JPS5849147B2 - パン酵母醪含有飼料 - Google Patents

パン酵母醪含有飼料

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JPS5849147B2
JPS5849147B2 JP54119335A JP11933579A JPS5849147B2 JP S5849147 B2 JPS5849147 B2 JP S5849147B2 JP 54119335 A JP54119335 A JP 54119335A JP 11933579 A JP11933579 A JP 11933579A JP S5849147 B2 JPS5849147 B2 JP S5849147B2
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JP
Japan
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JP54119335A
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JPS5645161A (en
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昭芳 増田
勝三郎 田中
勉 有塚
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Nippon Beet Sugar Manufacturing Co Ltd
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Nippon Beet Sugar Manufacturing Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
    • Y02P60/87Re-use of by-products of food processing for fodder production

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  • Fodder In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、加熱及び長期貯蔵に対し安定に活性パン酵
母醪を含1しめた飼料に関するものである。
近年、牛豚等の家畜動物の飼養技術が大きく変化し、こ
れら動物の生理適性を無視して濃厚飼料?多量に給与し
、自然条件とは及びつかない程と〈短期間で肥育すると
か或は高泌乳を強いられている。
このような強制に伴って消化器障害も多発してむり、そ
の予防が大きな課題として提起されている。
本発明者らは上記弊害を酵母の酵素作用を利用して除さ
んとして研究を進めた。
即ち、酵母の中パン酵母を家畜に給与すると、消化酵素
の作用により、体内に摂取された食餌の消化を促進する
とか、胃の中の醗酵を活発にして消化器管に起りがちな
各種障害の予防、あるいは、疾病あるいは寄生虫による
食欲減退の回復せしめる等の効果があることが知られて
いるが、生きた状態のパン酵母を飼料に添加するには酵
母を分離して水洗し、低温乾燥するか真空乾燥するなど
の手段を構しねばならず、このため高価となり飼料原料
として不向きである。
又、飼料の貯蔵は極めてラフな条件で行なわれる関係上
、添加したパン用乾燥酵母は急速に失活し実用的でない
このため従来、安価な飼料用酵母が特に幼家畜動物向の
飼料に混合して使用されているが、これら飼料酵母は、
高温乾燥して製品化されているので活性は消失してむり
、蛋白源、ネラル源、ビタン、及びその他微量栄養素の
補給を目的とするものであって酵母自体の活性力を利用
する目的のものではない。
更には又酵母の飼料用途として、特開昭49−3516
3号のように、バガスに酵母を加えて醗酵することによ
って蛋白リッチなバガス飼料を製造せんとする報告もあ
るが、この場合でもバガスの乾燥条件下では酵母は死滅
するのが通常である。
本発明者らは、上記問題を解決せんと研究を進め、安価
に入手できるパン酵母醪に着目し、その飼料価値を人工
ルーメン法により調査した所、栄養生理上好1しいとさ
れている酢酸、プロピオン酸の低級脂肪酸の産生が良好
となり、好筐しくないアンモニア態窒素が抑制されるこ
とが判明した。
又前記パン酵母醪と該醪から分離した酵母を前記人工ル
ーメン法で比較試験すると第1表に示す如くなった。
注■人エルーメン法: T illey and Te
rryの方法に準じ、調製したルーメンジュ ース100mlに試料1gを加えた。
■酵母の添加量は基材に対する乾物重量多。
■Aぱ分離したパン酵母、Bはパン酵母醪。
即ち、パン酵母醪は総酸とくに酢酸の産生量が多く飼料
添加物としては優れていることが判明した。
本発明者らは上記知見に基きパン酵母醪を有効利用せん
と研究を進め、パン酵母培養時の熟或醪を吸着能に優れ
た有機吸着基材に吸着させ、該吸着物を他の飼料原料と
混合することにより、貯蔵性が良く、飼料価値の高い生
きた状態のパン酵母含有飼料とすることができた。
以下この発明について詳細説明すると、使用すルハン酵
母醪トハ、サツ力ロミセス・セレビツシエに属する菌株
を糖蜜主体の培地で通気培養し、熟成させた醪である。
通常該醪中には、乾物として1〜4g/100TLlの
酵母菌体と培養母液を含み、その一分析例を示すと第2
表の通りである。
上記醪はその捷\有機質の吸着基材に添加してもよく、
或は遠心分離機で適当濃度にて濃縮し所望の酵母濃度と
して添加しても良いものである。
吸着基材としてはパン用酵母醪の吸着能のよい農産加工
副産物、例えば乾燥でん粉粕、ビート・パルプ、米糠、
麩等であるが好fL<は甘藷又はばれい薯よりの乾燥澱
粉粕である。
一般に上記吸着基材の吸着能は種類によって異り、乾燥
でん粉粕が最良で1 kgに対し醪2.5kg吸着する
能力を有するが、ビートパルプではその64%、脱脂米
