JPS5848956B2 - 紙葉類鑑別装置 - Google Patents

紙葉類鑑別装置

Info

Publication number
JPS5848956B2
JPS5848956B2 JP52071125A JP7112577A JPS5848956B2 JP S5848956 B2 JPS5848956 B2 JP S5848956B2 JP 52071125 A JP52071125 A JP 52071125A JP 7112577 A JP7112577 A JP 7112577A JP S5848956 B2 JPS5848956 B2 JP S5848956B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deviation
standard
pattern signal
signal
paper sheets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52071125A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS546437A (en
Inventor
道弘 目瀬
敏則 藤岡
慶一 松田
武 烏野
正員 江尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP52071125A priority Critical patent/JPS5848956B2/ja
Publication of JPS546437A publication Critical patent/JPS546437A/ja
Publication of JPS5848956B2 publication Critical patent/JPS5848956B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (1) 発明の利用分野 本発明は、紙幣、証書類等の紙葉類のすかしや印刷等の
パターンを読み取り、その真偽劃11や種類判定を自動
的に行なう装置に関する。
(2)従来技術 従来、紙幣等の紙業類の鑑別を行なう場合、対象を短手
あるいは長手方向に搬送しながら複数個の光学的あるい
は磁気的なセンサによりパターン識別を行なっていた。
その際、複数種の対象紙葉を同時に扱わねばならないこ
とが多いが、なかんずく短い寸法をもつ対象のパターン
を読み取る場合、位置のバラツキが大きくたとえば対象
の一辺を片面に寄せるような位置決めを行なうことは困
難であった。
また一般にパターン読み取り部に到るまでに傾きを規制
することも難しく、これらのバラツキは読取り部での誤
差として悪影響を与えていた。
(3)発明の目的 本発明の目的は、このような読取りパターンの誤差を減
少させることを狙ったものであり、対象の傾き、位置ず
れに応じて比較参照すべき標準パターンを選択できるよ
うにしたものであり、上記のように傾き、位置ずれが大
きい場合にでも安定に鑑別できる装置を提供することに
ある。
(4)発明の総括説明 上記の目的を達成するために、本発明では搬送時に発生
し得る最大の傾き、位置ずれをいくつかの範囲に分割し
、各範囲毎に標準パターンをあらかじめ記憶させておく
それに対して読み取るべき紙葉類の傾きと位置ずれ量を
検出し、それがいずれの範囲に属するかを判定して該当
する範囲に対応する標準パターンとの比較照合判定を行
なうようにする。
このように傾き、位置ずれ量に応じて標準パターンを切
換えるようにすることにより、紙葉類の位置決めを正確
に行なう必要がなく、かなりの傾き、位置ずれがある場
合でも高い確度でパターン識別が可能となる。
また、傾き、位置ずれの影響を軽減させる目的で、セン
サの横方向の幅を太くする方法も考えられるが、これで
は搬送と直角方向のパターンの分解能を落してしまう。
それに対して、本発明の方式では狭い幅のセンサを用い
ることができ高分解能でパターン鑑別が行なえる。
第1図は本発明の方式を模式的に示したものである。
図中1はたとえば紙幣で、Y方向すなわち短手力向に搬
送されているものとする。
Y1,Y2は傾きを検出するためのセンサ、X5は紙幣
の位置ずれを検出するためのセンサ、P1, P2 ,
・・・・・・・・・,Pnはパターンセンサである。
X8は紙幣のX方向の1次元的な位置を電気信号に変換
するものであれば何でもよく、たとえば光ポテンショメ
ータ、一次元アレイセンサなどの例がある。
またP1, P2 ,・・・・・・・・・,Pnは光セ
ンサまたは磁気センサである。
たとえば図のようにP1, P2 ,・・・・・・・・
・,Pnすべてが紙幣上を通過してから長さlの区間だ
けパターンを検出するとすれば、そのパターンは傾きA
