JPS585078Y2 - 気化器の混合気制御装置 - Google Patents

気化器の混合気制御装置

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JPS585078Y2
JPS585078Y2 JP4008877U JP4008877U JPS585078Y2 JP S585078 Y2 JPS585078 Y2 JP S585078Y2 JP 4008877 U JP4008877 U JP 4008877U JP 4008877 U JP4008877 U JP 4008877U JP S585078 Y2 JPS585078 Y2 JP S585078Y2
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JP
Japan
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air
fuel
jet
throttle valve
engine
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JP4008877U
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English (en)
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JPS53133924U (ja
Inventor
荒沢立男
杉浦孝之
Original Assignee
スズキ株式会社
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Publication date
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  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、気化器の吸気路内に吸入される燃料の量を車
輛の速度が所定値以下であり、かつ、エンジンの冷却水
温度が所定値以上であるときに増大させて、低速走行時
においで車輛の排気ガス中に含まれる窒素酸化物を低減
させるようにした気化器の混合気制御装置に関するもの
である。
一般に、ガソリン機関においては、エンジンに供給され
る空気とガソリンとの混合気の空燃比が約15ないし1
6のときに、ガソリンが完全燃焼をするため、空燃比が
約15ないし16のとき燃焼効率が最も良い。
従って、このような空燃比の混合気をエンジンに供給し
て熱エネルギーを最も効率的に得るのが理論的には望ま
しい。
しかしながら、低速域における車輛の加速時(加速のた
めにスロットルバルブを開いたとき)には多量の混合気
がエンジンに吸入されて燃焼するため、空燃比が約15
ないし16の混合気をエンジンに供給した場合には、エ
ンジンの燃焼室内の温度が非常に高くなる。
この結果、空燃比が約15ないし16の混合気をエンジ
ンに供給するようにした車輛が低速域においで加速のた
めにスロットルバルブを開いたときには、混合気中に含
まれる多量の空気と窒素とが燃焼室内において反応して
多量の窒素酸化物(NOx)が生成され、大気に排出さ
れて、大気が汚染される問題があった。
この現象は、車輌の速度が所定値以下であり、かつ、エ
ンジンの冷却水の温度が所定値以上であるときに生ずる
ことが判明した。
゛本考案は、速度が所定値以下であり、かつ、エンジン
の冷却水温度が所定値以上であるときの加速時に生じる
窒素酸化物を減少させるために用いる気化器の混合気制
御装置を提供するもので、気化器本体の吸気路内に設け
たスロットルバルブが全閉したとき、このスロットルバ
ルブの先端位置に近接した吸気路の上流側にブースター
ポートを開口させ、このブースターポートとパワージェ
ットとを車輛の速度が所定値以下であり、かつ、エンジ
ンの冷却水温度が所定値以上であるとき開く弁装置を介
して接続し、このパワージェットに、燃料を貯留するフ
ロートチャンバーと、大気に連通ずるパワーエアジェツ
トとを配管により連通させることにより、゛エンジンの
冷却水温度が高いときの低速走行域に□おける車輌の加
速時に、気化器の吸気路内に供給される燃料の量を増量
してエンジンに供給する混合気の濃度を濃くできるよう
□にしたことを特徴とするものである。
なお、本考案の装置は、車輛の速度が所定値以下であり
、かつ、エンジンの冷却水の温度が所定値以上であると
きに混合気の濃度を濃くするものであるので、エンジン
がこの条件になっていれば、必らずしも加速時に限られ
るものではないが、便宜上、もつとも可能性の多い加速
時を主体にして説明する。
以下本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
図面において、1は筒状の気化器本体、2は気化器本体
1内の吸気路、3は吸気路2内に配設されたスモールベ
