JPS5849359B2 - 無被包ア−ク溶接用ワイヤ - Google Patents
無被包ア−ク溶接用ワイヤInfo
- Publication number
- JPS5849359B2 JPS5849359B2 JP6405078A JP6405078A JPS5849359B2 JP S5849359 B2 JPS5849359 B2 JP S5849359B2 JP 6405078 A JP6405078 A JP 6405078A JP 6405078 A JP6405078 A JP 6405078A JP S5849359 B2 JPS5849359 B2 JP S5849359B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hematite
- unencapsulated
- wire
- arc welding
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K35/00—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
- B23K35/22—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
- B23K35/36—Selection of non-metallic compositions, e.g. coatings, fluxes; Selection of soldering or welding materials, conjoint with selection of non-metallic compositions, both selections being of interest
- B23K35/3601—Selection of non-metallic compositions, e.g. coatings, fluxes; Selection of soldering or welding materials, conjoint with selection of non-metallic compositions, both selections being of interest with inorganic compounds as principal constituents
- B23K35/3603—Halide salts
- B23K35/3605—Fluorides
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Nonmetallic Welding Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動および半自動溶接法において、シールドガ
スあるいは散布フラツクスを併用しないいわゆる無被包
アーク溶接に使用する複合ワイヤに係るものである。
スあるいは散布フラツクスを併用しないいわゆる無被包
アーク溶接に使用する複合ワイヤに係るものである。
無被包アーク溶接法はガスシールド溶接法あるいは潜孤
溶接法に比べ、溶接が極めて簡便であり、また、自己シ
ールド機構が強化されているため、風による溶接欠陥発
生もほとんどないことから、現場施工に好んで採用され
て来た。
溶接法に比べ、溶接が極めて簡便であり、また、自己シ
ールド機構が強化されているため、風による溶接欠陥発
生もほとんどないことから、現場施工に好んで採用され
て来た。
しかし、従来の無被包アーク溶接用ワイヤには大気中の
有害元素である窒素、酸素による溶着金属の気孔発生を
防止するため、Al,Mf等の脱ガス剤が多量に添加さ
れており、このAJI?が溶着金属に多く歩留って、切
欠靭性が低下する現象が現われる欠点があった。
有害元素である窒素、酸素による溶着金属の気孔発生を
防止するため、Al,Mf等の脱ガス剤が多量に添加さ
れており、このAJI?が溶着金属に多く歩留って、切
欠靭性が低下する現象が現われる欠点があった。
また、CaF2を主たる金属ふつ化物として使用して来
た従来の複合ワイヤでは、CaF2はスラグの流動性を
著しく大きくするため、MLiIO等を加えて流動性を
調節したとしても、立向姿勢や上向姿勢におげるビード
