JPS5848563Y2 - 移動装置の位置決め補正機構 - Google Patents
移動装置の位置決め補正機構Info
- Publication number
- JPS5848563Y2 JPS5848563Y2 JP8354777U JP8354777U JPS5848563Y2 JP S5848563 Y2 JPS5848563 Y2 JP S5848563Y2 JP 8354777 U JP8354777 U JP 8354777U JP 8354777 U JP8354777 U JP 8354777U JP S5848563 Y2 JPS5848563 Y2 JP S5848563Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pointer
- handle
- mounting plate
- detector
- moving device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、発信器および受信器9例えば放射線厚み計の
測定部である線源容器および検出器が被測定物を挾んで
別々の平行なレールに沿って移動する移動装置の位置決
め補正機構に関する。
測定部である線源容器および検出器が被測定物を挾んで
別々の平行なレールに沿って移動する移動装置の位置決
め補正機構に関する。
放射線厚み計の移動装置は2本のレールを平行に保持し
、これらのレールにそれぞれ移動台車を乗せ、これらの
移動台車のそれぞれに線源容器および検出器を相対向さ
せて装備し、この相対向する相対的位置関係がずれるこ
となく、線源容器および検出器を移動させる装置である
。
、これらのレールにそれぞれ移動台車を乗せ、これらの
移動台車のそれぞれに線源容器および検出器を相対向さ
せて装備し、この相対向する相対的位置関係がずれるこ
となく、線源容器および検出器を移動させる装置である
。
この移動装置により線源容器と検出器との間に介在する
被測定物2例えば紙、プラスチックフィルムなどの厚さ
を、線源容器および検出器を往復移動させて、被測定物
の全幅に渡り測定する。
被測定物2例えば紙、プラスチックフィルムなどの厚さ
を、線源容器および検出器を往復移動させて、被測定物
の全幅に渡り測定する。
この際、この移動装置に要求される条件は、測定部であ
る線源容器と検出器とを相対的位置関係がずれることな
く移動させることである。
る線源容器と検出器とを相対的位置関係がずれることな
く移動させることである。
線源容器と検出器との相対的位置関係のずれは、検出放
射線量の変化を生じさせ、この変化と被測定物の厚さ変
化による検出線量の変化との区別ができなくなるために
、測定誤差を発生する。
射線量の変化を生じさせ、この変化と被測定物の厚さ変
化による検出線量の変化との区別ができなくなるために
、測定誤差を発生する。
このために、従来この移動装置の位置決め調整は、線源
容器と検出器とを、まず目視により大体の位置決めをし
たのち、線源容器により放射線を照射して、検出器出力
が最大となる位置を選定するという帰納的方法によって
いた。
容器と検出器とを、まず目視により大体の位置決めをし
たのち、線源容器により放射線を照射して、検出器出力
が最大となる位置を選定するという帰納的方法によって
いた。
ところが、この移動装置の駆動用チェン、ワイヤまたは
タイミングベルトなどは初期伸び、永久伸びおよび温度
変化による伸びなどを無視することは不可能であって、
数ケ月に何回かの位置補正が必要である。
タイミングベルトなどは初期伸び、永久伸びおよび温度
変化による伸びなどを無視することは不可能であって、
数ケ月に何回かの位置補正が必要である。
しかし、この位置補正量は一定でなく、最初の位置決め
調整と同様の操作を行なうために補正時間を節減するこ
とができず能率的でないという欠点があった。
調整と同様の操作を行なうために補正時間を節減するこ
とができず能率的でないという欠点があった。
本考案は、上述の点に鑑み、従来技術の欠点を除き発信
器および受信器の位置決め補正作業が簡易化し、補正時
間が短縮され、作業能率の向上を計り得る。
器および受信器の位置決め補正作業が簡易化し、補正時
間が短縮され、作業能率の向上を計り得る。
測定部移動装置の位置決め補正機構を提供することを目
