JPS5850247Y2 - 磁気吸着式膜厚計 - Google Patents

磁気吸着式膜厚計

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JPS5850247Y2
JPS5850247Y2 JP15612578U JP15612578U JPS5850247Y2 JP S5850247 Y2 JPS5850247 Y2 JP S5850247Y2 JP 15612578 U JP15612578 U JP 15612578U JP 15612578 U JP15612578 U JP 15612578U JP S5850247 Y2 JPS5850247 Y2 JP S5850247Y2
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JP
Japan
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rotation
film thickness
rotation prevention
disk
prevention member
Prior art date
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Expired
Application number
JP15612578U
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English (en)
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JPS5573803U (ja
Inventor
巌 貝塚
Original Assignee
貝原 巌
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁石の金属に対する吸着力を利用した膜厚計に
関する。
金属の表面に施されたコーティング等の薄膜の厚さを測
定する為に、磁石と金属との間の引力がその距離の二乗
に反比例する性質を利用し、コーティング等の薄膜を施
した金属に磁石を吸着させて該金属と磁石との引力の強
さから磁石と金属との距離即ち薄膜の厚さを測定する方
法が用いられる。
第1図は該方法を用いた膜厚計の一例を示す斜視図であ
る。
本例では、ピン13によって回動自在に支持されたアー
ム20の一端に磁石40を取付け、アーム20の他端に
は磁石40の重力によるアーム20の回転モーメントを
打ち消す為のバランサ22が取付けである。
磁石40と鉄素地42との間の引力を測定する為に、ア
ーム20上の力点21に渦巻ばね30の一端を固定し、
渦巻ばね30の他端をアーム20と同軸に回動する円板
11上のピン14に取付けである。
第1図図示膜厚計を用いて鉄素地42上のコーテイング
材43の膜厚を測定する方法について述べる。
まず渦巻ばね30を無負荷状態にして磁石40をコーテ
イング材43に接触させる。
この状態で、コーテイング材43の膜厚の二乗に反比例
した吸着力で磁石40が鉄素地42に吸引される。
その状態から円板11を時計方向に回動させると、渦巻
ばね30が変形し円板11の回動角に比例した力が力点
21に加わる。
モして渦巻ばね30によるアーム20の回転モーメント
が、磁石40の吸着力によるアーム20の回転モーメン
トよりも大きくなると、磁石40がコーテイング材43
から離れる。
この直後に図1一点鎖線図示のように磁石40の頭部4
1がケース・ボディ44に穿った透孔45から外部へ現
われ、且つ磁石40がケース・ボディ44に衝突する音
が発生する。
このようにして測定者が透孔45から頭部41が突出す
るのを視認すると同時にまたは上記衝突音を聞くと同時
に、円板11の回動を止めて指標15によって目盛12
を読めば円板11の回動角即ち膜厚データを得られる。
しかし磁石40と円板11とを同時に視認することは煩
雑であり、また磁石40が円板11から離れると円板1
1の回動抵抗が急に小さくなるから必要以上に円板11
を回しがちである。
また、衝突音による方法は、正確な測定時点(コーテイ
ング材43から磁石40が離れた時点)と前記音が発生
する時点とにかなりのずれがあり、更にその音の発生時
点と測定者が円板の回動を停止させる時点とにもずれが
生ずる。
従ってこの音によって感知する方法も測定上の精度を高
く維持し得ず、しかも測定者による測定値のばらつきが
大きい。
そこで本考案は、従来の欠点をなくし測定操作が簡単で
あり、而も測定者が変わっても一定の測定精度を常に維
持し得る膜厚計を提案するものである。
以下添付図面に示す実施例に従って本考案を詳述する。
尚、同一部材については同一符号を付しである。
第2図は本考案の一実施例である膜厚計を示す斜視図で
ある。
本実施例の特徴は、円板111の周面に、その軸線方向
