JPS5845825Y2

JPS5845825Y2 - 配達書状の自動区分機

Info

Publication number: JPS5845825Y2
Application number: JP4708679U
Authority: JP
Inventors: 一巳川崎; 哲夫堀井
Original assignee: 株式会社東芝
Priority date: 1979-04-10
Filing date: 1979-04-10
Publication date: 1983-10-18
Also published as: JPS55147875U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は配達局に届けられる封書、葉書などの配達書
状を配達区毎に区分する配達書状の自動区分機に関する
。

郵便番号読取区分機などによって区分されたのち各局宛
に届けられる郵便物を配達する場合にはζ配達局におい
てその郵便物たとえば封書、葉書などの配達書状を配達
区毎に区分する必要がある。

例えば、従来においては配達人が宛先を読んで区分し、
さらに配達順序に揃えているが、この作業が非常に面倒
で多くの労力を費やしている。

そこで、配達書状に配達コードを付定し、この配達コ
ードの１桁目を読取って１同目の区分を行ない、つぎに
区分された書状をその区分単位で順番に配達コードの２
桁目を読取って第２回目の区分を行なう並べ直し区分方
式が知られている。

この並べ直し区分方式を表１にもとすいて具体的に説明
すると、配達書状１００通に００〜９９の配達コードが
付定されており、区分口数は１０口（ｄ面）として１０
０方面に区分するものとする。

そして、１回目の区分においては１桁目（１位）の配達
コードを読取って区分する。

１回目の区分が終了した段階ではＡの区分箱には１桁目
の配達コードが０のものだけが集積される。

同様にＢの区分箱には１、Ｃの区分箱には２・・・・・
・、Ｊの区分箱には９がそれぞれ集積される。

第２回目の区分における取出し供給順序はＪの区分箱が
１番目、■の区分箱が２番目・・・・・・Ａの区分箱を
最後に行なう。

そして、第２回目の読取りの際には上記配達コードの２
桁目（１０位）を読取って区分する。

この結果、Ａの区分箱には００〜０９までの配達書状が
順番に並んで集積される。

同様にＢの区分箱には１０〜１９まで、Ｃの区分箱には
２０〜２９・・・・・・Ｊの区分箱には９０〜９９の配
達書状がそれぞれ順番に並んで集積されることになる。

この区分口数は１０個であるが、その中の配達書状は順
番に並んでいるから１００方面に区分されたものと同様
に考えることができる。

したがって、上述の並べ直し区分方式は、つぎのような
特徴がある。

■ 第１回目の区分方面数と第２回目の区分方面数を平
均化すれば、区分機は同一区分機を利用できる。

■ 第１回目終了後、区分口からの取り出し再供給を指
定順通り行なう必要がある。

■ 第２回目終了時には１区分口の中で街区単位で順番
に並んでいるので取出しが容易であるとともに後の配達
作業に便利である。

そこで、この考案は上述した２回並べ直し区分方式を実
施するものにおいて、第１回目の区分後その区分書状を
簡単な構成で第２回目の読取区分に取出し供給すること
ができる配達書状の自動区分機を提供しようとするもの
である。

以下、この考案を図面に示す一実施例にもとすいて説明
する。

図中１は上面を部下りにやや傾斜した本体で、２は書状
Ｐを搬送する搬送路である。

この搬送路２の一端側には書状Ｐを供給する供給部３が
設けられている。

この供給部３から供給される書状Ｐには宛先であるとこ
ろの町名、下目、番、号をオペレータが読取って印字し
た配達コードがたとえば番号によって付定されている。

そして、この書状Ｐの配達コードは搬送路２の中途に設
けた読取部４によって読取られるようになっている。

また、搬送路２の他端側に位置する本体１の上面には読
取部４によって読取られた書状Ｐを区分集積する複数個
の区分箱５・・・・・・が並設されている。

これら区分箱５・・・・・・は樋状をなしていて、供給
される区分書状Ｐを立位状態に重ね集積するようになっ
ている。

さらに、これら区分箱５・・・・・・の底部６は両側下
縁にヒンジ７．７によって開閉自在に枢着した書状受は
板８，８により構成され、閉塞時には書状Ｐを支承し、
開放時には書状Ｐを落下させるようになっている。

