JPS5846198B2 - 酸化物超伝導体ジョセフソン素子の製造方法 - Google Patents

酸化物超伝導体ジョセフソン素子の製造方法

Info

Publication number
JPS5846198B2
JPS5846198B2 JP55102081A JP10208180A JPS5846198B2 JP S5846198 B2 JPS5846198 B2 JP S5846198B2 JP 55102081 A JP55102081 A JP 55102081A JP 10208180 A JP10208180 A JP 10208180A JP S5846198 B2 JPS5846198 B2 JP S5846198B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sputtering
barrier layer
layer
superconductor
josephson device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55102081A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5727079A (en
Inventor
隆弘 稲村
陽一 榎本
隆 犬飼
敏明 村上
実 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP55102081A priority Critical patent/JPS5846198B2/ja
Publication of JPS5727079A publication Critical patent/JPS5727079A/ja
Publication of JPS5846198B2 publication Critical patent/JPS5846198B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N60/00Superconducting devices
    • H10N60/01Manufacture or treatment
    • H10N60/0912Manufacture or treatment of Josephson-effect devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は酸化物超伝導材料である。
BaP b 1−xB 1x03 (0,05<x<0
.3 )を用イタショセフノン素子の製造方法に関する
ものである。
ジョセフソン素子は将来の超大型電子計算機を構成する
素子と目されているが、現在のpb金合金の金属超伝導
材料によるジョセフソン素子は、障壁層(または絶縁層
)が室温と液体ヘリウム(4,2k)の温度サイクルの
ために破壊し、素子の信頼性がまだ十分ではない。
現在において、温度サイクルに対する寿命の最も長いP
b−In−Au合金においても最高で約500回で、こ
れでは不十分である。
障壁層が温度サイクルに対して破壊される原因は、超伝
導体層と障壁層の間における熱膨張係数及び結晶系の不
整合にあると考えられている。
この原因を取り除くには超伝導体層と障壁層とを同一の
系列の材料で構成する方法が先ずあげられる。
しかし通常の金属または合金では同じ系列の材料で超伝
導体と絶縁体を得るのは困難である。
また、BaPb 1−xB 1x03 (0,05<x
<0.3 )酸化物超伝導材料ではこれが可能であるが
、しかし、この場合には数1OAという非常に弱い膜を
形成することが技術的に困難であった。
本発明の目的は基板上に順次積層された第1の超伝導体
層、障壁層、第2の超伝導体層を包含するトンネル接合
形ジョセフソン素子において、上記各層がBaPb1−
xBjx03(0,05<x<0.3)酸化物超伝導材
料を用いて形成され、そして、障壁層が非常に薄い膜か
ら成るものを簡単に製造する方法を提供することである
本発明の酸化物超伝導体ジョセフソン素子の製造方法は
基板上に第1の超伝導体層を形成する第1の工程と、上
記第1の超伝導体層上に障壁層を形成する第2の工程と
、上記障壁層上に第2の超伝導体層を形成する第3の工
程を包含し、上記第1および第3の工程は共に酸化物超
伝導材料BaPb1xBix03(0,05<x<0.
3 )より成るターゲットを使用し、酸素の割合を30
〜60%とするアルゴン・酸素混合雰囲気中で雰囲気圧
力を4−LIOXlo−2Torrとするスパッタリン
グを実施した後、熱処理することから成り、上記第2の
工程は酸化物超伝導材料BaPbt−xBix03 (
0,05<x<0.3)より成るターゲットを使用し、
酸素の割合を10%以下とするアルゴン・酸素混合雰囲
気中で雰囲気圧力を1〜10XIO−2Torrとする
スパッタリングを実施することから成ることを特徴とす
る。
本発明において、第1.第2および第3の工程における
スパッタリングは直流スパッタリングであってもよいが
、好ましくは陽極電圧を1〜2kVとする高周波スパッ
タリングである。
また第1および第3の工程において、スパッタリングに
より生成したBaPb1−XBixO3薄膜の熱処理は
レーザー照射により実施されてもよい。
B aP b i −XB I x03(0,05<x
< 0.3 )は酸化物であるために、通常Pb系合
金で行なわれている酸化法による絶縁層の形成ができな
い。
したがってこの材料を用いたジョセフノン素子の障壁層
の作製には酸化法以外の他の方法が適用されねばならな
い。
本発明者等はBaPb1−)(Bi)(03(0,05
<x<0.3)酸化物超伝導材料からジョセフノン素子
を製造するためにスパッタリング法によって上記材料の
薄膜化を行う場合、スパッタリング条件によってBaP
b 1−xBi)(03薄膜の電気的及び超伝導的性質
が著しく異なったものになってしまうことを見い出した
即ち、スパッタ時におけるアルゴン酸素混合雰囲気にお
ける酸素分圧が小さいと(前記工程2の範囲)BaPb
1−XBixO3薄膜の電気抵抗は大きくなり、半導体
的な特性を示す様になり、そして超伝導転移温度Tcは
非常に低くなるか、または超伝導を示さなくなる。
この性質を利用して障壁層を形成することができる。
即ちスパッタリングによって薄膜を形成する過程で、あ
る一定時間だけスパッタ条件を前記工程1から工程2に
変更することにより、障壁層の形成が可能である。
スパッタリング時雰囲気の酸素分圧が低い場合に形成さ
れた薄膜が超伝導にならない(またはTcが非常に低く