形成性に不満があり、全姿勢溶接性が要求される現場施
工への適用は今一つ決め手を欠くきらいがあった。
た従来の複合ワイヤでは、CaF2はスラグの流動性を
著しく大きくするため、MLiIO等を加えて流動性を
調節したとしても、立向姿勢や上向姿勢におげるビード
形成性に不満があり、全姿勢溶接性が要求される現場施
工への適用は今一つ決め手を欠くきらいがあった。
このため、従来の無被包アーク溶接用ワイヤは溶接が簡
便であるとの理由で現場溶接に適用されては来たが、こ
れも鋼管杭の横向姿勢溶接のごとき切欠靭性をそれ程要
求しない、ごく一部の用途に限定されていた。
便であるとの理由で現場溶接に適用されては来たが、こ
れも鋼管杭の横向姿勢溶接のごとき切欠靭性をそれ程要
求しない、ごく一部の用途に限定されていた。
したがって近年、石油を始めとする海底資源採掘のため
の海洋構造物の建造が増加して来ても、これらへの適用
は低温切欠靭性と全姿勢溶接性の面から難しい状況であ
った。
の海洋構造物の建造が増加して来ても、これらへの適用
は低温切欠靭性と全姿勢溶接性の面から難しい状況であ
った。
このため、すぐれた低温切欠靭性とすぐれた全姿勢溶接
性が要求されるBS4360−50D鋼などを用いる海
洋構造物の施工に適用可能な、簡便な無被包アーク溶接
用ワイヤの開発が強く望まれていた。
性が要求されるBS4360−50D鋼などを用いる海
洋構造物の施工に適用可能な、簡便な無被包アーク溶接
用ワイヤの開発が強く望まれていた。
本発明者らは、この様な産業界の要望に答えるべく、全
姿勢溶接性の検討と溶着金属の切欠靭性の改善研究を長
年にわたって行なった結果、複合ワイヤに適量の金属ふ
つ化物、ヘマタイト、Al,MPおよびMnを含有させ
ることにより上記の問題を全て解決できるという知見を
得た。
姿勢溶接性の検討と溶着金属の切欠靭性の改善研究を長
年にわたって行なった結果、複合ワイヤに適量の金属ふ
つ化物、ヘマタイト、Al,MPおよびMnを含有させ
ることにより上記の問題を全て解決できるという知見を
得た。
すなわち、本発明はワイヤ全重量に対しBaF2が30
重量φ以上である金属ふつ化物5〜15%、ヘマタイト
0.5〜8.0%、A[0.5〜3.0%、Mg0.5
〜4.0%、Mn 0. 5 〜3. 0%を必須とし
、まタハコれにさらにT i 0.0 1=0.1%、
B0.002〜0.07%を含有する無被包アーク溶接
用ワイヤであって、特に、ヘマタイトの50%以上をγ
−へマタイトとすることにより、極めてすぐれた全姿勢
溶接性と低温切欠靭性を示す複合ワイヤが得られること
を確認したものである。
重量φ以上である金属ふつ化物5〜15%、ヘマタイト
0.5〜8.0%、A[0.5〜3.0%、Mg0.5
〜4.0%、Mn 0. 5 〜3. 0%を必須とし
、まタハコれにさらにT i 0.0 1=0.1%、
B0.002〜0.07%を含有する無被包アーク溶接
用ワイヤであって、特に、ヘマタイトの50%以上をγ
−へマタイトとすることにより、極めてすぐれた全姿勢
溶接性と低温切欠靭性を示す複合ワイヤが得られること
を確認したものである。
以下に、本発明になる無被包アーク溶接用ワイヤを上記
構成とした理由につき詳細に説明する。
構成とした理由につき詳細に説明する。
先ず、金属ふつ化物を使用した主たる目的はガス発生物
質として、アークおよび溶融池を大気よりシールドし脱
ガス性元素の効果を十分発揮させることと、溶着金属を
被包するスラグ剤として、ビード形状を改善することの
2点である。
質として、アークおよび溶融池を大気よりシールドし脱
ガス性元素の効果を十分発揮させることと、溶着金属を
被包するスラグ剤として、ビード形状を改善することの
2点である。
本発明では金属ふつ化物として主にBaF2を使用する
が、CaF2 ,NaF,AlF3MgF2, L i
F , S rF2, LaF3やK2ZrF6,N
a2ZrF6,K2TiF6,Na2TiF6などの金
属ふつ化物についても研究し、これらの物質によっても
BaF2と同様のシールド効果が得られることも明らか
にした。
が、CaF2 ,NaF,AlF3MgF2, L i
F , S rF2, LaF3やK2ZrF6,N
a2ZrF6,K2TiF6,Na2TiF6などの金
属ふつ化物についても研究し、これらの物質によっても
