JPS5845326B2 - 記録デイスク類の収納用硬質プラスチツクシ−トからなるケ−スの製造方法 - Google Patents
記録デイスク類の収納用硬質プラスチツクシ−トからなるケ−スの製造方法Info
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- JPS5845326B2 JPS5845326B2 JP51148409A JP14840976A JPS5845326B2 JP S5845326 B2 JPS5845326 B2 JP S5845326B2 JP 51148409 A JP51148409 A JP 51148409A JP 14840976 A JP14840976 A JP 14840976A JP S5845326 B2 JPS5845326 B2 JP S5845326B2
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- sheet
- welding
- nonwoven fabric
- hard plastic
- plastic sheet
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Making Paper Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はレコード盤など各種の記録ディスク類、特には
コンピュータ用磁気ディスクを収納するために開発され
た不織布の内張すされた硬質プラスチックシートからな
るケースの新規かつ改良された製造方法に関する。
コンピュータ用磁気ディスクを収納するために開発され
た不織布の内張すされた硬質プラスチックシートからな
るケースの新規かつ改良された製造方法に関する。
従来、コンピュータ用の磁気記録媒体の一つとして磁気
ディスクが広く知られ、この磁気ディスクは通常ポリ塩
化ビニル樹脂などの硬質プラスチックシートからなるレ
コードジャケットのようなケースに常時収納された状態
で取扱われている。
ディスクが広く知られ、この磁気ディスクは通常ポリ塩
化ビニル樹脂などの硬質プラスチックシートからなるレ
コードジャケットのようなケースに常時収納された状態
で取扱われている。
この磁気ディスク収納ケースの構造は、第1図に示すよ
うに、その中央に円形開口部2が設けられると共に周辺
部に磁気トランスジューサ用の細長い開口部3を備え、
また、プラスチックシート1の内側にはケース内で回転
する磁気ディスクの記録面が損傷されないように、レー
ヨンなどの薄い不織布4を張合せたものとされている。
うに、その中央に円形開口部2が設けられると共に周辺
部に磁気トランスジューサ用の細長い開口部3を備え、
また、プラスチックシート1の内側にはケース内で回転
する磁気ディスクの記録面が損傷されないように、レー
ヨンなどの薄い不織布4を張合せたものとされている。
上記ケースの製造は、一般につぎのような工程、すなわ
ち(1)所定形状に打抜かれたプラスチックシートと不
織布を張合せ一体化し、(2)ついでこれを袋状に折曲
げ加工し、(3)必要個所を溶着するという工程を順次
繰て行なわれているが、しかしこの一連の製造工程には
種々困難な問題点があった。
ち(1)所定形状に打抜かれたプラスチックシートと不
織布を張合せ一体化し、(2)ついでこれを袋状に折曲
げ加工し、(3)必要個所を溶着するという工程を順次
繰て行なわれているが、しかしこの一連の製造工程には
種々困難な問題点があった。
すなわち、その最も困難な問題の−っはプラスチックシ
ートと不織布を張合せ一体化する工程にあり、それは従
来プラスチックシートと不織布を張合せ一体化するには
、接着剤を用いて接着一体化する方法か、あるいは熱溶
着して一体化する方法のいずれかの方法で行なわれてき
たが、接着剤を用いる場合にはこの接着剤が不織布内に
浸透して硬化一体化するため、接着剤を施した領域は不
織布が本来有するクッション性を大きく損なうことにな
り、その結果保護すべきディスクの記録面が損傷されや
すくなったり、清拭効果が充分に得られなくなるという
不利があり、−力溶着一体化する方法においては、プラ
スチックシートと不織布を確実に溶着一体化しようとす
