JPS5851673Y2 - 自動二輪車に於ける歯形ベルトのダストガ−ド - Google Patents

自動二輪車に於ける歯形ベルトのダストガ−ド

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Publication number
JPS5851673Y2
JPS5851673Y2 JP5100681U JP5100681U JPS5851673Y2 JP S5851673 Y2 JPS5851673 Y2 JP S5851673Y2 JP 5100681 U JP5100681 U JP 5100681U JP 5100681 U JP5100681 U JP 5100681U JP S5851673 Y2 JPS5851673 Y2 JP S5851673Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust guard
toothed belt
belt
rear sprocket
sprocket
Prior art date
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Expired
Application number
JP5100681U
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English (en)
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JPS57163491U (ja
Inventor
栄一 太田
孝美 武内
Original Assignee
川崎重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 川崎重工業株式会社 filed Critical 川崎重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動二輪車の動輪駆動に歯形ベルトを使用し
た場合のダストガードに関するものである。
自動二輪車の動輪駆動に歯形ベルトを使用した場合、小
石や泥がベルトとスプロケット間に噛み込むと、ベルト
及びスプロケットが摩耗し、寿命が著しく低下するもの
である。
一方歯形ベルトは、張力を適正に保って使用せねばなら
ない為、走行距離が延びるに従って張力ダウンしてくる
ベルトを適正張力に張り直す必要がある。
ベルトの張力ダウンは、目視、指先で押える、スプリン
ク゛式張力測定ゲージを使う等の方法で知ることができ
るが、いずれの方法にしてもエンジンスプロケットとり
ャースプロケット間に装架されているベルトのかなりの
部分が露出していなければ調べにくいものである。
このようなことから本出願人は、先にベルトやスプロケ
ットに小石や泥が噛み込むのを防ぎ且つベルトの張力調
査を簡単に行なうことができるようにした歯形ベルトの
ダストガードを開発した、第1,2図はこのダストガー
ドを装備した歯形ベルトの駆動部を示すもので、1はエ
ンジンスプロケット、2はリヤースプロケット、3は両
スプロケット1,2間に装架された歯形ベルト、4はリ
ヤースプロケット2と同軸上の後輪5を支承したスイン
グアーム、6はリヤースプロケット2の上方からフレー
ム10の位置まで歯形ベルト3の上側ベルト3aを被っ
た安全カバーで、該安全カバー6はスイングアーム4の
外周上面に固設したブラケット4aに支持されている。
7はリヤーフェンダ−18は泥よけマット、9はダスト
ガードで、該ダストガードは歯形ベルト3の下側ベル)
3bの上方に適当間隔を存して且つベル)3bの長手方
向に沿ってスイングアーム4の外周下面に固設したブラ
ケット4bに支持されている。
そしてこのダストガード9は板状で、その一端部はりャ
ースプロケット2側で上方に彎曲しており、他端は泥よ
けマット8よりも僅か前方に位置していて、幅は歯形ベ
ルト30幅と同等又は若干広幅となっている。
ところで上記ダストガード9は、その一端部がりャース
プロケット2側で上方に僅かに彎曲している丈であるか
ら、このダストガード9の一端とリヤースプロケット2
との間には隙間Cを有するので、自動二輪車の走行中後
輪タイヤ5によって掻き上げられ、リヤーフェンダ−7
に衝突した小石や泥はダストガード9に落下するばかり
ではなく、一部は前記隙間Cを通って歯形ベルト3の下
側ベル)3bの歯面に降りかかり、ベルト歯面に乗った
小石や泥がリヤースプロケット2に噛み込まれ、歯形ベ
ルト3やリヤースプロケット2が損傷することになる。
特に歯形ベルト3が張力ダウンした際、スイングアーム
4の後端のベルト張力調整装置11により、リヤースプ