的とする。
的とする。
このような目的は本考案によれば、発信器および受信器
が被測物を挾んで、別々のレールに沿って移動可能な第
1および第2の台車にそれぞれ配設された移動装置にお
いて、前記第1の台車に固定された取付板と、前記第2
の台車方向にむけて前記取付板に設けられたガイドパイ
プと、前記パイプ内を移動し得るように設けられた指針
と、前記指針に設けられた取手と、前記取手と係合して
前記指針を所定位置に保持する前記取付板に設けられた
保持金具と、前記第2の台車と設けられた目盛板とを備
え、前記取手を前記保持金具から離脱して前記指針を前
記第2の台車方向に移動させ、前記指針の先端部の前記
目盛板に対する指示位置により、前記発信器と受信器と
の相対的位置のずれを補正し得るようにすることにより
達成される。
が被測物を挾んで、別々のレールに沿って移動可能な第
1および第2の台車にそれぞれ配設された移動装置にお
いて、前記第1の台車に固定された取付板と、前記第2
の台車方向にむけて前記取付板に設けられたガイドパイ
プと、前記パイプ内を移動し得るように設けられた指針
と、前記指針に設けられた取手と、前記取手と係合して
前記指針を所定位置に保持する前記取付板に設けられた
保持金具と、前記第2の台車と設けられた目盛板とを備
え、前記取手を前記保持金具から離脱して前記指針を前
記第2の台車方向に移動させ、前記指針の先端部の前記
目盛板に対する指示位置により、前記発信器と受信器と
の相対的位置のずれを補正し得るようにすることにより
達成される。
次に本考案の一実施例を図面に基づき、詳細に説明する
。
。
第1図は本考案の一実施例の概略構成図、第2図は第1
図のP部の拡大構成図を示す。
図のP部の拡大構成図を示す。
図において下台車3に装着された線源容器4と上台車1
に装着された検出器2とは、相対的位置に保持するよう
に移動装置5に配設されている。
に装着された検出器2とは、相対的位置に保持するよう
に移動装置5に配設されている。
この上台車1には取付板6が固定され、この取付板6に
ガイドパイプ7が上下2個の止め金具8により垂直に固
定されている。
ガイドパイプ7が上下2個の止め金具8により垂直に固
定されている。
また指針9はガイドパイプ7内を上下方向にガタ付きが
なく移動し得るように設けられる。
なく移動し得るように設けられる。
なお、この指針9の下部に固定された取手11は、第2
図に示すように、切り欠き部11Aと、この切欠き部1
1Aと対称の180°の位置に設けたピン孔11 Bと
を有する。
図に示すように、切り欠き部11Aと、この切欠き部1
1Aと対称の180°の位置に設けたピン孔11 Bと
を有する。
このピン孔11 Bは、取付板6に取付けられた保持金
具12の下部のピン12Aに挿入されて、位置決め補正
作業を行わない常時において指針9を第1図の実線で示
す上部位置に保持している。
具12の下部のピン12Aに挿入されて、位置決め補正
作業を行わない常時において指針9を第1図の実線で示
す上部位置に保持している。
いま、指針9を上方に持ち上げることにより、取手11
を上方向に約10mm程度上げて保持金具12のピン1
2Aから離脱せしめる。
を上方向に約10mm程度上げて保持金具12のピン1
2Aから離脱せしめる。
その後に取手11を180°回転させ、保持金具12の
板幅aに取手11の切り欠き部11Aの切り欠き幅Aを
合わせると、切り欠き幅Aが板幅aより大きいから、取
手11は保持金具12を通り抜けて、点線で示されてい
る位置まで下方向に引き下げられる。
板幅aに取手11の切り欠き部11Aの切り欠き幅Aを
合わせると、切り欠き幅Aが板幅aより大きいから、取
手11は保持金具12を通り抜けて、点線で示されてい
る位置まで下方向に引き下げられる。
このようにして、指針9の先端部9Aは下台車3に設け
られた目盛板14の位置まで下げられる。
られた目盛板14の位置まで下げられる。
その後、この目盛板14の零指示値上に指針9が来るよ
うに、検出器2と線源容器4との相対位置を調整するこ
とにより、上台車1に装着された検出器2と下台車3に
装置された線源容器4とのXX′方向の位置ずれが補正
され得る。
うに、検出器2と線源容器4との相対位置を調整するこ
とにより、上台車1に装着された検出器2と下台車3に
