この微生物の二次培養物は、米国イリノイ州ビオリアの
米国農務省北部地域研究所の永久保存株から得ることが
できる。
日本においては昭和50年3月24日に工業技術院微生
物工業技術研究所に保管委託を申請し受理された。
微生物受託番号は微工研菌寄第2972号であり本願の
出願公告後に分譲される。
本発明の微生物は、アップジョン研究所のアルマ・ダイ
エツツ(Alma Dietz )により研究され特徴
が記録されたものである。
新しい土壌単離物は吸湿性の胞子風をもつが、滑らかな
帽子型(三日月形)又はブラジルナツツ型(楕円形)の
胞子をもっており、ある特徴からストレプトミセス・プ
ラテンシスの典型培養基とは異なることがわかった。
新培養基の著しい差違は、抗生物質’[J−44590
の産生である。
新単離物はその培養基、顕微鏡、および生化学特性によ
って、ストレプトミセス・プラテンシスの一変種と認め
ることができる。
従って、この新単離物をストレプトミセス・プラテンシ
ス・バラエティ・クラレンシス・ダイエッソ・バラエテ
ィ・ツバ(S treptomyces platen
sis var 、 clarensisD 1etz
var 、nova )と指定することが提案される
国際細菌命名規約(International C
ode ofNomenclature of Bac
teria、 1966年、国際細菌命名委員会の司
法委員会編集局綿。
Int、J。S yst 、 B acteriol
、、16巻459〜490頁〕の規則7が、変種の名称
指定に適用された。
ストレプトミセス・プラテンシス・バラエティ・クラレ
ンシスは、典型種のストレプトミセス・プラテンシス・
ビンテンジャーおよびゴツトリーブ(S trepto
myces platensis Pittenger
andGottlieb Xシャーリング・イー・ビ
ー(Shirling、 E、 B、 )およびディー
・ゴツトリーブ(D、Gottlieb )、1968
年。
ストレプトミセスの典型培養基の協力記載■。
第一および第二研究からの追加菌種記載。
Int、J、 5yot。Bacteriol 118
巻279〜392頁〕〔トレスデー・エイチ・ディー(
Tresner、 H,D、 ) 、イー・ジエー・バ
ッカス(E、 J 、 Backus )、およびジー
ン・エイ・ヘイズ(J ean A、Hayes )1
967年。
ストレフトミセス・ハイグロスコピクス(Storep
tomyces hygroscopicus )様複
合体における形態的胞子型。
A ppl 8M 1crobiol 、、15巻63
7〜639頁〕NRRL2369、および最近特性化さ
れた2菌種すなわちストレプトミセス・プラテンシスN
RRL 3593 (エバンス、ラルフ・ヘンリー・シ
ュ= 7 (Evans 。
Ra1ph Henry Jr、)およびサムエル・オ
ーエン・トーマス(Samuel Owen Tho
mas)、1971年。
抗生物質AH272α2とAH272β2およびそれら
の製造法。
米国特許第3592925号〕およびストレプトミセス
・プラテンシスNRRL3761 (オクダ・トモハル
およびアワタゴーチ・シゲミ。
1973年、抗生物質YL704とその製造。
米国特許第3718742号〕と比較されている。
色特性:気中生育は白色ないし黄色ないし灰色。
成る培地では湿った黒い吸湿性斑点。
メラニン陰性。
エフタフロームによる外観〔ダイエツツ・エイ(Die
tz、 A、 ) 1954年。
放線菌分類の補助手段としてのエフタフローム透過度。
Ann、N、Y、 Acad、 Sci 、60巻15
2〜154頁〕を第1表に示す。
参考の色特性を第2.3表に示す。
新培養基をトレスデーおよびバッカスのホワイト(W)
、イエロー(Y)およびグレー(GY)の色系統CT
resner 、H。
Do、and E、 J、 Backusol 963
年。
ストレプトミセート分類法用のカラーホイール・システ
ム。
Appl 0M1crobio1.11巻335〜33
8〕に置いてもよい。
