JPH0411354Y2 - - Google Patents

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JPH0411354Y2
JPH0411354Y2 JP7433588U JP7433588U JPH0411354Y2 JP H0411354 Y2 JPH0411354 Y2 JP H0411354Y2 JP 7433588 U JP7433588 U JP 7433588U JP 7433588 U JP7433588 U JP 7433588U JP H0411354 Y2 JPH0411354 Y2 JP H0411354Y2
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socket
plug
protrusion
elongated hole
male
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、携帯用の小型コンピユータ等に使用
される小型コネクターの抜け止め装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、音響機器等に使用されているドイツ規格
(DIN)の丸型コネクターを、そのままの形状で
小型にしたものが、通称ミニDINと呼ばれて、
携帯用小型コンピユータの多心コネクターに利用
されている。
第5図は、従来のミニDINコネクターのソケ
ツト側を分解して示すものである。
雌型の接触子が多数組み込まれた接触子保持体
Aの外周には、金属製の円筒形ソケツトBが、ま
た雄型の接触子が多数組み込まれた接触子保持体
(図に表れず)の外周には、金属製の円形筒のプ
ラグCが設けられている。
プラグC側の接触子保持体には、通常ケーブル
(図示略)が接続される。
両接触子保持体A,Cの接触子同士を接続した
ときには、ソケツトBにプラグCが嵌合されて、
接続部の結合は保持され、かつソケツトBとプラ
グCにより、接続部はシールドされる。
ソケツトB側の接触子保持体Aは、プラグCの
内径より若干小径の円柱形を呈し、かつその正面
の上部中央と斜め左右の下部の外周には、それぞ
れ、軸線方向を向く位置決め用の案内溝Dが設け
られている。
接触子保持体Aは、図示されていないコンピユ
ータの基版に、端子接続部が接続されることによ
り固定され、かつ正面差込み側の面を、コンピユ
ータのケースEの板面とほぼ同一平面として、ケ
ースEの中に埋設されている。
ソケツトBは、接触子保持体Aと同軸をなし
て、ケースEの円孔Fに嵌め込まれ、かつ外周面
の両側から軸線と平行に突出する係止片Gで抜け
止めされている。ソケツトBの後部より下向きに
突設された舌片Hは、基版のアース部に接続され
る。
ソケツトBの筒型の胴部には、プラグCを弾性
把持するための、軸線方向の切欠Iが設けられ、
これによりソケツトBは、求心方向に弾性変形し
うるようになつている。
プラグCには、前記各案内溝Dに係合するべ
く、内側へ向かつて突出する内向係合突起Jが設
けられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
コンピユータに使用される通常のコネクターの
端子間の標準的なピツチは、2.45mm(10分の1イ
ンチ)であるが、ミニDINコネクターでは、形
状を小型にするため、端子間ピツチを1.22mm(20
分の1インチ)としている。そのため、雌雄接触
子同士の結合時の把持力が弱くて抜け易い。
ソケツトBは、プラグCの円筒部を外側から弾
性的に締め付けて、それを把持しているが、この
ように一定径の円筒体を求心方向に弾圧すること
によつて把持するだけでは、振動等によつて徐々
に抜け出し易い。
また、ミニDINコネクターは、小型であるた
め、これにロツク機構等の係止機構を付設するの
が困難である。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によれば、雌雄の接触子の一方が多数組
み込まれた接触子保持体の外周に、円筒形で胴部
が円周方向に切り放された金属製ソケツトを、ま
た他方の接触子が多数組み込まれた接触子保持体
の外周に、円筒形の金属製プラグを設け、ソケツ
トをプラグに嵌合して雌雄の接触子同士を接続し
たとき、ソケツトがプラグを弾性把持して接続部
を保持するとともに、ソケツトとプラグが接続部
をシールドするようにした小型コネクターにおい
て、ソケツトの外周面に、軸線方向に延びるとと
もに、ソケツトの前端で開口する長孔を設け、か
