JPS5851511Y2 - 管端部被覆にスリツトを有するプラスチツク被覆鋼管 - Google Patents

管端部被覆にスリツトを有するプラスチツク被覆鋼管

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Publication number
JPS5851511Y2
JPS5851511Y2 JP12441178U JP12441178U JPS5851511Y2 JP S5851511 Y2 JPS5851511 Y2 JP S5851511Y2 JP 12441178 U JP12441178 U JP 12441178U JP 12441178 U JP12441178 U JP 12441178U JP S5851511 Y2 JPS5851511 Y2 JP S5851511Y2
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JP
Japan
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coating
pipe
plastic
layer
coated steel
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JP12441178U
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耕一 海田
均 荒井
克彦 三吉
忠之 上野
芳之 森岡
良次 斉藤
Original Assignee
日本鋼管株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は管端被覆を剥離可能に全面被覆したプラスチッ
ク被覆鋼管に関する。
被覆鋼管のうち、溶接接続に使用されるものは、溶接熱
の影響による被覆損傷を避けるために、予め管端の10
0〜150a程度にわたって未被覆部を形成させである
このため輸送時などに前記未被覆部を損傷させないため
に、管端に梱包を施して出荷していた。
この方式ではプラスチック被覆鋼管製造時塗装したもの
を剥し、更に梱包材で包装する二重手間に加え、管端部
の防錆処置としては完全なものとは云えなかった。
このため現地で管接続工事の際、管端の梱包材を取り去
り錆を除去して溶接および現地被覆を行っていた。
本考案の目的は、管端被覆部を容易に剥、離しうる全面
被覆鋼管を得て従来の不都合を解消させたことにある。
本考案の主眼は、錆の発生を誘起させず、特別に端部の
梱包も必要としないように管全体を一様にプラスチック
被覆し、しかも現地で施工する際には管端の所要部分だ
けの被覆を極めて容易に剥離させるように構成したこと
である。
以下図面を参照して本考案の構成を具体的に説明する。
鋼管1は通常の被覆鋼管と同様に粘着剤によるアンダー
コート層2と、ポリエチレンコートの防食層3との2重
層を管の全長にわたって形成するが、本考案においては
、特に管端の外周に沿って予めマスキングテープ4を巻
きつけておき、該マスキングテープ4の上から前述の2
重層を被覆形成する。
したがって管端部分においては、第1層がマスキングテ
ープ4、第2層がアンダーコート層2、第3層がポリエ
チレンコート層3として被覆形成されることとなる。
マスキングテープ4としては紙テープ、プラスチックテ
ープまたは布テープを使用し、鋼管1の表面に付着する
と共に、容易に剥離させることのできるものを使用する
前記テープ4は管端の外周面を3600方向にわたって
全面巻付けし、巻巾は、管端被覆の剥離を必要とする部
分の長さlよりもや\少い範囲の巾に巻付けておく。
さらに本考案においては、管端側において剥離部と被覆
部との境界となる所望の位置に、スリット5を設ける。
このスリット5は被覆外層から管表面に至るまでの、被
覆層の全厚にわたるものであって、管外周面3600方
向全周にわたって設け、さらにスリット内に防錆塗料も
しくは防錆材を注入しておく。
前述の構成において、アンダーコート層2としてはアス
ファルトとゴムなどの粘着剤が適当であり、また防食層
3としてはポリエチレンコートなどが適当であって、こ
の2層構成によって被覆鋼管の機能を満足しうるが、さ
らに前記防食層3の外側へポリオレフィンコートなどに
よる外層を形成し、梱包による損傷防止のための保護用
外層6として活用させることもできる。
この場合は防食層3と保護用外層6との間に溶着防止剤
(図示せず)を介在させておき、施工現場において保護
用外層6だけが容易に剥離できるようにしておく。
本考案の被覆鋼管を現場で施工するに当っては、管端の
剥離を必要とする部分へナイフで軸方向の切断線を罫書
き、この切断線を利用してマスキングテープ4を剥離す
る。
これによりマスキング・テープ4の上層として一体形成
されている被覆層は、該テープ4と共に剥離さ札スリッ
ト5に至るまでの管端部の被覆層全体が容易に剥離され
る。
剥離された管端は工場前処理のままの管素地が露呈され
るので、油落しや錆落しの必要が全くなく、そのまま溶
接作業にかかることができる。
本考案の被覆構成によれば施工の直前まで管全面を被覆
させておけるので錆の発生せ管端保護に対する特別な配
慮を必要とせず、しかも施工時における管端部の被覆剥
離は極めて容易であるので作業性が良く、また施工後の
品質に対する信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るプラスチック被覆鋼管の被覆構成を
誇張して示す管端断面図。 1・・・・・・鋼管、2・・・・・・アンダーコート層
、3・・・・・・防食層、4・・・・・・マスキングテ
ープ、5・・・・・・スリット、6・・・・・・保護用
外層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管外面にプラスチック被覆を施したプラスチック被覆鋼
    管において、被覆の剥離を必要とする管端部の一定長さ
    範囲の最下層にマスキングテープを巻付けた上で前記被
    覆層を形成し、剥離範囲の限界位置に被覆外層から管表
    面に達する円周方向のスリットを設け、前記スリットに
    防錆剤を注入したことを特徴とする管端部被覆にスリッ
    トを有するプラスチック被覆鋼管。
JP12441178U 1978-09-12 1978-09-12 管端部被覆にスリツトを有するプラスチツク被覆鋼管 Expired JPS5851511Y2 (ja)

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JPS5541618U JPS5541618U (ja) 1980-03-17
JPS5851511Y2 true JPS5851511Y2 (ja) 1983-11-24

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JP12441178U Expired JPS5851511Y2 (ja) 1978-09-12 1978-09-12 管端部被覆にスリツトを有するプラスチツク被覆鋼管

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58163307U (ja) * 1982-04-27 1983-10-31 三菱自動車工業株式会社 トラツク用サンバイザ装置

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JPS5541618U (ja) 1980-03-17

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