ロケット2を後退させて歯形ベルト3の張力を適正に調
整すると、リヤースプロケット2とダストガード9の一
端との間の隙間Cが大きくなって、一層小石や泥がこの
隙間Cを通って下側ベルト3bの歯面に降りかかり、リ
ヤースプロケット2に噛み込まれ、歯形ベルト3やリヤ
ースプロケット2がより一層損傷することになる。
また安全カバー6とダストガード9との間でリヤースプ
ロケット2の外周面が開放されているので、この部分に
も小石や泥が後輪タイヤ50回転によって当られ、リヤ
ースプロケット2の歯に喰い込んだり付着したりするの
で、歯形ベルト3との噛み合いが悪くなり、両者が損傷
することになる。
さらにダストガード9は歯形ベルト30幅と同等又は若
干広幅となっているので、リヤースプロケット2側の一
端彎曲部はりャースプロケット20両側面外周縁のベル
トガイド2aを被うことができず、従ってこのベルトガ
イド2aにも小石や泥が当り、リヤースプロケット2の
歯に小石や泥が喰い込んだり、付着したりするものであ
る。
本考案は上記諸事情に鑑みなされたものであり、歯形ベ
ルトの下側ベルトの歯面に小石や泥が決して降りかから
ないようにし、またリヤースプロケットの前部外周面に
小石や泥が喰い込んだり、付着したりしないようにし、
さらにリヤースプロケットのベルトガイドに小石や泥が
当らないようにしたダストガードを提供せんとするもの
である。
以下本考案による歯形ベルトのダストガードの一実施例
を第3図によって説明する。
図中第1図と同一符号は同一物を示しであるのでその説
明を省略する。
9/は本考案のダストガードで、歯形ベルト3の下側ベ
ルト3bの上方に適当間隔を存して且つベルト3bの長
手方向に沿ってスイングアーム4の外周下面に固設した
ブラケット4bに支持されている。
このダストガード91は板状でリヤースプロケット2側
の一端部がリヤースプロケット2の外周に沿って上方に
延長屈曲していて、リヤースプロケット2の前部外周面
が被われている。
そしてこの延長屈曲部9aはスイングアーム4の外周内
側面に固設したブラケット4Cに支持されている。
かかる構造のダストガード9/は、歯形ベルト3の下側
ベルト3bを覆い、且つリヤースプロケット2との隙間
Cから小石や泥が落ち込まないようにしであるので、自
動二輪車の走行中後輪タイヤ5によって掻き上げられ、
リヤーフェンダ−7に衝突した小石や泥が落下しても歯
形ベルト3の下側ベルト3bの歯面に降りかかることは
なく、従って小石や泥がリヤースプロケット2に噛み込
まれることはなく、歯形ベルト3やリヤースプロケット
2が損傷することがない。
またダストガード9′の延長屈曲部9aによりリヤース
プロケット2の前部外周面を被っているので、小石や泥
がりャースプロケット2の歯に喰い込んだり、付着した
りすることがないので、歯形ベルト3との噛み合いは良
好なものとなる。
第4,5図に示す他の実施例のダストガード9//は、
延長屈曲部9aの幅を歯形ベルト3の下側ベル)3bの
上方にある部分よりも幅広になして、リヤ−スプロケッ
ト20両側面外周縁のベルトカイト2aを被ったもので
ある。
尚ダストガード9//の前端は第4図の如くフレーム1
0の位置まで延長しても良いものである。
かかるダストガード9″によれば、前記実施例と同様に
小石や泥が歯形ベルト3の下側ベルト3bの歯面に降り
かかることがなく、またリヤースプロケット2の前部外
周面の歯に喰い込んだり付着したりしないことは勿論の
こと、リヤースプロケット2の両側面外周縁の公ルトガ
イド2aにも当らない。
従って小石や泥が歯形ベルト3とリヤースプロケット2
との間に決して噛み込まれることがないので、両者の噛
み合いは良好で、決して損傷することがない。
また第4図の如くダストガード9//の前端をフレーム
10の位置まで延長した場合には、ダストガード9″上
に降りかかる小石が泥よけマット8の位置よりも前方に
転がつても歯形ベルト3の下側ベル)3bの歯面に落下
するのを防止できる。
伺、上記実施例のダストガード9/、9//は夫々スイ
ングアーム4に溶接したブラケット4b、4cに各々2
ケ所ずつボルト、ナツトにて締付は固定しているが、取
付手段はこれに限るものではない。
例えば第6図及び第7図に示す如くダストガード9′、
9“の上面中央長手方向ならびに延長屈曲部9aの外面
中央長手方向に縦リブ12を設け、この縦リブ12の途
中に適当間隔を存して複数本の横リブ13を十字状に交
差して設け、その内のダストガード上面中間に位置する
2本の横リブ13間及び延長屈曲部9aの外面中間に位
置する2本の横リブ13間をダストガード取付用挟着部
14゜14′となし、この挟着部14 、14’の縦リ
ブ12の中央にボルト挿通孔を穿設する。