なるく3K)原因としてBa/(Pb+Bi)の化学量
論組成からのずれがあげられる。
即ち、酸素分圧が小さいと、PbまたはBiが薄膜中か
ら欠乏し薄膜の組成がBa□+ヶPbo、7Bio、3
0aとなり、化学量論比からずれる。
そのため抵抗率は大きくなり、超伝導を示さなくなる(
またはTcが非常に低くなる)と考えられる。
第1図は本発明の第1の工程に基づいて作成された第1
の超伝導体層の特性を示すグラフであって、その詳細は
以下の通りである。
BaCO3、Pb02t およびBi2O3を組成が
BaPb□、7B i□、303になる様に配合し、S
OO℃で2時間酸素フロー中で反応させ、得られた粉末
をディスク状に成型し、880℃で8時間酸素フロー中
で焼結する。
これをターゲットとして0249%のAr−02混合雰
囲気中、陽極電圧1.6kV印加の下で高周波スパッタ
する。
これを空気中500’C112時間熱処理したBaPb
□、7Bi□、303薄膜の低温における抵抗率及び超
伝導転移の様子を第1図に示す。
第1図中& t 1) t eはスパッタ時のAr−4
9%02混合雰囲気圧力をそれぞれ4X10 To
rr−6X10−2Torrs8X10−2Torrに
保って底膜した場合の膜の抵抗率を示している。
一方、本発明の第2の工程に基づいて同じターゲットで
陽極電圧1.6kV、さらに0210%のAr−02混
合雰囲気中でスパッタしてBaPb1−XB 1X03
(0,05<x<0.3 )の薄膜を形成する。
さらにこの薄膜を空気中で500’C・12時間熱処理
した。
得られた13al+(tpbO,713tO,3o3薄
膜の低温における抵抗率及び超伝導転移の様子を第2図
に示す。
第2図中a、b、cはスパッタ時のAr −10,2%
02混合雰囲気の圧力をそれぞれ4X10 Torr
、6X10 Torrt8×10 Torrに保
って成膜した場合の膜の抵抗率を示している。
第3図は超伝導体層と障壁層になる層のそれぞれの抵抗
率温度依存性を示している。
これより、42にで障壁層として作用することがわかる
本発明の方法の一実施例を以下に工程順に説明する。
先ず、本発明の第1の工程に基づくスパッタ及び熱処理
により第1図に示される特性の超伝導体層を得る。
その後エツチング(10%希塩酸溶液)を行って所望形
状の第1超伝導体層を得る。
その後、フォトリングラフ工程により障壁層及び第2超
伝導体層のパターンをレジストで形成する。
逆スパツタにより第1超伝導体層の表面をクリーニング
し、その後本発明の第2の工程に基づいて約30秒から
300秒(障壁層の厚さにして40λ〜400Aに対応
する)スパッタし続けて上記第1の工程でスパッタし第
2超伝導体層を形成する。
この間、基板は水冷されており基板温度は100℃以下
に保たれ、レジストは破壊されない。
更にレジストを保護する場合にはレジストの上にAlを
蒸着しておく。
リフトオフ法を行った後500℃12時間空気中で熱処
理しBaPb1−xBi)(03酸化物超伝導材料によ
るトンネル接合形ジョセフソン素子を得る。
リフトオフを行った後の最後の熱処理は、障壁層の厚さ
が薄く拡散の恐れがある場合にはArレーザー(IOW
CW)を照射して、障壁層の拡散を防ぎ、同様の素子を
得ることができる。
以上述べたように本発明の方法によれば酸化物超伝導材
料であるBaPb 1−XB i xo3(0,05<
x<0.3)を用いて薄い障壁層を有するトンネル接合
型ジョセフソン素子を作製することが可能である。
また同一のターゲットを使用しスパッタ条件を変えるだ
けで障壁層を形成できるため、簡便なスパッタ装置でも
素子の作製が可能であるという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の工程に基づいて作成した第1の
超電導層の低温における抵抗率であり、第2図は本発明
の第2の工程に基づいて形成したBaPb1−xBix
O3薄膜を空気中500℃12時間熱処理したものの低
温における抵抗率であり、第3図は超伝導層と障壁層の
薄膜の低温における電気抵抗を示したものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基板上に第1の超伝導体層を形成する第1の工程と
    、 上記第1の超伝導体層上に障壁層を形成する第2の工程
    と、 上記障壁層上に第2の超伝導体層を形成する第3の工程
    を包含し、上記第1および第3の工程は共に酸化物超伝
    導材料B a P b ] −X B i x 03(
    0,05<x<0.3 )より成るターゲットを使用し
    、酸素の割合を30〜60%とするアルゴン・酸素混合
    雰囲気中で雰囲気圧力を4〜10XIOゝTorr
    とするスパッタリングを実施した後、熱処理することか
    ら成り、 上記第2の工程は酸化物超伝導材料BaPb1−xBl
    xo3(0,05<x<0.3 )より成るターゲッ
    トを使用し、酸素の割合を10%以下とするアルゴン・
    酸素混合雰囲気中で雰囲気圧力を1〜10X10
    Torrとするスパッタリングを実施することから成る
    ことを特徴とする酸化物超伝導体ジョセフソン素子の製
    造方法。 2 第1.第2および第3の工程におけるスパッタリン
    グは共に陽極電圧を1〜2kVとする高周波スパッタリ
    ングである特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 熱処理はレーザー照射によって実施される特許請求
    の範囲第1項記載の方法。
JP55102081A 1980-07-25 1980-07-25 酸化物超伝導体ジョセフソン素子の製造方法 Expired JPS5846198B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55102081A JPS5846198B2 (ja) 1980-07-25 1980-07-25 酸化物超伝導体ジョセフソン素子の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55102081A JPS5846198B2 (ja) 1980-07-25 1980-07-25 酸化物超伝導体ジョセフソン素子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5727079A JPS5727079A (en) 1982-02-13
JPS5846198B2 true JPS5846198B2 (ja) 1983-10-14

