JPS5844634A - 回路しや断器 - Google Patents

回路しや断器

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JPS5844634A
JPS5844634A JP14302881A JP14302881A JPS5844634A JP S5844634 A JPS5844634 A JP S5844634A JP 14302881 A JP14302881 A JP 14302881A JP 14302881 A JP14302881 A JP 14302881A JP S5844634 A JPS5844634 A JP S5844634A
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JP
Japan
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arc
conductor
pressure
circuit breaker
contact
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Application number
JP14302881A
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English (en)
Inventor
阪本 芳昭
一 吉安
久常 文之
伸示 山県
寺地 淳一
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は回路しゃ断器に関するものでib、特にしゃ
断時における限流性能を向上させた回路しゃ断器に関す
るものである。
第1図(&)は一般的な回路しゃ断器を示す一部切欠平
面図であシ、第1図(司は第1図(IL)の線b−b断
面図である。との図において、(1)は回路しゃ断器の
外枠を形成した絶縁性の包囲体であシ、−側壁に排出口
(101)を備えている。(2)は固定接触子で、上記
包囲体(すに固定された固定導体(201)と、この固
定導体(201)の先端部に固着された固定接点(20
2)とからなる。(3)は上記固定接触子(2)と対を
なす可動接触子で、操作機構部(4)Kより駆動する可
動導体(801)と、この可動導体(,801)の先端
部に固着され、上記固定接触子(2)の固定接点(20
2)に対して接離する可動接点(802)とからなる。
(5)は消弧板で、可動接点(802)が固定接点(2
02)から開離する時に生じるアークAを冷却するもの
である。
いま、可動接点(802)と固定接点(2G2)間が閉
成していると、電流は固定導体(201)→固定接点(
202)→可動接点(802)→可動導体(801)の
経路で流れる。
この吠態において、短絡電流等の大電流がこの回路に流
れると、操作機構部(4)が作動して可動接7i (8
02)を固定接点(202)から開離させる。このとき
、固定接点(202)と可動接点(802)間にはアー
クAが発生し、固定接点(202)と可動接点(802
)間にはアーク電圧が発生する。このアーク電圧は固定
接点(202)からの可動接点(802)の開離距離が
増大するに従って上昇する。また、同時にアークAが消
弧板(5)の方へ磁気力によって引き付けられ伸長する
ために、アーク電圧はさらに上昇する。
このようにして、アーク電流は電流零点を迎えてアーク
Aを消弧し、しゃ断が完結する。このようなしゃ所動作
中において、可動接点(8G2)と固定接点(202)
との間には、アークAによって短時間、すなわち数ミリ
秒の内に大意のエネルギーが発生する。そのために、包
囲体(1)内の気体の温度は上昇し、かつ圧力も急激に
上昇するが、この高温高圧の気体は排出口(101)か
ら大気中に放出される。
回路しゃ断器およびその内部構成部品は、そのしゃ断に
際して上記のような動作をするが、つぎに固定接点(2
02)と可動接点(8G2)との動作について特に説明
