JPS5847773Y2 - 一輪型延線車 - Google Patents
一輪型延線車Info
- Publication number
- JPS5847773Y2 JPS5847773Y2 JP2957279U JP2957279U JPS5847773Y2 JP S5847773 Y2 JPS5847773 Y2 JP S5847773Y2 JP 2957279 U JP2957279 U JP 2957279U JP 2957279 U JP2957279 U JP 2957279U JP S5847773 Y2 JPS5847773 Y2 JP S5847773Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- power transmission
- wire
- transmission line
- elastic body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は一輪型延線車における無端チェーンの溝の改良
に関するものである。
に関するものである。
架空送電線に架線に当っては、ドラムから送電線を引出
しこれを延線区間の他方より架線用エンジン車をもって
牽引して行われるのが一般であるがこの際架線すべき送
電線が地面或は樹木に接触して表面が損傷するのを防止
するために、さらには送電線の急激な流れ込みを防止す
る目的で送電線に適当な張力を与えるためにドラムの位
置する送電線側に延線装置が設置される。
しこれを延線区間の他方より架線用エンジン車をもって
牽引して行われるのが一般であるがこの際架線すべき送
電線が地面或は樹木に接触して表面が損傷するのを防止
するために、さらには送電線の急激な流れ込みを防止す
る目的で送電線に適当な張力を与えるためにドラムの位
置する送電線側に延線装置が設置される。
この延線装置の一つに無端チェーンを使用した一輪型延
線車がある。
線車がある。
即ち延線軸に無端ベルトが数ターンに巻付けられており
、ドラムから繰り出された送電線はこのベルトに巻回さ
れたあと延線方向に送り出されて行く。
、ドラムから繰り出された送電線はこのベルトに巻回さ
れたあと延線方向に送り出されて行く。
延線軸はブレーキ機構によって自由な回転を阻止されて
おり、エンジン車によって引き出される送電線が流れ込
まないように送電線ひ張力がかけられる。
おり、エンジン車によって引き出される送電線が流れ込
まないように送電線ひ張力がかけられる。
しかして送電線が係合する無端チェーンの溝の形状につ
いては第1図イ9口、ハ、二のようなものがある。
いては第1図イ9口、ハ、二のようなものがある。
第1図イに示すV溝は特公昭51−8197号「線条体
延線方法及びその延線装置」で提案されているもので、
送電線が■溝に係すると、いわゆるくさび効果により送
電線に相当強力な張力を与えることができる。
延線方法及びその延線装置」で提案されているもので、
送電線が■溝に係すると、いわゆるくさび効果により送
電線に相当強力な張力を与えることができる。
しかしながら送電線が鋼心アルミ撚線(AC8R線)の
場合、送電線にきかめて高い張力が加わるため送電線自
体が■溝にめり込むような状態になる。
場合、送電線にきかめて高い張力が加わるため送電線自
体が■溝にめり込むような状態になる。
この際、表面のアルミ撚線が層くずれを起こし、正常な
送電線としての延線を行うことは困難であった。
送電線としての延線を行うことは困難であった。
又、第1図口に示すものは■溝の底のみをU字状にした
UV溝や同じく八に示すような放物線溝もあるが、これ
らの溝はいずれも比較的太い送電線に対してはくさび効
果により極めて高い張力を与える場合に第1図イの■溝
の場合と同様の欠点が現われる。
UV溝や同じく八に示すような放物線溝もあるが、これ
らの溝はいずれも比較的太い送電線に対してはくさび効
果により極めて高い張力を与える場合に第1図イの■溝
の場合と同様の欠点が現われる。
又、第1図二に示すようなU溝は■溝はど線条体に張力
を負荷することは出来ず、比較的低張力で延線される細
い送電線に使用されるが、高張力で延線されるAC5R
線には張力不足やローリングの発生があるため不向きで
ある。
を負荷することは出来ず、比較的低張力で延線される細
い送電線に使用されるが、高張力で延線されるAC5R
線には張力不足やローリングの発生があるため不向きで
ある。
なお第1図に示すものはいずれも1はシューコマ、2は
シューコマ1の溝1′に内張すした弾性体である。
シューコマ1の溝1′に内張すした弾性体である。
しかして第1図イ9口、ハ、二に示すものはAC3R線
のような送電線には高張力で延線することが出来ない欠
点があった。
のような送電線には高張力で延線することが出来ない欠
点があった。
本考案は送電線の層くずれを起こすことなく、高張力で
延線出来るようにした実用新案登録請求の範囲に記載し
た一輪型延線車を提供するものである。
延線出来るようにした実用新案登録請求の範囲に記載し
た一輪型延線車を提供するものである。
本考案の一輪型延線車における無端チェーンの実施例を
図面にもとづいて詳述すると、第2図イ及び口に示すよ
うに、1はシューコマで多数連結して無端チェーンを構
成するものであり、シューコマ1の溝1′に弾性体2が
内張すしである。
図面にもとづいて詳述すると、第2図イ及び口に示すよ
うに、1はシューコマで多数連結して無端チェーンを構
成するものであり、シューコマ1の溝1′に弾性体2が
内張すしである。
弾性体2の溝2′、2″はいわゆる複合溝を形成してお
り、第2図イでは半径R1の溝底に半径R2の溝をつけ
た複合溝に、又第2図口では半径R1の溝底に逆台形の
溝をつけた複合溝にそれぞれなっている。
り、第2図イでは半径R1の溝底に半径R2の溝をつけ
た複合溝に、又第2図口では半径R1の溝底に逆台形の
溝をつけた複合溝にそれぞれなっている。
半径R2の溝及び逆台形の溝のそれぞれの溝巾Wは使用
する最小電線径以下になっており、好ましくは使用する
最小電線の最外層の内径以下になっている。
する最小電線径以下になっており、好ましくは使用する
最小電線の最外層の内径以下になっている。
第3図において、3は例えばAC5R線のような送電線
で、銅芯7の上に鋼線が撚られた銅芯層6があり、さら
にその上にアルミの第2層5及びアルミの第1層4が相