る場合、シートの表面にどうしても溶着線あるいは溶着
の痕跡が現出されてしまい、はなはだ体裁の悪いものと
なってしまうという欠点があり、いずれにしても充分満
足すべき状態で張合せ一体化することができないという
ものである。
ートと不織布を張合せ一体化する工程にあり、それは従
来プラスチックシートと不織布を張合せ一体化するには
、接着剤を用いて接着一体化する方法か、あるいは熱溶
着して一体化する方法のいずれかの方法で行なわれてき
たが、接着剤を用いる場合にはこの接着剤が不織布内に
浸透して硬化一体化するため、接着剤を施した領域は不
織布が本来有するクッション性を大きく損なうことにな
り、その結果保護すべきディスクの記録面が損傷されや
すくなったり、清拭効果が充分に得られなくなるという
不利があり、−力溶着一体化する方法においては、プラ
スチックシートと不織布を確実に溶着一体化しようとす
る場合、シートの表面にどうしても溶着線あるいは溶着
の痕跡が現出されてしまい、はなはだ体裁の悪いものと
なってしまうという欠点があり、いずれにしても充分満
足すべき状態で張合せ一体化することができないという
ものである。
また、その最も困難な問題の他の一つはプラスチックシ
ートと不織布とを積層一体化した後に折曲げ加工する工
程にある。
ートと不織布とを積層一体化した後に折曲げ加工する工
程にある。
すなわち、一般に比較的厚く、かつ硬質の熱可塑性プラ
スチックシートを折曲げ加工するに当り、このシートは
ある程度加熱すると比較的容易に折曲げ加工することが
できるが、しかし、シートを熱軟化させるとシート成形
時の内部成形歪が現われてシート表面にしわが形成され
たりあるいはその寸法にくろいの生ずるおそれがあり、
したがってこのような折曲げ加工力法はシート表面に美
観が要求され、また高い寸法精度の要求されるものを得
る場合には採用し難いという難点がある。
スチックシートを折曲げ加工するに当り、このシートは
ある程度加熱すると比較的容易に折曲げ加工することが
できるが、しかし、シートを熱軟化させるとシート成形
時の内部成形歪が現われてシート表面にしわが形成され
たりあるいはその寸法にくろいの生ずるおそれがあり、
したがってこのような折曲げ加工力法はシート表面に美
観が要求され、また高い寸法精度の要求されるものを得
る場合には採用し難いという難点がある。
−力、このような難点を避けるために、熱可塑性シート
を冷間で、あるいは内部成形歪みが現われない温度(た
とえば硬質ポリ塩化ビニル樹脂シートでは約60℃)に
加熱して折曲げ加工する方法も試みられているが、しか
しこの場合には折曲げの際にシートに大きな力が作用す
るために折曲げ部に白化線ができたり、あるいは折曲げ
の状態があまくなって、所望の形状の折曲げ部分を形成
することがむづかしいという不利、欠点があり、いずれ
にしても寸法精度のすぐれた折曲げ加工ができなかった
。
を冷間で、あるいは内部成形歪みが現われない温度(た
とえば硬質ポリ塩化ビニル樹脂シートでは約60℃)に
加熱して折曲げ加工する方法も試みられているが、しか
しこの場合には折曲げの際にシートに大きな力が作用す
るために折曲げ部に白化線ができたり、あるいは折曲げ
の状態があまくなって、所望の形状の折曲げ部分を形成
することがむづかしいという不利、欠点があり、いずれ
にしても寸法精度のすぐれた折曲げ加工ができなかった
。
そのために、従来体裁がよく、かつ寸法精度のすぐれた
仕上り状態のよいケースを解実に製造することは極めて
困難であった。
仕上り状態のよいケースを解実に製造することは極めて
困難であった。
本発明はかかる従来の製造工程における難点を克服し、
寸法精度がすぐれかつ体裁の良い磁気ディスク類の収納
用硬質プラスチック製ケースを容易かつ確実に製造する
ことのできる新規かつ改良された方法を提案するもので
あって、これはa、所定形状に打抜いた硬質プラスチッ
クシートと不織布とを重ね合せ該シートを下にして定盤
上に置き、該不織布の上刃から設定盤との間隔を調節す
る機構を備えた加熱素子を押圧して該シートに不織布を
溶着し積層一体化する工程、b、上記積層シートを、下
面に電磁石を配置してなる熱盤上に置き、該シート上に
所定形状の強磁性体からなる板状シート押え具を重ね、
ついで該電磁石を励磁させて該シートを固定し、押え具