する。一般にアーク抵抗Rはつぎのような式で与えられ
る。すなわち、 R=p− 日 ただし、R:アーク抵抗(0) P:アーク抵抗率(n−Qll) l:アーク長さ− 8:アーク断面積− しかるに一般に数商以上の大電流でかつアーク長さlが
50鱈以下の短いアークAにおいては、アーク空間は金
属粒子によって占められてしまうものである。しかも、
この金属粒子の放出は、接点表面に直角方向に起こるも
のである。また、この放出された金属粒子は、放出時に
おいては接点の金属の沸点近くの温度を有し、さらにア
ーク空間に注入されるや否や電気的エネルギーの注入を
受けて高温高圧化されるとともに導電性を帯び、アーク
空間の圧力分布にしたがった方向に膨張しながら高速度
で導体から遠ざかる方向に流れ去るものである。そして
、アーク空間におけるアーク抵抗率pおよびアーク断面
積Sは、この金属粒子の発生量とその放出方向によって
定まる。したがって、アーク電圧もこのような金属粒子
の挙動によって決定されているものである。つぎに、こ
のような金属粒子の挙動を第2図を用いて説明する。
第2図において、X面は固定接点(202)と可動接点
(802)とが接触する場合の対向面を示し、Y面は上
記X面以外の接点表面および導体表面の一部を示す。ま
た、図中一点鎖線で示した輪か〈2は、固定接点(20
2)と可動接点(802)間に発生するアークAの外か
くを示す。さらにaおよびbは、固定接点C202) 
、可動接点(802)のX面およびY面から蒸発等によ
シ発したそれぞれの金属粒子を模式的に示したもので、
その放出方向はそれぞn矢印mおよび矢印nによって示
した各流線の方向である。
このような固定接点(202) 、可動接点(802)
から放出された金属粒子a、bは、アーク空間のエネル
ギーによって導体金属の沸点温度である約s、o o 
o℃程度から、導電性を帯びる温度、すなわち8AOO
℃以上、またはさらに高温の20,000℃程度にまで
昇温され、その昇温の過程でアーク空間からエネルギー
を奪い去シ、アーク空間の温度を下げ、その結果アーク
抵抗Rを増大させる。なお、アーク空間から金属粒子a
、bが奪い去るエネルギー鰍は、金−粒子の昇温の程度
が大きい程大きく、その昇温の程度は、接点(202)
、 (802)から発した金属粒子a、bのアーク空間
における位置および放出経路によって定まる。しかるに
、fP、2図に示す従来の回路しゃ断器においては、対
向面X面の中心付近から発する金属粒子aはアーク空間
よシ大量のエネルギーを奪い去るが、しかし、接点表面
および導体表面の一部Y面から発する金属粒子すは、金
属粒子aに比べてアーク空間から奪い去るエネルギー量
は少ない。すなわち、金属粒子aの流nる範囲において
は大量のエネルギーを奪ってアーク空間の温度を下げ、
したがってアーク抵抗率ρを増大させるが、金属粒子す
の流nる範囲においては、大量のエネルギーを奪わない
ために、アーク空間の温度の低下も少なく、シたがって
、アーク抵抗率eの増大も図れず、しかも、対向面Xお
よび接点表面Y面からアークAが発生するために、アー
ク断面積8も増大し、したがってアーク抵抗Rも低下す
る。
このような金属粒子a、bによるアーク空間からのエネ
ルギーの流出は、電気的注入エネルギーとつシ合ってい
るのであるから、もし、接点(202)(8G2)間に
発生する金属粒子のアーク空間への注入量を増大させn
ば、当然にアーク空間の温度を゛ 大きく低下させ、そ
の結果、アーク抵抗率pを大きくしてアーク電圧を大き
く上昇させることが可能であることがわかる。
さらに従来の接触子(2) 、 (3)の大きな欠点は
、Y面へのアークムの足の拡大のために一般にこのY面
に設けられることの多い接点(202)、 (802)
と導体(201)、 (801)との接合部に直接アー
クムの足が拡大しやすく、そのときの熱によって融点の
低い接合部材が溶融し、接点脱落を起こす危険性があっ
た点である。
この発明は上記観点からなされたもので、導体とこれに
固着された接点とからなる接触子を少なくとも1対有し