顕微鏡特性:胞子の連鎖はかたい(しまった)らせん状
、はどけたないしは長い開いたらせん状。
胞子の連鎖はプリドハム等の感覚ではらせん状(S)〔
プリドハム・ティー・ジー (Pridham、 T、G、 )、シー・ダブリュー
・ヘラセルタイン(C,W、 He5seltine
)、およびアール・ジー・ベネデイクト(RoG。
Benedict )。
1958年。選ばれた群にヨルストレプトマイセーテス
の分類指針。
形態学的区分による菌株分類。
Appl 、 M 1crobiol 、、6巻52〜
79頁〕。
胞子は帽子形(三日月形)又はブラジルナツツ(楕円)
形。
胞子はトレスデーおよびバッカスのプラテンシス型であ
る〔トレスデー・エイチ・デー(Tresner 、
H,D、 )、イー・ジエー・バッカス(E、J、 B
ackus )およびジーン・エイ・ヘイズ(Jean
、 A、 Hayes)。
1957年。
ストレプトミセス・ハイグロスコピクス(S trep
tomyces hygroscopicus )様の
複合体における形態学的胞子型。
Appl。Microbiol、 15巻637〜63
9頁〕。
胞子の陰影は、電子顕微鏡による直接観察では滑らかで
ある。
胞子表面はダイエツツおよびマシューの炭素複製技術に
よると表面斑点がうね状にある( Dietz、 A、
and J、Mathews、 1962年。
炭素複製による分類法。■、ストレプトミセス・ハイグ
ロスコピクスの検討。
Appl。Microbiol 、、10巻258〜2
63頁〕。
培養基および生化学特性:下記の第4表を参照。
炭素利用:炭素化合物上における生育は、プリドハムお
よびボッ) IJ−ブの合成培地(Pridham、T
、 G、and D、 Gottlieb、1948年
、種決定の補助手段としてのある放線菌目 (Actinomycetales )による炭素化合
類の利用。
J、Bacteriol 156巻107〜114頁〕
第5表、およびシャーリングとゴツトリーブの合成培地
(Shirling、 E、B、and D。
Gottlieb、1966年、ストレプトミセス種の
特性化方法。
Int、 J、 5yst、 Bacteriol 。
16巻313〜340頁〕第6表、によって決定された
温度:培養基は18〜37℃でベネット、ツアペック蔗
糖、マルトース−トリプトン、およびヒツキー・トレス
ナー寒天上でよく生育した。
最適生育は24〜37℃であった。
新培養基および典型培養基は45〜55℃で生育しなか
った。
NRRL3593およびNRRL3791と指定された
培養基は45℃で生育したが、55℃ではしなかった。
抗生物質生産性:下記第7表を参照。
出所:土壌。
型培養基:ストレプトミセス・プラテンシス・ピッテン
ジャーおよびゴツトリーブ (S treptomyces platensis
Pittenger andGottlieb )、N
RRL 2363゜型変種:ストレプトミセス・プラテ
ンシス・バラエティ・プラテンシス(S trepto
mycesplatensis var、 plate
nsis )、 NRRL2364゜ ・変種:ストレプトミセス・プラテンシス・バラエティ
・クラレンシス・ダイエッソ・バラエティ°ツバ(S
treptomyces platensis var
clarensis D 1etz var 、 no
va )。
本発明の新化合物類は、水中の好気的条件下に水性栄養
培地中で生産生物を生育させるときにつくられる。
また限定量の製造には表面培養基およびびん類を使用で
きることも理解されるところである。
生物は炭素源、例えば同化できる炭水化物、および窒素
源、例えば同化できる窒素化合物又は蛋白質材料を含有
する栄養培地中で生育させる。
好ましい炭素源は、ぶどう糖、黒砂糖、蔗糖、グリセロ
ール、殿粉、とうもろこし殿粉、乳糖、デキストリン、
糖みつ、等を包含する。
好ましい窒素源はコーンスチープリカー、酵母、固形乳
を加えた自己消化ビール酵母、大豆粉、綿実粉、とうも
ろこし粉、固形乳、カゼインの膵液消化物、魚粉、デイ
