JPS5844906B2 - 金属製ガスケツト - Google Patents

金属製ガスケツト

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Publication number
JPS5844906B2
JPS5844906B2 JP54168884A JP16888479A JPS5844906B2 JP S5844906 B2 JPS5844906 B2 JP S5844906B2 JP 54168884 A JP54168884 A JP 54168884A JP 16888479 A JP16888479 A JP 16888479A JP S5844906 B2 JPS5844906 B2 JP S5844906B2
Authority
JP
Japan
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gasket
bent
folded
stress
bent portion
Prior art date
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Expired
Application number
JP54168884A
Other languages
English (en)
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JPS5694064A (en
Inventor
邦夫 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Corp
Original Assignee
Otsuka Corp
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Publication date
Application filed by Otsuka Corp filed Critical Otsuka Corp
Priority to JP54168884A priority Critical patent/JPS5844906B2/ja
Publication of JPS5694064A publication Critical patent/JPS5694064A/ja
Publication of JPS5844906B2 publication Critical patent/JPS5844906B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、たとえば自動車エンジンのシリンダへラドガ
スケットあるいはエキゾーストマニホールドガスケット
等に好適に使用される金属製ガスケットに関する。
従来柱々の金属製ガスケットが使用されているが、それ
らは一般的に、シール効果が優れているものは構造が複
雑であり、製造困難あるいは高価であるという欠点を有
し、一方構造が簡単で、製造容易かつ安価なものはシー
ル効果が劣るという欠点を有している。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、シール効果が優れ、
構造簡単、製造容易かつ安価であるという、全ての利点
を同時に兼ね備えた金属製ガスケットを提供することに
あり、その要旨は、板状の金属製ガスケット本体を円弧
状に屈曲させて形成した屈曲部と、該屈曲部の近傍で上
記本体を該屈曲部の突出側に円弧状に折り返して形成し
た折り返し部と、上記屈曲部を覆うように上記折り返し
部から延長した延長部と、で形成したシール部を備えて
成ることを特徴とする金属製ガスケットにある。
以下、図面に示す実施例を参照しながら本発明の詳細な
説明する。
第1図および第2図は、本発明をエキゾーストマニホー
ルド用ガスケットとして具体化したものを示す図であり
、第1図は平面図、第2図は第1図の■−■線断面図で
ある。
図において、1は板状の金属製ガスケット本体、2は該
本体に形成したシール部である。
該シール部2は、上記本体1を円弧状に屈曲させて形成
した屈曲部2aと、該屈曲部2aの近傍で上記本体1を
該屈曲部2aの突出側に円弧状に折り返して形成した折
り返し部2bと、上記屈曲部2aを覆う上記折り返し部
の延長部2cとで形成しである。
詳しくは上記屈曲部2aの内側面5は円弧状に形成され
、この内側面5と延長部2cとが円周方向に線接触をし
ている。
また折り返し部2bの外側面6は内側面5よりもやや大
きな曲率半径にで円弧状に形成され、延長部2cはこの
折り返し部2bの上端部から本体1と平行に延長されて
いる。
本発明に係るガスケットのシール部2は、上記の如く構
成されているので、屈曲部2aと折り返し部2bと延長
部2cとで形成される略円形あるいは略楕円形の空間2
dを有する環状構造となる。
従って、かかるシール部2を上下方向からモ縮すると、
第3図に示す様な分布で応力が発生する。
即ち、延長部2cは屈曲部2aの上端部と折り返し部2
bの上端部とによって支持されているため、シール部2
の上側においてはこれら両支持部間で応力が最大となる
なお、このときの応力分布はガスケットの板厚によって
多少異なる。
すなわちガスケットの板厚が薄いほど折り返し部2bの
曲げ剛性が小さくなるので、最大応力は屈曲部2aの中
心線り寄りとなり、かつその値は大きくなる。
本実施例ではガスケットの機械的強度等も考慮して、最
大応力が中心線りのやや内側に生ずるように板厚を設計
している。
一方、折り返し部2bの下端部には、屈曲部2aと折り
返し部2bの支持反力がともに作用する。
この結果、シール部2の下側においては折り返し部2b
の下端部で応力が最大となる。
なお、この際屈曲部2aの外側における本体1の下面に
も多少の応力が発生するが、応力の殆ど(60%〜80
%)は屈曲部2aの下端部で発生する。
しかも屈曲部2aの下端部の接触面積は非常に狭いため
、最大応力の値が大きくなる。
このように本シール部2は、その上下両側とも屈曲部2
aの内側において集中的に高応力が発生するものであり
、優れたシール効果を発揮する。
また屈曲部2aと折り返し部2bとによって、ガスケッ
トの上下方向および半径方向にいわゆるリブ出し効果が
生ずるので、ガスケットの機械的強度が増大する。