の周縁形状に沿って袋状に折曲げ加工する工程、C1上
記折曲げ部を加熱して熱固定する工程、およびd、上記
折曲げ積層シートの所定個所を溶着して袋状ケースを得
る工程とからなることを特徴とするものである。
寸法精度がすぐれかつ体裁の良い磁気ディスク類の収納
用硬質プラスチック製ケースを容易かつ確実に製造する
ことのできる新規かつ改良された方法を提案するもので
あって、これはa、所定形状に打抜いた硬質プラスチッ
クシートと不織布とを重ね合せ該シートを下にして定盤
上に置き、該不織布の上刃から設定盤との間隔を調節す
る機構を備えた加熱素子を押圧して該シートに不織布を
溶着し積層一体化する工程、b、上記積層シートを、下
面に電磁石を配置してなる熱盤上に置き、該シート上に
所定形状の強磁性体からなる板状シート押え具を重ね、
ついで該電磁石を励磁させて該シートを固定し、押え具
の周縁形状に沿って袋状に折曲げ加工する工程、C1上
記折曲げ部を加熱して熱固定する工程、およびd、上記
折曲げ積層シートの所定個所を溶着して袋状ケースを得
る工程とからなることを特徴とするものである。
以下に添付図面に基づき本発明方法をその製造工程に従
って詳細に説明する。
って詳細に説明する。
本発明の方法においては、まずその第1の工程において
硬質プラスチックシートと薄い不織布とを溶着一体化す
るのであるが、この溶着一体化は全面的に行なう必要は
なく両者が分離しない程度に、例えば第2図に示すよう
に所定の溶着線5゜6に沿って行なえばよい。
硬質プラスチックシートと薄い不織布とを溶着一体化す
るのであるが、この溶着一体化は全面的に行なう必要は
なく両者が分離しない程度に、例えば第2図に示すよう
に所定の溶着線5゜6に沿って行なえばよい。
第3図は第2図における直線的な溶着線5を形成するた
めの装置を例示するものであって、これは被溶着シート
を所定の速度で一定の流れ方向に移行させるシート送り
機構、該シートに接触してこれを支持するシート支持部
材、該シートに対して該支持部材と反対の側にシートを
はさんで配設され、シートの流れ方向に平行な面内で回
転する少なくとも1個の円盤状回転体、該回転体を加熱
するための加熱手段、および該回転体を該支持部材に対
して所定の距離に保持する間隔調節機構、とを備えて成
るものである。
めの装置を例示するものであって、これは被溶着シート
を所定の速度で一定の流れ方向に移行させるシート送り
機構、該シートに接触してこれを支持するシート支持部
材、該シートに対して該支持部材と反対の側にシートを
はさんで配設され、シートの流れ方向に平行な面内で回
転する少なくとも1個の円盤状回転体、該回転体を加熱
するための加熱手段、および該回転体を該支持部材に対
して所定の距離に保持する間隔調節機構、とを備えて成
るものである。
第3図に示す装置における上記シート送り機構は、上下
1対のシート送りロール10atlObと他の1対の引
取りロール11 a、i lbとからなり、これらロー
ルは例えばチェーンをもって連結され、このチェーンに
係合するモーターにより回転駆動される。
1対のシート送りロール10atlObと他の1対の引
取りロール11 a、i lbとからなり、これらロー
ルは例えばチェーンをもって連結され、このチェーンに
係合するモーターにより回転駆動される。
上記引取りロール11atllbはシート送りロール1
0at10bよりその周速がわずか(こ大きくしてあり
、これ(こよりシート弓取りの際のシートの伸びが吸収
できるようにされている。
0at10bよりその周速がわずか(こ大きくしてあり
、これ(こよりシート弓取りの際のシートの伸びが吸収
できるようにされている。
シート支持部材は、上記の送りロールと引取りロールと
の部分で分離された3個の定盤13a。
の部分で分離された3個の定盤13a。
13 b t 13 cとからなり、これらの定盤はは
ゾ水平に保持され、上記定盤13bの中間位置には被溶
着シートに対して定盤と反対の側に不織布14aとシー
N4bをはさんで複数個の円盤状回転体15が配置され
る。
ゾ水平に保持され、上記定盤13bの中間位置には被溶
着シートに対して定盤と反対の側に不織布14aとシー
N4bをはさんで複数個の円盤状回転体15が配置され
る。
この装置における円盤状回転体15の局面形状について
