JPS5850136Y2 - 伝動vベルト - Google Patents
伝動vベルトInfo
- Publication number
- JPS5850136Y2 JPS5850136Y2 JP6795780U JP6795780U JPS5850136Y2 JP S5850136 Y2 JPS5850136 Y2 JP S5850136Y2 JP 6795780 U JP6795780 U JP 6795780U JP 6795780 U JP6795780 U JP 6795780U JP S5850136 Y2 JPS5850136 Y2 JP S5850136Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- endless band
- endless
- layered
- belt
- power transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はVベルト式無断変速機等に用いられる伝動Vベ
ルトの改良に関するものである。
ルトの改良に関するものである。
この種伝動Vベルトとしては、例えば米国特許lX4.
o s O,841号明細書に開示されているようなも
のが知られている。
o s O,841号明細書に開示されているようなも
のが知られている。
この伝動Vベルトは第1図及び第2図に示すように、複
数のエンドレスバンド1a〜1dを層状に重ね合せて成
る層状エンドレスバンド1を有し、最内側のエンドレス
バンド1dの内周面と摩擦接触する多数のV形ブロック
2を層状エンドレスバンド1にその長手方向へ隙間なく
配列して設けた構成にする。
数のエンドレスバンド1a〜1dを層状に重ね合せて成
る層状エンドレスバンド1を有し、最内側のエンドレス
バンド1dの内周面と摩擦接触する多数のV形ブロック
2を層状エンドレスバンド1にその長手方向へ隙間なく
配列して設けた構成にする。
又、層状エンドレスバンド1は第1図及び第2図に示す
如き1組に限らず、第3図に示すように2組設けたジ、
それ以上設ける場合もある。
如き1組に限らず、第3図に示すように2組設けたジ、
それ以上設ける場合もある。
そして、かかる伝動Vベルトは、V形ブロック2の両端
傾斜面2a(第2図及び第3図参照)を第1図の如くプ
ライマリプーリ3及びセカンダリプーリ4のV溝対向面
に摩擦係合させて、これらプーリ間に掛は渡す。
傾斜面2a(第2図及び第3図参照)を第1図の如くプ
ライマリプーリ3及びセカンダリプーリ4のV溝対向面
に摩擦係合させて、これらプーリ間に掛は渡す。
ここで、プライマリプーリ3を回転駆動すると、この回
転がプライマリプーリ3からそのV溝対向面、v形ブロ
ック傾斜面2a、V形ブロック2、v形ブロック2と層
状エンドレスバンド1との摩擦接触部5(第2図及び第
3図参照)、層状エンドレスバンド1、及びセカンダリ
プーリ4のV溝と接するV形ブロック2を経てセカンダ
リプーリ4に伝達され、プライマリプーリ3からセカン
ダリプーリ4への動力伝達が可能である。
転がプライマリプーリ3からそのV溝対向面、v形ブロ
ック傾斜面2a、V形ブロック2、v形ブロック2と層
状エンドレスバンド1との摩擦接触部5(第2図及び第
3図参照)、層状エンドレスバンド1、及びセカンダリ
プーリ4のV溝と接するV形ブロック2を経てセカンダ
リプーリ4に伝達され、プライマリプーリ3からセカン
ダリプーリ4への動力伝達が可能である。
又、この間、プライマリプーリ4のV溝間隔を狭めたり
、広くすると同時にその分セカンダリプーリ4のV溝間
隔を広めたり、狭くすることによシ、セカンダリプーリ
40回転数を変えることができ、無段変速機を構成し得
る。
、広くすると同時にその分セカンダリプーリ4のV溝間
隔を広めたり、狭くすることによシ、セカンダリプーリ
40回転数を変えることができ、無段変速機を構成し得
る。
しかし、このような伝動Vパルトは上記動力伝達時、V
形ブロック2と最内側にかけるエンドレスバンド1dと
