JPS5850671B2 - 被覆用組成物 - Google Patents

被覆用組成物

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JPS5850671B2
JPS5850671B2 JP10453580A JP10453580A JPS5850671B2 JP S5850671 B2 JPS5850671 B2 JP S5850671B2 JP 10453580 A JP10453580 A JP 10453580A JP 10453580 A JP10453580 A JP 10453580A JP S5850671 B2 JPS5850671 B2 JP S5850671B2
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acid
water
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謙吾 小林
高志 天野
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は被覆用組成物に関し、より詳細には、金属ドラ
イヤーを添付することにより空気中の酸素で架橋硬化す
ることのできる水希釈可能な被覆用組成物に関する。
塗料は通常、多量の有機溶剤を使用するため、塗布時に
は、有機溶剤は大気中に排出され大気汚染の原因となる
有機溶剤の揮発量を低減する努力がされ、ハイソリッド
塗料、粉体塗料、電子線・紫外線硬化塗料と共に種々の
水性塗料が開発されている。
しかしながら、従来の水性塗料には、塗膜の乾燥が遅い
・光沢が劣る・耐水性が劣るという欠点がある。
耐水性向上のために、アミノ樹脂等の硬化剤や各種官能
性基を付与する検討がなされているが、はとんどの場合
130〜180℃の加熱を必要とする。
高熱加熱できないプラスチック塗装、自動車補修塗装等
、低温硬化もしくは室温硬化できる被覆組成物の開発が
望まれている。
従来、低温硬化型被覆組成物として、酸化重合型のアル
キドエマルジョンがあるが、初期の乾燥性が不十分、硬
化後の塗膜特性、特に硬さ、耐汚染性に問題があった。
本発明はこれらの問題を解決するものであり、優れた塗
膜特性を示し、しかも金属ドライヤーを添加することに
より、低温下においても空気中の酸素で架橋硬化するこ
とのできる水希釈可能な被覆用組成物を提供することに
ある。
すなわち本発明は、 (I) 油成分をO〜80重量パ重量パーセントヨウ
素価0. 2〜200でイソプロピルセロソルブで固型
分59〜61重量パーセントに希釈した時の粘度が0.
5〜13.Oポイズ(25℃)であり、酸価が3〜30
であるアルキド樹脂を20〜60重量パーセント (1) 一般式 (ただし、式中Rは水素、低級アルキル基またはハロゲ
ンであり、R′は二価の有機基であり、nは0または1
である。
)で表わされるジシクロペンタジェン誘導体2〜20重
量パーセント (2)α、β−不飽和不飽和カルボン酸5電20ノくー
セント を重合させ中和して得た水溶性アルキド変性ビニル共重
合体樹脂を含有してなる被覆用組成物に関する。
(I)成分のアルキド樹脂は公知の方法により製造され
、その製造法には制限はない。
例えば、(I)成分のアルキド樹脂の製造方法はエステ
ル交換法、脂肪酸法等で行なわれる。
エステル交換法は油と当量以上の多価アルコール類を水
酸化リチウム、ナフテン酸リチウム、酸化鉛等のエステ
ル交換触媒の存在下、200〜260’Cで約0.5〜
2時間反応後、多塩基酸、残りの多価アルコールおよび
必要に応じて変性剤を加え、180℃前後の温度で約1
時間ハーフェステル化し、その後200〜240℃に昇
温しで反応を終点までおこなう。
また脂肪酸法では、油、多価アルコール、多塩基酸およ
び必要に応じて変性剤を180℃前後の温度で約2時間
反応させ、その後200〜240℃で加熱し反応を終ら
せる。
(1)成分のアルキド樹脂は油成分が0〜80重量パー