は特に限定されるものではないが、これは単調で平滑な
局面としたり、あるいは歯車状に溝を刻設してなる局面
としてもよい。
は特に限定されるものではないが、これは単調で平滑な
局面としたり、あるいは歯車状に溝を刻設してなる局面
としてもよい。
回転体15と定盤13bとの間隔を変えることにより、
回転体の不織布14aに対する接触時間を広範囲にわた
って調節することが可能となり、またシートおよび不織
布の溶着に不必要な熱がシートに伝達されるのを防止で
きるので、この円盤状回転体が直接接触しない側の硬質
プラスチックシーN 4bの表面の溶着の痕跡を生じさ
せないようにする上に大きく寄与する。
回転体の不織布14aに対する接触時間を広範囲にわた
って調節することが可能となり、またシートおよび不織
布の溶着に不必要な熱がシートに伝達されるのを防止で
きるので、この円盤状回転体が直接接触しない側の硬質
プラスチックシーN 4bの表面の溶着の痕跡を生じさ
せないようにする上に大きく寄与する。
上記回転体15は共通軸16にそねぞれ国定され、この
軸16の一端が前記シート送り機構のチェーンに係合し
て、シートの流ね方向に平行な面内で送り機構と連動し
て固転駆動される。
軸16の一端が前記シート送り機構のチェーンに係合し
て、シートの流ね方向に平行な面内で送り機構と連動し
て固転駆動される。
また、上記共通軸16はその両端が間隔調節機構(図示
せず)を介して軸支され、この調節機構によって定盤1
3bと上記各円盤状回転体15との間隔が、被溶着シー
トの厚さ、材質などに応じて調節できるようになってい
る。
せず)を介して軸支され、この調節機構によって定盤1
3bと上記各円盤状回転体15との間隔が、被溶着シー
トの厚さ、材質などに応じて調節できるようになってい
る。
上記円盤状回転体15の上刃には、例えば棒状ヒーター
あるいは赤外線ヒーター17からなる加熱手段が配設さ
れ、この加熱手段による回転体の加熱を効果的に行なう
ためおよび加熱手段と高温に加熱された回転体からの放
熱によりその下方を通過するシートに悪影響が及ぼされ
ないようにするために、上記加熱手段17と円盤状回転
体15とは断熱材からなるハウジング18により取囲ま
れ、円盤状回転体15はこのハウジング底部に設けたス
リット19を通して被溶着シートを押圧するようになっ
ている。
あるいは赤外線ヒーター17からなる加熱手段が配設さ
れ、この加熱手段による回転体の加熱を効果的に行なう
ためおよび加熱手段と高温に加熱された回転体からの放
熱によりその下方を通過するシートに悪影響が及ぼされ
ないようにするために、上記加熱手段17と円盤状回転
体15とは断熱材からなるハウジング18により取囲ま
れ、円盤状回転体15はこのハウジング底部に設けたス
リット19を通して被溶着シートを押圧するようになっ
ている。
また、上記の円盤状回転体15が定位置で回転される結
果、定盤13bの回転体15が位置する下方部分は他の
部分に比較して過熱され、ここを通過するシーN 4b
に悪影響を及ぼすのを防ぐためにこの部分には例えば冷
却水を通すパイプ20が埋設される。
果、定盤13bの回転体15が位置する下方部分は他の
部分に比較して過熱され、ここを通過するシーN 4b
に悪影響を及ぼすのを防ぐためにこの部分には例えば冷
却水を通すパイプ20が埋設される。
つぎに、第3図に例示した装置において実際にシートと
不織布の熱溶着を行なうには、まず溶着しようとするシ
ーN4bと不織布14aとを少なくとも定盤13に接す
る側に熱可塑性樹脂シーN4bを配置して、シート送り
ロール10a。
不織布の熱溶着を行なうには、まず溶着しようとするシ
ーN4bと不織布14aとを少なくとも定盤13に接す
る側に熱可塑性樹脂シーN4bを配置して、シート送り
ロール10a。
10b間に供給する。
送りロールを通過した被溶着シートは円盤状回転体15
の下方を通過する間に、この回転体が不織布14aの上
からシート材料14bに喰い込んで連続的に溶着される
。
の下方を通過する間に、この回転体が不織布14aの上
からシート材料14bに喰い込んで連続的に溶着される
。
この際円盤状回転体15と定盤13bとの間隔は間隔調
節機構により調整され、また円盤状回転体の下方に位置
する定盤13bの面は適度に冷却されているので、この