、上記各接点の外周を取シ囲むように上記各導体に圧力
反射体を設け、かつ上記圧力反射体は基材としての雲母
粉末と充填材としての耐電弧作用を発揮する無機物質の
粉末とをホウ酸、無水ホウ酸と酸化亜鉛との混合粉末か
らなる結合材によシ加熱加圧成形した雲母型造絶縁物で
構成することによ〕、アーク電圧を大きく上昇させ、し
ゃ断時の限流性能の向上を図るとともに、接点の脱落を
防止できるようにした回路しゃ断器を提供することを目
的としている。
以下この発明の実施例を図面にもとづいて説明する。第
8図(a)はこの発明にかかる回路しゃ断器の一実施例
を示す一部切欠平面3図であシ、第8図(bJは第8図
(a)の線b−b線断面図である。第8図(a)、(b
)において、回路しゃ断器の外枠を形成した包囲体(1
)は絶縁体によ多構成され、−側壁に排出口(101)
を備えている。固定接触子(2月よ包囲体(1)に固定
された固定導体(201)と、この固定導体C201)
の先端部に取シ付けられた固定接点(202)とから構
成されている。可動接触子(3)は固定接触子(2)に
対して開閉するもので、可動導体(801)と、固定接
点(202)に相対して可動導体(801)の先端部に
取9付けられた可動接点(802)とから構成されてい
る。操作機構部(4)は可動接触子(3)を開閉操作す
るものである。消弧板(5)は可動接点(802)が固
定接点(2G2)から開離するときに生じるアークAを
消弧するものである。
上記固定接触子(2)の固定導体(201) 、可動接
触子(3)の可動導体 (801)には、これらに設け
られた固定接点(202) 、可動接点(802)の外
周を取り囲んでアークムに対向するような板状の圧力反
射体(6) 、 (7)が取シ付けらnている。上記両
接点(202)。
(802)は圧力反射体(6) 、 (7)から突出し
、かつ圧力反射体(a) 、 (7)は基材としての雲
母粉末と充填材としての耐電弧作用を発揮する無機物質
の粉末とをホウ酸、無水ホウ酸と酸化面−鉛との混合粉
末からなる結合材により加熱加圧成形した雲母型造絶縁
物で構成されている。
いま、第8図において、可動接点(802)と固定接点
(202)とが閉成していると、電流は固定導体(20
1)→固定接点(202)→可動接点(802)→可動
導体(801)へと、電源側から負荷側に流れる。この
状態において、短絡電流等の大電流がこの回路に流れる
と、操作機構部(4)が作動して、可動接点(8Gg)
を固定接点(202)から開離させる。このとも、固定
接点(202)と可動接点(802)間にアークムが発
生する。このアークAにおいては第4図において示すよ
うに、千カ反射体(6) 、 (7)によって金属粒子
a、cが反射され、アーク空間が高圧となり、その結果
アークムが効果的に冷却され消弧さロる。
第4図は第8図の回路しゃ断器における固定接点(20
2)と可動接点(802)間の金属粒子a、Cの挙動の
模式的説明図である。すなわち、第4図かられかるよう
に、接点(202)、 (802)の周辺空間Qにおけ
る圧力値は、アーク抵抗率の空間の圧力値以上にはなシ
得ないが、しかし少なくとも、圧力反射体(6) 、 
(7)が設けられていない場合に比べて、圧倒的に高い
値を示す。したがって、圧力反射体(6) 、 (7)
によって生じた相当に高い圧力をもつ周辺空間Qは、ア
ークAの空間の拡がシを抑制する力を与え、アークムを
狭い空間に「しぼり込む」ことになる。これはすなわち
、対向面であるX面より発した金属粒子a、cなどの流
線m、oをアーク空間にしぼシ込み閉じ込めることにな
る。よって、X面よシ発した金属粒子a、cは、有効に
アーク空間に注入される。その結果、有効に注入された
大量の金属粒子a、aは、アーク空間から従来装置とは
比較にならない大量のエネルギーを奪い去って、アーク
空間を著しく冷却する。これにより、アーク抵抗率pす
なわちアーク抵抗Rが著しく上昇してアーク電圧がきわ
めて大きく上昇し、限流性能が向上する。