セントになるように調整される。
80重量パーセントを越えるとアルキド樹脂の分子構造
が油成分に大部分占められるため、アルキド樹脂の分子
量が大きくならず、また該樹脂の2次転移点温度が低く
なるため、乾燥性、硬さ、耐汚染性が悪くなる。
また、アルキド樹脂(I)に共重合性を付与するため、
ヨウ素価が0.2〜200になるように調整される。
ヨウ素価が0.2未満の場合、α,βーエチレン性不飽
和化合物のグラフト率が小さく、塗膜が白化したり、ま
た乾燥後の塗膜は耐溶剤性、耐薬品性が劣る傾向を示す
また、ヨウ素価が200を越えると、α,βーエチレン
性不飽和化合物のグラフト率が大きくなり、ゲル化し易
くなる傾向を示す。
ヨウ素価0.2〜200のアルキド樹脂を得るためには
、アルキド成分として半乾性油若しくは乾性油またはα
,βー,β−ジカルボン酸を使用すればよく、これらを
併用してもよい。
また、ヨウ素価が0.2〜200になるならば油成分と
して不乾性油を使用してもよい。
さらにアルキド樹脂(I)はイソプロピルセロソルブで
固型分59〜61重量パーセントに希釈した時の粘度が
0.5〜13.0ポイズ(258C)である。
0、5ポイズ未満では分子量が小さくなり、また2次転
移点温度が低くなるため、α,βーエチレン性不飽和化
合物をグラフトして得られるアルキド変性ビニル共重合
体を使用した塗膜は耐溶剤性、耐汚染性が極度に低下す
る。
粘度が13.Oポイズを超えると、α,βーエチレン性
不飽和化合物をグラフトすると粘度が高くなるためゲル
化し易くなる傾向を示す。
アルキド樹脂0)はイソプロピルセロソルブで固型分5
9〜61重量パーセントに希釈した時の酸価は3〜30
である。
一般的にはアルキド樹脂の酸価が30を越えるものは分
子量が小さくなりすぎるため、α,βーエチレン性不飽
和化合物をグラフトして得られるアルキド樹脂変性ビニ
ル共重合体を使用して得られる塗膜は性能が全面的に低
下する。
特に耐水性、密着性が悪くなる。上記油成分、多塩基酸
、多価アルコールおよび必要に応じて使用される変性剤
の配合、反応条件はこれらの条件を考慮して適宜決定さ
れる。
上記油成分としては、ヤシ油、大豆油、サフラワ油、ト
ール油、脱水ヒマシ油、キリ油、ヒマシ油、魚油、米ヌ
カ油、綿実油などの動植物油類およびこれらの脂肪酸類
、バーサチック酸(シェル化学社商品名、合成飽和脂肪
酸)、カージュラE(シェル化学社商品名、バーサチッ
ク酸のグリシジルエステル)、ポリブタジェンのマレイ
ン化油等の合成油類等が使用される。
上記α,βー,β−ジカルボン酸としてはマレイン酸、
フマール酸、マロン酸等が使用され、上記多塩基酸類と
してイタコン酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、イソ
フタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、
トリメリット酸、安息香酸、パラターシャリブチル安息
香酸等が使用される。
上記多価アルコールとしては、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘ
キサンジオール、1,3−ブタンジオール、グリセリン
、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジ
ペンタエリスリトール等が使用される。
上記変性剤としては、石油樹脂、ロジン、フェノール樹
脂、ケトン樹脂、エポキシ樹脂等がある。
上記のアルキド樹脂は従来のアルキド樹脂に比べて、か
なり低粘度化されており、そのままの状態では硝化綿、
または金属ドライヤによる乾燥塗膜は、2次転移点温度
が低く、乾燥性、耐汚染性、耐溶剤性等の低下または低
分子量のため塗膜の耐水性、耐蝕性、密着性が劣り、十
分な塗膜性能が得難い。
そこでこれらの欠点を補うためビニル共重合体(例、ア
クリル樹脂)独特の性能を応用し、アルキド樹脂に結合
させることにより、乾燥性、耐汚染性、耐溶剤性、密着