装置された線源容器4とのXX′方向の位置ずれが補正
され得る。
なお、補正作業の際に、補正量は目盛板14に指示され
るから、この補正量を取除くように補正することは容易
であって、線源容器4と検出器2との相対的位置が最適
状態に維持される。
るから、この補正量を取除くように補正することは容易
であって、線源容器4と検出器2との相対的位置が最適
状態に維持される。
なお、ボールキャッチ機構10は、指針9が引き下げら
れるとき、指針9の先端部9Aと目盛板14との位置決
めをし、指針9の凹部9Bと係合して指針9の下降を停
止するストッパー機構である。
れるとき、指針9の先端部9Aと目盛板14との位置決
めをし、指針9の凹部9Bと係合して指針9の下降を停
止するストッパー機構である。
また、第2図に点線にて示したカバー15は、被測定物
13の厚み測定作業中に指針9の先端部が、被測定物1
3に損傷を与えないようにするために、指針9の先端部
9Aに着脱自在に設けられる。
13の厚み測定作業中に指針9の先端部が、被測定物1
3に損傷を与えないようにするために、指針9の先端部
9Aに着脱自在に設けられる。
なお、第3図に本考案のボールキャッチ機構の概略構成
図を示す。
図を示す。
図においてボールキャッチ機構10は、ガイドパイプ7
の所定位置に固定された2個の外筒161,162と、
この外筒161,162に挿入され、指針9に設けられ
た凹部9Bに係合する2個のボール171,172と、
このボール171,172に押圧を与えるスプリング1
81 、182と、このスプリング182,182の押
えねし191,192とから構成されている。
の所定位置に固定された2個の外筒161,162と、
この外筒161,162に挿入され、指針9に設けられ
た凹部9Bに係合する2個のボール171,172と、
このボール171,172に押圧を与えるスプリング1
81 、182と、このスプリング182,182の押
えねし191,192とから構成されている。
線源容器4と検出器2との位置決め補正の際、指針9の
先端部9Aが目盛板14に達するまで引き下げられると
、指針9の凹部9Bにボール171 、172が嵌め込
まれ、指針9の下降が停止する。
先端部9Aが目盛板14に達するまで引き下げられると
、指針9の凹部9Bにボール171 、172が嵌め込
まれ、指針9の下降が停止する。
なお厚み測定作業の際、指針9は指針9の凹部9Bがボ
ールキャッチ機構10のボール171 、172に加え
られるスプリング181,182の押圧にうち勝って押
上げられる。
ールキャッチ機構10のボール171 、172に加え
られるスプリング181,182の押圧にうち勝って押
上げられる。
以上に説明するように本考案によれば、簡単な機構を移
動装置の目視し易い測定部に装着したことにより、測定
部である線源容器と検出器との間の相対的位置ずれが定
量的に検出されて補正されるから、この補正作業が簡易
化され、しかも補正時間が短縮化され、その結果作業能
率が向上する。
動装置の目視し易い測定部に装着したことにより、測定
部である線源容器と検出器との間の相対的位置ずれが定
量的に検出されて補正されるから、この補正作業が簡易
化され、しかも補正時間が短縮化され、その結果作業能
率が向上する。
なお、本考案は放射線厚み計の線源容器と検出器との相
対的位置のずれについて述べたが、これに限るものでは
なく広く発信器と受信器との相対的位置の定量的な検出
機構として適用し得る。
対的位置のずれについて述べたが、これに限るものでは
なく広く発信器と受信器との相対的位置の定量的な検出
機構として適用し得る。
また、指針の下降停止用としてはボールキャツチ機構に
限るものではなく、ガイドパイプと指針に設けられたピ
ンとから構成されるストッパー機構などを使用してもよ
い。
限るものではなく、ガイドパイプと指針に設けられたピ
ンとから構成されるストッパー機構などを使用してもよ
い。
さらに、本考案においては、線源容器と検出器とのx−
x’前方向ずれの補正調整について述べたが、その理由
は、Y−Y方向のずれは一度調整すれば、Y−Y方向の
ずれは無視できるためである。
x’前方向ずれの補正調整について述べたが、その理由
は、Y−Y方向のずれは一度調整すれば、Y−Y方向の
ずれは無視できるためである。
必要ならば、目盛板を丁字形とし7、Y−Y′方向につ