また、圧力反射体(6) 、 (7)によシ、アークム
の足はY面へ拡大しにくくなシ、一般にこのY面に設け
ら口ている接点(202)、 (802)と導体(20
1)、 (801)との接合部に直接アークの足が触れ
にくくなり、その結果、接点脱落を起こすこともなくな
る利点を有している。
上記のような構造を有するしゃ断器は従来のしゃ断器に
比較して著しく優れた限流性能を有するが、その特性は
圧力反射体(6) 、 (’I)を構成する材料の特性
に大きく支配されるので、材料の選択はこの発明にとっ
て重要な問題である。
前述のように、短絡電流などの大電流が回路に流れた際
、操作機構部(4)が作動して、可動接点(802)を
固定接点(202)から開離させる。このとき、接点(
202)、 (802)間にアークムが発生する。
このアークAの電圧を高め、極めて優0た限流性能を得
るためには、アーク熱により圧力反射体(6)。
(7)を構成する材料表面から多量のガスを発生させア
ークムを冷却すると同時に接点(202)、 (802
)間のアーク空間において圧力を上昇させ、アークAの
紋り込みを助長するとともに、開極速度を加速すること
が効果的である。また、高温のアークAに接したことに
より、材料の表面が分解または溶融で表面抵抗が低下し
ないことも重要である。表面抵抗が低下するとアークA
の足の拡大につながり完全な限流効果が得らnない。
さらに、この種のしゃ断器においては、極めて多い回数
のしゃ断が反復されるものであるから、アークAにより
材料自体の消耗、損耗が少なく、耐寿命性が良好である
とともに、機械的あるいは熱的衝撃強度に対して破損し
ないことが要求される。もし、消耗、損耗が大きかった
シ、破損したりすると、接点(2G2)、 (802)
間のアーク空間において、圧力上昇が得られず、限流性
能の低下に連らなる。
上記のように圧力反射体(6) 、 (7)を構成する
材料が具備すべき条件は多岐にわたる。7 ところで、従来から耐電弧用絶縁材料としては、有機物
系、アスベスト系、セラミック系のものが多く用いらn
ている。
有機物系はアークの高温にさらさ口た際、多量の分解ガ
スを発生し、アークの冷却すなわち消弧作用に大きく寄
与し、極めて優れた限流性能を発揮するが、耐熱温度が
低く、熱伝導性が悪いため、大電流しや1や置型なるし
ゃ断においては、アークの高温によシ消耗劣化および消
失する耐寿命性に欠点がある。また、分解ガスを発生し
たのちに分解生成物の炭素質が析出し、材料表面の抵抗
が低下するなどの問題がある。
アスベスト系゛はアスベスト11体に構造水を保有して
おシ、アークの高温にさらされた際、この構造水が水蒸
気ガスとなって多重に発生するため、アークを冷却、消
弧できる限流性能的に効果のある材料で、成形も容易に
でき、かつアスベストが繊維質のものであることから、
劇物撃性も強く、安価でもある。
しかし、反面過酷度の高いしゃ断または多頻度しゃ断の
場合においては、発生ガス量が有限であるため、初期段
階より次第に低下し、限流性能が悪くなるとともに、ア
スベストが熱分解し、ガラス質のものを生成すると同時
に高温時の表面抵抗が低くなり、消耗、劣化を生じる欠
陥がある。
また、アスベスト自体吸湿性があり、多端雰囲気中の電
気的絶線性が劣る。さらには、アスベストは特定化学物
質に指定された有害物質であり、衛生公害面から大きな
問題があり、致命的な欠陥を有している。
一方、セラミック系のものは高融点物質で耐熱温度が高
く、熱伝導性の物質を生成することもなく、また部分的
な温度上昇もないため、著しい消耗や劣化もない。しか
も、アーク熱を冷却し、アーク抵抗を高める効果がある
ため、有機物系、アスベスト系材料の発生ガスによる冷
却と同様の効果を発揮するので、限流性能も良好なもの
である。
しかし、機械的強度が小さいため、耐衝撃性に・  劣
るという致命的な欠陥を有しており、瞬間的に大きなア
ーク熱による熱衝撃またはしゃ断器の多頻度しゃ断にと
もなう機械的衝撃や振動により破損しやすい。
上記のように従来の耐電弧材料においては、圧力反射体