つ、この長孔の途中に長孔内へ突出する突出部を
設け、さらにソケツトとプラグを嵌合したとき、
前記長に係合案内され、かつ突出部に当接してソ
ケツトを径方向に弾性変形させて通過しうる突起
を、プラグの外周面に設けることにより、また、
雌雄の接触子の一方が多数組み込まれた接触子保
持体の外周に、円筒形で胴部が円周方向に切り放
された金属製ソケツトを、また他方の接触子が多
数組み込まれた接触子保持体の外周に、円筒形の
金属製プラグを設け、ソケツトをプラグに嵌合し
て雌雄の接触子同士を接続したとき、ソケツトが
プラグを弾性把持して接続部を保持するととも
に、ソケツトとプラグが接続部をシールドするよ
うにした小型コネクターにおいて、 ソケツトの胴部を円周方向に切り放している切
欠溝の前端部両側縁の前端部に、ソケツトの前方
に向かつて溝幅が拡開するようにした傾斜面を設
けるとともに、その傾斜面の後方に凹みを設け、
さらにソケツトとプラグを嵌合したとき、前記切
欠溝に係合案内され、かつ傾斜面でソケツトを拡
径して後方の凹みに係合しうる突起を、プラグの
外周面に設けることにより、上述の課題が解決さ
れる。
〔作用〕
ソケツトにプラグが嵌合しているとき、プラグ
に設けた突起が、ソケツトに設けた長孔の突出部
に当接するか、又は凹みに嵌合しているため、軸
線方向に抜け出し難く、振動等によつて徐々に抜
け出すことはない。
〔実施例〕
第1図及び第2図は、本考案の一実施例を示す
ものである。
1はソケツト、2はプラグで、ソケツト1側の
接触子保持体は、従来と同じであるので、図示を
省略してある。
ソケツト1の胴部3には、軸線方向を向く長孔
4,4が、胴部3を軸線方向に切り放している切
欠溝5の中心5cに対して、左右対称に2個設け
られている。この部分は、左右同一構造であるの
で、一方のもの、すなわち第2図に示す平面図の
右側のものについて説明する。
長孔4の前端は、ソケツト1の前端に設けた拡
径部6のほぼ中央まで達している。従つて長孔4
の前端は、ソケツト2の進入方向に対して開口し
ていることとなる。
長孔4の切欠溝5に近い側の側縁4aの途中に
は、内向突出部7が、また同じく他側縁4bにお
ける内向突出部7と対向する個所には、凹入部8
が設けられている。従つて、長孔4は、途中で側
方に湾曲している。
プラグ2の外周面2aには、ソケツト1にプラ
グ2を嵌合させたとき、長孔4の中心線9と合致
するところに、長孔4の幅とほぼ同径か、もしく
は若干小径の突起10が設けられている。
プラグ2における突起10の軸線方向の位置
は、ソケツト1とプラグ2を、雌雄の接触子同士
を確実に接触するところまで嵌合したときに、突
起10が、突出部7を通り過ぎるように定めてあ
る。
ソケツト1にプラグ2を差し込むと、突起10
は、拡径部6のところで長孔4内に進入して奥に
案内される。
突起10は、途中で突出部7に当接して、それ
以上の進入が阻止される。
ソケツト1の胴部3には、プラグ2を弾性変形
によつて把持するために、軸線方向の切欠溝5が
設けられている。従つて、胴部3は切り放され、
切欠溝5の左右が拡径方向や縮径方向に弾性的に
変形することができる。また、ソケツト決と1の
軸線方向と直行する断面形、すなわち、差し込み
口の形状は、プラグ2の外形と同径の真円でな
く、非円形に歪ませてあり、そのため、ソケツト
1にプラグ2が嵌合した状態であつても、縮径方
向に若干の弾性的な変形をしうる余裕がある。
第2図の実施例においては、突起10が突出部
7に当接すると、ソケツト1は縮径方向に弾性変
形させられて、突起10を通過させる。
突起10が突出部7を通過した後は、長孔4の
中心が、中心線9上に戻つているので、ソケツト
1の弾性変形は復元する。
上記のようにして差し込まれたプラグ2をソケ
ツト1から抜き出すには、突起10で突出部7を
押圧して、ソケツト1を弾性変形させうる力を必
要とする。従つて、振動等の弱い力によつては、
抜け出すことはない。
〔変形例〕
第3図は、第2図の変形例を示すものである。
第3図においては、長孔4における突出部7′
は、切欠溝5より遠い側の側縁4bから突出され
ている。従つて、突起10が突出部7′に当接す
ると、ソケツト1は拡径方向に弾性変形させられ
る。
また、第2図及び第3図の実施例において、突
出部7が設けられた側縁4a、及び突出部7′が
設けられた側縁4bと対向する側の側縁4b及び
4aは、特別な作用を行なわないので、仮想線で
示す如く、突起10が通れる程度以上に、幅を広
くして切りとつておいてもよい。
第4図は、第3図に示す突出部7′が設けられ
る側縁4bを、胴部3に設けられた切欠溝5′の
