JPS5846821Y2 - 脊髄カテ−テル插入用器具 - Google Patents

脊髄カテ−テル插入用器具

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JPS5846821Y2
JPS5846821Y2 JP1976003461U JP346176U JPS5846821Y2 JP S5846821 Y2 JPS5846821 Y2 JP S5846821Y2 JP 1976003461 U JP1976003461 U JP 1976003461U JP 346176 U JP346176 U JP 346176U JP S5846821 Y2 JPS5846821 Y2 JP S5846821Y2
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JP
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catheter
needle
puncture needle
groove
stylet
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JP1976003461U
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JPS5296587U (ja
Inventor
潔 浅井
Original Assignee
ダウコ−ニング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 脳内に脳を髄液(髄液)が溜る病気いわゆる脳水腫(水
頭症)の処理は、過剰の髄液を体内の一部位から別の部
位へ排流するのが通例である。
その方法として、たとえばカテーテルの一端部を脳髄空
洞に挿入し、圧力作動式逆止弁を介して他方の端部を血
液循環系統内(脳室−心房シャント、Ventricu
ls−auriculostomy V−Aシャント)
へ、または腹膜空洞(脳室−腹腔シャンl−、Vent
riculsperitOneaIShuntlV−P
シャント)へ導入して脳室内の過剰髄液を流出させてい
る。
(特公昭44−18712号および特開昭48−108
95号)。
このような方法は、脳を傷付けなければならず、また脳
実質内にカテーテル端部が埋れたり、その細片がカテー
テル内に詰まったりすることがある。
また別の方法としては、腰椎を切除してカテーテルをを
髄クモ腹膜腔に挿通し、他端を腹腔内に挿入する方法(
腰椎−腹膜シャントLumbar −peritone
alshunt、 L−P 5hunt)がある。
この考案は、上記後者の腰椎−腹膜シャントにおいて腰
椎を切除することなくカテーテルを腰椎に挿入できるよ
うにした新規なカテーテル挿入用器具を提供するもので
ある。
以下これを添付の図面について説明する。
この考案は、第1図に示すステンレススチール製の穿刺
針1と第3図に示す同質のスタイレット2とからなって
おり、穿刺針1の針部3の溝3aにスタイレット2の針
部4を装着して一体となすように構成されている。
穿刺針1は、針部3と支持部6とからなっており、針部
3は第2図に示すように先端に上方へ反った曲部5を形
成し、全体に亙って上半分を欠いた断面が第4図に示す
ように半環状をしている。
針部3の断面形状は、針部の溝3aにスタイレツ1−2
の第6図に示す断面が円形の針部4を上から着脱自在に
するためには半円形が好ましいが、半円以上でもよい。
半円以上すなわち溝3aの最大中よりも、その上部開放
部の巾が小さい場合は、スタイレット2はその針部4の
先端曲部5′で溝3aの上部開放部の巾を広げながら溝
3aに沿って引抜くことができ、要は後述するように開
放部の巾はを髄カテーテルを上方へ外すことができる巾
であれば、溝3aの内径よりも小さくてもよい。
支持部6は、針部3の延長上で針部3に近い部分に針部
の溝3aと同様な溝6aが、かつ基部にこれと同心状に
上部が開放した樋状の空洞7が設けられている。
空洞7の内径はその上部開口巾よりも大きく、また溝6
aの巾は少くともスタイレット2の針部4が自由に通れ
る大きさでなければならない。
支持部6には溝6aに近い部分にフランジ8が取付けら
れており、端部に穿設された溝からなる突起保合部9が
形成されている。
