JPS5844649Y2 - 薄型輪郭すべり振動子 - Google Patents

薄型輪郭すべり振動子

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Publication number
JPS5844649Y2
JPS5844649Y2 JP1976001036U JP103676U JPS5844649Y2 JP S5844649 Y2 JPS5844649 Y2 JP S5844649Y2 JP 1976001036 U JP1976001036 U JP 1976001036U JP 103676 U JP103676 U JP 103676U JP S5844649 Y2 JPS5844649 Y2 JP S5844649Y2
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JP
Japan
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thin
thin profile
plate
vibrating body
frequency
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Expired
Application number
JP1976001036U
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English (en)
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JPS5294377U (ja
Inventor
芳明 加藤
Original Assignee
シチズン時計株式会社
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は特殊な形状を有する輪郭すべりモードの圧電振
動子、殊にDTカット系の水晶振動子の形状構造に関す
る。
従来DTカットの水晶振動体は単純な角板等で作られ、
板の両面に電極が設けられ、板の両面の中心にりん青銅
線などがハンダ付され、その線を2個の端子にそれぞれ
取付けて表面電極へのリード線とし、かつ振動体を支持
していた。
従って次の欠点を有した。
16支持線が振動体の両側面から垂直に出て来るが、こ
れを短くすると力学的抵抗が大きくなり特性が悪くなる
ので小型化に限度がある。
2、支持点は振動体の振動歪が最大になる場所なので、
太くすると振動損失が増すので支持の強度が不充分であ
る。
これは振動体が小型化するほど著しい。
従って腕時計用の如く、小型で高度の耐衝撃性を要求さ
れる振動子は、周波数温度特性が良く、かつ発振周波数
も高すぎない点で秀れているにもかかわらず、DTカッ
トでは満足なものが得られなかった。
一方最近では極めて薄い水晶板等の圧電材料にフォトエ
ツチングを適用して音叉等の複雑形状の振動子を得る技
術が知られてきた。
本考案は上記技術を利用して、DT板の形状を工夫し剛
性の高い支持を行えるようにしたもので超小型で構造簡
単な腕時計用DTカット振動子を得ることを主なる目的
とする。
以下図面により本考案を説明する。
第1図は本考案の一実施例の正面図(ケース蓋を除く)
第2図は断面図である。
1は厚さ0.2mm以下、好ましくはQ、1mm以下の
DTカットの水晶円板で、外周部分を占める環状の厚み
すべり振動部分1a、その上下両表面に蒸着形成された
励振電極膜1 a’、1 a” ;窓抜部としてスリッ
ト1bを打抜くことにより残された輻射状の連結部1C
1その腕の2つの各々異る片面に設けたリード用パター
ン1 c’、1 c”;支持部1dをなし2個の取付用
小穴を有する中心部、小穴の周囲に設けたハンダ付用の
厚膜部分1d’、1d″、1d″′、1d″″;レーザ
ーで周波数調節を行うための附加質量膜1 e、l e
’より成る。
2はセラミック等の絶縁材より戒る気密ケース;3,3
’はケースを貫通する端子ピン、4,4′はこれをケー
ス2に気密に固着する金属膜で、セラミックケース2の
内面に2個の小リング状パターンに印刷焼付されたメタ
ライズ膜と銀ロウ材より成る。
5,5′はハンダで、振動体1を端子ピン3,3′に固
定する地厚膜部1 d’、1 d”’との導通をとる。
厚膜部1d”及びl d ///Iは水晶穴を通じてス
ルーホール接続されていることが望ましいが、そうでな
い場合はピン3′と厚膜l d ///Iは水晶板1の
下面でハンダ付されるが単に接触によって導通している
かかる状態で振動体1を発振させ、周波数を監視しなが
らレーザー光を附加質量le、le’に照射しこれを除
去して周波数調整を行う。
振動の腹の部分(円周上4ケ所存在する)を除去すれば
周波数は高くなり、節に近い部分(腹部分の中間)を除
去すれば周波数は低下する。
6はケース外から周波数調節を行えるためのガラス板よ
り成る透明蓋で、7はこれとケース2との接着層である
蓋6に設けたプラスチック等の部材8及びケースの段部
2aは振動体表面に近接(スキマ0゜5〜0.05 m
m)するように設けられたストッパーで、衝撃破壊から
振動体1を保護する。
水晶振動体1の輪郭振動部分1aは、円形が楕円形に変
形する振動を行うが、曲線支持腕1Cがこれを弾性的に
支持しているので、中心部1dが剛支持されているにも
拘らず振動の妨害が少なく十分自由振動に近い特性が発
揮される。
固有振動数は水晶板の厚さに依存せず、外形寸法(直径
又は辺長)に反比例するが、振動部分が外周にあるので
可及的に低周波が得られる。
また水晶のエツチング速度はY軸方向に遅く、Z軸方向
に速いが、DT板面は周知のようにY軸となす角度が小
さく(約38°近辺)、板面に垂直な方向のエツチング
速度が遅くてはならないという写真腐食技術の基本的要
請を満している。
上記により明らかな如く、本考案の振動子は簡素、小型
、低置であり、周波数、温度特性、耐破損性に優れてお
り、従来よりも理想に近いものである。
尚振動体の概形(円、正方形、短形、楕円等)、振動体
の材質及びカット方位、連結部の数及び形状(直線型、
スパイラル型、折線型等)窓抜部の形状、(スリット、
丸穴、角穴等)支持部の形状、支持用の穴数及び位置、
ケースの種類、材質、構造、他部品と一緒の真空封入、
端子ピンの数等々は任意としても本考案の実現を妨げな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の平面図、第2図はその断面
図である。 1・・・・・・DT板水晶振動体、1a・・・・・・輪
郭すべり振動部分、1b・・・・・・スリット、1C・
・・・・・連結部、1d・・・・・・支持部、l a’
、l a”・・・・・・励振電極膜、IC’、IC″・
・・・・・リード用電極膜、1 d’、1 d”、1
d”’、1d″″・・・・・・膜厚部、2・・・・・・
ケース、3,3′・・・・・・端子ピン、4.4′・・
・・・・ロウ付部、5.5′・・・・・・ハンダ、6・
・・・・・ガラス蓋、7・・・・・・接着剤。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)外周部を占める輪郭すべり振動部分と、該振動部
    分の内部を占める支持部分と窓抜部によって区切られた
    複数の連結部分とが薄板状の圧電材料から一体的に打抜
    かれて成る振動体を有する薄型輪郭すべり振動子。
  2. (2)薄板状の圧電材料はほぼDTカットの水晶板であ
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の薄型輪郭すべり振動子。
  3. (3)支持部分には取付用の穴又は切欠きを有すること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の薄型
    輪郭すべり振動子。
JP1976001036U 1976-01-09 1976-01-09 薄型輪郭すべり振動子 Expired JPS5844649Y2 (ja)

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JPS5294377U JPS5294377U (ja) 1977-07-14
JPS5844649Y2 true JPS5844649Y2 (ja) 1983-10-11

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