BaF2と同様のシールド効果が得られることも明らか
にした。
K2ZrF6,Na2ZrF6などZrを含むフっ素錯
塩は切欠靭性改善に有効なことも判っている。
塩は切欠靭性改善に有効なことも判っている。
また、NaF,LiF,SrF2などは少量添加により
アークを安定にすることができる。
アークを安定にすることができる。
しかし、BaF2を除いては、全姿勢溶接ワイヤには大
量に使用し難く、いずれもビード形戒性の点でBaF2
に劣り、この補助的効果の大きいことが判った。
量に使用し難く、いずれもビード形戒性の点でBaF2
に劣り、この補助的効果の大きいことが判った。
さて本発明では種々の脱ガス性元素を使用するため溶接
中に形威される酸化物、主としてAl203,MgO,
ZrO2などによるスラグ融点と粘性の向上効果で作業
性は悪化しやすい。
中に形威される酸化物、主としてAl203,MgO,
ZrO2などによるスラグ融点と粘性の向上効果で作業
性は悪化しやすい。
そこで、上記金属ふつ化物を添加し、スラグ物性の調整
を計る必要があった。
を計る必要があった。
金属ふり化物の添加量は5饅未満では上記効果がなく、
一方15%を超えると逆にスラグの粘性と融点は低下す
るので好ましくない。
一方15%を超えると逆にスラグの粘性と融点は低下す
るので好ましくない。
以上の理由により、金属ふつ化物の適正範囲は5〜15
%とする。
%とする。
また、金属ふつ化物のうち、30%以上をBaF2とし
た理由は立向姿勢や上向姿勢におけるビード形成を良好
にするためである。
た理由は立向姿勢や上向姿勢におけるビード形成を良好
にするためである。
すなわち、ワイヤ全重量に対しA[2.0%,MS’1
.5優,Mn1.5%へマタイト5%を含有し、残り1
0%において、BaF2と、CaF2の比を種々に変え
たフランクスな各種配合し、これを軟鋼帯鋼に充填し、
ワイヤ径2.4fの複合ワイヤを試作し、溶接速度3〜
6crrt/ginの範囲で立向姿勢溶接におけるビー
ド形成良好な最大溶接電流(電圧適正)と金属ふつ化物
中のBaF2の割合の関係を明らかにした。
.5優,Mn1.5%へマタイト5%を含有し、残り1
0%において、BaF2と、CaF2の比を種々に変え
たフランクスな各種配合し、これを軟鋼帯鋼に充填し、
ワイヤ径2.4fの複合ワイヤを試作し、溶接速度3〜
6crrt/ginの範囲で立向姿勢溶接におけるビー
ド形成良好な最大溶接電流(電圧適正)と金属ふつ化物
中のBaF2の割合の関係を明らかにした。
第1図の試験結果にみられるように、金属ふつ化物中の
BaF2の割合が30%以上となると立向姿勢溶接にお
げるビード形成良好な最大電流が急激に上昇する。
BaF2の割合が30%以上となると立向姿勢溶接にお
げるビード形成良好な最大電流が急激に上昇する。
このため本発明ワイヤによれば、立向姿勢溶接能率が著
しく向上する。
しく向上する。
したがって金属ふつ化物のうち30%以上はBaF2で
あることが必要である。
あることが必要である。
次に、本発明ワイヤにおいて、ヘマタイトを使用した理
由は、無被包アーク溶接用ワイヤにてしばしば問題とな
る吸湿現象を極力避けるためである。
由は、無被包アーク溶接用ワイヤにてしばしば問題とな
る吸湿現象を極力避けるためである。
すなわち、複合ワイヤに充填するフシックス中鉄分の吸
湿現象を調べた結果、鉄粉の形態で添加するよりヘマタ
イトの形態の方が吸湿し難いことが判ったためである。
湿現象を調べた結果、鉄粉の形態で添加するよりヘマタ
イトの形態の方が吸湿し難いことが判ったためである。
このため、ヘマタイトを使用した本発明ワイヤは溶着金
属の耐気孔性が改善された他、拡散性水素量が低減し、
耐冷間割れ性をも改善できることが判った。
属の耐気孔性が改善された他、拡散性水素量が低減し、
耐冷間割れ性をも改善できることが判った。
さらに、ヘマタイトの使用により、溶着金属の過脱酸状
態が解消される結果、切欠靭性が改善゛されることも判
った。
態が解消される結果、切欠靭性が改善゛されることも判
った。
ヘマタイトの添加量は0.5%未満では上記効果がなく
、一方8%を超えると、溶着金属へ過剰の酸素を供給す
るため脱酸不足となり、あるいは酸化物として生成され
るAA203,MfOが過剰となり作業性が悪化するた
め好ましくない。