また、各区分箱５・・・・・・の下部にはこれらと対応
して同じく樋状の受入れ箱９・・・・・・が並設されて
いる。

これら受入れ箱９・・・・・・は上面および前面が開口
しており、上記区分箱５・・・・・・から落下される書
状Ｐを受入れ、同じく立位状態に収納するようになって
いる。

さらに、これら受入れ箱９・・・・・・の前部に位置す
る本体１にはその前縁に沿って凹溝１０が設けられてい
る。

この凹溝１０の内底部にはベルトコンベア１１が長手方
向に亙って張設されており、書状Ｐを立位状態で一方向
に搬送するスロット搬送路１２を構成している。

そして、このスロット搬送路１２の搬出端部は上記供給
部３に接続されている。

しかして、配達コードが付定された書状Ｐを並べ直し方
式によって区分する場合には、供給部３から供給された
書状Ｐの配達コードの１桁目を読取部４によって読取り
、書状Ｐを搬送路２によって搬送し各区分箱５・・・・
・・に立位状態で区分集積する。

このようにして、第１回目の読取り区分を行なったのち
、区分箱５・・・・・・の書状受は板８，８をヒンジ７
．７を支点として下方へ回動させると、区分箱５・・・
・・・の区分書状群は落下する。

そして、区分書状群は区分箱５・・・・・・の下部に設
けられた受入れ箱９・・・・・・内に立位状態に収納す
る。

区分書状群の移し替えが完了したのち書状受は板８，８
を閉塞し、さらに各受入れ箱９・・・・・・毎にその書
状Ｐを自動または手動によりスロット搬送路１２に落下
すると、これら書状Ｐはベルトコンベア１１上に立位状
態に載る。

そして、ベルトコンベア１１の走行に伴って搬送され上
記供給部３に搬入されることになる。

そこで、供給部３から書状Ｐを再び読取部４に供給する
と、この読取部４によって配達コードの２桁目が読取ら
れ、上述した第１回目の読取り区分と同様に各区分箱５
・・・・・・に区分集積される。

したがって、この第、２回目の読取り区分によって書状
Ｐは配達コードの番号順に区分集積されることになる。

なお、上記一実施例においては、区分箱の底部に回動自
在な書状受は板を設け、書状を落下させる場合には書状
受は板を下方へ回動させるようにしたが、これは単なる
一実施例であり、区分箱の底部にスライド板を設け、こ
のスライド板をスライドさせて書状を落下するようにし
てもよい。

この考案は以上説明したように、書状の配達コードを読
取って区分する区分機において、各区分箱の下部にこれ
と対応する受入れ箱を設け、上記区分箱から落下する区
分書状を受入れてスロット搬送路によって供給部へ搬入
するようにしたから、書状を並べ直し方式によって区分
する場合にその書状の搬送・再供給が容易に行なえると
いう効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１図は全体
の斜視図、第２図は第１図ＩＩ−ＩＩ線に沿う断面図、
第３図は第１図ＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿う断面図である。１・・・・・・本体、４・・・・・・読取部、５・・・
・・・区分箱、９・・・・・・受入れ箱、１２・・・・
・・スロット搬送路、Ｐ・・・・・・書状。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

配達コードが付定された書状の上記配達コードの１桁目
を読取って第１回目の区分を行ない、つぎに上記区分書
状の配達コードの２桁目を読取って第２回目の区分を行
ない並べ直し区分するものにおいて、本体の上面に書状
に付定された配達コードを読取るコード読取部およびこ
の読取部によって区分された書状を集積する複数の区分
箱を設け、これら区分箱の下部に区分箱がら落下される
区分書状を受入れる受入れ箱を設け、これら受入れ箱の
前部に位置する本体に受入れ箱内の区分書状を上記コー
ド読取部に搬送するスロット搬送路を設けたことを特徴
とする配達書状の自動区分機。