JPS5850229B2 - 新規なピリド〔2,3−d〕ピリミジン誘導体の製造体 - Google Patents

新規なピリド〔2,3−d〕ピリミジン誘導体の製造体

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JPS5850229B2
JPS5850229B2 JP50075262A JP7526275A JPS5850229B2 JP S5850229 B2 JPS5850229 B2 JP S5850229B2 JP 50075262 A JP50075262 A JP 50075262A JP 7526275 A JP7526275 A JP 7526275A JP S5850229 B2 JPS5850229 B2 JP S5850229B2
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lower alkyl
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alkyl group
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JP50075262A
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JPS527995A (en
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博之 井出
晃 中川
敏治 本村
寛治 野田
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Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
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Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は顕著な抗炎症作用、鎮痛作用、中枢神経抑制作
用を有する一般式(I) (式中、Xは酸素原子又は硫黄原子を、R2は低級アル
キル基、又はハロゲン原子、低級アルコキシ基、低級シ
クロアルキル基、アセトキシ基、フェニル基又は低級ア
ルキルアミノ基で置換された低級アルキル基、アルケニ
ル基又はアルキニル基を、R3はフェニル基又は)・ロ
ゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ニトロ
基又はトリフルオロメチル基で置換されたフェニル基を
意味する)で表わされる新規なピリド〔2・3−d〕ピ
リミジン誘導体の製造法に関するものである。
更に詳しくは一般式(II) (式中、Aは酸素原子、硫黄原子又はスルホニル基を、
R1は低級アルキル基及びフェニル基を、R2は前記と
同じ意味を有する)で表わされる化合物に一般式(In
) (式中、X及びR3は前記と同じ意味を有する)で表わ
される化合物を反応させ、前記一般式(I)で表わされ
る化合物を製造する方法に関するものである。
前記一般式(1)、(II)及び(III)におけるR
1、R2及びR3について更に詳しく説明すると、R1
の低級アルキル基はメチル、エチル等を、R2の低級ア
ルキル基はメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、n−ペンチル等を、又ハ
ロゲン原子(例えば、弗素、塩素、臭素、沃素等)、低
級アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ等)、低
級シクロアルキル基(例えば、シクロプロピルメチル等
)、アセトキシ基、フェニル基又は低級アルキルアミノ
基(例えば、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基等)
で置換された低級アルキル基を、アルキネニル基はアリ
ル、3−メチルアリル、3・3−ジメチルアリル等を、
アルケニル基はプロパルギル等を、R3はフェニル基又
はハロゲン原子(例えば、弗素、塩素、臭素、沃素等)
、低級アルキル基(例えば、メチル、エチル等)、低級
アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ等)、ニト
ロ基又はトリフルオロメチル基等が任意の位置に1〜2
個置換したフェニル基を表わす。
本発明者等は長年にわたりピリド〔2・3−d〕ピリミ
ジンジオン又はチオン誘導体に関する研究を検討してき