、一方8%を超えると、溶着金属へ過剰の酸素を供給す
るため脱酸不足となり、あるいは酸化物として生成され
るAA203,MfOが過剰となり作業性が悪化するた
め好ましくない。
以上の理由により、ヘマタイトの適正範囲は0.5〜8
優とする。
優とする。
また、上記へマタイトの内、50%以上なγヘマタイト
とすると、その強磁性体である性質を利用することによ
り、アークに集中性を持たせるかくして製造された本発
明の複合材料は、クロム層及びクロム・珪素合金層から
なる中間層を介して鉄系金属とアルミニウム系金属とが
接合されてかり、鋳放しの11でも接合強度が犬である
ばかりでなく、高温長時間の加熱、或いはアルミニウム
系金属の種々の熱処理を施してもその接合強度が低下し
ない優れた性質を有する。
とすると、その強磁性体である性質を利用することによ
り、アークに集中性を持たせるかくして製造された本発
明の複合材料は、クロム層及びクロム・珪素合金層から
なる中間層を介して鉄系金属とアルミニウム系金属とが
接合されてかり、鋳放しの11でも接合強度が犬である
ばかりでなく、高温長時間の加熱、或いはアルミニウム
系金属の種々の熱処理を施してもその接合強度が低下し
ない優れた性質を有する。
これは、接合境界に介在するクロム層により高温長時間
の加熱によってもF e − A l間の直接的な拡散
による脆弱なFe−Al合金層の形成を有効に防止でき
1たクロム・珪素合金層によりC r −A I間の恒
常的な拡散を防止でき、結局、高温長時間の加熱等によ
っても接合強度の低下を起さないからである。
の加熱によってもF e − A l間の直接的な拡散
による脆弱なFe−Al合金層の形成を有効に防止でき
1たクロム・珪素合金層によりC r −A I間の恒
常的な拡散を防止でき、結局、高温長時間の加熱等によ
っても接合強度の低下を起さないからである。
なあ・、本発明の複合材料にあ・ける接合境界面にクロ
ム層と、クロム・珪素合金層が形成されていることは顕
微鏡写真によって確められるし(後述の第1図参照)、
1たX線マイクロアナライザー解析図等(たとえば後述
の第7図参照)からも確められた。
ム層と、クロム・珪素合金層が形成されていることは顕
微鏡写真によって確められるし(後述の第1図参照)、
1たX線マイクロアナライザー解析図等(たとえば後述
の第7図参照)からも確められた。
次に実施例を比較例とともに示す。
実施例 I
JIS−SS41丸棒端面に、通常の電気メッキ法によ
り30μのクロムメッキを施したのち、純アルミニウム
溶湯(780℃)に30秒浸漬しクロム渡金面をアルミ
ナイジング処理をし、これを金型にセットして表1に記
載の珪素含有量が異なる種々のアルミニウム系金属を鋳
造した。
り30μのクロムメッキを施したのち、純アルミニウム
溶湯(780℃)に30秒浸漬しクロム渡金面をアルミ
ナイジング処理をし、これを金型にセットして表1に記
載の珪素含有量が異なる種々のアルミニウム系金属を鋳
造した。
得られた接合棒及びその熱処理物について接合強度を測
定した。
定した。
その結果は表1に示すとかりであった。
実施例 2
実施例1にかけると同一のSS4 1丸棒に同様にして
30μのメッキを施した後、11.7咎の珪素を含有す
るアルミニウム系金層溶湯(750℃)に30秒浸漬し
てクロムメッキ面をアルミナイジング処理し、これを金
型にセットし、純アルミニウムを鋳造した。
30μのメッキを施した後、11.7咎の珪素を含有す
るアルミニウム系金層溶湯(750℃)に30秒浸漬し
てクロムメッキ面をアルミナイジング処理し、これを金
型にセットし、純アルミニウムを鋳造した。
得られた接合棒及びその熱処理物について接合強度を測
定した結果を第1に示す。
定した結果を第1に示す。
表1に示された結果から明らかなように、本発明の複合
材料(接合棒)は鋳放し品の11で接合強度が犬であり
、高温長時間の熱処理等を行った後にあ・いてもその接
合強度が低下しない。
材料(接合棒)は鋳放し品の11で接合強度が犬であり
、高温長時間の熱処理等を行った後にあ・いてもその接
合強度が低下しない。
これに対し、接合境界面にクロム層が形威されているが
クロム・珪素合金層が形成されていない比較例1接合電
気抵抗値としtも 表2に示された結果から明らかなように、実施例1のA