θおよび位置ずれJXに依存して変化してしまう。
そこで本発明ではこのような傾き、位置ずれを、基準ク
ロツクパルスを用いて以下のように測定するようにする
まず傾きに関しては、センサY1,Y2上を紙幣の前エ
ッジあるいは後エッジが通過するタイミングのずれを基
準クロソクパルスを計数することにより一測定する。
また位置ずれに関しては、センサY1,Y2の紙幣の前
エッジが通過してからほぼ中央部に達する時点において
センサX8が紙幣により遮光される量を計測するように
する。
(5)実施例 以下、・本発明を実施例を参照して詳細に説明する。
第2図は本発明の一実施例を表わすブロック構或図、第
3図は第2図示実於θりの主要部の信号タイムチャート
である。
第2図示実施例は基準クロックとして紙幣の移動に同期
して得られるエンコーダ等の信号を利用することが有効
である。
図中Yokは上記のエンコーダ用のセンサ(第1図には
図示せず)、2はシュミット回路等のセンサ出力の2値
化を行なう回路、3はパターンセンサP1,P2,・・
・・・・・・・,Pnの出力の増幅器、4はセンサX8
の遮光量をデジタル的な電気信号に変換する回路で、具
体的には、X8として光ポテンショメータを用いる場合
にはAD変換器、1次元アレイセンサを用いる場合には
、遮光されている素子数を計数するようにした加算器あ
るいはカウンタである。
センサYckからの出力の2値化信号TYCKは例えば
第3図示のように一定周期のあるいは紙幣の移動に同期
したパルス信号である。
第2図の5は制御信号発生回路で、このTYCKおよび
パターンセンサP1,P2,・曲曲,Pnの出力から得
られた各2値化信号から各種の制御信号を発生する。
一方、紙幣が傾いている場合センサY1,Y2からの出
力を2値化した信号TY1,TY2は第3図に示すよう
に若干のずれJTYが生じるがこのJTYは傾きAθに
比例する。
第2図の6はこのずれを検出するための回路で、たとえ
ばTY, とTY2の排他的論理和回路からなり、さ
らにカウンタと組合せることによりJTYすなわち傾き
Aθに比例したデイジタル信号が簡単に得られる。
したがって、回路5でこの排他的論理相等の処理を受け
た信号でクロツク信号TYCKをゲートした信号TθC
Kのパルス数をカウンタ7で計数すれば、例えば回路6
の出力信号の立下りにより発生されるTθCKのパルス
が終了したことを制御する信号TθEにパルスが出る時
点には傾き量が確定している。
なお、第3図は紙幣後エッジで傾きを検出する場合を示
している。
8は標準パターンに対応してあらかじめ定められた傾き
の範囲を記憶する回路、9は測定された傾きがいずれの
上記範囲に属するかを判定する回路で、パルスTθEが
出る時点にその判定が下される。
判定回路9は、カウンタ7のカウント数を記憶回路8に
記憶された傾きの範囲に相当するパルスTθCKの数と
比較する回路等で構成できる。
一方、10はラッチレジスタで、位置ずれ変換回路4で
計測された位置ずれ量JXに相当するディジタル信号が
、匍脚回路5によりセンサX8が紙幣の中央部に達した
時に発生されるストローフ信号TXCKのパルスでこの
レジスタヘラツチされる。
このラッチのタイミングとしては紙幣の中央付近なら適
当な所でよく、例えば前エッジから32〜64闘程度が
適当である。
このように中央付近のずれ量を検出すれば、紙葉の隅に
生じる折れ曲がりの影響を受けないで検出可能となる。
このようにしてラッチされた位置ずれ量は、傾きの場合
と同様、標準パターンに対応してあらかじめ定められた
位置ずれ範囲をデイジタル信号として記憶する記憶回路
8′、位置ずれ判定回路9′により、上記ストローブ信
号TXCKをAtXだげ遅延させたパルスTXEが出る
時点にその範囲が判定される。
TXCKとTXEとの遅れ時間Atxは数十ナノ秒程度
で十分である。
判定回路グは前述した判定回路9と同様に構成できる。
第2図の11はたとえばROM等のメモリ回路で、上記
複数個の傾きおよび位置ずれ範囲全部の組合せに対応す
る標準パターン全部またはその一部を永久記憶しておく
ためのものである。
12は11のメモリ回路内のアドレス制御回路、13は
ラッチレジスタで、上記のごと《決められた特定の傾き
範囲、位置ずれ範囲に対応する標準パターンをデータと
して取り出し、ラッチレジスタ13へ信号TθEを遅延
させたパルス信号TMが出る時点に一時格納して標準パ
ターンの準備を完了する。
ここで、アドレス匍脚回路12にセットされるアドレス
は例えばアドレスを上位と下位に分け上位ビットは紙幣
の傾き範囲に相当する判定回路9の出力、下位ビットは
位置ずれ範囲に相当する判定回路9′の出力を夫々セッ
トしてアドレスにすることにより決めることができる。
