JPS5848559Y2 - 工業用加熱炉の扉開閉装置 - Google Patents

工業用加熱炉の扉開閉装置

Info

Publication number
JPS5848559Y2
JPS5848559Y2 JP2078281U JP2078281U JPS5848559Y2 JP S5848559 Y2 JPS5848559 Y2 JP S5848559Y2 JP 2078281 U JP2078281 U JP 2078281U JP 2078281 U JP2078281 U JP 2078281U JP S5848559 Y2 JPS5848559 Y2 JP S5848559Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
fixed
driven shaft
closing device
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2078281U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57134599U (ja
Inventor
道生 杉山
Original Assignee
杉山道生
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 杉山道生 filed Critical 杉山道生
Priority to JP2078281U priority Critical patent/JPS5848559Y2/ja
Publication of JPS57134599U publication Critical patent/JPS57134599U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5848559Y2 publication Critical patent/JPS5848559Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は工業用加熱・炉の扉開閉装置に関する・工業
用加熱炉内で被熱物を加熱するにあたり、それの装入、
搬出、燃焼ガスの吹出防止、真空度保持などのために出
入口には開閉扉が設けられている。
この開閉扉の迅速な開閉は省エネルギーの観点から種々
の改善がなされている。
たとえば金属熱処理炉は高温加熱するため、たとえ非酸
化性ガス雰囲気中で無酸化加熱しても、上記扉の開閉が
緩慢であると大気と反応して金属表面に酸化層が形成さ
れるため、熱処理炉内で被熱物を降温させるか、出入口
附近に非酸化性ガス流動層を設け、被熱物をこのガス流
動層をへて次工程、たとえば冷却工程へ移送させている
とくに真空熱処理炉の真空加熱室への被熱物の移送、あ
るいは搬出にあたり、上記開閉扉の迅速な開閉は必要不
可欠な要件である。
このため、従来の中間真空扉の開閉機構として、たとえ
ば第1図に示すような高圧流体を利用する昇降方式の開
閉機構が実用されている。
これは、炉体Aに隔壁りを設けて真空加熱室Bと冷却室
Cとに分け、この隔壁りのほぼ中央部には被熱物を移送
するための貫通口Eが設けられている。
この貫通口Eを遮断する中間真空扉1は、軸9を嵌込ん
だ扉金具10が取付けられており、下端部に軸11を嵌
込んだ連結棒7との間にはリンク片8が遊嵌されている
また連結棒7にはガイドレール4によって案内されるロ
ーラ12がローラ金具13で取付けられ、かつその上端
部はシリンダー5内を高圧流体により昇降するピストン
6に連結している。
また上記中間真空扉1を所定位置で気密的に貫通口Eに
当接させるために当て板2が貫通口Eに取付けられてい
る。
このような構成の開閉機構では、実線で示す矢印方向に
高圧流体を作用させて中間真空扉1は気密的に貫通口E
と当接させている。
つぎに被熱物を真空加熱室Bから冷却室Cに移送させる
ために中間真空扉1を上昇させるためには、第2図に示
すように高圧流体を矢印方向から導入する。
これによってシリンダー5内のピストン6に連結されて
いる連結棒γは、ガイドレール4によって案内されるロ
ーラ12とともに徐々に上昇する。
これにともなって、連結棒7と扉金具10とを連結して
いるリンク片8も上昇するから中間真空扉1が左方向に
少し移動して貫通口Eとの気密的な当接が解放され、つ
いでリンク片8により中間真空扉1を吊上げつつ上昇し
て、貫通口Eは被熱物(図示しない)の移送が可能なほ
ど開放されるにいたる。
しかるに、このような開閉機構は炉体A上部にシリンダ
ー5およびその取付部材3を突設する必要があるため炉
高が高くなるほか、中間真空扉1と貫通口Eとの接触面
に取付ける密封材(図示しない)の整備、点検が困難で
あり、狭隘な空間に平板状の中間真空扉1を収容し、そ
れの昇降動作を補助するガイドレール11、ローラ12
、連結棒7、リンク片8なども収容せざるを得ないため
複雑な開閉機構となるため好ましくない。
この考案の目的は、上記の問題点を除去した工業用加熱
炉の扉開閉装置を提供することである。
この考案の要旨は駆動軸の回転を遊星スプロケットに伝
え、遊星スプロケット回転軸と連動した扉を駆動軸に対
して反転させる扉開閉装置に関するものである。
つぎに第3図〜第5図を参照してこの考案の好適な実施
例を説明する。
この考案による扉開閉装置では、駆動軸25を中心部に
遊嵌させた固定スプロケット21を回転しないように取
付金具20によシ炉体Aの隔壁りに固着し、上記駆動軸
25を支持する軸受26を炉体Aの隔壁りに固着する。
また従動軸29に遊星スプロケット22を固着し、従動
軸29を支持する軸受21を密封材(図示しない)を周
設した扉33に固着する。
つぎに固定スプロケット21と遊星スプロケット22と
の間にチェノ23を巻掛ける。
また駆動軸25と従動軸29との間に腕24.28を配
設し、この腕24,28は駆動軸25に固着するととも
に従動軸29に遊嵌する。
なお、扉33と貫通口Eの端面との平行度調整ねじ32
を螺合した平行度調整金具31を従動軸29に遊嵌する
なお、上記固定スプロケット21ど遊星スプロケット2
2との歯数比を2:lとすれば、駆動軸25を90 回
転させると、従動軸29に固着した遊星スプロケット2
2は反対方向90 回転可能である。
以上のように構成した扉開閉装置において、適当方法で
駆動軸25を第4図に示す実線の矢印方向に回転させる
と、腕24,2Bは駆動軸25を中心として2点鎖線で
示す矢印方向に回転する。
ところが腕24.28に遊嵌されている従動軸29に固
着されている遊星スプロケット22には回転しない固定
スプロケット21との間にはチェノ23が巻掛けである
ため、従動軸29と遊星スプロケット22は点線で示す
矢印方向に回転する。
また従動軸29の軸受27は扉33と固着されているた
め、扉33も点線で示す矢印方向に回転することになる
したがって、駆動軸25を時計方向へ90 回転させる
と、上記のとおシ従動軸29と連動する扉33は反時計
方向へ90 回転して2点鎖線で示す位置に到達するか
ら、駆動軸25の回転を止める。
これにより貫通口Eは被熱物(図示せず)の移送が可能
なほど開放されるにいたる。
被熱物の移送が終了すれば、上記の扉33の開放動作と
逆回転させることにより貫通口Eを閉鎖する。
なお、貫通口Eの端面と扉33とは平行度調整金具31
により調整するため、従来例よりも一層気密的に密封で
きる。
以上のどおり、この考案による工業用加熱炉の扉開閉装
置によると、従来例にくらべて開閉機構が簡単で、扉の
シール面が被熱物と対向しない方向へ回転するため、移
送被熱物の輻射熱を受けず、かつヒンジ式扉にくらべて
被熱物を扉の直前まで前進させることができるほか、加
熱炉内の残留熱エネルギーの放散が少なく、扉部の整備
、点検が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は従来の扉昇降方式の開閉装置例で、第1図
は閉鎖状態を示す縦断面図、第2図は開放状態を示す縦
断面図、第3〜5図はこの考案の扉回転方式の開閉装置
例で、第3図は正面図、第4図は第3図のs −s’線
に沿う断面図、第5図は第3図のT−T’線に沿う断面
図である。 21・・・固定スプロケット、22・・・遊星スプロケ
ット、23・・・チェノ、24,28・・・腕、25・
・・駆動軸、26・・・軸受、27・・・軸受、29・
・・従動軸、33・・・扉。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動軸25を中心部に遊嵌させ、かつ炉体部材に固着し
    た固定スプロケット21と、従動軸29に固着した遊星
    スプロケット22との間にチェ723を巻掛け、前記駆
    動軸25の軸受26を炉体部材に、前記従動軸29の軸
    受27を扉33にそれぞれ固着し、さらに前記駆動軸2
    5と従動軸29との間に腕24,28を配設し、駆動軸
    25と腕24,28とを固着し、従動軸29と腕24゜
    28とを遊嵌させ、駆動軸25の回転方向と反対方向に
    従動軸29を回転させて扉を反転するようにした工業用
    加熱炉の扉開閉装置。
JP2078281U 1981-02-17 1981-02-17 工業用加熱炉の扉開閉装置 Expired JPS5848559Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2078281U JPS5848559Y2 (ja) 1981-02-17 1981-02-17 工業用加熱炉の扉開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2078281U JPS5848559Y2 (ja) 1981-02-17 1981-02-17 工業用加熱炉の扉開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57134599U JPS57134599U (ja) 1982-08-21
JPS5848559Y2 true JPS5848559Y2 (ja) 1983-11-05