として要求される特性を満たすものが容易に得られない
ことから、この発明では圧力反射体を構成する材料を検
討した結果、基材として雲母粉末、充填材として耐電弧
に有用な無機物質の粉末、結合材としてホウ酸、無水ホ
ウ酸、酸化亜鉛の混合粉末からなる混合物を原料として
、金型を使用して加熱加圧成形した雲母型造絶縁物を使
用した。
この絶縁物は限流性能、寿命性などの耐電弧特性、tl
衝撃性はもとより電気絶縁性、耐電圧1機械加工性など
に優れたもので、圧力反射体の要求特性を満たすもので
ある。
上記絶縁物の原料組成は基材10〜50%(重量%以下
同じ)好ましくは20〜4096、充填材6〜60%好
ましくは10〜40%、結合材25〜5596好ましく
は80〜50%あ範囲が望ましい。
基材である雲母粉末は耐熱性、電気絶縁性、耐電圧に良
好なもので、かつ剥片状物質として加圧成形下で、他の
原料を間に介して積層状を形成し、補強材・バッキング
材の役目をするとともに、ホウ酸系結合材との反応効果
が良く、結着性、耐水性を良好にする。し゛かし、10
%以下では機械的強度および電気絶縁性が劣シ、60%
以上では他の′充填材、添加材の比率が少なくなるため
、耐電弧特性が劣るものとなる。
充填材としては高融点物質で高絶縁性を有し、耐電弧特
性に優口た耐火セラミック材質たとえばMgO、A11
03 、 Sing 、 ZrO2、などのアルカリ金
属以外の金属酸化物、5ilJ、 BN などの窒化物
またはアークの高温に接した際、熱分解して消弧に有用
な水蒸気ガスや炭酸ガス、弗素ガスなどの分解ガスを発
生する無機物質たとえff ml(OH)s 、 Mg
(OH)鵞などの水酸化物、Oaoog 、 MgCO
3などの炭酸塩、AlF3 、0aF2 、 Mg% 
 などの弗化物などを単独あるいは併用して使用する。
ただし、充填量が696以下では耐電弧特性に効果が少
なく、50%以上でGよ基材の配合比率が少なくなシ、
機械的強度、耐電圧が劣るとともに、材質が固くてもろ
くなシ、機械的加工性も悪くなる。
結合材に関し、ホウ酸、無水ホウ酸と酸化亜鉛の混合粉
末を加圧条件下で加熱すると、ホウ酸の熱分解によ多発
生した水分を無水ホウ酸が化学的に取り込み、かつ無水
ホウ酸自体も変成して、安定剤としての酸化亜鉛と反応
を生じて結着性に富み、安定したホウ素化合物に変化し
、基材、充填材などを完全に結着するとともに、耐水、
耐湿性を良好にするものであるが、結合剤の使用範囲が
26%以下の場合では、成形時の流動性が悪くて成形不
良を生じ、その他の原料を強固に結着させることができ
ず、耐水性に劣シ、66%以上の場合は成形時の流動性
が過剰気味に\なり、作業性が困難になるとともに基材
、充填材の配合比率が少なくなり、機械的強度、耐電弧
特性に劣るものとなる。
なお、結合材組成比率としては、ホウ酸20〜70g6
好ましくは80−604、無水ホウ酸5〜26%好まし
くはlO〜go * 、酸化亜鉛80〜5596好まし
くは86〜50の範囲が望ましく、ホウ酸量が前記範囲
外20%以下になると結着力が乏しく、70%以上にな
るともろくて耐湿性が悪くなる。
以下に、この発明に使用した圧力反射体を構成する絶縁
材料について具体的に説明する。
基材として天然金雲母の粒度48〜10Gメツシユの粉
末を8096、充填材として電融酸化マグネシウムの粒
度100〜14Gメツシユの粉末80%、結合材として
粒度100〜800メツシユの粒状ホウ酸4596、無
水ホウ酸11!iff、微粉の酸化亜鉛4496の混合
粉末を4051tの割合で調合し、ライカイ機で混合し
た混合物を原料としてeog用意する。この原料粉末を
内径125w X 125mの金型に充填し、温度18
0℃、加圧力150Kg/mの加熱加圧条件下で10分
間保持したのち、熱源を断ち、直ちに金型の冷却を行、
い、60℃以下に下降した時点で加圧を解き、成形品を
取シ出し、ついで200℃で4時間熱処理して、厚さ約
1.6fiの絶縁体を得た。
上記絶縁体により圧力反射体を構成したものは、高温の