スチラーズ・ソリッド、動物ペプトン液、肉および骨の
砕片等を包含する。
これらの炭素源と窒素源の組合せを利用するのが有利で
ある。
痕跡の金属類、例えば亜鉛、マグネシウム、マンガン、
コバルト、鉄分等は、発酵培地に加える必要がない。
というのは培地の滅菌に先立って、水道水および未精製
成分を培地成分として使うためである。
本発明の化合物の製造は、微生物の満足な生育を促す温
度、例えば約18°と40℃の間、および好ましくは約
20°と32℃の間で実施できる。
化合物の最適製造は、普通には約5ないし15日間で得
られる。
培地は通常、発酵中に中性に止っている。
最終pHは部分的には緩衝液がある場合にはそれに、ま
た部分的には培養基培地の初期pHに左右される。
生育を大形容器およびタンク内で実施する時には、新規
化合物の製造に際しての著しい遅れとそれに伴う設備利
用の非能率をさげるため、接種用微生物については胞子
型よりも増殖期のものを使うのが好ましい。
従って、土壌、液体N2寒天プラグ、又は斜面培養基か
らの−すくいを溶液培養基に接種することによって、増
殖期の接種菌を栄養液培養基中につくることが望ましい
こうして若く活発な増殖期の接種菌を確保したら、これ
を無菌的に大形容器又はタンクに移す。
増殖期の接種菌をつくる培地は、微生物の良好な生育が
得られる限り、新化合物の製造に利用されるものと同じ
、又は別のものでありうる。
本発明の化合物の単離と精製には種々の手順、例えば溶
媒抽出、バーチジョン・クロマトグラフィ、シリカゲル
クロマトグラフィ、フレイブ装置におげろ液−液分配、
樹脂上の吸収、および溶媒からの結晶化を使用できる。
好ましい回収法においては、本発明の化合物は、ろ過又
は遠心分離のような慣用の手段によって菌糸および未溶
解固形物を分離することによって、培養基培地から回収
される。
抗生物質は活性炭上の吸収により、ろ過又は遠心分離さ
れた培養液から回収される。
次に成る種の不純物類を除去するため、活性炭を水洗す
る。
次にアセトン:水の溶液で溶離して、抗生物質を活性炭
から除く。
溶離液中のアセトンを有利には蒸発によって除き、残る
水性残留物を凍結乾燥すると、抗生物質U44.590
の粗調製剤が得られる。
好ましい精製手順は、上記のU−44,590の粗調製
剤をシリカゲル上のクロマトグラフィにかげて、U−4
4,590を溶離することである。
標準寒天プレート試験によって細菌クレブシェラ・ニュ
ーモニアエ(Klebsiella pneumoni
ae )に対して活性を示すフラクションを集めて乾固
させると、比較的純粋なU−44,590調製剤を生ず
る。
それ以上の精製は、U−44,590の結晶性ジアセテ
ート誘導体へのアセチル化によって達成される。
ゼンブレンCG、Zemplen およびイー・パク
ス(E、Pacsu )、Ber、62巻1613頁(
1929年)〕によるメタノール中のナトリウムメトキ
シドによる脱エステル化(エステル転化)、および触媒
量の塩基の二酸化炭素による中和によって、遊離抗生物
質U−44,590が得られ、これはメタノール−酢酸
エチルから容易に結晶化してU−44,590の純粋な
調製剤を生ずる。
抗生物質U−44,590はストレプトコッカス・ヘモ
リチクスに対して活性があり、このためこの微生物の不
活性化が望ましい場合には、この微生物で汚染された器
具、道具類又は表面の消毒に使用できる。
またU−44,59Qはエチェリキア・コリに対して活
性があり、この細菌に対する抗菌作用のため製紙系統に
おける粘液産生の減少、阻止、および/または撲滅のた
めに使用できる。
抗生物質U−44,590はまた、エチェリキア・コリ
汚染から解放することによってトリコモナス・フイータ
ス(T richomonas foetus )、ト
リコモナス°ホミニス(Trichomonas ho
minis )およびトリコモナス・ウアギナリス(T
richomonasvaginalis )の培養基
寿命を長くするのにも使用できる。
更にE、コリは病院の花びんの中にも存在し、病院の患