一方、ハターンセンサP1,P2,・・・・・・・・・
,Pnからのアナログ信号は、増幅回路3を経由して演
算回路14へ送られる。
14ではたとえばアナログ信号を帯域沢波したあと隣接
するセンサ間の減算を取るような演算を行なう。
このようにして演算回路14かもの信号はOVを中心と
したアナログ信号が得られるが、たとえば2組の2値化
回路からなる3値化回路15で01,θ2をしきい値と
して3値化する。
この3値化信号を第3図のDPiとして示す。
この3値化信号はクロツク信号TYCKを紙幣がセンサ
P1,P2,・・・・・・・・・,Pnすべでの上を通
過している長さlに相当する信号でゲートした制御信号
TPCKの制御により上記長さ区間lに対応する分だけ
紙幣の対象パターンとして、レジスタ16へ一時記憶さ
れる。
このレジスタとしてはシフトレジスタあるいはR AM
( Random Access Memory )
を用いれば簡単に構成できる。
なお、演算回路の出力信号は複数組あっても良く、その
場合は、3値化回路15、レジスタ16は各組に対応し
て複数設ける必要があり、標準パターン及びそれを一時
記憶するレジスタ13も複数必要となることは言うまで
もない。
以上のごとく、標準パターンと対象パターンが各レジス
タ13,16へ準備された上で比較照合回路17によっ
てパターンマッチングが取られるが、信号TPCKの終
了後発生されるパルスTPMでそのタイミングの匍脚を
行なう。
TPMの出るタイミングとTPCKの最終パルスとのタ
イミングのずれとしては数百ナノ秒程度で十分である。
比較照合回路としては、標準パターンと対象パターンの
各ビットを全部マッチングを取る必要がない場合には不
必要な箇所をマスクするような構成にすることもできる
またメモリ回路11,標準パターン用レジスタ13はビ
ットパターンまたは比較照合を行うべき場所のデータ形
式をとっても構わない。
このようにすれば基本的には比較照合回路17の出力1
8から紙幣の真偽あるいは識別した金種の情報が出力さ
れることになる。
たとえば、種類の未知な紙XがセンサPi (i=1、
2、・・・・・・・・・、n)を通過したときにセンサ
Piより得られる出力信号Xi(t)、標準となるm種
類の金種のうちj (j=1、2、・・・・・・・・・
、m)番目の紙幣がセンサPiを通過したときにセンサ
Piより得られる出力信号に相当する標準パターンをS
ij ( t ) とする。
未知紙幣Xに関する照合処理はXi(t)をレジスタ1
6に格納し、メモリ11に格納されているSi1(t)
,Si2(t),・・・・・・・・・Sjm(t)k順
次レジスタ13へ送出して比較照合回路17において通
常のマッチング手法(「学習機機」ニルソン著、渡辺茂
訳、昭和42年コロナ社発行、p17参照)を用いてマ
ッチングをとり、所定の閾値をこえた類但度を有する標
準パタンに対応する金種が未知紙幣Xであると判定し、
いずれの標準パタンに対応する類世度も閾値をこえない
ときにはりジエクトとするものである。
しかしながら、一般に紙幣は正逆表裏の四つの方向を自
由に取り得る。
これに対処するには、メモリ回路11を方向毎に全部で
4面持たせ、各方向に対応する標準パターンをレジスタ
13へ順次持ってくるか、あるいはメモリ回路11、レ
ジスタ13および比較照合回路17を4面持たせ並列的
に比較照合判定を行ない、出力18に対応する四つの出
力の総合結果から紙幣の真偽あるいは金種の識別を行な
える。
なお、第2図示実施例でデイジタル化された信号の処理
はマイクロコン等のコンピュータでも行なえ、その場合
は、制御信号発生回路5、傾き検出回路6、カウンタ7
、傾き範囲あるいは位置ずれ範囲記憶回路8あるいは8
′、傾きあるいは位置ずれ判定回路9あるいはぎ、レジ
スタ1G,16,13、アドレス制御回路12、比較照
合回路17の処理をマイクロコン等で置き換えられる。
また、永久記憶回路11は先述したようにROMや、コ
ア又はワイアメモリ等で構成できる。
第2図示実施例の位置ずれ検出部4及び10の1具体回
路例を第4図に示す。
図において19は例えば発光ダイオード(LED)等の
発光素子、X1,X2,・・・・・・・・・,Xmは位
置ずれ検出センサX8を構成するフォトダイオード等か
らなるアレイセンサ、TXはストローブ信号TXCKを
発生するために設けられたフォトダイオード等からなる
センサである。
20はゲート回路20−1,20−2,・・・・・・・
・・,20−mから構成されたアナログマルチプレクサ
、21及び25は電流電圧変換器、22,26はコンパ
レータ、23,29はアンドゲート回路、27は単安定
マルチバイブレータ、24,30は夫々カウンタ、28
はパルス発振回路、31はマルチプレクサ20走査用の
デコーダ、32はフリソプフロツプ回路である。