糠では24饅である。
又、醪中の酵母は、吸着基材の種類により生存率を異に
し、飼料の加熱、乾燥に対し最も良好な生存率を示すの
は乾燥でん粉粕である。
パン酵母醪の吸着基材に対する添加量は、酵母菌体含量
により異るが、例えば牛用飼料とする場合成牛飼料中の
酵母の給与適量からして、第2表の醪の場合では1日当
り500g〜200g給与するのが良く、これを前記吸
着基材に吸着させ、次いで他の飼料原料と混合する。
本発明では、上記醪を飼料に吸着させ、飼料とする手段
にむいても特徴を有し、通常パン酵母醪を飼料原料に均
等に添加したのでは醪が飼料原料に完全に吸着されず、
その後の加熱乾燥により酵母が殆んど死滅する。
このため本発明では前記吸着基材にパン酵母醪を1〜5
:1の割合で吸着させ、次いで他の飼料例えば穀類、大
豆粕、魚粉等と混合するものである。
このようにすることにより酵母は、混合による発熱、乾
燥、ペレット化による加熱にも耐え、長期の貯蔵にも酵
母の活性を維持して飼料価値を向上さすものである。
何程の加工工程の高温に耐えるか知るため、パン酵母醪
をポテトパルプ及びビートパルプに吸着させ、60℃及
び80℃のウォーターバス中で1時間振盪加熱してパン
酵母の挙動をメチレンブルー染色法及び加熱後取出して
全糖15多の甜菜糖蜜で培養し、アルコールの生成能で
試験した結果は第3表に示す通りである。
上表より判明する如く、パン酵母醪を吸着基材に吸着し
加熱すると予想以上の高温に耐え見掛け上は死滅しても
完全に死滅するものでなく、その後の培養により回復し
アルコールを生成することが判明し、特にポテトパルプ
は、良好な保護効果を奏することが判明する。
更に、このようにして得られたパン用酵母醪含有飼料中
の酵母活性の貯蔵による安定性について行った試験結果
は第4表に示す通りである。
即ち、20%以上の製品水分とすると貯蔵後取出して醗
酵試験でアルコール生成量が減少する所より酵母の活性
低下が認められ、他の飼料原料と混合し水分は20%以
下とするのが望1しい。
本発明の製品の飼料価値を知るため、第2表のパン酵母
醪をポテトバルプに吸着させ、既存の牛用配合飼料に5
0分の1添加した飼料について、乳牛50頭を使用し、
醪を混合しないものを対照として嗜好試験を行った。
この結果、給与量1回当り2 kg / 1頭を食する
のに対照区が9,2分であるのに対し、本発明の飼料で
は8.4分であり、喰い付きが良く嗜好性が改善される
又泌乳性及び糞便等から健康に及ぼす影響について観察
したところでは、泌乳量が対照区の群よりも約5係高く
なり、健康状態も良好で、優れた飼料であることが判明
した。
上記製品はそのみ\飼料としてもよく、或はペレット化
して飼料としてもよいものである。
以上述べた如く本発明は、安価に入手できるパン用酵母
醪に着目し、酵母の活性を損ずることなきパン酵母醪含
有飼料の製造に成功したのであって、消化器管の障害予
防、食欲の減退回復、健康の増進等多くの利点をもつ飼
料とすることができる。
本発明の飼料は、前記牛用飼料のみならず、鶏用、豚用
、その他一般家畜飼料に使用して生産性を向上さすもの
である。
以下実施例により説明する。
実施例 水分8.4係の馬鈴薯ポテトハルプ1600kgをダブ
ルスクリュー型ミキサーに入れて攪拌しながら、これに
甜菜糖蜜を主原料としてパン酵母菌を培養して得た培養
終了直後のパン酵母醪(pH4.2、パン酵母含量3.
1g乾物/ 1 0 0rnl) 400ゆを散布状に
して添加せしめ、十分に攪拌混合して、パン酵母醪をポ
テトパルプに含浸吸着せしめ、水分25.5%の吸着物
を得た。
これに粉砕とうもろこし、糖蜜、大豆粕、フスマ、カル
シウム、食?、ビタミン剤、微量ネラル剤の飼料原料8
ooo1<9を加え、十分に混合してパン酵母醪を含ん
だ水分18.9%の混合飼料10tを得た。
この混合飼料を、ペレットマシン〔上田式造粒機(商品
名)〕によりペレット化製品となした。
ペレット化に当っては約110℃の水蒸気を作用させる
ので、混合飼料はむよそ80℃の加熱処理を受ける。
このためペレット化前後においてメチレンブルー染色の
判定により染色酵母率は、ペレット化前の25優に対し
ペレット化後は95係と増加するが、培養による判定で
は実質失活したパン酵母は24%であった。
これを室温にち・いて60日間貯蔵しても、パン酵母活
性の変化は殆んど認められず良好に保持されていた。
この60日間貯蔵のべレソト飼料を乳牛に給与したとこ
ろ、食いつきもよ〈、泌乳量もパン酵母醪を含1しめな
いペレット製品に比べて、1日平均泌乳量(FCMで)
5係高と良い結果をもたらした。
又給与前後の観察から健康状態は全く正常に保持されて
いた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有機質の吸着基材にパン酵母醪を吸着せしめた吸着
    物を他の飼料原料に混合し水分を20%を越えない範囲
    に調整して、パン酵母の活性を加熱および貯蔵に対して
    安定に含會しめたパン酵母醪含有飼料。 2 有機質の吸着基材が乾燥でん粉粕である特許請求の
    範囲第1項記載の飼料。 3 有機質の吸着基材がビートパルプである特許請求の
    範囲第1項記載の飼料。 4 パン酵母醪と有機質の吸着基材の重量比を1:1〜
    1:5の範囲とする特許請求の範囲第1項記載の飼料。
JP54119335A 1979-09-19 1979-09-19 パン酵母醪含有飼料 Expired JPS5849147B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0221101A (ja) * 1988-07-11 1990-01-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 蒸気発生装置

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