者に危険を与えることが報告されているE、コリ生育を
阻止するためにも使用できる。
クリニカル・メデイシン(ClinicalMedic
ine )、1974年2月、9頁を参照。
本明細書に明らかにされているようにU 44.590の新規アシル誘導体類は、化合物を脱アシ
ル化してU−44,590にするような手段をもった環
境において、U−44,590と同じ抗生物質目的に対
して使用できる。
このためU44.590のアシル誘導体類は、本明細書
で明らかにされているダラム陰性菌、例えばE、コリに
感染された実験用はつかねずみの処置に使用できる。
更にU−44,590のアシル誘導体類をU44.59
0の品質向上のために使用するのが有利である。
これは、U−44,590をアシル化し、不純物を比較
内含まないアシル化された化合物を回収し、次にアシル
化されたU−44,590を脱アシル化してより純粋な
形のU−44,590を得ることによって達成される。
次の実施例は本発明の方法と生成物の例示であるが、限
定的に考えられてはならない。
他に注意がなげれば、百分率はすべて重量によるもので
あり、溶媒混合物の割合は容量による。
実施例 I A部 発酵 各々が次の成分からなる無菌接種培地100mlを有す
る一連の500rrLl三角フラスコを接種するのにス
トレプトミセス・プラテンシス・バラエティ・クラレン
シス、NRRL8035、の土壌保存株を使用する。
グルコースモノ水和物 10f/7バクトペ
プトン(ディフコ’) 10?/1(B act
o P eptone (D if co ) )バク
ト酵母エキス(ディフコ) 2.5P/l(Ba
cto Yeast Extract(Difco)) 脱イオン水 残りフラスコを
250 rpmで回転するガンプ回転振とう機上で、2
8℃で三日間生育させる。
上記の種菌接種菌を、各々が無菌発酵培地100rnl
を含有する一連の500rrLl三角フラスコの接種に
使用する。
接種率は発酵培地100rrll当り種菌接種菌5rf
Llである。
発酵培地は次の成分からなる。
ブレア・ラビット(Brer Rabbit) 2
QrrLl糖みつ(RJRフーズ社、N、 Yo、 N、Y、10017) 酵母エキス(ディフコ)デトロイト、 ミシガン 1グ/l グルコースモノ水和物 10グ/lデキス
トリン(コーン・プロダクツ・ 10 ?/73カンパ
ニー・インターナショナル Inc 、 、インターナショナル・プラザ、イングル
ウッド・クリ7、ニューシ ャーシー07632) プロテオース・ペプトン#3(ティ 10 ?/1フコ
) 水道水 残り 事前滅菌のpHは7.0である。
接種された発酵フラスコを28℃の温度で、250 r
pm、2.5インチの行程で運転されるガンプ回転振と
う機上で培養する。
必要により、ニーコン消泡剤(ユニオンカーバイド社、
N、Y、、N、Y、の供給による合成消泡剤)を使用す
る。
収穫は普通には5〜12日間の発酵後である。
発酵液の抗生物質力価は、細菌クレブシェラ・ニューモ
ニアエを使用して、寒天プレートディスク検定により照
合される。
この細菌を次の組成の検定用寒天(ストレプトマイシン
検定寒天、BBL、コツキースピル、メリーランド21
030)に接種する。
牛肉エキス 1.5 ?/l
酵母エキス 3.0グ/lゲリ
セート・ペプトy(Gelysate 6.0
? / l:Peptone) (バルチモア生物学研
究所の供給) 寒天 15.oグ/l 脱イオン水 残りpHを7.9
に調整。
121℃(15ポンド水蒸気圧)で15分滅菌する。
燐酸緩衝液(0,I N pH6,0)を希釈剤とし
て使用する。
寒天プレートを37℃で16〜18時間培養する。
抗生物質’[J−44,590の存在は、あらかじめ発
酵試料を塗ったペーパーディスク周辺の阻止帯域によっ
て証拠立てられる。
阻止帯直径は抗生物質試料の効力を反映している。
このため、抗生物質試料0.08 mlを塗面した12
.7間のペーパーディスクを使用する2011trIL
の阻止帯は、rul当り1生物単位(I B U/rd