アークによシさらされた場合、充填材としての酸化マグ
ネシウムが雲母粉末とホウ酸系結合材とによる共融、ガ
ラス化を防け、結晶質に変化させるので、高温時の抵抗
を極めて大きいものにし、アークインピーダンスを高め
、アーク電圧を上げることによりアークを消滅する効果
があり、限流性能的に良好なものであシ、かつ消耗や損
耗も少ないものである。
同様にして、基材に天然金雲母の粒度48〜100メツ
シユの粉末を25%、充填材として酸化アルミニウムの
粒度170〜250メツシユの粉末ヲao%、水酸化ア
ルミニウムの粒度200〜800メツシユの粉末lO%
、結合材として粒glho〜SOOメ゛ノシュの粒状ホ
ウ酸46%、無水ホウ酸11%、微粉の酸化亜鉛445
Mの混合粉末を86%の割合で調合、混合した原料7O
gを内径125m X 125−の金型内に充填し、前
述の方法で成形し、厚さ約1.6sewの絶縁体を得た
この絶縁物によシ圧力反射体を構成したものは、高温の
アークにさらされた場合、雲母粉末、酸化アルミニウム
、水酸化アルミニウム、ホウ酸系結合材などが共融、ガ
ラス化するが、このガラス番よ絶縁物の素地との密薯性
に優れたもので、多頻度しゃ断においても飛散するもの
でなく、消耗、損耗し難いものである。
しかも、ガラス化するために、アーク熱より溶融潜熱を
奪い、アークを冷却するとともに充填材トシての水酸化
アルミニウムがアーク熱によシ水蒸気ガスを発生し、こ
の水蒸気ガスがアークを冷却す旭という相乗効果から限
流性能的にも良好な結果が得られた。
以上のように基材として雲母粉末、充填材として耐電弧
作用を発押する無機物質の粉末、結合材にホウ酸、無水
ホウ酸、酸化亜鉛の混合粉末を原料として使用し、加熱
加圧成形した雲母型造絶縁物により構成した圧力反射体
は、極めて優れた耐電弧特性を有する。まt:、基材に
剥片状物質で積廟を形成し、バッキング材および補強材
の役目をする雲母粉末を使用しているため、熱的ある(
16よ機械的な耐絢撃性が大きく、破損などの問題もな
く、耐電圧的にも高いものである。
しかも吸水率が低く、アスベストのような吸湿性がない
ため、そりや変形もなく、絶縁性の太きいものである。
さらには、衛生公害面で問題のあるアスベストを使用せ
ず、比較的低温での成形が可能で、機械的加工性にも優
nているという利点を有している。
な、お、基材としての雲母粉末は、天然金雲母以外に天
然白雲母あるいは合成雲母の粉末を用いても同等の特性
が得られるものである。
上記のように基材に雲母粉末、充填材として耐電弧物質
、結合材にホウ酸系結合材の原料を用いて加熱加圧成形
した雲母型造絶縁物を使用することによシ、限流性能、
耐寿命性などの耐電弧特性および耐衝撃性、電気絶縁性
、耐電圧9機械加工性などに優れた特性を有した圧力反
射体を供することができる。
第5図(a)は上記接触子(2) 、 (3)の他の実
施例を示す側面図であり、第6図(b)は第6図(a)
に示さ口た接触子(2) 、 (1)の平面図である。
すなわち、第8図に示した圧力反射体(6) 、 (7
)は導体(202)、 (8(12)の接点側表面だけ
に設ける板状物としたが、第5図(&)@(13)に示
すように、固定導体(201) 、可動導体(801)
の周囲をテーピングあるいはコーティングなどによって
被覆するような圧力反射体(61、(7)を形成しても
よい。
また、第6図(a)は上記接触子(2) 、 (3)の
他の実施例を示す側面図であり、第6図(1))は亀6
図(a)に示された接触子(2) 、 (3)の平面図
である。すなわち、圧力反射体(6)’ 、 (7)の
一部には、固定接点(202) 。
可動接点(802)の一端側面を基点としてこ゛れより
排出口(101)側に遠ざかる方向に固定導体(j?o
1)。
可動導体(801)の表面が露出するような溝(601
)。
(701)が設けられている。この構成では、アークA
の足が溝(601)、(701)を走シ、アークAが消
弧板(5)に触れて冷却されることにより、しゃ断性能
が同上する。