4の接合棒は高温長時間加熱によって接合強度が低下せ
ず、接合電気抵抗値の増加も微少である。
クロム・珪素合金層が形成されていない比較例1接合電
気抵抗値としtも 表2に示された結果から明らかなように、実施例1のA
4の接合棒は高温長時間加熱によって接合強度が低下せ
ず、接合電気抵抗値の増加も微少である。
これに対し、アル・フィン法による比較例2の接合棒は
これとは対照的に、高温長時間加熱によって接合強度が
著しく低下し、逆に接合電気抵抗値が著しく増加する。
これとは対照的に、高温長時間加熱によって接合強度が
著しく低下し、逆に接合電気抵抗値が著しく増加する。
1た、クロムメッキ層の代りにニッケルメリキ層を設け
た比較例3の接合棒は、鋳放し品の接合強度が犬である
が、高温長時間加熱により接合強度が著しく低下し、逆
に接合電気抵抗値が著しく増加する。
た比較例3の接合棒は、鋳放し品の接合強度が犬である
が、高温長時間加熱により接合強度が著しく低下し、逆
に接合電気抵抗値が著しく増加する。
実施例1(A4)の接合棒と比較例2又は3の接合棒間
においてかかる差が生ずる原因は、比較例2のアルフイ
ン法のものにあ・いては加熱によってFe・A1合金層
が発達し、かつ熱変化によって合金層及び境界部にクラ
ツクが生ずるためである。
においてかかる差が生ずる原因は、比較例2のアルフイ
ン法のものにあ・いては加熱によってFe・A1合金層
が発達し、かつ熱変化によって合金層及び境界部にクラ
ツクが生ずるためである。
1たニッケルメッキ層を設けた比較例3のものにかいて
は、Fe−AI合金の生成を防止できる毛ののNi−A
I間にかいて拡散合金化が進行し、かつ熱変化による膨
脹差に対しNi−AI間の接合強度が追随できないこと
によるものである。
は、Fe−AI合金の生成を防止できる毛ののNi−A
I間にかいて拡散合金化が進行し、かつ熱変化による膨
脹差に対しNi−AI間の接合強度が追随できないこと
によるものである。
このように、本発明の接合棒は高温長時間加熱によって
も接合強度及び接合電気抵抗値に殆んど変化が々〈、比
較例2及び比較例3の複合材に較べて著しく優れた複合
材料である。
も接合強度及び接合電気抵抗値に殆んど変化が々〈、比
較例2及び比較例3の複合材に較べて著しく優れた複合
材料である。
実施例 3
吸気孔、排気孔及び掃気孔を有する鋳鉄製シリンダー用
スリーブの外周に電気メッキ法で硬質クロムメッキ(厚
さ15μ)を施した後、これを純アルミニウム溶湯(7
50℃)に20秒浸漬した。
スリーブの外周に電気メッキ法で硬質クロムメッキ(厚
さ15μ)を施した後、これを純アルミニウム溶湯(7
50℃)に20秒浸漬した。
次いで、中子をセットし、金型に入れ、AC4Bアルミ
ニウム合金溶湯(Si含有量8.5%)を鋳造し、一体
化させた。
ニウム合金溶湯(Si含有量8.5%)を鋳造し、一体
化させた。
次いで、これをAC4B合金の強度改善及び寸法変化改
善のために500℃で5時間加熱後水焼入れし、さらに
250℃で3時間焼き戻し処理(T7処理)を行なった
が、スリーブとAC4B合金間の剥離を起さなかった。
善のために500℃で5時間加熱後水焼入れし、さらに
250℃で3時間焼き戻し処理(T7処理)を行なった
が、スリーブとAC4B合金間の剥離を起さなかった。
また、このシリンダーは長期間のエンジン運転による熱
歪にも耐えることができた。
歪にも耐えることができた。
次に、第7図は本発明の複合材料の接合部のE,P−M
−A線分析結果の一例を示したものである。
−A線分析結果の一例を示したものである。
この分析結果から明らかなように、本発明の複合材料の
接合部には鉄系金属側から順次にクロム層と、クロム及
び珪素を含有する合金層とが形成されている。
接合部には鉄系金属側から順次にクロム層と、クロム及
び珪素を含有する合金層とが形成されている。
なpこの分析条件は下記にしたがった。
第1図、第2図及び第3図は、実施例1のA3の接合棒
、比較例1の接合棒及び比較例2の接合棒の各接合部の
顕微鏡写真(拡大倍率250倍)を示す。 1た、第4図、第5図及び第6図は、第1図〜第3図に
示された各接合棒の加熱処理後の各接合部の顕微鏡写真
(拡大倍率250倍)をそれぞれ示す。 第7図は本発明の複合材料の接合部のE−P−M−A線
分析結果の一例を示したものであり、図中のE−B・工