)と表わされる。
B部 回収 上記のとおりに得られる全発酵液(K、ニューモニアエ
に対して5BU/rILlを検定する液約1600rr
L0を、フィルター助剤としてげいそう土を使用してろ
過する。
フィルターケーキな水洗する。
次に透明発酵液と洗浄液C1800rnl)を活性炭カ
ラムに通す。
カラムの寸法は2.8X44□で、活性炭126グを含
有する。
炭素カラムを水1750rnlで洗い、洗浄液を捨てる
次にカラムを各11の1%、2%および5%濃度のアセ
トン:水で洗う。
これらの溶離液も捨てる。次にカラムを各11の10%
、25%および50%濃度のアセトン:水で溶離する。
抗生物質U44590を含有するこれらの溶離液を一緒
にして、30℃/ 15 mmHgの回転蒸発器上でア
セトンを除去する。
生ずるアセトンを含まない調製剤を水性残留物までシェ
ル凍結し、次いで凍結乾燥すると、K、ニューモニアエ
に対してU 44.590ノ2BU/即ヲ検定す7:+3.55S”
&生ずる。
便宜上ソリッドAとラベルを付けたこの調製剤を、次の
ように更に回収手順にかける。
メタノール:クロロホルム(1: 1 v/v )中で
詰めたシリカゲル420vかもシリカゲル(メルクーダ
ルムシタット・カット7734)のカラムをつくる。
カラムの寸法は3.8X88mmである。上記のとおり
に得られるソリッドAをカラム上部に加え、次いでカラ
ムをメタノール:クロロホルム(1:1v/v)で溶離
する。
上記のに、ニューモニアエ検定で決定された活性フラク
ションを一緒にし、30℃/ 15 mmHgで回転蒸
発器の使用によって一緒にしたフラクションから溶媒を
除去する。
収量は抗生物質U−44,590の7.5BU/Ivを
検定するもの830yng。
0部 精製その1 上記のようにB部で得られる抗生物質U 44.590の調製剤を、シリカゲル上で酢酸エチル:
メタノール(6:1v/v)の溶媒系を使用してクロマ
トグラフィにかげると、U −44,590を含有する
より純粋な調製剤を生ずる。
この精製段階の手順は次のとおりである。
溶媒中におけるシリカのスラリーをカラム中へ詰めたあ
とに10:1の高さ/直径比を与えるように詰めること
によって、酢酸エチル:メタノール(6:1v/v)中
のシリカゲル(クロマトグラフィ処理しようとするU−
44,590調製剤1当り(メルクーダルムシュタット
、1isy)のカラムをつくる。
上記B部で記載したようにして得られたU−44,59
0調製剤をメタノール中に溶解し、シリカゲルを加え(
U−44,590調製剤の使用量の3倍)、次に400
/151!LTILHgの回転式蒸発器上で乾燥粉末と
する。
生ずる乾燥固体を酢酸エチル:メタノール(6:1v/
v)の少量溶媒の最上部を通してシリカカラムの上部へ
加える。
41!の先部分のあと、50m1フラクシヨンを集め、
K、ニューモニアエに対する活性を検定した。
活性フラクションは固体含有量についても試験する。
50BU/m9より大きいフラクションを集め、40℃
77mmHgの回転蒸発装置中で乾固させると、シロッ
プを生ずる。
フラクションおよびに、ニューモニアエ(K、p)活性
、それに通常実験からの固体は次のとおりである。
フラクション120〜180を一緒にして40°/7m
mHgの回転蒸発器上で乾燥させると、54 K、 p
、 B U/m9を検定するシロップ2.66fを生ず
る(フラクション181〜240は32BU/rn9の
シロップ830rvを生じ、フラクション241〜30
0は11BU/rvを検定するシロップ710■を生ず
る)。
標準は、この6BU/ηの標準に対する通常の検定に対
し、4BU/■を検定した。
D部 精製その2 C部に述べたとおりに得られるU−44゜590の調製
剤は、今度はメタノール:塩化メチレン(i : s
v/v)の溶媒系を使用する別のシリカゲルカラム上に
通すことによって、本質的に純粋なU −44,590
の調製剤まで更に精製できる。
手順は次のとおりである。
C部で得られるU −44,590調製剤2.28′i