いてのずれを検出し補正することも容易である。
いてのずれを検出し補正することも容易である。
第1図は本考案の一実施例の概略構成図、第2図は第1
図のP部の拡大構成図、第3図はボールキャッチ機構の
概略構成図である。 1:上台車、2:検出器、3:下台車、4:線源容器、
5:移動装置、6:取付板、7:ガイドパイプ、8:止
め金具、9:指針、10:ボールキャッチ機構、11:
取手、12:保持金具、13:被測定物、14:目盛板
、15:保護カバー
図のP部の拡大構成図、第3図はボールキャッチ機構の
概略構成図である。 1:上台車、2:検出器、3:下台車、4:線源容器、
5:移動装置、6:取付板、7:ガイドパイプ、8:止
め金具、9:指針、10:ボールキャッチ機構、11:
取手、12:保持金具、13:被測定物、14:目盛板
、15:保護カバー
Claims (1)
- 発信器および受信器が被測定物を挾んで、別々のレール
に沿って移動可能な第1および第2の台車にそれぞれ配
設された移動装置において、前記第1の台車に固定され
た取付板6と、前記第2の台車方向にむけて前記取付板
に設けられたガイドパイプ7と、前記パイプ内を移動し
得るように設けられた指針9と、前記指針に設けられた
取手11と、前記取付板に取付けられ、前記取手と係合
して前記指針を所定位置に保持する保持金具12と、前
記第2の台車に設けられた目盛板14とを備え、前記取
手を前記保持金具から離脱して前記指針を前記第2の台
車方向に移動させ、前記指針の先端部の前記目盛板に対
する指示位置により、前記発信器と受信器との相対的位
置のずれを補正し得るようにしたことを特徴とする移動
装置の位置決め補正機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8354777U JPS5848563Y2 (ja) | 1977-06-27 | 1977-06-27 | 移動装置の位置決め補正機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8354777U JPS5848563Y2 (ja) | 1977-06-27 | 1977-06-27 | 移動装置の位置決め補正機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5411644U JPS5411644U (ja) | 1979-01-25 |
JPS5848563Y2 true JPS5848563Y2 (ja) | 1983-11-07 |
Family
ID=29005436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8354777U Expired JPS5848563Y2 (ja) | 1977-06-27 | 1977-06-27 | 移動装置の位置決め補正機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5848563Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS589008B2 (ja) * | 1979-06-15 | 1983-02-18 | 日産自動車株式会社 | 自動車用空気調和装置のヒ−タユニツト構造 |
JPS5844013Y2 (ja) * | 1979-11-17 | 1983-10-05 | 株式会社ボッシュオートモーティブ システム | 自動車用空調装置のヒ−タユニツト |
JPS6228486Y2 (ja) * | 1981-04-09 | 1987-07-22 | ||
JPS59122912U (ja) * | 1983-02-08 | 1984-08-18 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車用空調装置 |
-
1977
- 1977-06-27 JP JP8354777U patent/JPS5848563Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5411644U (ja) | 1979-01-25 |
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