さらに、屈曲部2aの上端部と延長部2cとが極めて強
く圧着することになるので、この圧着部に大きな摩擦力
が生ずる。
この結果、屈曲部2aと折り返し部2bと延長部2Cと
によって一体的な環状構造が形成され、ガスケットの締
付圧によって折り返し部2bにへたりが生ずるのを防止
することができる。
第4図および第5図は、本発明をシリンダヘッド用ガス
ケットとして具体化したものを示す図であり、第4図は
平面図、第5図は第4図のV−v線断面図である。
これらの図に示すガスケットは、第1図および第2図に
示す構造のガスケットを使用し、該ガスケットのシール
部2を更に他の保護金属板たとえばステンレス板3でU
字形に覆って構成しである。
4はアスベスト又は金属板等から成る中板であり、ガス
ケットの締付厚さを調整するためのものである。
上記保護金属板3は、たとえばシリンダへラドガスケッ
トとして使用する場合シール部2に高温高正が繰り返し
て作用し、その使用条件が苛酷となるので、シール部2
を保護するために設けたものである。
なお、このガスケットにも当然のことながら第1図およ
び第2図に示すガスケットと同様のシール効果を有し、
金属保護板3の存在により本発明に係る構造のシール部
の効果が阻害されるものではない。
また、上記保護金属板3としては、ガスケット本体1を
構成する金属板より硬度の高いものが望ましい。
第6図は本発明に係るガスケットのシール部を挿置変形
させた場合の歪−荷重曲線を示す。
図に示す様に、本シール部はその変形過程において、弾
性変形Aから塑性変形Bに移行し、再び弾性変形A′に
移行する。
すなわち、シール部2に荷重を刃口えていくと、屈曲部
2aおよび折り返し部2bはその新制がそれぞれ円弧状
に形成されているので、荷重がFlになるまで弾性変形
Aをする。
しかし、荷重が10以上になると、曲率半径の小さい屈
曲部2aがやや塑性変形Bを起こす。
そしてさらに荷重が増えてF2以上になると、屈曲部2
aの曲率半径が増大して再び弾性変形A′をするように
なる。
従って本発明に係るガスケットを使用する場合は、内置
変化や温度変化等の外的要因によるガスケットの締付力
変動に対し、ガスゲットに作用する応力(面E)の変動
を少なくシ、安定した面歪を保持するため、上記塑性変
形領域における締付力、即ちF1〜F2の荷重で締め付
けるのが好ましい。
以上説明した様に、本発明に係るガスケットは屈曲部と
折り返し部と延長部とから成るシール部を備えて成る。
従って、上記した様に、シ・−ル部の上下両側とも屈曲
部の内側で集中的に高応力が発生し、優れたシール効果
を発揮することができる。
また屈曲部と折り返し部とによって、ガスケットの上下
方向および半径方向いわゆるリブ出し効果が生ずるので
、ガスケットの機械的強度が増大する。
さらに、屈曲部の上端部と延長部とが極めて強く圧着す
ることになるので、この正着部に大きな摩擦力が生ずる
この結果、屈曲部2aと折り返し部2bと延長部2cと
によって一体的な環状構造が形成され、ガスケットの締
付圧によって折り返し部にへたりが生ずるのを防止する
ことができる。
またさらに、本シール部は一枚の板状金属製ガスケット
本体を曲げ力ロ工した簡単な構造であるので、容易かつ
安価に製造することができる。
即ち、本発明に係るガスケットは、シール効果、製造、
価格の全ての面において優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す平面図、第2図は第1
図の■−■線断面図、第3図は第1図に示すガスケット
を挿置した場合の応力の発生状態を示す図、第4図は本
発明の他の実施例を示す平面図、第5図は第4図の■−
V線断面図、第6図は第1図に示すガスケットを装置変
形させた場合の歪−荷重曲線を示す図である。 1・・・・・・ガスケット本体、2・・・・・・シール
部、2a・・・・・・屈曲部、2b・・・・・・折り返
し部、2c・・・・・・延長部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 板状の金属製ガスケット本体を円弧状に屈曲させて
    形成した屈曲部と、該屈曲部の近傍で上記本体を該屈曲
    部の突出側に円弧状に折り返して形成した折り返し部と
    、上記屈曲部を覆うように上記折り返し部から延長した
    延長部と、で形成したシール部を備えて戊ることを特徴
    とする金属製ガスケット。
JP54168884A 1979-12-25 1979-12-25 金属製ガスケツト Expired JPS5844906B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP54168884A JPS5844906B2 (ja) 1979-12-25 1979-12-25 金属製ガスケツト

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JP54168884A JPS5844906B2 (ja) 1979-12-25 1979-12-25 金属製ガスケツト

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JPS5694064A JPS5694064A (en) 1981-07-30
JPS5844906B2 true JPS5844906B2 (ja) 1983-10-06

Family

ID=15876342

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JPS5947343U (ja) * 1982-09-22 1984-03-29 石川ガスケツト株式会社 内燃機関用ヘツドガスケツト
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JPH0532698Y2 (ja) * 1985-10-29 1993-08-20
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JPS5694064A (en) 1981-07-30

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