性の向上をはかることができる。
(lI)成分のジシクロペンタジェン誘導体は下記一般
式のように化合物中のジシクロペンテニル基炭素原子に
番号をつけると 9位に結合している。
R′は二価の有機基であるが炭素数は1〜18好ましく
は2〜12である。
R′は好ましくはアルキレン基または、+R“−〇−+
−1TIR″′で表わされる基である。
ここでR“およびR″′は炭素数2以上のアルキル基で
R“とR″′は同一でも異なっていてもよい。
mは1以上の整数である。(n)成分として具体的には
、ジシクロペンテニルアクリレート、ジシクロペンテニ
ルメタクリレート、ジシクロペンテニル−α−クロルア
クリレート、ジシクロペンテノキシエチルアクリレート
、ジシクロペンテノキシエチルメタクリレート ジシク
ロペンテノキシプロビルアクリレート、ジシクロペンテ
ノキシプロビルメタクリレート等のジシクロペンテノキ
シアルキルアクリレートまたはメタクリレート、ジエチ
レングリコールジシクロペンテニルモノエーテルのアク
リル酸エステルまたはメタクリル酸エステル等のポリア
ルキレングリコールジシクロペンテニルモノエーテルの
アクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルがある
(If)成分の使用量は2〜20重量饅である。
本発明の樹脂は水溶性であるため、カルボキシル基を通
常の有機溶剤型樹脂より多く含有する。
そのため(I)成分のアルキド樹脂の酸化重合と(II
)の2重量饅未満の架橋では十分な塗膜性能、特に耐水
性が得られない。
また、20重量饅を越える場合は可とう性の小さいもろ
い塗膜となり実用的でない。
また、本発明におけるアルキド変性ビニル共重合体は水
溶性とするために、カルボキシル基を含有させなければ
ならない。
そのためには成分(IIDのα、β−不飽和カルボン酸
が必須であり、その使用量は2〜20重量φである。
5重量φ未満の場合は水溶性樹脂となりにくく、20重
量饅を超える場合は、塗膜性能、特に耐水性が不十分で
ある。
α、β−不飽和カルボン酸としては、アクリル酸メタク
リル酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸等があるが
、価格、共重合性しやすさを考慮するとアクリル酸、メ
タクリル酸が好ましい。
(5)成分は、上記(n) 、 (In)と共重合可能
なα、β−モノエチレン性不飽和単量体で、(I)〜(
イ)成分が100重量饅になるように配合される。
例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブ
チルアクリレート、プロピルアクリレート、オクチルア
クリレート、α−エチルへキシルアクリレート、デシル
アクリレート、ラウリルアクリレート、β−ヒドロキシ
エチルアクリレート、β−ヒドロキシプロピルアクリレ
ート等アクリル酸エステル類、又はこれらと同様のメタ
クリル酸エステル類、スチレン、ビニルトルエン、α−
メチルスチレン等のスチレン類、その他酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、アクリル酸グリシジル、アクリルア
ミド、メタクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリ
レートリル、n−メチロールアクリルアミド、n−ブト
キシメチルアクリルアミドなどのうち1種もしくは2種
以上組合わせて使用できる。
(1)〜(イ)成分の反応は、溶液重合法、バルク重合
法等公知の方法によりおこなうことができる。
本発明におけるアルキド変性ビニル共重合は水を加え、
水溶性塗料とするので、溶液重合に用いる溶剤としては
、水に可溶なものを使用する。
例えばエチルセロソルブ、イソプロピルセロソルブ、ブ
チルセロソルブ等セロソルブ類、エタノール、プロパツ
ール、インプロパツール、ブタノール等低級アルコール
類、エチルカルピトール、ブチルカルピトール等カルピ