第4図示回路の動作を簡単に説明する。
紙幣の前エッジがセンサTXに達した時、アレイセンサ
X,〜Xmのうちk個のセンサとLED19との間が紙
幣で遮光されたものとする。
センサTXが紙幣の前エッジで遮光されると電流ixは
減少し電流電圧変換器25の出力電圧も減少する。
この電圧変化をコンパレータ26で基準電圧VTHTX
と比較して2値化し基準電圧より小なくなった時立上る
信号を発生させる。
この立上り信号から、単安定マルチバイブレーク27に
よりパルス信号を発生させ、カウンタ24及び30にク
リア信号CLRとして印加するとともに、フリツプフロ
ツプ320セット端子Sに印加してフリツプフロツプ3
2をオン状態にする。
フリツプ7ロツプ32がセットされるとその出力信号に
より、ゲート29が開いてパルス発振回路28で発生さ
れたパルス信号がカウンタ30のクロツク端子CKに入
力されカウントアップを開始する。
カウンタ30の出力信号はデコーダ31でデコードされ
、順次マルチプレクサ20を構成する各ゲート回路20
−1〜20−mにゲート走査信号として印加される。
従って、アレイセンサX1〜XmのうちLED19の光
が遮光されているダイオードの出力電流は小さく、光の
当っているセンサの出力電流は大きくなり、上述したよ
うにマルチプレクサ20によりil,i2,・・・・・
・・・・,imとして順次電流電圧変換器21に加えら
れてパルス状の電圧に変換される。
この電圧信号は、前述したコンパレータ26と同様にコ
ンパレータ22により、基準電圧VTHXと比較されて
2値化され、ゲート回路23に加えられ、フリツプフロ
ツプ32がオン状態の間カウンタ24のクロツク端子C
Kに入力される。
フリツプフロツプ32は、デコーダ31から発生する走
査信号の最終信号によりリセットされ、カウンタ30の
クロツク入力を遮断する。
このようにしてカウンタ24は、アレイセンサX8のう
ち紙幣で遮幣されたセンサの個数kだげカウントされ、
その内容が第2図示のラッチレジスタに保持される。
なお、発光ダイオード19の光を紙幣で反射させてセン
サX 及びTxに当てる場合は、コンパS レータ22及び26は入力電圧が基準電圧VTHX ,
VTHTXより大きくなった時、立上る出力信号を発生
するもので構成すれば良い。
第5図は第2図示実施例の傾き検出回路6とカウンター
の一具体例を示す回路構成図である。
図において、33は発光ダイオード(LED)等の発光
素子、Y1,Y2は傾きセンサ、34,35は電流電圧
変換器、36,37はコンパレータ、38はオア回路、
39は排他的論理回路、40,41は夫々、入力信号の
立上り又は立下りでパルスを発生する単安定マルチバイ
ブレータ、42は先着記憶回路、43はフリツプフロツ
プ、44は紙幣搬送に同期したパルス信号を発生するエ
ンコーダ、45はアンド回路、46は傾きカウンタであ
る。
紙幣が傾いている場合には、紙幣の前エッジは傾きセン
サy17Y2に傾きの大きさに応じた時間差を持って到
達し遮光する。
センサY1,Y2が遮光されると、第4図示回路と同様
の動作で、センサY1,Y2の出力電流が減少し、電流
電圧変換器34,35で電圧信号に変換され、コンパレ
ータ36,37−C−夫々基準電圧vTHY1,vTH
Y2 と比較されて成形され、時間差のある電圧信号か
えられる。
この時間差ATYの大きさを測定することにより、紙幣
の傾きθを計測することができる。
コンパレータ36及び37の出力信号は夫々オア回路3
8及び排他的論埋和回路39に入力される。
従って、オア回路38は、センサY,,Y2のいずれか
が遮光されれば出力を生じ、又、排他的論理回路39は
、センサY1,Y2のいずれか一方のみが遮光されてい
る場合に出力を生ずる。
オア回路38の出力信号は、単安定マルチバイフレータ
40で立上りパルスとなり、紙幣先着のタイミングとな
り、フリソプフロツプ43をセットする。
一方、排他的論理和回路39の出力信号は、その立下り
のタイミングで単安定マルチバイブレータ41により紙
幣の後着を示すパルスが発生されフリツプフロツプ43
をリセットする。
従って、フリツプフロツプ43は紙幣の前エッジがセン
サY1,Y2の一方に到達してから他方に到達するまで
の時間オン状態となり出力を発生する。
先着記憶回路42はセンサY1,Y2のいずれに紙幣の
前エッジが先着したかを記憶するもので、コンパレータ
36に出力が発生している時、単安定マルチバイブレー
ク40から先着パルスが発生するとオン状態になる。
又、コンパレータ36に出力がない場合にはオフ状態と
なる。
従って、センサY1 に紙幣が先着した場合は先着記憶
回路はオンに、センサY2 に紙幣が先着した場合には
オフ状態となる。
フリツプフロツプ43の出力はアンド回路45に加えら