に沿って横溝16を刻設したことと、アーム20の回動
によって作動し、円板111の回動を阻止するストッパ
ー54を設けたことである。
ストッパー54は、アーム20の回動をストッパー54
に伝える突片51と円板111を当接してその回動を阻
止する回動阻止部材52とを有し、ケース・ボディ44
に植設されたピン(図示せず)に枢支され、回転中心5
3を中心として回動自在になしである。
本実施例では、ストッパー54はピン13をはさんで磁
石40とは反対側に位置し、突片51が第2図中アーム
20の下方に位置し、回動阻止部材52がアーム20の
上方に位置している。
尚、本実施例において、回動阻止部材52は、横溝16
に食い込むように、楔状になしである。
本実施例では、ストッパー54の重心と回転中心とを一
致させであるので、本実施例の膜厚計は上下方向を逆に
しても正しい測定が可能である。
次に同実施例の作動について説明する。
第2図図示の状態では、渦巻ばね30に負荷を与えずに
磁石40がコーテイング材43と接しており、回動阻止
部材52が横溝16から離れている。
そしてこの状態から円板111を時計方向に回動させ磁
石40の吸引力に相当する力が磁石40に加わったとき
に、磁石40がコーテイング材43から離れ、アーム2
0がピン13を中心に時計方向に回動する。
この回動によってアーム20が突片51を下方に押圧す
るので、ストッパー54が回転中心53を中心に反時計
方向に回動し、回動阻止部材52が円板111の横溝1
6に食い込み、円板111の回動を阻止する。
このとき指標15に対応する円板111の目盛値がコー
テイング材43の膜厚データでる。
この実施例は、磁石40がコーテイング材43が離れる
と略同時に円板111の回動が回動阻止部材52によっ
て阻止されるので、測定精度が高く、且つ測定者の練度
に拘わらずこの高い測定精度を維持し得る。
第3図及び第4図は、第2図図示実施例に回動阻止解除
部材を付加した実施例であり、第3図は回動阻止部材5
2が横溝16に食い込んでいる状態を示す斜視図であり
、第4図は回動阻止解除部材を作動させた状態を示す斜
視図、第5図は第4図図示のストッパー54を拡大して
示す斜視図である。
55はストッパー54に設けられ円板111の回動阻止
時にケース・ボディ44な接近する突部、56は突部5
5とケース・ボディ44との間に挿入することにより回
動阻止状態を解除する楔である。
この場合、突部55と楔56とが上記回動阻止解除部材
となる。
第3図図示の如く回動阻止部材52が横溝16に食い込
んでいる場合、楔56を図上右から左にケース・ボディ
44と突部55との間に挿入すると、ストッパー54が
時計方向に回動し、回動阻止部材52が円板111離れ
、渦巻ばね30の付勢力によって円板111が測定開始
時の状態に自動的に復帰する。
そして次の新たな測定の準備が完了する。
尚、上記実施例の変更例として次のものも考えられる。
円板111の周面及び回動阻止部材52の表面のうち少
なくとも一方を摩擦抵抗の大きい部材、たとえばゴム等
を使用し、その抵抗によって円板111の回動を阻止し
てもよい。
また、既述した例とは逆に円板111上に指標15を設
け、ケース・ボディ44に目盛12を設けてもよい。
更に回動阻止解除部材として、ケース・ボディ44に回
動自在または摺動自在の棒状体を設け、円板111を最
初の位置に戻したいときに、上記棒状体を用いてストッ
パー54の一物、たとえば突片を押打し、ストッパー5
4を時計方向に回動するようにしてもよい。
この他、第2図図示状態でストッパー54の重心を回転
中心53の左上に設け、磁石40がコーテイング材43
と接触しているときに回動阻止部材52の下部がアーム
20の上部に接するように回動阻止部材52を設定して
もよい。
このようにすれば、磁石40がコーテイング材43から
離れたときに、回動阻止部材52とアーム20との接触
が解かれ、ストッパー54がその自重で反時計方向に回
動し、円板111が回動阻止部材52に係止される。
従って突片51を省略出来る。
また円板111の回転角の変化に対応して抵抗値が変わ
る可変抵抗と、磁石40の離隔を検知するスイッチング
部材(例えば光電変換阻止またはマイクロ・スイッチ)
と、上記可変抵抗の抵抗値に応じて膜厚値をデジタルま
たはアナログ表示する表示部材と、上記スイッチング部
材が磁石40の上昇を検知したときに上記表示部材の表
示状態をロックするロック部材とで膜厚計を構成しても
よい。
このようにすれば極めて即応性が優れ且つ高精度のデー
タを得ることが可能である。
本考案膜厚計の構成が上記の如くであるから次の効果を
有する。
まず磁石40がコーテイング材43から離れると略同時
に回動阻止部材52が円板111を係止するから、円板
111は適切な位置で固定され、その膜厚データ指示値
は精度の高い値となる。
更に測定操作が視覚的要素及び聴覚的要素を一切含まな