溶着に伴なって定盤面に接する側のシーN4bの表面に
溶着線あるいは溶着の痕跡の現われるようなことはない
。
節機構により調整され、また円盤状回転体の下方に位置
する定盤13bの面は適度に冷却されているので、この
溶着に伴なって定盤面に接する側のシーN4bの表面に
溶着線あるいは溶着の痕跡の現われるようなことはない
。
上記のようにして溶着されたシートはついで引取りロー
ル11a。
ル11a。
11bにより糸外に排出される。
したがって、この装置によれば硬質プラスチックシート
と不織布とを溶着一体化するに当り、これを連続的にし
かも硬質プラスチックシートの表面に溶着線、または溶
着の痕跡が全く現出されない状態で溶着一体化すること
ができる。
と不織布とを溶着一体化するに当り、これを連続的にし
かも硬質プラスチックシートの表面に溶着線、または溶
着の痕跡が全く現出されない状態で溶着一体化すること
ができる。
つぎに、第4図は第2図における円形および長円形6の
溶着線を形成するための装置を例示するものであって、
この装置は基台21の下部21aの上にシート状弾性部
材22を介して保持した定盤23と、この定盤に対向し
て基台の上部21bを貫通する支持部材24により保持
した熱盤25と、これに取付けたスペーサ26からなる
間隔調節機構1.および第4図には示してないが、例え
ば上記支持部材24に内蔵され、上記熱盤25に結合し
てこれを定盤23に対して近づけたり遠ざけたりするこ
とのできる、例えばエアシリンダーとピストンからなる
抑圧手段とから構成される。
溶着線を形成するための装置を例示するものであって、
この装置は基台21の下部21aの上にシート状弾性部
材22を介して保持した定盤23と、この定盤に対向し
て基台の上部21bを貫通する支持部材24により保持
した熱盤25と、これに取付けたスペーサ26からなる
間隔調節機構1.および第4図には示してないが、例え
ば上記支持部材24に内蔵され、上記熱盤25に結合し
てこれを定盤23に対して近づけたり遠ざけたりするこ
とのできる、例えばエアシリンダーとピストンからなる
抑圧手段とから構成される。
上記定盤23は基台の下部21aに植立した少なくとも
2本のガイドピン27に案内されてその横方向の位置が
規制され、これはまた例えばゴム板、スポンジ板または
スプリング等のクッションとなり得る弾性部材22の存
在により、上下にわずかに動き得るように保持される。
2本のガイドピン27に案内されてその横方向の位置が
規制され、これはまた例えばゴム板、スポンジ板または
スプリング等のクッションとなり得る弾性部材22の存
在により、上下にわずかに動き得るように保持される。
−力、上記熱盤25は例えば電熱線などからなる加熱手
段を内蔵し、これにはその横に張り出した部分に、例え
ばボルトからなるスペーサ26が取り付けられる。
段を内蔵し、これにはその横に張り出した部分に、例え
ばボルトからなるスペーサ26が取り付けられる。
第4図に示した装置において熱溶着を行なうには、まず
定盤23上に硬質プラスチックシート28をおき、その
上に他の不織布29を載置し、必要に応じてこの上にさ
らにフッ素樹脂シートあるいはシリコンゴムシートなど
を介在させるか、または黙然25の表面を適当な離型剤
で処理しておき、ついで黙然25を押し下げ、これを所
定時間シート状材料に押して付けて熱溶着を行なえばよ
い。
定盤23上に硬質プラスチックシート28をおき、その
上に他の不織布29を載置し、必要に応じてこの上にさ
らにフッ素樹脂シートあるいはシリコンゴムシートなど
を介在させるか、または黙然25の表面を適当な離型剤
で処理しておき、ついで黙然25を押し下げ、これを所
定時間シート状材料に押して付けて熱溶着を行なえばよ
い。
しかして本発明においては熱溶着に先だって、プラスチ
ックシート28および不織布29の厚さ、材質等に応じ
上記各スペーサ26を調整することにより、定盤23と
黙然25との間の平行間隔が精密に規制されているので
、熱溶着の際黙然25が硬質プラスチックシート28、
不織布29に対して必要以上に深く喰込むということが
給体になく、また基台21の温度変化等に伴なう変形や
、黙然25の押下げに伴なう過度の荷重は、定盤23の
下刃に配置した弾性部材22により完全に吸収すること