れ、エンコーダ44の搬送と同期したパルスをゲートし
、カウンタ46には傾きに対応したパルスがカウントさ
れる。
このカウンタ46のカウント数が傾きの大きさに対応し
、先着記憶回路42の出力が紙幣の傾きの方向を示し、
符号ビットとして上記カウンタの出力と合せて、第2図
示の傾き判定回路9の入力信号となる。
第4図及び第5図示回路のように位置ずれ及び傾きの大
きさをカウンタ出力で得るようにすると、夫々のカウン
タ出力の上位ビットを取ることにより一定範囲の位置ず
れ及び傾きが同一信号として得られることになり、位置
ずれ範囲記憶回路8′及び傾き範囲記憶回路8、さらに
位置ずれ判定回路9′及び傾き判定回路9を省略するこ
ともできる。
従って、カウンタ24の上位ビットと、先着記憶回路4
2の出力及びカウンタ46の上位ビットとを合せてアド
レス信号とし、アドレス匍脚回路12にセットし、標準
パターン記憶装置11から該当する標準パターンを読み
出し、ラッチレジスタ13に出力することができる。
以上のようにすれば対象の紙葉類の傾き、位置ずれが大
きくとも適正に補正ができ、かなりラフな位置決め機構
でも高い確度の真偽鑑別あるいは種類判定などが行なえ
る。
また本発明では、パターンセンサからのアナログ信号を
3値化した例で説明したが、2値化あるいは多値化にも
本発明を適用できることはいうまでもない。
このように本願発明によれば、紙葉類の向きが左右反転
(正方向と逆方向に反転)していても、あるいは表裏が
さかさまであっても、鑑別できるので操作性が向上する
また、位置ずれ量の検出を紙葉類の中心部付近に対し行
うので、紙葉類の隅の折れまがりがあっても正しく検出
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方式の原理説明図、第2図は本発明
の一実施例を示すブロック構成図、第3図は第2図示実
施例の主要動作を説明するためのタイムチャート、第4
図及び第5図は第2図示実施例の位置ずれ検出部及び傾
き検出部の一具体例を示す回路構成図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 識別すべき紙葉類を搬送する手段と、該搬送されろ
    紙葉類に対向して設けられたパターン検出素子を含み、
    該搬送されろ紙葉類の識別パターン信号を出力する手段
    と、該紙葉類に対向して設けられその前縁通過を検出す
    る手段と、該紙葉類に対向して設けられ、紙葉類の側縁
    による遮光量を検出することにより該側縁の、搬送方向
    に直角な方向のずれを検出する手段であって、該前縁通
    過検出手段の出力に応答して、該ずれ検出手段に該紙葉
    類の所定の中央部付近が対向しているタイミングでその
    検出結果を出力するものと、標準紙葉類が異なるずれ量
    をもって搬送されたときに該出力手段により得られる複
    数の識別パターン信号に対応してあらかじめ定められた
    複数のパターン信号の内、該ずれ量検出手段によ:,l
    検出されたずれ量に対応する標準パターン信号と該出力
    手段から出力される識別パターン信号との一致を検出す
    る手段とを有する紙葉類鑑別装置。 2 各ずれ量に対する標準パターン信号は、標準紙葉類
    が各ずれ量のもとで、正方向または逆方向に配置され、
    かつ、おもて面または裏面が該検出素子に対向して配置
    されて搬送されたときに該検出素子から得られる4つの
    信号の各々に対応してあらかじめ定められた4つの標準
    パターン信号からなり、該一致検出手段は該検出された
    ずれ量に対応する4つの標準パターン信号のいずれかと
    該出力された識別パターン信号との一致が検出されたと
    き一致が検出されたことを示す信号を出力する手段であ
    る第1項の紙葉類鑑別装置。 3 鑑別すべき紙葉類を搬送する手段と、該搬送される
    紙葉類に対向して設けられたパターン検出素子を含み、
    該搬送されろ紙葉類の鑑別パターン信号を出力する手段
    と、該紙葉類の搬送方向に直角な方向ずれを検出する手
    段と、標準紙葉類が異なるずれ量をもって搬送されたと
    きに該出力手段により得られる複数の識別パターン信号
    に対応してあらかじめ定められた複数の標準パターン信
    号の内、該ずれ量検出手段により検出されたずれ量に対
    応する標準パターン信号と該出力手段から出力される識
    別パターン信号との一致を検出する手段とを有し、各ず
    れ量に対する標準パターン信号は、標準紙葉類が各ずれ
    量のもとで、正方向または逆方向に配置され、かつ、お
    もて面または裏面が該検出素子に対向して配置されて搬