ンチュリー 4は吸気路2内の上流側に取り付けられた
チョークバルブ、5は吸気路2内の下流側に取り付けら
れたスロットルバルブ、6はチョークバルブ4より若干
上流側に開口するエアベントチューブである。
7は燃料を一時的に貯溜するフロートチャンバー 8は
フロートチャンバー7内に挿入されたフロートである。
尚エアベントチューブ6はフロートチャンバー7の上部
に接続されている。
9はフロートチャンバー7の底部に設けられたメインジ
ェット、10は気化器本体1に穿設されたメインノズル
、11は気化器本体1に形成されたメイン燃料通路であ
る。
この・メインノズル10の一端はスモールベンチュリー
3の喉部に開口し、その他端はメイン燃料通路11の一
端に接続されでいる。
このメイン燃料通路11の他端はメインジェット9に接
続されている。
12はメイン燃料通路11内に配設されたメインブリー
ドパイプで、その一端部には複数個のブリード孔12a
、12.a・・・が穿設されており、このメインブリー
ドパイプ12の他端部には気化器本体1に穿設されたエ
ア通路13の一端が接続されでいる。
このエア通路13の他端には他端をエアベントチューブ
6に連通させて大気開放としたメインエアジェツト14
が接続されている。
15は気化器本体1に穿設さ、、れたロースピードポー
トで、このロースピードポートの一端は配管16に連通
させたスロージェット17に接続されでおり、他端は吸
気路2に開口するアイドルポート18及びバイパスポー
ト19に接続されている。
このアイドルポート18は、スロットルバルブ5が全閉
したときこのスロットルバルブ5の下流側に開口し、バ
イパスポート19.はスロットルバルブ5が全閉したと
きスロットルバルブ5の上流側に開口するように設けら
れでいる。
配管16には、エアベントチューブ6に連通ずるスロー
エアジェツト(図示せず)が接続されている。
20は気化器本体1に穿設されたブースターポートで、
スロットルバルブ5が全閉したときこのスロットルバル
ブ5の先端位置に近接して吸気路2の上流側に開口する
ようになっている。
この実施例においでは、ブースターポート20は、上下
2個所に開口させである。
これは、スロットルバルブ5の開度に応じて効率よく混
合気が吸引されるようにするためのものであるが、この
ようにせず、スロットルバルブ5が全閉したとき、その
先端位置に近接する吸気路2の上流側の1個所のみに設
けるようにしでもよい。
このブースターポート20は弁装置としての電磁弁21
を介してパワージェット22に接続されている。
このパワージェット22には、パワーエアジェツト25
とメインジェット23に連通ずる配管24が接続されて
いる。
このパワーエアジェツト25はエアベントチューブ6に
連通し、これによって図示しないエアクリーナーを介し
て大気に連通ずることになる。
又メインジェット23はフロートチャンバ−7底部に設
けられている。
電磁弁21は、エンジン冷却水が例えば70°C以上の
高温で、しかも、車輌が例えば45KTrI/h以下の
速度で低速走行“しているときに開くようになっている
尚エンジン冷却水の温度は水温センサーにより感知し、
車輛の速度はギヤセンサーにより感知するものである。
このような構成の気化器の混合気制御装置の作用につき
説明する。
スタータースイッチを入れてエンジンを作動させると、
エンジン冷却水の温度は次第に上昇するが、このエンジ
ン冷却水の温度が70℃以下のときは電磁弁21は閉じ
ているので、スロットルバルブ5を開いてもブースター
ポート20から吸気路2内に燃料が噴霧されない。
また、スロットルバルブ5が全閉のときは、スロットル
バルブ5の前後がアイドルポート18とバイパスポート
19及びロースピードポート15を介して連通してイ・
、るので、燃料通路11内の燃料とエアベントチューブ
6に流入した空気がスロージェットを介して吸気路2内
に吸入される。
車輌の走行時において、その走行速度が45Km/h未
満になると共に、エンジン冷却水の温度が70℃以上に
なると、電磁弁21が開いて、吸気路2内の負圧がパワ
ーエアジェツト25及びメインジェット23に作用する
これにより、パワージェット22内には、メインジェッ
ト23及び配管24を介してフロートチャンバー7内の
燃料が吸入されると共に、パワーエアジェツト25を介
して空気が吸入される。
そして、このパワージェット22内に吸入された空気と
燃料は混合されてブースターポート20より吸気路2内
に吸入される。
この場合の混合気中の空気は、燃料がブースターポート
20より吸気路2内に燃料が吸入されるときにこの燃料
が霧化しやすくするためのものであるので、ごく少量し
か含まれていない。
一方、スロットルバルブ5が開くことにより、メインノ
ズル10よりスモールベンチュリー3内に燃料通路11
内の燃料が吸入されて霧化し、チョークレバー4 f7
AUより吸入された空気と混合する。
この際、燃料通路11内にはメインエアジェツト14、
エア通路13、メインブリードパイプ12を介して空気