た結果、顕著な鎮痛作用、抗炎症作用及び中枢神経抑制
作用等の薬理活性を有する化合物を見出し、その製造法
に関して特許を得るべく出願中である。
この方法は2−アミノニコチン酸アミド誘導体にナトリ
ウムアルコラードの存在下、炭酸ジエチルを反応させ1
一置換ピリド〔2・3−d)ピリミジンジオン誘導体と
してこれに水酸化ナトリウム等の金属化合物の存在下、
アルキルハライド類を反応させ目的化合物を得る方法に
関するもので、反応工程が長くしかも原料的に高価な炭
酸ジエチルを使用する為にコスト的に高くつき、経済的
簡点からして満足しうるものでなかった。
そこで本発明者等は簡易で且つ安価な製造法を見出すべ
く種々研究を進めた結果、工程も少なく且つ安価な製造
方法を見出し本発明を完成した。
又本発明は2位に活性基を有するニコチン酸アミド誘導
体とアリールイソシアネート又はアリールインチオシア
ネート誘導体をアルカリ金属触媒の存在下反応を行なう
ことにより、選択的にピリド〔2・3−d〕ピリミジン
−2・4(IH・3H)−ジオン及びチオン誘導体を合
成するものであり、これは従来の製法とは全く異なった
新規な製造法を提供するものである。
本発明を反応式で示すと次の通りである。
前記の反応は、式(II)の2位に低級アルコキシ基、
低級アルキルチオ基、低級アルキルスルホニル基、フェ
ニルチオ基等の反応性基を有するニコチン酸アミド誘導
体をジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、テトラヒドロンラン、ジオキサン
、ジグリム等の有機溶媒に溶解させ、触媒としてナトリ
ウムアミド、水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナト
リウムエチラート等のアルカリ金属化合物の存在下に式
(I[[)のアリールイソシアネート又はアリールイン
チオシアネート類を室温あるいは加熱下に反応させるこ
とにより、式(I)で表わされる目的化合物を得ること
ができる。
尚、反応生成物は適当な有機溶媒で再結晶するか又はカ
ラムクロマトに吸着させ、適当な展開溶媒にて処理する
ことによって分離、精製を行ない高純度の目的化合物を
得ることができる。
以下に実施例を示し、本発明に更に詳しく説明する。
実施例 1 2−メチルスルホニルニコチン酸メチルアミド2.1z
と乾燥ジメチルホルムアミド30m1の溶液に55%水
素化ナトリウム0.5Pを加え30分間室温で攪拌後、
フェニルイソシアネー)3.6S’を氷冷下にてゆっく
り滴下して室温にもどし1時間、さらに50〜60℃に
て3時間反応させた。
反応終了後、反応液を減圧下に濃縮し、残渣に水を加え
析出する結晶をメタノールより再結晶して、無色プリズ
ム晶の1−フェニル−3−メチルビリド〔2・3−d〕
ピリミジン−2・4(IH・3H)−ジオン2.2?を
得た。
この物質の融点及び元素分析値は次の通りであった。
融点251〜252℃ 元素分析値 C14H1□N302 理論値 C:66.39 H:4.38N:16.5
9 実測値 C:66.33 H:4.32N:16.5
4 実施例 2 2−メトキシニコチン酸エチルアミド1.8?を乾燥ジ
メチルホルムアミド30m1に溶解後、55%水素化ナ
トリウム0.5Pを加え室温で20分間攪拌した。
次にp−フルオロフェニルイソチオシアネート3.01
と乾燥ジメチルホルムアミド10Mの溶液を冷却下に徐
々に滴下後、室温で1時間、60℃で2時間反応させた
反応終了後、減圧下に溶媒を留去し、残渣を酢酸エチル
で抽出、脱水後濃縮すると、淡黄色プリズム晶の1−(
p−フルオロフェニル)−3−エチル−2−チオ−4−
オキソート2・3・4−テトラヒドロピリド〔2・3−
d〕ピリミジン2.11を得た。
この物質の融点及び元素分析値は次の通りであった。
融点204〜205℃ 元素分析値 C1,H12FN30S 理論値 C:59.78 H:4.OIN:13.9
5 実測値 C:59.69 H:3.97N:13.9
1 実施例 3 2−フェニルチオニコチン酸シクロプロピルメチルアミ
ド2.8?を乾燥ジメチルホルムアミド30TLlに溶
解し水浴にて冷却下に55%水素化ナトリウム0.51
を加えたのち室温にもどし30分間攪拌した。
次にフェニルインチオシアネート2.7zと乾燥ジメチ
ルホルムアミドlQmA’の混液を水冷下にゆっくり滴
下した。
滴下後、室温にもどし30分間放置後、60℃にて3時
間反応させた。
反応終了後、減圧下にて溶媒を濃縮し水を加えて析出す
る結晶を濾取後、酢酸エチルで再結晶すると、淡黄色プ
リズム晶の1−フェニル−3−シクロプロピルメチル−