ができるので、この装置によれば定盤側に接する熱可塑
性樹脂シートの表面に溶着線または溶着の痕跡が現出さ
れるようなことはない。
ックシート28および不織布29の厚さ、材質等に応じ
上記各スペーサ26を調整することにより、定盤23と
黙然25との間の平行間隔が精密に規制されているので
、熱溶着の際黙然25が硬質プラスチックシート28、
不織布29に対して必要以上に深く喰込むということが
給体になく、また基台21の温度変化等に伴なう変形や
、黙然25の押下げに伴なう過度の荷重は、定盤23の
下刃に配置した弾性部材22により完全に吸収すること
ができるので、この装置によれば定盤側に接する熱可塑
性樹脂シートの表面に溶着線または溶着の痕跡が現出さ
れるようなことはない。
本発明の方法においては、上記のようにして硬質プラス
チックシートと不織布とが溶着により積層一体化された
後に、ついでこの積層シートは所定の折曲げ線に沿って
折曲げ加工されるのであるが、これは例えば第5図、第
6図に示すような装置を用いて行なわれる。
チックシートと不織布とが溶着により積層一体化された
後に、ついでこの積層シートは所定の折曲げ線に沿って
折曲げ加工されるのであるが、これは例えば第5図、第
6図に示すような装置を用いて行なわれる。
第5図、第6図において、31は黙然、32は黙然に埋
設された電磁石、33は強磁性体からなる板状のシート
押え具、34は折曲げ加工しようとする積層シート、3
5は押え具33の位置固定用ピンであり、図面に明示し
ていないが上記黙然には電熱線を埋設するとか、あるい
はその下方から赤外線を照射するなど適当な加熱手段に
より黙然が加熱されるようになっており、またこの黙然
中には電磁石32が埋設される関係でこれはアルミニウ
ムとか砲金などの強磁性体でない金属材料をもって構成
され、またシート押え具33はたとえば銅板などの強磁
性体から構成される。
設された電磁石、33は強磁性体からなる板状のシート
押え具、34は折曲げ加工しようとする積層シート、3
5は押え具33の位置固定用ピンであり、図面に明示し
ていないが上記黙然には電熱線を埋設するとか、あるい
はその下方から赤外線を照射するなど適当な加熱手段に
より黙然が加熱されるようになっており、またこの黙然
中には電磁石32が埋設される関係でこれはアルミニウ
ムとか砲金などの強磁性体でない金属材料をもって構成
され、またシート押え具33はたとえば銅板などの強磁
性体から構成される。
しかして第5図、第6図に示す装置において本発明の方
法における折曲げ工程を実施するには、所定形状の積層
シート34を所定の温度に加熱された黙然31の上に載
せ、ついでこのシート34の上にシート押え具33を置
き、押え具33をピン35に係合させてその位置を固定
する。
法における折曲げ工程を実施するには、所定形状の積層
シート34を所定の温度に加熱された黙然31の上に載
せ、ついでこのシート34の上にシート押え具33を置
き、押え具33をピン35に係合させてその位置を固定
する。
図面に示す押え具33は、その辺33a、33b、33
Cに沿ってシート34を1800折返すように設計した
ものである。
Cに沿ってシート34を1800折返すように設計した
ものである。
上記のようにして準備が完了したら、ついで電磁石32
に通電してこれを励磁させると、上記の押え具33は電
磁石により強く吸引されてシート34を固定するから、
こうして、押え具33の辺33a、33b、33cに沿
ってシート34を折曲げればよい(第6図二点鎖線参照
)。
に通電してこれを励磁させると、上記の押え具33は電
磁石により強く吸引されてシート34を固定するから、
こうして、押え具33の辺33a、33b、33cに沿
ってシート34を折曲げればよい(第6図二点鎖線参照
)。
折曲げ加工が終了した後は、上記電磁石の作動を停止す
ればシート34を熱盤面から簡単に取外すことができる
。
ればシート34を熱盤面から簡単に取外すことができる
。
上記した工程においては、黙然31に対してシート34
が電磁力を利用して固定されるので、その固定が確実で
、シート34の折曲げに際してシートに大きな力が作用
してもシートとシート押え具とがずれるおそれがなく、
したがって所定の折曲げ線に沿って正確かつ確実に折曲