Iをメタノールに溶解し、C部で述べたとおりにシリカ
ゲル7vを加える。
この混合物からの溶媒を40℃/7mmHgの回転蒸発
器上で除去する。
生ずる固体をシリカゲルカラムへ加える(750P、4
.8 X 96crIL1滞留容積1500ml、、M
eOHCH2C12(1: 8 v/v)中でつくられ
た〕。
前部分(1100rrLJ)に続いて50rfLlフラ
クシヨンを集める。
フラクション141〜200は、シロップの形に乾固さ
せた時に重さ390■である。
この材料は薄層クロマトグラフィ(tlc )によって
ほぼ純粋なU−44,590であることが示されている
tieはMeOH−CH2C12(1: 9 v/v)
の溶媒系を使用してシリカゲルプレート上で行なわれる
抗生物質帯域は、プレートにI 04 /4’ln04
散布液および50%H2SO4水溶液を散布し、続いて
110℃で約10分加熱することによって検出される。
この溶媒系における活性材料のRfは0.11である。
E部 精製その3 D部で得られる抗生物質U−44,590の調製剤は、
調製剤のアセチル化とそれに続く脱アセチル化および結
晶化によって更に精製できる。
アセチル化手順は次のとおりである。
D部に述べるとおりにつくられ、160 BU/■を検定するU−44,590調製剤の試料(約
22i)をピリジン300rIllに溶解し、磁気でか
きまぜられたこの溶液に無水酢酸150rIllを45
分にわたって加える。
一夜室温に放置後、揮発材料を400/15miHgお
よび終りには高い真空下に回転式蒸発器でできるだけ完
全に除去すると、淡褐色のシロップを生ずる。
このシロップをCH2Cl2200m1と共にかきまぜ
、無色果状沈殿物をろ過によって除き、洗浄液が無色に
なるまでCH2Cl□で洗う。
沈殿物を捨てる。
一緒にしたろ液と洗浄液をHCI 水溶液(N/20.
100mので2回洗う。
水層は第二回洗浄後酸性である。
水相を捨てる。有機相を次に水100ral、 NaH
CO3飽和水溶液100rrLl、再び水100m1で
洗い、乾燥(Na 2 SO4) させる。
水層を捨てる。40°′および15miHgの回転式蒸
発器上で溶媒を除去すると、暗色のシロップ21.10
Pを生じ、これを水蒸気浴上で暖めることによってEt
OAc (50ml! )中に溶解する。
冷却後、結晶化が起る。
固体をろ過によって除去し、EtOAcで洗い、60°
/ 15 m鳳Hgで乾燥させると、本質的に純粋な3
′・5′−ジー〇−アセチル化U−44,590(12
,0IP、融点123〜124.5℃)を生ずる。
同じ溶媒から再結晶させると、融点124〜125℃の
U−44,590ジアセテートを生ずる。
次にこの化合物をU−44,474と呼ぶ。
U−44474を次のようなゼンプレン手順によって脱
アセチル化すると、本質的に純粋なU44.59 Qを
与える。
結晶ジアセテートのU−44,474(24,901)
をメタノール40 (MIA’中で磁気的にかきまぜ、
メタノール性ナトリウムメトキシド(スト−ファー・ケ
ミカル社、25%、5滴)を加える。
固体が溶解してしまうまでかきまぜを続け(ドライエラ
イト(Drierite )管)、溶液を室温で約2時
間放置する。
次に固体二酸化炭素の小片をかきまぜながら注意深く加
えてメトキシドを中和し、溶媒を400および15mi
Hgの回転式蒸発器上で除去し、無色油を得る。
残留物を水蒸気浴上で暖めることによってメタノール5
0m1中に溶解し、酢酸エチル5ornlで希釈する。
冷却すると結晶化が起る。固体12.391をポンプで
焼結されたフィルターに集め、メタノールで洗い、60
0/15mmHgの真空オブン中で乾燥する。
抗生物質’(J−44,590は無色柱状針高として結
晶化する。
融点141〜142°。ろ液プラス洗浄液から溶媒を蒸
発器上で除去し、メタノール−4E酸エチルから結晶化
させると、追加材料(1,91P、融点140.5〜1
41.5°)を生ずる。
実施例 2 アセチル化されたU−44,590を得るために任意の
容易に入手できるアシル化剤でアシル化することによっ