トール類などのうち、1種もしくは2種以上組み合わせ
て使用できる。
反応器に、(I)成分および上記の溶剤を仕込み、60
〜160℃好ましくはioo〜140℃で(II)〜■
酸成分1〜6時間を要して均一に滴下し粘度が飽和する
まで反応させられる。
このとき必要に応じて重合抑制剤としてのメルカプタン
化合物、重合禁止剤としてのキノン化合物も使用できる
(川)〜QV)成分は一部(1)成分と同時に仕込んで
もよい。
重合触媒としては、過酸化ベンゾイル、アゾビスイソブ
チロニトリル、t−ブチルハイドロパーオキサイド、ジ
−t−ブチルパーオキサイド等を(If)〜(1)成分
、または溶剤に溶解して使用される。
共重合体の分子量を調整するためメルカプタン類等連鎖
移動剤を併用することもできる。
上記方法において溶剤を使用しなくてもよい。
このように重合して生成される共重合体は通常pH2〜
6の値を示すが、水溶化するために中和される。
中和剤としては、アルカリ金属の水酸化物、アンモニア
、アミンなどが使用される。
中和剤としては、これらのうち特にアミンが好ましい。
使用されるアミンとしては、ジメチルアミン、トリエチ
ルアミン、モノホリン、トリエタノールアミン、ジメチ
ルアミノエタノール等がある。
中和は上記重合に引続き行なうことができる。
中和はpHが7.0以上、好ましくは8.0〜10.0
になるように行なわれる。
上記の如く合成されたアルキド変性ビニル共重合体の中
和樹脂は、金属ドライヤー例えばナフテン酸コバルト、
ナフテン酸鉛、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸ジルコニウ
ム、オクテン酸コバルト、オクテン酸鉛、オクテン酸亜
鉛、オクテン酸ジルコニウム等を1種又は2種以上組み
合わせて添加し、本発明の目的である水希釈可能な低温
硬化型被覆組成物とする。
添加量は金属量として樹脂固型分100重量部に対し、
0.01〜1重量部が好ましい。
場合によっては、若干の過酸化物例えばt−ブチルパー
オキシオクトエート、ベンゾイルパーオキサイド、t−
ブチルパーオキシベンゾエイト等を添加される。
添加量は0〜1重量部が好ましい。
本発明に係る被覆用組成物には顔料、可ソ剤、溶剤、着
色剤等を加えたり、変性アミノ樹脂、エポキシ樹脂、ア
クリル樹脂等の広範囲の水溶性もしくは水分散性樹脂を
配合することも可能である。
本発明の被覆用組成物は浸漬法、ハケ塗り、スプレー塗
り、ロール塗り等の方法によって塗装することが可能で
あり、木、紙、繊維、プラスチック、セラミック、鉄、
非鉄金属、これらに類似したもの等の表面に塗装するこ
とができる。
次に本発明の実施例を示す。
なお、以下「部」および「多」は重量による。
実施例 1 ヤシ油432部、トリメチロールプロパン78部、グリ
セリン52部、水酸化リチウム0.1部(エステル交換
触媒)を21の四つ目フラスコにとり、不活性ガスを通
じながら235℃で2時間エステル交換を行なう。
エステル交換完了確認後150℃以下に冷却し、無水フ
タル酸311部、トリメチロールプロパン69部、グリ
セリン49部、無水マレイン酸10部およびキジロール
31部を加え、180℃で2時間ハーフェステル化しさ
らに反応を進めるため200℃に昇温し、イソプロピル
セロソルブで固型分60優に希釈した時の粘度7,5ポ
イズ(25°C)に達した点を終点とする(得られた樹
脂のヨウ素価は7でイソプロピルセロソルブで固型分6
0優に希釈した際粘度9.2ポイズ(25°C)酸価6
.8を示した。
)。反応終了後イソプロピルセロソルブを約610部加
え、固型分60φに調整した。
次に、上記のアルキド樹脂溶液534部(固型分で)と
イソプロピルセロソルブ386部を21の四つ目フラス
コにとり、不活性ガスを通じながら100℃に昇温する
あらかじめ準備されたスチレン160部、n−ブチルア
クリレート160部、ジシクロペンタジェニルアクリレ
ート80部、メタクリル酸80部、アゾビスイソブチロ
ニトリル4部およびジ−t−ブチルパーオキサイド1.