が吸入されて、メインノズル10よリスモールベンチュ
リー3内に吸入される燃料に混入しているため、燃料が
スモールベンチュリー3内で霧化しやすい。
このようにして混合された空気と燃料の混合気はスロッ
トルバルブ5側に流れる。
従って、走行速度が45Km/h未満内の低速走行域に
おいて、エンジン冷却水の温度が70℃以上のときは、
ブースターポート20より吸気路2内に吸入された燃料
が、スモールベンチュリー3内に吸入された燃料及びチ
ョークバルブ4側より吸入された空気と混合してエンジ
ンに供給される。
この場合には、エンジンに空燃比が15以下の空気の少
ない濃混合気が吸入されるため、エンジンの燃焼室内温
度が異常に高くなることはなく、しかも、窒素酸化物が
生じるための酸素が少なくなる。
この結果、低速回転域における車輌の加速時に多く生じ
やすい窒素酸化物の発生が抑制される。
なお、車輛が長い下り坂を下る減速運転時には、車輛の
速度は所定値以下(たとえば45Km/h以下)であっ
ても、スロットルバルブ5は閉じた、いわゆるエンジン
ブレーキ状態になるので、エンジン温度(したがって冷
却水温度)は低下することになり、電磁弁21は開かず
、したがって濃空燃比になることはない。
車輌の走行速度が45Km/h以上においては、電磁弁
乏1が閉じるので、吸気路2内のスモールベンチュリー
3において空気と混合された空燃比が約15〜16の混
合気がエンジンに供給される。
本考案は以上説明したように、気化器本体の吸気路内に
設けたスロットルバルブが全閉したとき、このスロット
ルバルブの先端位置に近接した吸気路の上流側にブース
ターポートを開口させ、このブースターポートとパワー
ジェットとを車輛の速度が所定値以下であり、かつ、エ
ンジンの冷却水温度が所定値以上であるとき開く弁装置
を介しで接続したので、低速走行域における車輌の加速
時に、気化器の吸気路内に供給される燃料の量を増量し
て、エンジンに吸入される混合気の濃度を濃くすること
ができる。
これにより、本考案によれば、低速走行域における車輛
の加速時に多く発生しやすい窒素酸化物の発生を従来よ
り抑制できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る混合気制御装置の配管係統図、第
2図は第1図のブースターポート、アイドルポート、バ
イパスポート等の位置関係を示す説明図である。 1・・・・・・気化器本体、2・・・・・・吸気路、5
・・・・・・スロットルバルブ、7・・・・・・フロー
トチャンバー 20・・・・・・ブースターポート、2
1・・・・・・電磁弁、22・・・・・・パワージェッ
ト、24・・・・・・配管、25・・・・・・パワーエ
アジェツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 気化器本体の吸気路内に設けたスロットルバルブが全閉
    したとき、このスロットルバルブの先端位置に近接した
    吸気路の上流側にブースターポートを開口させ、このブ
    ースターポートとパワージェットとを車輛の速度が所定
    値以下であり、かつ、エンジンの冷却水温度が所定値以
    上であるとき開く弁装置を介して接続し、このパワージ
    ェットに、燃料を貯留するフロートチャンバーと、大気
    ニ連通ずるパワーエアジェツトとを配管により連通させ
    たことを特徴とする気化器の混合気制御装置。
JP4008877U 1977-03-31 1977-03-31 気化器の混合気制御装置 Expired JPS585078Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4008877U JPS585078Y2 (ja) 1977-03-31 1977-03-31 気化器の混合気制御装置

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JP4008877U JPS585078Y2 (ja) 1977-03-31 1977-03-31 気化器の混合気制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS53133924U JPS53133924U (ja) 1978-10-24
JPS585078Y2 true JPS585078Y2 (ja) 1983-01-28

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ID=28908134

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JP4008877U Expired JPS585078Y2 (ja) 1977-03-31 1977-03-31 気化器の混合気制御装置

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