上記フランジ8は、本器具を人体に刺したり抜出すとき
、および穿刺後位置を決めるのに用いられる。
曲部5は、後述する実際の使用時にカテーテルを挿入し
たとき挿入方向に対し直角方向に変えるために設けられ
ており、その立上りの度合は、本器具を穿刺すときの抵
抗が大きくなく、また上記目的を達成できる程度であれ
ばよい。
スタイレット2は、先端に穿刺針1の曲部5と合致する
曲部5′を形成した丸棒状の針部4と、他端に設けられ
た針部4よりも太い嵌合部10と嵌合端部11とからな
っており、嵌合端部11に隣接する突起12が嵌合部1
0に設けられている。
嵌合部10は、穿刺針1の支持部6の空洞7に嵌合され
るようになっており、スタイレット2を穿刺針1に装着
したとき両針部3と4の離れを防ぐのにも必要であり、
そのためには第5図に示す空洞7の開口巾は嵌合部10
の直径よりも狭くしておくのが好ましい。
突起12は、穿刺針1の支持部6に設けられている突起
保合部9に係合させることにより、スタイレット2の穿
刺針1における回動を防止することができる。
嵌合端部11は、人体に穿刺する場合スタイレット2が
別個な動きをせず常に穿刺針1と一体となるようなスト
ッパーの役目をする。
第7図は、この考案に先立って案出されたカテーテル挿
入用器具を示すものであり、この考案の基礎となってい
るものである。
これは、この考案のようにスタイレットを穿刺針に上か
ら装着できるような支持部の溝と針部の半環状をなして
いないことを除いて他はこの考案のものと全く同じ構成
をしており、スタイレットは、これを穿刺針に挿通しこ
れから引抜ける程度に先端の曲部が形成されている。
従って説明の都合上、以下第7図に示す器具によって実
際の使用法を説明するが、これはこの考案の器具につい
ても同しことが言える。
まずスタイレット2′を内部に入れたままの穿刺針1′
を人体皮膚から腰★に穿刺し、穿刺針の曲部5″を下向
きになるようにする。
その後スタイレット2′を引抜き、穿刺針1′に第8図
に示すような側(L22を有するX線造影刺入シリコー
ンラバー製のを髄カテーテル21を、カテーテル内に第
10図に示す探針23を入れたまま挿入する。
次いでを髄カテーテル21が腰椎に到達したことを確認
した上、を髄カテーテル21のみを残して穿刺針1′と
探針23を引抜き、を髄カテーテル21の他の端をスノ
ット弁25を有するシリコーンゴム製の腹膜カテーテル
24にステンレススチールコネクター26を介して接続
する。
この場合、カテーテルを挿入したときの穿刺針1′とカ
テーテル21との位置関係は、第11図に示すようにカ
テーテル21の先は穿刺針1′の先端から突出しており
、この柔軟な突出部分が柔軟な人体内に密着するので、
カテーテル21に支障なく穿刺針1′を引抜くことがで
きる。
また、穿刺針1′の曲部5″によってカテーテル21を
直角方向に変えることか゛でき、さらに穿刺針1′を回
転させて曲部5″の向きを変えることにより、先端にX
線造影剤を配合したカテーテルをX線投影しながらカテ
ーテルを所望の位置に設置することができる。
以上のようにすることにより、髄液はを髄カテーテル2
1の側孔22と斜めの開口21 aから進入してを髄カ
テーテル21から腹膜カテーテル24へと進み、スリブ
I・弁25から腹膜内に放出される。
このとき中途に特公昭44−18712号のような弁を
取付けて強制的に髄液を移動させることもできる。
上記のような器具を使ってカテーテルを腰椎に挿入する
ことは、切除手術をしないと言っても腰椎に傷をつける
ことには変りがないのでその傷は小さい方がよく、とく
に幼児に使用される場合にはごく小さい傷を与えるだけ
ですむものがよい。
なお、従来の器具によるカテーテルの挿入について説明
すると、第9図は、内径0.64 mm、外径1.14
mmの小児用を髄カテーテル21′を示したもので、第
8図に示す内径0.89mm、外径1.65mmの大人
用カテーテル21よりも一段と細くなっており、を髄カ
テーテル21′を腹膜カテーテル24とコネクター26
で接続できないので、腹膜カテーテル24と同径のチュ
ーブ27に接着剤28で接合させている。
このような小児用を髄カテーテル21′を第7図に示す
ような挿入器具で先端の曲っていない従来の器具により
人体に挿入する場合には、挿入後器具と一緒にカテーテ
ルが引出されないように一端をピンセットか指先で固定
する必要があり、そのため小児用を髄カテーテルは、挿