げることができる。
が電磁力を利用して固定されるので、その固定が確実で
、シート34の折曲げに際してシートに大きな力が作用
してもシートとシート押え具とがずれるおそれがなく、
したがって所定の折曲げ線に沿って正確かつ確実に折曲
げることができる。
上記のようにして折曲げ加工されたシート34は、つい
で、例えば第7図に示すようにシートの折曲げ部分36
の形状に合致する溝37を刻んでなる黙然38を用いて
、この溝37にシート34の折曲げ部分36を軽く押し
あてて、折曲げ部分36を熱固定することがよく、こう
すればシートの折曲げ部分の前記工程におけるひずみを
取り除き、以后変化することのない安定した形状を容易
に形成することができる。
で、例えば第7図に示すようにシートの折曲げ部分36
の形状に合致する溝37を刻んでなる黙然38を用いて
、この溝37にシート34の折曲げ部分36を軽く押し
あてて、折曲げ部分36を熱固定することがよく、こう
すればシートの折曲げ部分の前記工程におけるひずみを
取り除き、以后変化することのない安定した形状を容易
に形成することができる。
本発明の方法においては、上記のようにして袋状に折曲
げ加工され、ついで折曲げ部分が熱固定された後、最后
に第1図に示すように所定の個所を従来公知の熱溶着手
段をもって溶着一体化すればよく、こうして目的とする
コンピュータ用磁気ディスクの収納ケースを完成するこ
とができる。
げ加工され、ついで折曲げ部分が熱固定された後、最后
に第1図に示すように所定の個所を従来公知の熱溶着手
段をもって溶着一体化すればよく、こうして目的とする
コンピュータ用磁気ディスクの収納ケースを完成するこ
とができる。
なお、この際袋状ケースの一つの辺は開放されており、
この辺は磁気ディスクを収納した後で閉じられる。
この辺は磁気ディスクを収納した後で閉じられる。
以上説明した通り、本発明の方法においては硬質プラス
チックシートに不織布を溶着一体化するに当り、不織布
力体来もつすぐれたクッション性を損なわず、しかもこ
の際プラスチックシートの表面に溶着の痕跡を残すこと
なく一体化するととができ、またその折曲げ加工するに
あたって寸法精度高゛くこれを行なうことができ、さら
にはこの折曲げ工程において硬質プラスチックシートに
残留するひずみが完全に除去されるので、したがって本
発明の方法によれば体裁がよく、かつ寸法精度のすぐれ
た仕上り状態のよい磁気ディスク類の収納用ケースを容
易かつ確実に製造することができ、したがってその実用
的価値はすこぶる犬である。
チックシートに不織布を溶着一体化するに当り、不織布
力体来もつすぐれたクッション性を損なわず、しかもこ
の際プラスチックシートの表面に溶着の痕跡を残すこと
なく一体化するととができ、またその折曲げ加工するに
あたって寸法精度高゛くこれを行なうことができ、さら
にはこの折曲げ工程において硬質プラスチックシートに
残留するひずみが完全に除去されるので、したがって本
発明の方法によれば体裁がよく、かつ寸法精度のすぐれ
た仕上り状態のよい磁気ディスク類の収納用ケースを容
易かつ確実に製造することができ、したがってその実用
的価値はすこぶる犬である。
なお、ここではコンピュータ用磁気ディスクを収納する
ためのケースを製造する場合について図示し説明してき
たが、本発明の方法はたとえば通常のレコード盤などを
収納するためのケースを製造する場合にも適用できるこ
とを理解すべきである。
ためのケースを製造する場合について図示し説明してき
たが、本発明の方法はたとえば通常のレコード盤などを
収納するためのケースを製造する場合にも適用できるこ
とを理解すべきである。
第1図はコンピュータ用磁気ディスク収納ケースを示す
ものであって同図aは斜視図、同図すはその断面図、第
2図は上記ケースの折曲げ加工前の展開図である。 第3図は本発明方法を実施するに当り使用する連続溶着
装置の概略構成を示す断面図、第4図はやはり本発明に
おいて使用するホットスタンプ式溶着装置の概略構成を
示す立面図である。 第5図は第3図、第4図の装置で得られた積層シートを
折曲げ加工するための装置の一例を示す平面図、第6図
はその断面図、第7図は折曲げたシートの折曲げ部分を
熱固定する状態を示す説明図である。 (第1図、第2図)1・・・プラスチックシート、2.