て、実施例1のE部に述べたアシル化手順にかえること
ができる。
次にこのアシル化されたU−44,590生成物をこの
技術によく知られた方法によって脱アシル化することが
でき、U−44,590の精製された調製剤を生ずる。
U44.590のアシル化に使用でき、かつ本発明の範
囲内にあるような、容易に入手できるアシル化剤は、米
国特許第3426012号、5および6欄に明らかにさ
れたとおりである。
実施例 3 実施例2に明らかにされたように、U− 44,590の種々のアシレート類をつくることができ
、これらのアシレートはU−44,590の品質向上に
有用である。
実施例1のE部の手順に従うことによって、U−44,
590の3′・5′−ジエステル類がつくられる。
5′−モノ−エステル類は、標準手順により、最少量の
アシル化剤を使用してつくることができる。
3′−モノ−エステル類およびホスフェートは、U−4
4,590をトリチル化して5′−トリチル誘導体を得
て、この化合物を上に明らかにされたものから選ばれる
望むアシル化剤でアシル化すると、3′−モノ−エステ
ル5′−トリチル誘導体を生じ、次にこれをトリチル基
の除去によって37−モラーエステルに転化できる。
米国特許第3426012号の4および5欄に明らかに
されたトリチル化手順、又はその他の標準トリチル化手
順を使用できる。
トリチル基は、米国特許第3426012号の6欄に明
らかにされた手順を使用して除去できる。
実施例 4 U−44,590の57−ホスフェートは、D、ミツノ
ブ K、カド−1およびJ、キムテ(J。
Amer、 Chem、 Soc、 、91巻6510
頁(1969年)〕の研究に明らかにされた手順によつ
Cつくることができる。
この化合物はU44.59Qと同じ目的に使用できる。
上記の化合物類は本発明の範囲内に入るU−44,59
0の誘導体であるが、次の構造式によって示される。
式中RとR′は2〜18個の炭素原子のカルボン酸アシ
ル基:又はハロー、ニトロ−ヒドロキシ−アミノ−、シ
アノ−、チオシアノ−1および低級アルコキシ−置換の
2〜18個の炭素原子の炭化水素カルボン酸アシル基か
らなる群から選ばれ、Rが水素でR′が上の定義のとお
り又はホスフェートであるか;又はR′が水素でRが2
〜18個の炭素原子のカルボン酸アシル基;又はハロー
、ニトロヒドロキシ−、アミノ−、シアノ−、チオシア
ノ−1および低級アルコキシ−置換の2〜18個の炭素
原子の炭化水素カルボン酸アシル基又はホスフェートで
ある。
実施例1のE部に明らかにされたとおりにつくられるU
−44,474に対する追加の特性データは以下のとお
りである。
元素分析’ C13H19N307 測定値: C,47,41;N15.82、N112.
76 ;0134.01 分子量:329(質量スペクトルで決定)赤外線吸収ス
ペクトル:U−44,474は鉱油フル中に懸濁された
時に特徴的な赤外線吸収スペクトルをもっている。
ピークはセンナメートルの逆数で表わされる次の波長に
おいて観察される。
U−44,747はKBrディスク中に加圧される時も
特徴的な赤外線吸収スペクトルをもっている。
ピークはセンナメートルの逆数で表わされる次の波長で
観察される。
本発明は特許請求の範囲に記載の方法であるが、以下の
態様を包含する。
1、構造 又は次の物理的および化学的変数を特徴とする抗生物質
[J−44,590、すなわち元素分析: C,44,
14;H,6,08;N117.36 ” 分子量:245(質量スペクトルで決定)融点範囲:1
41〜142℃ 比旋光度:(ロ)賃−−5°(水中濃度0.9030)
溶解度:水および低級アルコール、例えばメタノールと
エタノールに易溶。
Me2CO1E t 0AC1炭素水素、CH2Cl2
およびCHCl3に比較的不溶。
赤外線吸収スペクトル:(センナメートルの逆数で表わ
したもの) 鉱油中 の化合物〔式中RおよびR′は2〜18個の炭素分子の
カルボン酸のアシル基;又は)〜ロー ニトロ−、ヒド
ロキシ−、アミノ−、シアノ−、チオシアノ−1および