は吸収電流を示す。 図面の簡単な説明 第1図は立向姿勢溶接における、 ビード形成良 好な最太電流値と金属ふつ化物中のBaF2合との関係
を示した図である。 の割
、比較例1の接合棒及び比較例2の接合棒の各接合部の
顕微鏡写真(拡大倍率250倍)を示す。 1た、第4図、第5図及び第6図は、第1図〜第3図に
示された各接合棒の加熱処理後の各接合部の顕微鏡写真
(拡大倍率250倍)をそれぞれ示す。 第7図は本発明の複合材料の接合部のE−P−M−A線
分析結果の一例を示したものであり、図中のE−B・工
は吸収電流を示す。 図面の簡単な説明 第1図は立向姿勢溶接における、 ビード形成良 好な最太電流値と金属ふつ化物中のBaF2合との関係
を示した図である。 の割
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ワイヤ全重量に対し、BaF2が30重量φ以上で
ある金属ふつ化物5〜15%、ヘマタイト0.5〜8%
、Ai.5〜3%、M10.5〜4%、M n 0.
5〜3%を含有することを特徴とする無被包アーク溶接
用ワイヤ。 2 ヘマタイトの内50%以上がγ−ヘマタイトである
特許請求の範囲第1項記載の無被包アーク溶接用ワイヤ
。 3 ワイヤ全重量に対し、BaF2が30重量φ以上で
ある金属ふつ化物5〜15%、ヘマタイト0.5〜8%
、AA!0.5〜3%、M10.5〜4%、Mn0.5
〜3%に、さらにT i 0.0 1〜0.1%、B0
.002〜0.07を含有することを特徴とする無被包
アーク溶接用ワイヤ。 4 ヘマタイトの内50%以上がγ−へマタイトである
特許請求の範囲第3項記載の無被包アーク溶接用ワイヤ
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6405078A JPS5849359B2 (ja) | 1978-05-29 | 1978-05-29 | 無被包ア−ク溶接用ワイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6405078A JPS5849359B2 (ja) | 1978-05-29 | 1978-05-29 | 無被包ア−ク溶接用ワイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54155139A JPS54155139A (en) | 1979-12-06 |
JPS5849359B2 true JPS5849359B2 (ja) | 1983-11-04 |
Family
ID=13246870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6405078A Expired JPS5849359B2 (ja) | 1978-05-29 | 1978-05-29 | 無被包ア−ク溶接用ワイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5849359B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6016378U (ja) * | 1983-07-14 | 1985-02-04 | 三菱樹脂株式会社 | 記憶媒体収納カセツト |
JPS60192180U (ja) * | 1984-05-25 | 1985-12-20 | 三菱樹脂株式会社 | フロツピ−デイスクジヤケツト |
JPS6164683U (ja) * | 1984-10-03 | 1986-05-02 | ||
JPH0135354Y2 (ja) * | 1984-11-20 | 1989-10-27 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS61154794A (ja) * | 1984-12-27 | 1986-07-14 | Kawasaki Steel Corp | 無被包ア−ク溶接用コア−ドワイヤ |
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1978
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