の間で動力の受渡しを行なうことになるため、このエン
ドレスバンド1dがV形ブロック2との接触部5におい
てこのV形ブロック上を滑る他、負荷に応じた引張力を
受け、又V形ブロック2が動力伝達方向に傾斜した時接
触@5のエンドレスバンド1の長手方向の角部上を滑る
等の理由から、最内側のエンドレスバンド1dが早期に
劣下し、層状エンドレスバンド1、従って伝動Vベルト
の耐久性が著しく悪かった。
形ブロック2と最内側にかけるエンドレスバンド1dと
の間で動力の受渡しを行なうことになるため、このエン
ドレスバンド1dがV形ブロック2との接触部5におい
てこのV形ブロック上を滑る他、負荷に応じた引張力を
受け、又V形ブロック2が動力伝達方向に傾斜した時接
触@5のエンドレスバンド1の長手方向の角部上を滑る
等の理由から、最内側のエンドレスバンド1dが早期に
劣下し、層状エンドレスバンド1、従って伝動Vベルト
の耐久性が著しく悪かった。
本考案は最内側におけるエンドレスバンド1dの寿命を
短かくする原因の1つになっている上記負荷に応じた引
張力をエンドレスバンド1dが受けないようにすれば、
エンドレスバンド1dの寿命をその分長くでき、従来の
問題点を解消し得るとの観点から、この着想を具体化し
た伝動Vベルトを提供しようとするものである。
短かくする原因の1つになっている上記負荷に応じた引
張力をエンドレスバンド1dが受けないようにすれば、
エンドレスバンド1dの寿命をその分長くでき、従来の
問題点を解消し得るとの観点から、この着想を具体化し
た伝動Vベルトを提供しようとするものである。
以下、図示の実施例により本考案を詳細に説明する。
第4図は本考案伝動Vベルトのエンドレスバンド1a〜
1dを示し、第4図aは最内側のエンドレスバンド1d
を除<エンドレスバンドIa〜1cの層状結合体を、又
第4図すは最内側のエンドレスバンド1dのみを夫々示
す。
1dを示し、第4図aは最内側のエンドレスバンド1d
を除<エンドレスバンドIa〜1cの層状結合体を、又
第4図すは最内側のエンドレスバンド1dのみを夫々示
す。
本考案においては、最内側にネ・けるエンドレスバンド
1dを真円状態でその外径D′が同じ真円状態で直ぐ外
測におけるエンドレスバンド1cの内径りより大きくな
るようにして、エンドレスバンド1dの外周長をエンド
レスバンド1cの内周長よシ若干長くする。
1dを真円状態でその外径D′が同じ真円状態で直ぐ外
測におけるエンドレスバンド1cの内径りより大きくな
るようにして、エンドレスバンド1dの外周長をエンド
レスバンド1cの内周長よシ若干長くする。
但し、これら局長の差はBエンドレスバンドf a〜1
cの層状結合体が弾性伸長し得る長さにとどめる。
cの層状結合体が弾性伸長し得る長さにとどめる。
そして、このように寸法決めしたエンドレスバンドId
をエンドレスバンド1c内に嵌め合せて層状エンドレス
バンド1(第1図乃至第3図参照)となし、この層状エ
ンドレスバンド1にその長手方向へ隙間なくぎつしシと
配列して多数のV形ブロック2(第1図乃至第3図参照
)を設け、この時エンドレスバンド1dは他のエンドレ
スバンド1a〜1Cの層状結合体より小さな張力を持っ
てこの層状結合体に組付けられる。
をエンドレスバンド1c内に嵌め合せて層状エンドレス
バンド1(第1図乃至第3図参照)となし、この層状エ
ンドレスバンド1にその長手方向へ隙間なくぎつしシと
配列して多数のV形ブロック2(第1図乃至第3図参照
)を設け、この時エンドレスバンド1dは他のエンドレ
スバンド1a〜1Cの層状結合体より小さな張力を持っ
てこの層状結合体に組付けられる。
次に、かかる本考案伝動Vベルトの作用を説明する。
第1図にかいて、プライマリプーリ3及びセカンダリプ
ーリ4のV溝を狭めると、これらV溝の対向面はV形ブ
ロック2をその両端傾斜面2a(第2図及び第3図参照
)との共動により、プーリ3,4の半径方向外方へ変位
させ、層状エンドレスバンド1を緊張させる。