低級アルコキシ置換の2〜18個の炭素原子の炭化水素
カルボン酸アシル基であり;Rは水素でR′が上に定義
されたとおり又はホスフェートであるが;又はR′が水
素でRが2〜18個の炭素原子のカルボン酸アシル基;
又はハロー ニトロ−、ヒドロキシ−、アミノ−、シア
ノ−、チオシアノ−1および低級アルコキシ置換の2〜
18個の炭素原子の炭化水素カルボン酸アシル基、又は
ホスフェートである〕。
3、 RおよびR′がアセチルである場合の前記第2
項の式、又は以下の特性によって特徴づけられる化合物
’[J−44,474、すなわち元素分析: C13H
19N307 測定値:C147,41;H2S、82;N、12.7
6 ;0,34.01 分子量:329(質量スペクトルで決定)赤外線吸収ス
ペクトル: U−44,474は鉱油フル中に懸濁され
た時に特徴的な赤外線吸収スペクトルをもっている。
ピークはセンナメートルの逆数で表わされる次の波長で
観察される。
U−44,474はKBr ディスク中に加圧された時
にも特徴的な赤外線吸収スペクトルをもっている。
ピークはセンチメートルの逆数で表わされる次の波長で
観察される。
4、NRRL8035の確認特性をもつストレプトミセ
ス・プラテンシス・バラエティ・クラレンシス(S t
reptomyces platensis war
clarensis )を水性栄養培地中で、好気的条
件下に、抗生物質U−44,590の存在によって培地
に実質量の抗生物質活性が付与されるまで培養すること
からなる、抗生物質U−44,590の製法。
5、水性栄養培地が同化できる炭水化物源と同化できる
窒素源を含有する、前記第4項の方法。
6、抗生物質U−44,590が発酵液から単離される
、前記第4項の方法。
7、式 の化合物を、炭化水素カルボン酸およびハロニトロ−、
ヒドロキシ−、アミノ−、シアノおよびチオシアノ基で
置換された炭化水素カルボン酸の低級アルコキシカルボ
ニルノ・ライド類および酸ハライド類および酸無水物類
からなる群から選ばれるアシル化剤でアシル化すること
からなる、 式 の化合物の製法〔式中Rと「は2〜18個の炭素原子の
カルボン酸アシル基;又は7%ロー ニトロ−、ヒドロ
キシ−、アミノ−、シアノ−チオシアノ−1および低級
アルコキシ置換の、2〜18個の炭素原子の炭化水素カ
ルボン酸アシル基であり;Rが水素でKが上に定義され
たとおりであるか、 又はR/が水素で
Rが2〜18個の炭素原子のカルボン酸アシル基;又は
ハロー ニトロ−、ヒドロキシ−アミノ−、シアノ−、
チオシアノ−1および低級アルコキシ置換の2〜18個
の炭素原子の炭化水素カルボン酸アシル基である〕。
の化合物をアセチル化すると 式 のジアセチル化合物を生ずる、前記第7項の方法。
9、式 の化合物をトリチル化して5′−トリチル化された化合
物を得て、5′−トリチル化された化合物をホスホリル
化して5′−トリチル化−3′−ホスフェートを得て、
次にトリチル基を除去して望む3′ホスフエートを得る
ことからなる、〔式中Rはホスフェートであり、 る〕の化合物の製法。
10、式 「は水素であ の化合物をホスホリル化することからなる、式 〔式中Rは水素又はホスフェートであり、R′はホスフ
ェートである〕の化合物の製法。
【図面の簡単な説明】
添付の図は実験動物としてはつかねずみを使用した場合
の、単純庖疹ビールスに対する抗生物質U−44,59
0の抗ビールス活性を示す。 縦軸ははつかねずみの死亡数、横軸はビールス接種後の
経過日数である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ストレフトミセス プラテンシス バラエティ−ク
    ラレンシス(S treptomycesplaten
    sis var clarensis )を培養し、培
    養物から抗生物質U−44,590を採取することを特
    徴とする抗生物質U−44,590の製造法。
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