3・・・開口部、4・・・不織布、5,6・・・溶着線
、(第3図)10・・・シート送りロール、11・・・
引取りロール、13・・・定盤、14a・・・不織布、
14b・・・硬質プラスチックシート、15・・・円盤
状回転体、16・・・共通軸、17・・・ヒーター、1
8・・・ハウジング、19・・・スリット、20・・・
冷却パイプ、(第4図)21・・・基台、22・・・シ
ート状弾性部材、23・・・定盤、24・・・支持部材
、25・・・黙然、26・・・スペーサ、27・・・ガ
イドピン 28・・・硬質プラスチックシート、29・
・・不織布、(第5図、第6図)31・・・黙然、32
・・・電磁石、33・・・シート押え具、34・・・積
層シート、35・・・ピン、(第7図)36・・・折曲
げ部分、37・・・溝、38・・・黙然。
ものであって同図aは斜視図、同図すはその断面図、第
2図は上記ケースの折曲げ加工前の展開図である。 第3図は本発明方法を実施するに当り使用する連続溶着
装置の概略構成を示す断面図、第4図はやはり本発明に
おいて使用するホットスタンプ式溶着装置の概略構成を
示す立面図である。 第5図は第3図、第4図の装置で得られた積層シートを
折曲げ加工するための装置の一例を示す平面図、第6図
はその断面図、第7図は折曲げたシートの折曲げ部分を
熱固定する状態を示す説明図である。 (第1図、第2図)1・・・プラスチックシート、2.
3・・・開口部、4・・・不織布、5,6・・・溶着線
、(第3図)10・・・シート送りロール、11・・・
引取りロール、13・・・定盤、14a・・・不織布、
14b・・・硬質プラスチックシート、15・・・円盤
状回転体、16・・・共通軸、17・・・ヒーター、1
8・・・ハウジング、19・・・スリット、20・・・
冷却パイプ、(第4図)21・・・基台、22・・・シ
ート状弾性部材、23・・・定盤、24・・・支持部材
、25・・・黙然、26・・・スペーサ、27・・・ガ
イドピン 28・・・硬質プラスチックシート、29・
・・不織布、(第5図、第6図)31・・・黙然、32
・・・電磁石、33・・・シート押え具、34・・・積
層シート、35・・・ピン、(第7図)36・・・折曲
げ部分、37・・・溝、38・・・黙然。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 13 所定形状に打抜いた硬質プラスチックシートと不
織布とを重ね合せ該シートを下にして定盤上に置き、該
不織布の上刃から該定盤との間隔を調節する機構を備え
た加熱素子を押圧して該シートに不織布を溶着し積層一
体化する工程、 b 上記積層シートを、下面に電磁石を配置してなる熱
盤上に置き、該シート上に所定形状の強磁性体からなる
板状シート押え具を重ね、ついで該電磁石を励磁させて
該シートを固定し、押え具の周縁形状に沿って袋状に折
曲げ加工する工程、 C上記折曲げ部を加熱して熱固定する工程、および、 d 上記折曲げ積層シートの所定個所を溶着して袋状ケ
ースを得る工程 とからなることを特徴とする不織布の内張すされた記録
ディスク類の収納用硬質プラスチックシートからなるケ
ースの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51148409A JPS5845326B2 (ja) | 1976-12-09 | 1976-12-09 | 記録デイスク類の収納用硬質プラスチツクシ−トからなるケ−スの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51148409A JPS5845326B2 (ja) | 1976-12-09 | 1976-12-09 | 記録デイスク類の収納用硬質プラスチツクシ−トからなるケ−スの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5372079A JPS5372079A (en) | 1978-06-27 |
JPS5845326B2 true JPS5845326B2 (ja) | 1983-10-08 |
Family
ID=15452134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51148409A Expired JPS5845326B2 (ja) | 1976-12-09 | 1976-12-09 | 記録デイスク類の収納用硬質プラスチツクシ−トからなるケ−スの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5845326B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6373321U (ja) * | 1986-10-27 | 1988-05-16 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56105372A (en) * | 1980-01-25 | 1981-08-21 | Hitachi Maxell Ltd | Production device of magnetic disc cartridge |
-
1976
- 1976-12-09 JP JP51148409A patent/JPS5845326B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6373321U (ja) * | 1986-10-27 | 1988-05-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5372079A (en) | 1978-06-27 |
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