ーリ4のV溝を狭めると、これらV溝の対向面はV形ブ
ロック2をその両端傾斜面2a(第2図及び第3図参照
)との共動により、プーリ3,4の半径方向外方へ変位
させ、層状エンドレスバンド1を緊張させる。
この状態で、プライマリプーリ3を回転駆動すると、回
転はプライマリプーリ3からそのV溝対向面と摩擦係合
するV形ブロック2に伝達され、更にV形ブロック2と
層状エンドレスバンド1との摩擦によシ当該バンド1に
伝達され、このバンド1からセカンダリプーリ4側のV
形ブロック2を経てセカンダリプーリ4に伝達される。
転はプライマリプーリ3からそのV溝対向面と摩擦係合
するV形ブロック2に伝達され、更にV形ブロック2と
層状エンドレスバンド1との摩擦によシ当該バンド1に
伝達され、このバンド1からセカンダリプーリ4側のV
形ブロック2を経てセカンダリプーリ4に伝達される。
かかる作用中、プライマリプーリ3に巻込1れる側の本
考案伝動Vベルトの走行部分は負荷に応じて張力を増加
され、逆側の走行部分は張力を減じられ、これら張力の
差として動力がプライマリプーリ3からセカンダリプー
リ4に伝達される。
考案伝動Vベルトの走行部分は負荷に応じて張力を増加
され、逆側の走行部分は張力を減じられ、これら張力の
差として動力がプライマリプーリ3からセカンダリプー
リ4に伝達される。
この時、動力伝達系路の一部を構成する層状エンドレス
バンド1ば、最内側のエンドレスバンド1dが前述した
ように直ぐ外側のエンドレスバンド1cよジ若干長いた
め、エンドレスバンド1dがV形ブロック2との間で摩
擦により動力の受渡しを行ない、その結果他のエンドレ
スバンド1 etlb、1aに順次張力を附与して、前
記所定の動力伝達を行なうよう機能する。
バンド1ば、最内側のエンドレスバンド1dが前述した
ように直ぐ外側のエンドレスバンド1cよジ若干長いた
め、エンドレスバンド1dがV形ブロック2との間で摩
擦により動力の受渡しを行ない、その結果他のエンドレ
スバンド1 etlb、1aに順次張力を附与して、前
記所定の動力伝達を行なうよう機能する。
つ筐り、最内側のエンドレスバンド1dはV形ブロック
2との間で摩擦により動力の受渡しを行なうだけで、張
力を殆んど受けず、動力伝達のための張力を他のエンド
レスバンド1a〜1cによシ受持つため、従来早期に劣
化していたエンドレスバンド1dの寿命を延ばし、伝動
Vベルトの耐久性を向上させることができる。
2との間で摩擦により動力の受渡しを行なうだけで、張
力を殆んど受けず、動力伝達のための張力を他のエンド
レスバンド1a〜1cによシ受持つため、従来早期に劣
化していたエンドレスバンド1dの寿命を延ばし、伝動
Vベルトの耐久性を向上させることができる。
なお、かかる本考案伝動Vベルトでは、上述したように
最内側のエンドレスバンド1dが張力を受持たないため
、その厚さを以下の理由から第5図の如く他のエンドレ
スバンド1a〜1cの厚すtよりAtだけ厚くすること
ができる。
最内側のエンドレスバンド1dが張力を受持たないため
、その厚さを以下の理由から第5図の如く他のエンドレ
スバンド1a〜1cの厚すtよりAtだけ厚くすること
ができる。
即ち、従来エンドレスバンド1a〜1dには動力伝達の
ための張力分の応力と、走行手軽に起因する曲げ応力と
が同時に作用し、応力負担が大きいことからエンドレス
バンド1a〜1dを全て厚さt以上にできなかったが、
本考案にかいては最内側のエンドレスバンド1dが動力
伝達のための張力を受けないため、その厚さを応力負担
の軽い分、Jtだけ厚くでき、耐久性を益々向上させる
ことができる。
ための張力分の応力と、走行手軽に起因する曲げ応力と
が同時に作用し、応力負担が大きいことからエンドレス
バンド1a〜1dを全て厚さt以上にできなかったが、
本考案にかいては最内側のエンドレスバンド1dが動力
伝達のための張力を受けないため、その厚さを応力負担
の軽い分、Jtだけ厚くでき、耐久性を益々向上させる
ことができる。
第1図は本考案に係わる伝動Vベルトを無段変速機に用