Family

ID=14317819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP55102081A Expired JPS5846198B2 (ja) 1980-07-25 1980-07-25 酸化物超伝導体ジョセフソン素子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5846198B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63227766A (ja) * 1986-10-27 1988-09-22 Hitachi Ltd 超微粒子膜の形成方法
DE3850580T2 (de) * 1987-01-30 1994-10-27 Hitachi Ltd Supraleiteranordnung.
JPS63206462A (ja) * 1987-02-24 1988-08-25 Kawatetsu Kogyo Kk 導電性又は超伝導性薄膜の製造方法
JPH0634418B2 (ja) * 1987-09-07 1994-05-02 株式会社半導体エネルギー研究所 超電導素子の作製方法
JPS6446990A (en) * 1987-08-17 1989-02-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Josephson element and manufacture thereof
JPH0284732A (ja) * 1988-02-04 1990-03-26 Fujitsu Ltd 超伝導体素子の製造方法
JPH01205578A (ja) * 1988-02-12 1989-08-17 Mitsubishi Electric Corp 超伝導電界効果トランジスタ
JPH0262082A (ja) * 1988-08-29 1990-03-01 Fujitsu Ltd 超伝導トランジスタ
JPH02234480A (ja) * 1989-03-07 1990-09-17 Nec Corp 酸化物超伝導トンネル接合素子
JPH02260674A (ja) * 1989-03-31 1990-10-23 Sumitomo Electric Ind Ltd トンネル型ジョセフソン素子とその作製方法
US5828079A (en) * 1992-06-29 1998-10-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Field-effect type superconducting device including bi-base oxide compound containing copper

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5727079A (en) 1982-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4316785A (en) Oxide superconductor Josephson junction and fabrication method therefor
JPS5846198B2 (ja) 酸化物超伝導体ジョセフソン素子の製造方法
JP2000150974A (ja) 高温超伝導ジョセフソン接合およびその製造方法
JP3403465B2 (ja) 安定化層を備えた酸化物超電導テープの製造方法
JP2501620B2 (ja) 超電導薄膜の作製方法
JP3061634B2 (ja) 酸化物超電導テープ導体
JP3361016B2 (ja) 超電導部材及びその製造方法
JPS63283085A (ja) 超電導デバイス
JP2544390B2 (ja) 酸化物超電導集積回路
JPH02186682A (ja) ジョセフソン接合装置
JP2721322B2 (ja) 酸化物超電導成形体
JP3028793B2 (ja) 超電導薄膜およびその作製方法
JPH0524806A (ja) 酸化物超電導体
JP2976427B2 (ja) ジョセフソン素子の製造方法
JP2748522B2 (ja) 高温超伝導薄膜の製造方法
JPS63239740A (ja) 超電導化合物薄膜の製造方法
JPH01120715A (ja) 酸化物超電導成形体
JPH0375204A (ja) 酸化物超伝導膜パターン作製法
JP3058515B2 (ja) 超電導ジョセフソン素子およびその製法
JP2899287B2 (ja) ジョセフソン素子
JP2776004B2 (ja) ジョセフソン素子の製造方法
JP2691065B2 (ja) 超電導素子および作製方法
JP2532986B2 (ja) 酸化物超電導線材及びそれを用いたコイル
JPH02308578A (ja) 超電導体装置の製造方法
JP2559413B2 (ja) 酸化物超電導集積回路