2−チオ−4−オキソート2・3・4−テトラヒドロピ
リド(2−3−d〕ピリミジン2.11を得た。
この物質の融点及び元素分析値は次の通りであった。
融点213〜214℃ 元素分析値 C1゜Hl、N30S 理論値 C:62.75 H:4.65N:12.9
2 実測値 C:62.70 H:4.59N:12.8
7 実施例 4 2−エトキシニコチン酸エチルアミド1.9Pと乾燥ジ
メチルホルムアミド251rLlの溶液に55%水素化
ナトリウム0.51を加え30分間室温で攪拌後、m−
)リルイソシアネート2.7Fを水冷下にゆっくり滴下
して室温にもどし1時間、さらにioo〜110℃にて
10時間反応させた。
反応終了後、反応溶液を減圧下に濃縮し、残渣に水を加
え析出する結晶をメタノールより再結晶して、無色プリ
ズム晶の1−(m−)リル)−3−エチルピリド〔2・
3−d〕ピリミジン−2・4(IH・3H)−ジオン1
.1iを得た。
この物質の融点及び元素分析値は次の通りであった。
融点182〜183℃ 元素分析値 C16H15N302 理論値 C:68.31 H:5.38N:14.9
4 実測値 C:68.38 H:5.43N:14.8
9 実施例 5 2−メチルチオニコチン酸アミド2.O?と乾燥ジメチ
ルホルムアミド30m1の溶液に55%水素化ナトリウ
ム0.55i’を加え30分間室温で攪拌後、m−)リ
フルオロメチルフェニルイソシアネート3.71を水冷
下にゆっくり滴下して室温にもどし1時間、さらに50
〜60℃にて3時間反応させた。
反応終了後、反応溶液を減圧下に濃縮し、残渣に水を加
え析出する結晶をメタノールより再結晶して、無色プン
リズム晶の1−(m−)リフルオロメチルフェニル)−
3−エチルピリド〔2・3−d〕ピリミジン−2・4(
IH・3H)−ジオン2.41を得た。
この物質の融点及び元素分析値は次の通りであった。
融点162〜163℃ 元素分析値 C16H12F3N302 理論値 C:57.31 H:3.6ON:12.5
3 実測値 C:57.26 H:3.55N:12.5
0 実施例 6 2−メトキシニコチン酸インブチルアミド2.12と乾
燥ジメチルホルムアミド30m1の溶液に55%水素化
ナトリウム0.51を加え30分間室温で攪拌後、m−
クロロフェニルイソシアネート3.11を水冷下にゆっ
くり滴下して室温にもどし1時間、さらに70〜80℃
にて5時間反応させた。
反応終了後、反応溶液を減圧下に濃縮し残渣に水を加え
析出する結晶をメタノールより再結晶シテ、無色プリズ
ム晶の1−(m−クロロフェニル)−3−イソブチルピ
リド〔2・3−d〕ピリミジン−2・4(IH・3H)
−ジオン2.2f?を得た。
この物質の融点及び元素分析値は次の通りであった。
融点140〜141℃ 元素分析値 C1□H16CN302 理論値 C:61.91 H:4.89N:12.7
4 実測値 C:61.88 H:4.84N:12.7
1 実施例 7〜46 実施例1〜6の方法に準じて次表の化合物を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、Aは酸素原子、硫黄原子又はスルホニル基を、
    R1は低級アルキル基又はフェニル基を、R2は低級ア
    ルキル基、又はハロゲン原子、低級アルコキシ基、低級
    シクロアルキル基、アセトキシ基、フェニル基又は低級
    アルキルアミノ基で置換された低級アルキル基、アルケ
    ニル基又はアルキニル基を意味する)で表わされる化合
    物に一般式 (式中、Xは酸素原子又は硫黄原子をR3はフェニル基
    又はハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基
    、ニトロ基又はトリフルオロメチル基で置換されたフェ
    ニル基を意味する)で表わされる化合物を反応させるこ
    とを特徴とする一般式(式中、Xは酸素原子又は硫黄原
    子を、R2及びR3は前記と同じ意味を有する)で表わ
    される新規なピリド〔2・3−d〕ピリミジン誘導体の
    製造法。
JP50075262A 1975-06-18 1975-06-18 新規なピリド〔2,3−d〕ピリミジン誘導体の製造体 Expired JPS5850229B2 (ja)

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JPS527995A JPS527995A (en) 1977-01-21
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