互に巻き撚られている。
で、銅芯7の上に鋼線が撚られた銅芯層6があり、さら
にその上にアルミの第2層5及びアルミの第1層4が相
互に巻き撚られている。
今半径Rなる送電線3が溝2,2′内に入った場合、延
線車に巻き付けられた、送電線3は延線時の張力により
垂直方向にFなる力が働く、送電線3が溝内で接してい
る2つの点はa及びa′点であり、多少変形するが、近
似的に代表して点と考えると、Fなる力はa及び゛a′
a′にF′なる力に分かれて作用する。
線車に巻き付けられた、送電線3は延線時の張力により
垂直方向にFなる力が働く、送電線3が溝内で接してい
る2つの点はa及びa′点であり、多少変形するが、近
似的に代表して点と考えると、Fなる力はa及び゛a′
a′にF′なる力に分かれて作用する。
ここで更に力F′は垂直分力Cと水平分力すに分ける事
が出来る。
が出来る。
垂直分力Cに対する反力fは送電線3に作用しているが
、この反力fの方向が、第3図に於いて第1層4及び第
2層5を通る。
、この反力fの方向が、第3図に於いて第1層4及び第
2層5を通る。
もし反力fの方向が第1層4のみを通る場合、第1層4
の素線は押し上げられて、より線が層くずれを起こす。
の素線は押し上げられて、より線が層くずれを起こす。
このように反力fの方向が最外層より内側にある場合は
送電線3の層くずれを起こす事はない。
送電線3の層くずれを起こす事はない。
又、送電線に張力がかかればかかるほど点a及びa′は
変形し、送電線は点す、b’にも接するようになり、ス
リップすることのない耐張力が付与される。
変形し、送電線は点す、b’にも接するようになり、ス
リップすることのない耐張力が付与される。
点す、b’の深さは半径R1の底点より2〜3mm下に
なっているのが実用的である。
なっているのが実用的である。
なお、半径R1は使用する最大電線径かもしくは1〜2
mm大きくなっており、又、半径R2は使用する最小電
線径がそれ以下になっている。
mm大きくなっており、又、半径R2は使用する最小電
線径がそれ以下になっている。
弾性体は機械的強度及び耐摩耗性の大きいものであれば
よく、例えばポリウレタン、クロロプレン、ニトリルゴ
ムが使用される。
よく、例えばポリウレタン、クロロプレン、ニトリルゴ
ムが使用される。
本考案の一輪延線車における無端チェーンのシューコマ
はこのように構成したものであるから、送電線への耐張
が大きくとれるにもかかわらず送電線にはローリングや
層くずれ、笑い等が発生することはなく、又、送電線は
弾性体に接するから送電線の素線をいためることはない
。
はこのように構成したものであるから、送電線への耐張
が大きくとれるにもかかわらず送電線にはローリングや
層くずれ、笑い等が発生することはなく、又、送電線は
弾性体に接するから送電線の素線をいためることはない
。
この他、使用されるように設計された送電線の最大径か
ら最小径に至るどの径の送電線にも本考案の一輪型持線
束は使用することができるからその使用効果はきわめて
大きい。
ら最小径に至るどの径の送電線にも本考案の一輪型持線
束は使用することができるからその使用効果はきわめて
大きい。
第1図イ5口、ハ、二は従来のシューコマの断面図、第
2図イ、用ま本考案の一輪延線車におけるシューコマの
断面図、第3図は送電線と溝との力の作用図である。 顔中使用する番号は1はシューコマ、l/、2/、2/
/は溝、2は弾性体、3は送電線を示す。
2図イ、用ま本考案の一輪延線車におけるシューコマの
断面図、第3図は送電線と溝との力の作用図である。 顔中使用する番号は1はシューコマ、l/、2/、2/
/は溝、2は弾性体、3は送電線を示す。
Claims (3)
- (1)使用する最大電線径以上の大きい円弧の溝底に、
該溝底と同方向に、使用する最小電線径以下の小さい溝
を設けた複合溝を形成する弾性体をシューコマに内張す
した無端チェーンを具備してなることを特徴とする一輪
型延線車。 - (2)大きい円弧の溝底に設けた小さい溝巾は最小電線
の最外層の内径以下の複合溝である実用新案登録請求の
範囲第1項記載の一輪型延線車。 - (3)弾性体はポリウレタン、クロスプレン又はニトリ
ルゴムである実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項
記載の一輪型延線車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2957279U JPS5847773Y2 (ja) | 1979-03-07 | 1979-03-07 | 一輪型延線車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2957279U JPS5847773Y2 (ja) | 1979-03-07 | 1979-03-07 | 一輪型延線車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55130523U JPS55130523U (ja) | 1980-09-16 |
JPS5847773Y2 true JPS5847773Y2 (ja) | 1983-10-31 |
Family
ID=28877607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2957279U Expired JPS5847773Y2 (ja) | 1979-03-07 | 1979-03-07 | 一輪型延線車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5847773Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS645317A (en) * | 1987-06-27 | 1989-01-10 | Sumitomo Densetsu Kk | Stringing metal wheel |
-
1979
- 1979-03-07 JP JP2957279U patent/JPS5847773Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55130523U (ja) | 1980-09-16 |
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