さらに、第7図(a)は接触子(2) 、 (31の他
の実施例を示す側面図であシ、第7図(b)は第7図(
a)に示された接触子(21、(3)の平面図である。
すなわち、(801)、 (901)で示すように、M
6図の溝(601)。
・   (701)から冒出した導体表面を圧力反射体
(e) 、 (7)の表面よりも盛り上げたものである
。このように構成すると、アークムの足が素早く移動す
ることが可能であシ、しゃ断性能が向上する利点がある
以上の説明かられかるように、この発明によれば、アー
ク電圧を大きく上昇させ、しゃ断時の限流性能の向上を
図るとともに、接点の脱落を防止できる回路しゃ断器を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は一般的な回路しゃ断器を示す一部切欠平
面図、第1図(1))は第1図(a)のb−b線断面図
、第2図は第1図の回路しゃ断器における金属粒子の挙
動の模式的説明図、第81JI ja)はとの発明にか
かる回路しゃ断器の一実施例を示す一部切欠平面図、第
8図(1)は第8図(21)のb−b線断面図、第4図
は第8図の回路しゃ断器における金属粒子の挙動の模式
的説明図、第6図(a)は接触子の他の実施例を示す側
面図、第5図(句は第6図(荀に示さnた接触子の平面
図、第6図(a)は接触子の他の実施例を示す側面図、
第6図(旬は第6図(a)に示された接触子の平面図、
第7図(a)は接触子の他の実施例を示す側面図、第7
図(11Oは第7図(a)に示さnた接触子の平面図で
ある。 (2)・・・固定接触子、(201)・・・固定導体、
(202)・・・固定接点、(3)・・・可動接触子、
(801)・・・可動導体、(802)・・・可動接点
、(6) 、 (7)・・・圧力反射体、(601)。 (701)・・・溝。 なお、図中同一符号は同−一または相当部分を示す。 代理人  葛 野 信 −(外1名) 第1図(a) *1図(b) 中 ! wg4図  。 $31(a) 第3図(b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)導体とこれに固着さnた接点とからなる接触子を
    少なくとも1対有し、上記各接点の外周を取り囲むよう
    に上記各導体に圧力反射体を設け、かつ上記圧力反射体
    は基材としての雲母粉末と、充填材としての耐電弧作用
    を発揮する無機物質の粉末とを、ホウ酸、無水ホウ酸と
    酸化亜鉛との混合粉末からなる結合材により加熱加圧成
    形した雲母型造絶縁物で構成したことを特徴とする回路
    しゃ断器。 (2)圧力反射体は導体の接点側表面だけに設ける板状
    物である特許請求の範囲第1項記載の回路しゃ断器。 〈3)圧力反射体は導体の周囲を被覆する被覆物である
    特許請求の範囲第1項記載の回路しゃ断器。 (4)少なくとも一方の圧力反射体に、接点の一端側面
    を基点としてこれより遠ざかる方向に導体の表面が露出
    するような溝を設けた特許請求の範囲第1項、第2項ま
    たは第8項記載の回路しゃ断器。 (fl)露出した導体表面を圧力反射体の表面よシも盛
    シ上げてなる特許請求の範囲第4項記載の回路しゃ断器
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63100076A (ja) * 1986-10-15 1988-05-02 住友金属工業株式会社 スチ−ル繊維添加耐火物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63100076A (ja) * 1986-10-15 1988-05-02 住友金属工業株式会社 スチ−ル繊維添加耐火物
JPH0424309B2 (ja) * 1986-10-15 1992-04-24 Sumitomo Kinzoku Kogyo Kk

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