JPS5846546Y2 - コネクタガ−ド - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コネクタの連結を確実にするためのコネクタ
ガードに関するものである。

例えば、電磁弁を電源に接続する場合、一般に第１図に
示すようなりＩＮ形コネクタが使用されている。

これは、電磁弁に固定される端子台１に雄コネクタを設
け、電源側に接続される雌コネクタ２を上記雄コネクタ
に差込み連結するものであるが、両コネクタの固定は、
それらの差込みによる接触抵抗と中央部に螺挿した１本
の締付ねじ３によって行われているにすぎず、そのため
、外部がら何等かの力が作用した場合に、両コネクタの
連結部分が曲りたり捩れたりして接触不良を起し易く、
それに伴う電磁弁の誤動作などのトラブルが生じ易かっ
た。

本考案は、これらの問題点に鑑みなされたもので、コネ
クタの連結部分を抱持するコネクタガードを提供し、そ
れによってコネクタの変形やねじれ等を防いでその接触
不良を防止したことを特徴とするものである。

特に、規格品のコネクタを使用する場合、雄コネクタと
雌コネクタ、及びそれらの間に介在されるバッキングの
外径寸法は若干づつ相違しており、従って、これらの部
材を確実に抱持させるためには、コネクタガードの構成
にそれ相応の配慮を施さなければならない。

本考案は、このような外径寸法の異なるコネクタ及びバ
ッキングを確実に支持し得るように構成したものである
。

以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
に、第２図において、１０は電磁弁等に取付けられる端
子台、１１は電源側に接続される雌コネクタ、１２はコ
ネクタガードであって、上記端子台１０は、第３図に示
すように、その中央部に上方へ突出する正方形状の連結
用台部１４を設け、この台部１４に差込み用のピン１５
を植設することにより雄コネクタ１３を形成せしめたも
ので、このピン１５を正方形状のボディ１１ ａを有す
る上記雌コネクタ１１の差込孔内にバッキング１６を介
して差込み、それによって両コネクタ１１．１３を連結
している。

これらのコネクタ１１のボディｌｌａとコネクタ１３の
台部１４及びバッキング１６の外径寸法ａ。

ｂ、Ｃはそれぞれ若干づつ相違しており、図示した実施
例の場合はａ＜ｂ＜ｃなる関係を有している。

上記両コネクタ１１．１３の連結部分を抱持するコネク
タガード１２は、第４図及び第５図からも明らかなよう
に、弾性ある金属板によって形成した正方形枠状の本体
１２ ａを有し、この本体１２ ａを、外径寸法Ｃの大
きいバッキング１６が変形することなく嵌入されるよう
に該バッキング１６に合った内径寸法Ｃ′に形成したも
ので、該本体１２ａの一辺には切割溝１７を縦設し、ま
た、本体１２ａの四辺の上端部には、該本体と一体の舌
片を設けてそれを内側に巻曲することにより、雌コネク
タ１１のボディ１１ ａの外側面に弾力的に当接する弾
性支持片１８を形成し、本体１２ａの四辺の内面には、
その壁面を内側に向けて膨出させることにより雄コネク
タ１３の台部１４の外側面に当接する突子１９を形設し
、さらに上記切割溝１７の溝縁には、上記台部１４の側
面切設した凹溝２０に係止する係止片２１を設けている
。

上記弾性支持片１８及び突子１９は、バッキング１６の
寸法に合わせて形成された本体１２ ａを、バッキング
よりも小径でしかも互いに外径寸法の異なる雌雄のコネ
クタ１１及び１３に同時に当接させ得るようにするため
のものであり、これらを設けることによってコネクタガ
ード１２には、異なる内径寸法ａ’、ｌ）’、ｃ’を有
する３つの当接支持部が構成されることになる。

また、上記端子台１０上には、凹溝２０に対向する位置
に突起２２を設け、コネクタガード１２の切割溝１７を
設けた部分を外側から支持させることにより、係止片２
１が凹溝２０から外れないようにしている。

上記構成を有するコネクタガード１２は、係止片２１を
凹溝２０内に係止させた状態でバッキング１６が載置さ
れた雄コネクタ１３の連結用台部１４に嵌合させ、その
状態で雌コネクタ１１をコネクタガード１２内に挿入し
て雄コネクタ１３に連結させる。

このとき、コネクタガード１２の弾性支持片１８が雌コ
ネクタ１１のボディ１１ ａの外側面に当接すると共に
、突子１９が雄コネクタ１３の台部１４の外側面に当接
し、さらに、バッキング１６は本体１２ ａの内部に直
接嵌入される。

従って、外径寸法の異なる雌コネクタ１１及び雄コネク
タ１３がコネクタガード１２によって確実に当接支持さ
せることになり、外力の作用によって両コネクタ１１．
１３の変形やねじれ等が生じにくい。

以上詳述したように、本考案によれば、簡単な構成のコ
ネクタガードによって外径寸法の異なる雌雄のコネクタ
を確実に連結状態に支持させることか゛でき、それによ
ってコネクタの連結力を高めて変形やねじれ等によるコ
ネクタの接触不良を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はコネクタの一般的な連結状態を示す斜視図、第
２図は本考案に係るコネクタガードを用いてコネクタを
連結した状態の斜視図、第３図はその分解斜視図、第４
図及び第５図はコネクタガードの底面図及びＡ−Ａ断面
図である。 １１・・・・・・雌コネクタ、１２・・・・・・コネク
タガード、１２ａ・・・・・・本体、１３・・・・・・
雄コネクタ、１４・・・・・・連結用台部、１６・・・
・・・バッキング、１７・・・・・・切割溝、１８・・
・・・・弾性支持片、１９・・・・・・突子、２０・・
・・・・凹溝、２１・・・・・・係止片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. バッキングを介して連結される雄コネクタと雌コネクタ
   との連結部分を抱持させるための部材であって、方形枠
   状をなす本体の外径寸法の大きいバッキングに合った内
   径寸持に形成し、該本体における四辺の上端部に雌コネ
   クタの外側面に弾力的に当接する弾性支持片を設けると
   共に、四辺の内面に雄コネクタにおける連結用台部の外
   側面に当接する突子を設け、本体の一辺に縦設した切割
   溝の溝縁に上記連結用台部に切設した凹溝に係止する係
   止片を設けたことを特徴とするコネクタガード。