    送されたときに該検出素子より得られる4つの信号の各
    々に対応してあらかじめ定めた4つの標準パターン信号
    からなり、該一致検出手段は、該検出されたずレ量に対
    応する4つの標準パターン信号のいずれかと該出力され
    た識別パターン信号との一致が検出されたときに一致が
    検出されたことを示す信号を出力する手段である紙葉類
    鑑別装置。 4 鑑別すべき紙葉類を搬送する手段と、該搬送されろ
    紙葉類に対向して所定位置に設けられたパターン検出素
    子を含み、該搬送されろ紙葉類の識別パターン信号を出
    力する手段と、該搬送されろ紙葉類の傾きおよび搬送方
    向に直角な方向のずれを検出する手段と、異なるずれと
    傾きの組合せに対してあらかじめ定めた複数の標準パタ
    ーン信号の内、該検出された傾きとずれに対応するもの
    と該識別パターン信号との一致を検出する手段とを有し
    、該ずれと傾きの各組に対する標準パターン信号は標準
    紙葉類が対応するずれと傾きを有し、かつ、正方向又は
    逆方向に配置され、かつ、おもて面または裏面が該検出
    素子に対向して配置されて搬送されたときに該検出素子
    から得られる4つの信号の各々に対応してあらかじめ定
    めた4つの標準パターン信号からなり、該一致検出手段
    は検出されたずれと傾きの組に対する該4つの標準パタ
    ーン信号のいずれか一つに該識別パターン信号が一致し
    たときに一致を示す信号を出力する手段である、紙葉類
    鑑別装置。
JP52071125A 1977-06-17 1977-06-17 紙葉類鑑別装置 Expired JPS5848956B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52071125A JPS5848956B2 (ja) 1977-06-17 1977-06-17 紙葉類鑑別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52071125A JPS5848956B2 (ja) 1977-06-17 1977-06-17 紙葉類鑑別装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS546437A JPS546437A (en) 1979-01-18
JPS5848956B2 true JPS5848956B2 (ja) 1983-11-01

Family

ID=13451524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52071125A Expired JPS5848956B2 (ja) 1977-06-17 1977-06-17 紙葉類鑑別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5848956B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5426800A (en) * 1977-07-30 1979-02-28 Fuji Electric Co Ltd Paper curency discrimanating apparatus
JPS5481898A (en) * 1977-12-13 1979-06-29 Laurel Bank Machine Co Paper money discriminator
JPS5841550B2 (ja) * 1977-12-29 1983-09-13 ロ−レルバンクマシン株式会社 紙幣判別装置
JPS5616287A (en) * 1979-07-19 1981-02-17 Laurel Bank Machine Co Bill type discriminator for bill counter
JPS56118191A (en) * 1980-02-25 1981-09-17 Hitachi Ltd Method of identifying sheet
DE3139365C2 (de) * 1981-10-02 1993-10-14 Gao Ges Automation Org Verfahren zur Überprüfung des Randbereichs von Banknoten und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens
JPS60215294A (ja) * 1984-04-10 1985-10-28 オムロン株式会社 紙幣類鑑別装置