6部の溶液を2時間を要して平均に滴下する。
滴下終了後、1時間100°Cのまま加温し、さらに1
35℃に昇温する。
重合率99.5優になるまで保温を行ない、終点確認後
、冷却しトリエチルアミン88部を加え中和し、さらに
イソプロパツール200部を加え希釈調整した。
得られた樹脂は、加熱残分47.4咎、pH8,5、酸
価30.9、水トレランス20倍以上であった。
(水トレランスとは水溶性の程度を示し、樹脂に徐々に
水を加え、濁が生じるまでに加えた樹脂に対する水の重
量倍で示す。
以下同様。)このようにして合成された水溶性低温硬化
樹脂は表1に示す配合で塗料化した。
三本ロールで3回混練り後、シンナー(イソプロピルセ
ロソルブ/イソプロパツール/水=25/25150
)でフォードカップΦ4で40秒(25℃)になるまで
希釈した。
表1 塗料配合 (単位二重置部) 塗料をボンデライト+144処理鋼板(0,8tX 7
0mtX 150mm日本テストパネル社製品)上に、
スプレー塗装しく膜厚30〜40μ)、70℃で1時間
強制乾燥し、試験に供した。
結果は表2に示す。
実施例 2 綿実油脂肪酸(ヨウ素価135)215部、脱水ヒマシ
油脂肪酸(ヨウ素価140)248部、グリセリン19
3部、無水フタル酸344部および少量のキジロールを
21四つ目フラスコにとり、不活性ガスを通じながら1
80℃で2時間、さらにエステル化反応を進めるため、
200℃に昇温し、同温でイソプロピルセロソルブで固
型分60条に希釈した時の粘度4.5ポイズ(25°C
)に達した点を終点とする。
(得られた樹脂のヨウ素は64で、イソプロピルセロソ
ルブで固型分60%に希釈した際、粘度9.0ポイズ(
258C)酸価8.4を示した。
)反応終了後イソプロピルセロソルブを610部加え、
固型分60%に調整した。
上記のアルキド樹脂溶液534部(固型分で)を使用し
た以外は実施例1と同様にしてアルキド変性ビニル樹脂
を合成した。
得られた樹脂は加熱残分47.3優、pH8,5、酸価
31.2、水トレランス20倍以上であった。
実施例1と同様の方法で塗料化し、塗膜性能試験に供し
た。
結果は表2に示す。実施例 3 ジシクロペンタジェニルアクリレートの代りに2−ジシ
クロペンテノオキシエチルアクリレートを使用した以外
は実施例1と同様にしてアルキド変性ビニル樹脂を合成
した。
得られた樹脂は加熱残分47.5係、pH8,6、水ト
レランス20倍以上であった。
実施例1と同様の方法で塗料化し、塗膜性能試験に供し
た。
結果は表2に示す。比較例 1 滴下する液をスチレン240部、n−ブチルアクリレー
ト160部、メタクリル酸80部、アゾビスイソブチロ
ニトリル4部、ジ−t−ブチルパーオキサイド1.6部
とした以外は実施例1と同様にして、アルキド変性ビニ
ル樹脂を合成した。
得られた樹脂は加熱残分47.3%、pH8,5、酸価
31.0、水トレランス20倍以上であった。
実施例1と同様の方法で塗料化し塗膜性能試験に供した
結果は表2に示す。比較例 2 滴下する液をスチレン40部、n−ブチルアクリレート
160部、メタクリル酸80部、ジシクロペンタジェン
アクリレート200部、アゾビスイソブチロニトリル4
部、ジ−t−ブチルパーオキサイド1.6部とした以外
は実施例1と同様にしてアルキド変性ビニル樹脂を合成
した。
得られた樹脂は、加熱残分47.6宏pH8,51、酸
価31.2、水トレランス20倍以上であった。
実施例1と同様の方法で塗料化し、塗膜性能試験に供し
た。
結果は表2に示す。水希釈可能な被覆組成物において、
アルキド樹脂にジシクロペンタジェン誘導体を成分とす
るビニル化モノマーを重合させた樹脂を含有する組成物
とすることで従来良くなかった塗膜性能、特に耐水性を
大幅に向上させることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(■)油成分をO〜80重量パーセントを有し、ヨウ
    素価0.2〜200でイソプロピルセロソルブで固型分
    59〜61重量パーセントに希釈した時の粘度が0.5
    〜13.Oポイズ(25℃)であり、酸価が3〜30で
    あるアルキド樹脂を20〜60重量パーセント (II) 一般式 (ただし、式中■は水素、低級アルキル基またはハロゲ
    ンであり、R′は二価の有機基であり、nはOまたは1
    である。 )で表わされるジシクロペンタジェン誘導体2〜20重
    量パーセント (IID α、β−不飽和不飽和カルボン酸5電20
    ノ重量上々− セントさせ中和して得た水溶性アルキド変性ビニル共重
    合体樹脂を含有してなる被覆用組成物。
JP10453580A 1980-07-29 1980-07-29 被覆用組成物 Expired JPS5850671B2 (ja)

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