Family

ID=29818682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2078281U Expired JPS5848559Y2 (ja) 1981-02-17 1981-02-17 工業用加熱炉の扉開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5848559Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037139A (ja) * 1983-08-10 1985-02-26 Hitachi Ltd ウェ−ハ移送経路におけるゲ−トバルブ機構
JPH0625932B2 (ja) * 1985-05-23 1994-04-06 東京エレクトロン東北株式会社 シヤツタ−装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57134599U (ja) 1982-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5848559Y2 (ja) 工業用加熱炉の扉開閉装置
JPS61272586A (ja) ロ−ラハ−ス式真空炉
US3659831A (en) Integral quench furnace and transfer mechanism
RU2763712C1 (ru) Устройство для подъёма и опускания заслонки печи
WO2022116546A1 (zh) 一种隧道窑及输送方法
CN213778661U (zh) 一种保温预热式进料架
JP2573519Y2 (ja) バッチ式加熱炉又は保温炉の保温カバ−装置
JPH023109Y2 (ja)
JP3158506B2 (ja) 竪形コイル熱処理炉
JPH0813044A (ja) 連続熱処理炉
JP3240180B2 (ja) 熱処理装置
WO2023233961A1 (ja) 熱処理システム及び熱処理炉が備える雰囲気置換構造
JPH0711158Y2 (ja) 熱処理炉における材料取扱い装置
CN214496394U (zh) 一种可自动密闭的热处理炉
JPS5983716A (ja) 加熱炉の回動扉
CN211926473U (zh) 一种可倾斜式回转炉
JPS6226438Y2 (ja)
JPS61279619A (ja) ロ−ラハ−ス式真空炉における被熱物の加熱方法
JPH0424397Y2 (ja)
JPS609240Y2 (ja) 工業用加熱炉の被熱材装入装置
JPH0453927B2 (ja)
JPS6023308Y2 (ja) 真空炉内部ロ−ダ
US3742876A (en) Opening mechanism for incinerator door
JP3219478B2 (ja) 縦型熱処理装置
JP2009275260A (ja) ハンドリング機構及び成膜装置