いて示す側面図、第2図は同Vベルトの横断面図、第3
図は同Vベルトの他の例を示す横断面図、第4図は本考
案Vベルトのエンドレスバンドを最内側のものと他のも
のとで分解して示す側面図、第5図は本考案Vベルトの
他の例を示す層状エンドレスバンドの部分側面図である
。 1・・・層状エンドレスバンド、1a〜1d・・・エン
ドレスバンド、2・・・V形ブロック、2a・・・両端
傾斜函、3・・・プライマリプーリ、4・・・セカンダ
リプーリ、5・・・摩擦接触部。
いて示す側面図、第2図は同Vベルトの横断面図、第3
図は同Vベルトの他の例を示す横断面図、第4図は本考
案Vベルトのエンドレスバンドを最内側のものと他のも
のとで分解して示す側面図、第5図は本考案Vベルトの
他の例を示す層状エンドレスバンドの部分側面図である
。 1・・・層状エンドレスバンド、1a〜1d・・・エン
ドレスバンド、2・・・V形ブロック、2a・・・両端
傾斜函、3・・・プライマリプーリ、4・・・セカンダ
リプーリ、5・・・摩擦接触部。
Claims (1)
- 複数のエンドレスバンドを層状に密に重ね合せて具え、
最内側にかけるエンドレスバンドの内周面と摩擦接触す
る多数のV形ブロックを前記層状エンドレスバンドにそ
の長手方向へ隙間なく配列して設け、前記V形ブロック
の両端傾斜面を夫々プーリのV溝対向面に摩擦係合させ
て用いる伝動Vベルトにおいて、層状エンドレスバンド
の最内側におけるエンドレスバンドの外同長さをその直
ぐ外側にあるエンドレスバンドの内周長さより長<シ、
これら長さの差を、最内側におけるエンドレスバンドか
たる昔ない状態でその直ぐ外側にあるエンドレスバンド
が他の外側エンドレスバンドと共に弾性伸長されるよう
決定したことを特徴とする伝動Vベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6795780U JPS5850136Y2 (ja) | 1980-05-16 | 1980-05-16 | 伝動vベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6795780U JPS5850136Y2 (ja) | 1980-05-16 | 1980-05-16 | 伝動vベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56168642U JPS56168642U (ja) | 1981-12-12 |
JPS5850136Y2 true JPS5850136Y2 (ja) | 1983-11-15 |
Family
ID=29661928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6795780U Expired JPS5850136Y2 (ja) | 1980-05-16 | 1980-05-16 | 伝動vベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5850136Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4690738B2 (ja) * | 2005-02-14 | 2011-06-01 | 本田技研工業株式会社 | 金属ベルト |
JP5418492B2 (ja) * | 2010-12-29 | 2014-02-19 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 伝動ベルトおよびその製造方法 |
-
1980
- 1980-05-16 JP JP6795780U patent/JPS5850136Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56168642U (ja) | 1981-12-12 |
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