側縁5′aで代用した実施例である。
切欠溝5′の前端の両溝縁5′aには、前方に向
けて溝幅が拡開する傾斜面5′bが設けられ、そ
の傾斜面5′bによつて形成される切欠溝5′の幅
の狭窄部11は、ソケツト2に設けられる両突起
10,10外側面同士の間隔より狭くしてある。
狭窄部11の奥には、凹み12を設けてある。
ソケツト1にプラグ2を嵌合するとき、狭窄部1
1に突起10が当接して、ソケツト1を拡径方向
に弾性変形させ、突起10が狭窄部11を通過し
て、凹み12に嵌り込むと、ソケツト1の弾性変
形は復帰して、ソケツト1とプラグ2は、弾性的
に係合される。
〔考案の効果〕
ソケツトとプラグの把持に、軸線方向に作用す
る弾性係合が加わるので、通常の振動で抜け出す
ことはない。しかし、ある程度強く引けば、容易
に抜き外すことができる。
構造が簡単であり、かつ小型とすることが容易
である。
また、ソケツトに本考案のものを使用しても、
従来のプラグをそのまま差し込める。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す分解斜視
図、第2図は、第1図に示すソケツトの平面図、
第3図は、第2図に示すものの変形例のソケツト
の平面図、第4図は、他の実施例を示すソケツト
の平面図、第5図は、従来のコネクタの分解斜視
図である。 1……ソケツト、2……プラグ、2a……外周
面、3……胴部、4……溝、4a,4b,5′a
……側縁、5,5′……切欠溝、5′b……傾斜
面、6……拡径部、7,7′……突出部、8……
凹入部、9……中心線、10……突起、11……
狭窄部、12……凹み。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 雌雄の接触子の一方が多数組み込まれた接触
    子保持体の外周に、円筒形で胴部が円周方向に
    切り放された金属製ソケツトを、また他方の接
    触子が多数組み込まれた接触子保持体の外周
    に、円筒形の金属製プラグを設け、ソケツトを
    プラグに嵌合して雌雄の接触子同士を接続した
    とき、ソケツトがプラグを弾性把持して接続部
    を保持するとともに、ソケツトとプラグが接続
    部をシールドするようにした小型コネクターに
    おいて、 ソケツトの外周面に、軸線方向に延びるとと
    もに、ソケツトの前端で開口する長孔を設け、
    かつ、この長孔の途中に長孔内へ突出する突出
    部を設け、さらにソケツトとプラグを嵌合した
    とき、前記長孔に係合案内され、かつ突出部に
    当接してソケツトを径方向に弾性変形させて通
    過しうる突起を、プラグの外周面に設けてなる
    小型コネクターの抜け止め装置。 (2) 長孔内へ突出する突出部が、プラグの突起に
    当接して、ソケツトを縮径する方向に弾性変形
    させるように、方向づけられている請求項(1)記
    載の小型コネクターの抜け止め装置。 (3) 長孔内へ突出する突出部が、プラグの突起に
    当接して、ソケツトを拡径する方向に弾性変形
    させるように、方向づけられている請求項(1)記
    載の小型コネクターの抜け止め装置。 (4) 長孔が、ソケツトの胴部を円周方向に切り放
    している部分に接近して設けられている請求項
    (1)乃至請求項(3)のいずれかに記載の小型コネク
    ターの抜け止め装置。 (5) 雌雄の接触子の一方が多数組み込まれた接触
    子保持体の外周に、円筒形で胴部が円周方向に
    切り放された金属製ソケツトを、また他方の接
    触子が多数組み込まれた接触子保持体の外周
    に、円筒形の金属プラグを設け、ソケツトをプ
    ラグに嵌合して雌雄の接触子同士を接続したと
    き、ソケツトがプラグを弾性把持して接続部を
    保持するとともに、ソケツトとプラグが接続部
    をシールドするようにした小型コネクターにお
    いて、 ソケツトの胴部を円周方向に切り放している
    切欠溝の前端部両側縁の前端部に、ソケツトの
    前方に向かつて溝幅が拡開するようにした傾斜
    面を設けるとともに、その傾斜面の後方に凹み
    を設け、さらにソケツトとプラグを嵌合したと
    き、前記切欠溝に係合案内され、かつ傾斜面で
    ソケツトを拡径して後方の凹みに係合しうる突
    起を、プラグの外周面に設けてなる小型コネク
    ターの抜け止め装置。
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