いから、複数の測定者が本考案膜厚計を使用しても、そ
れら異なる測定者による測定値の信頼度は均一であり、
加えて、測定操作が極めて簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の膜厚計の概略を示す斜視図、第2図は円
板を回動する前の状態の本考案膜厚計を示す斜視図、第
3図は第2図図示実施例に回動阻止解除部材を付加した
例であって、回動阻止部材が横溝に食い込んでいる状態
を示す斜視図、第4図は第3図図示実施例において回動
阻止解除部材を付加した例を示す斜視図、第5図は第4
図のストッパーを拡大して示す斜視図である。 11.111・・・・・・円板、16・・・・・・横溝
、20・・・・・・アーム、40・・・・・・磁石、4
2・・・・・・鉄素地、43・・・・・・コーテイング
材、44・・・・・・ケース・ボディ、51・・・・・
・突片、52・・・・・・回動阻止部材、53・・・・
・・回転中心、54・・・・・・ストッパー 55・・
・・・・突部、56・・・・・・楔。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)回動自在に支持されたアーム20の一端にコーテ
    イング材43に施した金属に吸着する磁石40を取付け
    、アーム20に渦巻ばね30の一端を固定し、渦巻ばね
    30の他端を円板111に取付け、渦巻ばね30の付勢
    力即ち円板111の回動角から膜厚データを得る膜厚計
    であって、アーム20の回動によって回動するストッパ
    ー54を設け、ストッパー54の該回動によって円板1
    11と当接し円板111の回動を阻止する回動阻止部材
    52をストッパー54に設けた磁気吸着式膜厚計。
  2. (2)円板111の周面に横溝16を設け、回動阻止部
    材52が横溝16と係合する楔状とした実用新案登録請
    求の範囲第(1)項に記載の磁気吸着式膜厚計。
  3. (3)円板111の周面と回動阻止部材52の表面との
    うち少なくとも一方がゴムである実用新案登録請求の範
    囲第(1)項に記載の磁気吸着式膜厚計。
  4. (4)回動阻止部材52が円板111の回動を阻止して
    いる状態を解除する回動阻止解除部材を有する実用新案
    登録請求の範囲第(1)項に記載の磁気吸着式膜厚計。
  5. (5)前記回動阻止解除部材が、回動阻止部材52によ
    る円板111の回動阻止時にケース・ボディ44と接近
    し且つストッパー54に設けられた突部55と、突部5
    5とケース・ボディ44との間に挿入することにより回
    動阻止状態を解除する楔56とからなる実用新案登録請
    求の範囲第(4)項に記載の磁気吸着式膜厚計。
JP15612578U 1978-11-15 1978-11-15 磁気吸着式膜厚計 Expired JPS5850247Y2 (ja)

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JP15612578U JPS5850247Y2 (ja) 1978-11-15 1978-11-15 磁気吸着式膜厚計

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JP15612578U JPS5850247Y2 (ja) 1978-11-15 1978-11-15 磁気吸着式膜厚計

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Publication Number Publication Date
JPS5573803U JPS5573803U (ja) 1980-05-21
JPS5850247Y2 true JPS5850247Y2 (ja) 1983-11-16

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ID=29145798

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JP15612578U Expired JPS5850247Y2 (ja) 1978-11-15 1978-11-15 磁気吸着式膜厚計

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4470720B2 (ja) * 2004-12-10 2010-06-02 横浜ゴム株式会社 タイヤ表面ゴム厚さ測定装置

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JPS5573803U (ja) 1980-05-21

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