JPS5848684Y2 - 熱定着ロ−ラ - Google Patents

熱定着ロ−ラ

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Publication number
JPS5848684Y2
JPS5848684Y2 JP16357579U JP16357579U JPS5848684Y2 JP S5848684 Y2 JPS5848684 Y2 JP S5848684Y2 JP 16357579 U JP16357579 U JP 16357579U JP 16357579 U JP16357579 U JP 16357579U JP S5848684 Y2 JPS5848684 Y2 JP S5848684Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
roller
heat
fixing roller
heat fixing
heating element
Prior art date
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Expired
Application number
JP16357579U
Other languages
English (en)
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JPS5680551U (ja
Inventor
迪夫 前田
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
Priority to JP16357579U priority Critical patent/JPS5848684Y2/ja
Publication of JPS5680551U publication Critical patent/JPS5680551U/ja
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、複写機等において紙等の支持体上に形成され
た粉体像を加熱融着して定着せしめる熱定着ローラに関
する。
支持体上に形成された粉体像を定着する定着器としては
、赤外線ヒータの輻射熱を用いたもの、熱定着ローラを
用いたもの、あるいは圧力ローラを用いたものが使用さ
れている。
このうち、熱効率、安全性、定着性の点から熱定着ロー
ラによる定着器が秀れている。
この種熱定着ローラとしては、従来例えば第1図及び゛
第2図に示すようなものが用いられていた。
第1図は、芯金10の表面にシリコンゴムなどの被覆層
11を設けるとともに、赤外線ヒータ12を芯金10に
挿通させてなる熱定着ローラを示すもので、赤外線ヒー
タ12の発熱によって、芯金10、被覆層11を順次加
熱してゆき熱定着に必要な温度を得るようになっている
この第1図に示したものは、熱容量が大きいのでローラ
表面が所定温度に達するまで相当の時間を要するという
欠点がある。
第2図は、芯金20の表面に絶縁層21を設け、この絶
縁層21の上に面状ヒータ22を巻装し、端部に給電体
23を設けて給電体を除く全体をシリコンゴムなどの絶
縁離型層24で被覆してなる熱定着ローラを示すもので
、ローラの表面近傍から加熱するようになっている。
従って、この第2図の例では、第1図の例よりも所定温
度に達するまでの時間は短縮されるが、面状ヒータ22
の存在に基く表面の凹凸をカバーするために絶縁離型層
24を厚く形成する必要があるので、時間短縮はそれほ
ど十分ではない。
さらに、この例ではローラが多層構造で構成されている
ので、機械的強度にも問題があり構造複雑にしてコスト
が高くしかも寿命が短いという欠点があった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、所定温度に
達するまでに要する時間を著しく短縮することができ、
構造簡単にしてかつ機械的強度にもすぐれた熱定着ロー
ラを提供することを目的にしている。
以下本考案を図示した一実施例を参照しつつ説明する。
第3図は本考案による熱定着ローラを示す斜視図である
軸30にはローラ本体31が一体成型されている。
この軸30及びローラ本体31は耐熱性強化プラスチッ
クなどの絶縁・耐熱性材料によって構成されている。
ローラ本体31の両端部には給電リング32が覆着され
ている。
さらにローラ本体31の表面には給電リング32の部分
を除いて発熱体33が設られている。
この発熱体33は、耐熱性高分子材料、例えば耐熱性エ
ポキシ樹脂のバインダによって発熱体用の炭素繊維34
を一定方向、例えばローラ本体31の軸方向に揃えて一
体的に形成してなるものである。
さらに、この発熱体33をフッ素樹脂などの離型性被膜
35によって被覆している。
このように構成することによってローラ表面上には凹凸
を生ずることがない。
なお、被膜35が被覆された部分が実際に定着に供され
、紙などの支持体に接する。
このように構成された熱定着ローラは回転可能に支持さ
れるとともに、対向ローラもしくは上記と同様に構成さ
れた熱定着ローラが対向配置されて定着器として使用さ
れる。
この場合、発熱体33に対する給電は、給電リング32
に摺接するスリップ片(図示しない)によって行なわれ
る。
しかして、例えば複写機においては、感光ドラムに形成
された粉体像を紙などの支持体に転写し、これを定着す
るようになっている。
すなわち粉体像を担持した支持体を上記ローラ間に搬入
して、粉体を加熱溶融し、これを支持体に定着せしめる
一般に複写機においては、まず電源スィッチを投入する
と、定着器が作動するが、定着に必要な所定温度に達す
るまで複写を行なうことはできない(プリントボタンを
操作しても動作しない)。
そこでこのような待ち時間を短縮することが望まれてい
たのであるが、上記実施例においては、IKW程度の供
給電力で、180℃の定着温度に達するのに1分程度で
十分である。
また、炭素繊維34の層の厚さを変えることによって抵
抗値を選べるので、印加電圧も選択できる。
なお、上記実施例では、軸30及びローラ本体31を耐
熱性強化プラスチックを用いて一体成形したが、軸30
を金属材料によって構成し、この軸30に対して絶縁・
耐熱性材料によって構成されたローラ本体31を覆着し
てもよい。
この場合は、軸30とローラ本体31との材料の相違に
基づく温度係数の相違について考慮が必要である。
また、炭素繊維34を軸30の方向に揃えて配置したが
、これは次のような理由に基づく。
すなわち、炭素繊維34の1本当りの径は通常ミクロン
(10−6m)オーダであるので、成形作業の容易性の
ために1000本単位にして用いた。
そのためにこの炭素繊維34をランダムな方向に配置し
てしまうと、発熱体33の表面に凹凸ができてしまう。
そこで、上記実施例のように軸30の方向に揃えて密接
配置したものである。
従って、その方向性は必ずしも重要ではなく、要は、炭
素繊維を一定方向に揃えて配置した点が重要である。
それゆえ、炭素繊維の方向は軸31に対し直交する方向
であってもよく、さらには斜行する方向であっても差支
えない。
以上説明したように本考案は、ローラ本体上に炭素繊維
をバインダーを用いて一体成形して発熱体を設けたもの
である。
従って、発熱体による発熱によって、ローラ表面への熱
伝導は迅速である。
さらにローラ表面が平滑であるから加熱むらを生ずるこ
ともなく、シリコンゴムなどの厚い層を被覆する必要は
ない。
さらに、ローラが多層構造ではないので構成が簡単であ
り強度的にもすぐれている。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の熱定着ローラを示す斜視図、
第3図は本考案の一実施例を示す斜視図である。 31・・・・・・ローラ本体、33・・・・・・発熱体
、34・・・・・・炭素繊維、35・・・・・・離型性
被膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁性・耐熱性を有するローラ本体と、このローラ本体
    上に高分子材料のバインダーを用いて炭素繊維を一定方
    向に揃えて一体的に形成してなる発熱体と、この発熱体
    を被覆する離型性被覆とからなることを特徴とする熱定
    着ローラ。
JP16357579U 1979-11-28 1979-11-28 熱定着ロ−ラ Expired JPS5848684Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16357579U JPS5848684Y2 (ja) 1979-11-28 1979-11-28 熱定着ロ−ラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16357579U JPS5848684Y2 (ja) 1979-11-28 1979-11-28 熱定着ロ−ラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5680551U JPS5680551U (ja) 1981-06-30
JPS5848684Y2 true JPS5848684Y2 (ja) 1983-11-07

Family

ID=29674542

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16357579U Expired JPS5848684Y2 (ja) 1979-11-28 1979-11-28 熱定着ロ−ラ

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JPS5680551U (ja) 1981-06-30

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