JPS6254390A (ja) * 1985-08-16 1987-03-10 富士通株式会社 紙葉類鑑別機開発システム
US4984280A (en) * 1988-06-08 1991-01-08 Laurel Bank Machines Co., Ltd. Bill discriminating apparatus
JPH01158590A (ja) * 1988-10-31 1989-06-21 Hitachi Ltd 紙葉の濃淡量入力方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4851697A (ja) * 1971-10-28 1973-07-20
JPS5114098A (en) * 1974-07-25 1976-02-04 Omron Tateisi Electronics Co Insatsubutsuno moyokenshutsusochi
JPS5278500A (en) * 1975-12-25 1977-07-01 Glory Kogyo Kk System of checking paper money
JPS5360697A (en) * 1976-11-08 1978-05-31 Abbott Coin Counter Automatic currency checking device

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5253832Y2 (ja) * 1973-10-22 1977-12-06

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4851697A (ja) * 1971-10-28 1973-07-20
JPS5114098A (en) * 1974-07-25 1976-02-04 Omron Tateisi Electronics Co Insatsubutsuno moyokenshutsusochi
JPS5278500A (en) * 1975-12-25 1977-07-01 Glory Kogyo Kk System of checking paper money
JPS5360697A (en) * 1976-11-08 1978-05-31 Abbott Coin Counter Automatic currency checking device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS546437A (en) 1979-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5680472A (en) Apparatus and method for use in an automatic determination of paper currency denominations
JPS58208886A (ja) 紙葉の表裏判別方法
US4574190A (en) Verifying system
EP0067898B1 (en) System for identifying currency note
JPS5848956B2 (ja) 紙葉類鑑別装置
GB2098768A (en) Card readers
EP0202251A1 (en) Record medium carrying a bar code and reading and decoding apparatus
US20180232620A1 (en) Paper sheet handling apparatus and paper sheet determining method
US4794241A (en) Scannable document velocity detector
JPS6122347B2 (ja)
JP2511508B2 (ja) 紙葉類鑑別装置
JPH10198837A (ja) 紙葉判別装置
JPS59160284A (ja) 印刷物の判別装置
JPS60215294A (ja) 紙幣類鑑別装置
JPS5936051A (ja) 紙葉類の穴検知装置
JPH0123829B2 (ja)
JP2519791B2 (ja) 紙葉類のパタ―ン識別装置
JPH02108185A (ja) 紙葉類鑑別装置
JPS5839389A (ja) 紙葉類鑑別装置
JPS6149293A (ja) 紙葉類弁別法
JPH0831157B2 (ja) 紙葉類の判別装置
JP3151034B2 (ja) 紙幣鑑別装置
JPH02167490A (ja) 紙葉類の判別装置
JPH0246097B2 (ja)
JP2860739B2 (ja) 紙葉類鑑別装置