そしてかかる取付構造を備えたダストガー)’ 9’
、 9”は、図示の如くスイングアーム4の長手方向に
平行に溶接等により固設したブラケット15 、15’
に、挟着部14 、14’を嵌合し、縦リブ12のボル
ト挿通孔をブラケット15.15’のボルト挿通孔と合
致させ、これにワッシャ16を介してボルト17を挿通
し、ブラケット15 、15’のボルト挿通孔の裏側に
固着したナツト18に螺締して、ダストガード9/ 、
9//を支持固定する。
かくしてダストガード9/、9//は、ブラケット15
.15’に1ケ所ずつボルト締めにて固定するだけであ
るから、組付けに手間がかからず、また縦リブ12、横
リブ13によって補強され且つブラケット15 、15
’に挟着部14 、14’を嵌合しているので、板厚を
薄くしても走行中振動によりたわむようなことがなく、
正規の姿勢を維持することができる。
以上の説明で判るように本考案の歯形ベルトによれば、
歯形ベルトの下側ベルトの歯面に小石や泥が決して降り
かからず、またリヤースプロケットの前部外周面に小石
や泥が喰い込んだり付着したりすることがなく、さらに
リヤースプロケットの両側面外周縁のベルトガイドに小
石や泥が当らなくなるので、小石や泥が歯形ベルトとり
ャースプロケットとの間に噛み込まれることがなく、両
者が円滑に噛み合うので損傷することがない。
従って歯形ベルトによる駆動力の伝達は確実に行なわれ
る。
また歯形ベルトの張力ダウンの際、リヤースプロケット
を後退させてもこのリヤースプロケットと歯形ベルトと
の間から小石や泥が落下することがないので、歯形ベル
トの張力調整に何ら支障を来たすことが無い等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動二輪車に於ける在来の歯形ベルトのダスト
ガードを示す側面図、第2図は第1図のA−A線矢視拡
大断面図、第3図は本考案による歯形ベルトのダストガ
ードの一例を示す側面図、第4図は本考案による歯形ベ
ルトのダストガードの他の例を示す側面図、第5図は第
4図のB−B線矢視拡大断面図、第6図は本考案による
歯形ベルトのダストガードの取付手段の他の例を示す正
面斜視図、第7図はその背面斜視図である。 1・・・・・・エンジンスプロケット、2・・・・・・
リヤースプロケット、2a・・・・・・ベルトガイド、
3・・・・・・歯形ベルト、3a・・・・・・上側ヘル
ド、3b・・・・・・下側ベルト、4・・・・・・スイ
ングアーム、4 a 、4 b 14 c・・・・・・
ブラケット、5・・・・・・後輪、6・・・・・・安全
カバー7・・・・・・リヤーフェンダ−18・・・・・
・泥よけマット、9・・・・・・在来のダストガード
9/、9//・・・・・・本考案のダストガード、9a
・・・・・・延長屈曲部、10・・・・・・フレーム、
11・・・・・・ベルト調整装置、12・・・・・・縦
リブ、13・・・・・・横リブ、14 、14’・・・
・・・ダストガード取付用挟着部、15,15′・・・
・・・ブラケット、16・・・・・・ワッシャ、17・
・・・・・ボルト、18・・・・・・ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 l)動輪駆動に歯形ベルトを使用した自動二輪車に於い
    て、歯形ベルトの下側ベルトの上方に設けるダストガー
    ドのリヤースプロケット側の一端部をリヤースプロケッ
    トに沿って上方に延長屈曲したことを特徴とする自動二
    輪車に於ける歯形ベルトのダストガード。 2)リヤースプロケットに沿って上方に延長屈曲したダ
    ストガードの一端部が歯形ベルトの下側ベルトの上方に
    ある部分よりも幅広になされていることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の自動二輪車に於ける
    歯形ベルトのダストガード。
JP5100681U 1981-04-09 1981-04-09 自動二輪車に於ける歯形ベルトのダストガ−ド Expired JPS5851673Y2 (ja)

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JPS57163491U JPS57163491U (ja) 1982-10-15
JPS5851673Y2 true JPS5851673Y2 (ja) 1983-11-24

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ID=29847723

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