入器具の長さ以上すなわち人体皮膚の表に出るだけの余
分な長さを有していなければならない。
小児の髄液は一般に大人のそれに比べ高たん白質で髄液
中に微細片が多い。
そのためこれを排流するを髄カテーテル21′はなるべ
く短かくシ、接着剤のしみ出しがないよう十分に注意し
ながらチューブ27と接合して腹膜カテーテル24と接
続した方がよく、内腔の細いを髄カテーテル21′の全
長が短かいほどカテーテル内で゛の詰りが少なくなる。
この考案のカテーテル挿入用器具によれば、穿刺針の針
部がチューブ状のものに比べて半分であるため、人体に
おける孔は小さくてすむから傷を最小に止めることがで
きる。
とくに小児用を髄カテーテルのような場合、針部の上半
分がないためカテーテルの細い部分を最少限の短かさに
することができ、またカテーテルを体内に残して穿刺針
を容易に取出すことができる。
さらに太さの違う2本のカテーテルを接合したもの例え
ば第9図に示すような小児用を髄カテーテルでも挿入す
ることができ、またを髄カテーテルを望ましい方向へ任
意に設置することができる。
さらにまた、器具先端が曲っているので、カテーテルを
皮膚からを髄に向って直角に挿入したのちを髄中(クモ
膜腔内)で上下の方向に曲げられ、したがって髄液を効
率よく排出することかで゛きる。
なお、この考案のカテーテル挿入用器具を使用すれば、
従来のV−PシャントおよびV−Aシャントの場合にお
ける効果に加えて、人体への傷をより小さくでき、また
を髄カテーテルをより短くすることができるほか、を髄
カテーテルの挿入方向を挿入器具の回転とその先端の曲
部により容易に設定できるL−Pシャントが遠戚される
【図面の簡単な説明】
図面は本案器具の実施例を示すもので、第1図は穿刺針
の平面図、第2図はその側面図、第3図はスタイレット
の側面図、第4図は第1図のA−A線断面図、第5図は
第2図の指尖方向がらみた側面図、第6図は第3図のB
−B線断面図、第7図は本案器具の使用法を説明するた
めの斜視図、第8図および第9図はそれぞれカテーテル
の一部を欠除した平面図、第10図は探針の一部を欠除
した平面図、第11図は穿刺針とカテーテルの位置関係
を示す説明図である。 1・・・・・・穿刺針、2・・・・・・スタイレット、
3・・・・・・針部、3a・・・・・・溝、4・・・・
・・針部、5・・・・・・曲部、6・・・・・・支持部
、6a・・・・・・溝、7・・・・・・空洞、10・・
・・・・嵌合部、12・・・・・・突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.先端に曲部5を形成し全体に亙って上半分を欠いた
    断面が半環状の針部3および、これに接続して前記針部
    の延長上に溝6aおよび基部に上部が開放した且つその
    開口巾よりも大きい内径を有する樋状の空洞7を設けた
    支持部6を有する穿刺針1と、前記針部の溝3aに密着
    するようにした前記穿刺針の支持部の空洞に嵌装する丸
    棒状の嵌合部10を基部に設けたスタイレット2との組
    合せからなるを髄カテーテル挿入用器具。 2、スタイレット2の嵌合部10に突起12を設け、か
    つ穿刺針1の端部に前記突起12と係合する溝からなる
    突起係合部9を設けた実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のを髄カテーテル挿入用器具。
JP1976003461U 1976-01-19 1976-01-19 脊髄カテ−テル插入用器具 Expired JPS5846821Y2 (ja)

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JPS5296587U JPS5296587U (ja) 1977-07-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50130289A (ja) * 1974-04-01 1975-10-15

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JPS50130289A (ja) * 1974-04-01 1975-10-15

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