JPS5812228A - 開閉装置の消弧室 - Google Patents

開閉装置の消弧室

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JPS5812228A
JPS5812228A JP11038081A JP11038081A JPS5812228A JP S5812228 A JPS5812228 A JP S5812228A JP 11038081 A JP11038081 A JP 11038081A JP 11038081 A JP11038081 A JP 11038081A JP S5812228 A JPS5812228 A JP S5812228A
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JP
Japan
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arc
resistance
arc extinguishing
powder
extinguishing chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP11038081A
Other languages
English (en)
Inventor
西迫 静隆
石井 勇雄
阪本 芳昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
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  • Inorganic Insulating Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は交流及び直流電磁接触器などの開閉装置に用
いられる消弧室の改良VC関するもので、その目的とす
るところは、耐アーク特性、−気絶縁性の良好な消弧室
を提供するにある。
181図〜第8図はこの発明が適用される消弧室の一例
を示すもので、図において(1)杜絶縁部材(2)(3
)を重ね合わせて構成される消弧室、(4X5)は上記
絶縁部材(2)(:()に夫々形成される複数個のアー
クバリヤ、(6)(7)は同じく上記消弧室部材(2)
(3)に夫々形成される円筒部、(8)(9)はアーク
の逸出を防止する側壁、Ql)GOは上記消弧室部材(
2)(3)を例えばねじで固定する固定用止め穴である
。又、(ロ)は磁極板。
(LIはプロウアウトコイル、α4はプロウアウト鉄心
、(2)は端子、OQは絶縁台、(ロ)は固定振点であ
る。
なお上記消弧室(1)は消弧室(1)を構成する絶縁部
材(2)(3)に基材として雲母粉末、充填材として酸
化マグネシウム粉末、結合材としてホウ酸、無水ホウ酸
と酸化亜鉛の混合粉末を原料として使用し、これらの混
合物を加熱加圧の条件下で成形を行い、後に熱処理した
無機質複合絶縁物を使用するもので、耐アーク特性、電
気絶縁性・機゛械的強度・耐熱性・耐電、圧・機械加工
性などに優れたものである。
1記絶縁部材(2)(3)に用いる原料の組成比率は、
基材10〜50%(重量%、以下同じ)、好ましくは2
0〜40%、充填材5〜50%、好ましくは10〜40
%、結合材80〜60%、好ましくは85〜65%の範
囲が望ましい。
前記原料の組成範囲において、基材である雲母粉末は電
気絶縁性、耐電圧的に良好なもので、かつ剥片状物質と
して加圧成形下で、他の原料を間に介して積層状に形成
し、補強材のバッキング材の役目をするとともに、ホウ
酸系結合材と反応効果が良く、結着性・耐水性を良好に
するが、10%以下では機械的強度および電気絶縁性が
劣り、50%以上では他の充填材、添加材の比率が少な
くなるため耐アーク特性が劣るものとなる。
又、充填材である酸化マグネゾワム粉末は、高融点物質
として高温時の抵抗の扁い耐電弧性の硬れたものである
が、5%以下では耐アーク特性的に効果が少なく、50
%以上では基材の配合比率が少なくなり機械的強度、耐
電圧が劣るとともに、材質が固くなり機械加工性が悪く
なる。
更に又、結合材に関してホウ酸、無水ホウ酸と酸化亜鉛
の混合粉末において加圧条件下で加熱すると、ホウ酸の
熱分解によシ発生した水分を無水ホウ酸が化学的に取シ
込み、かつ無水ホウ酸自体も変成して酸化亜鉛と反応を
生じ結着性に冨み、かつ安定したホウ素化合物に変化し
、基材充填材などを完全に結着するとともに、耐水・耐
湿性を良好にするものであるが、結合材の使用範囲が3
0%以下の場合では、成形時の流動性が悪く改心不良で
、その他の原料を強固に結漕させることができず耐水性
が劣り、60%以上の場合は、成形時の流動性か良°t
ぎて作業性が困tesvcなると共に、基材・充填材の
「配合比率か少なくなり、機械的強度、耐アーク特性に
劣るものとなる。
なお、結合材組成比率としては、ホウ酸20〜70%、
好ましくは30〜60%、無水ホウ酸5〜25%、好マ
シくは10〜20%、酸化亜鉛80〜55%、好ましく
は35〜50%のm囲がFlましく、ホウ酸黛が前記範
囲外20%以下になると結着力が乏[バ、70%以上1
cなるともろく、llf湿性が悪くなる。
以下この発明の冥施例について詳細に説明する。
〔実施例1〕 基材として天然金雲母の粒度48〜120メツシユの粉
末を10%、充填材として100〜200メツシユの粉
末25%、結合材として粒度lOO〜800メツシュの
粒状ホウg145%、無水ホウ酸11%、微粉の酸化亜
鉛44%の混合粉末45%の割合で調合し、ライカイ機
で混合した混合物を原料粉末として680g用意する。
この原材粉末を一対の金型に充填し温度170℃、児圧
力800に?fdの加熱加圧条件下で20分[I゛11
保持後、熱温を断、ち、直ちに金型の冷却を行い、50
℃以下に下降した時点で加圧を解き、成形品を取り出し
た後、200℃で5時間熱処理して絶縁体を得た。
この発明の上記実施例により作成した絶縁体で構成し九
消吸窒を交流電磁接解器に取り付け、電圧220 V−
,1600Vの17や断容量で試験を行った結果1.シ
ゃ断性能が良好で、再点弧扛もちろん漏電現象は見られ
ず、接弧面の状態も接弧の中心部に無光沢の微粒をわず
かに生成した程度で損傷Fi極めて軽微であった。また
アークのエネルギーによる破損、ふくれ、扛がれおよび
変形などの問題もなかった。
〔実施例2〕 上記実施例1と同様の原料を使用し、基材lO%、充填
材50%、結合材40%の組成比率のもの720gにお
いて、上記実施例1と全く同じ成形法により絶縁体を作
成、消弧室を構成し、しゃ断試験を行つたところ、しゃ
断性能は極めて良好で漏電現象もなく、接弧面損傷もほ
とんどなかった。またアークによる破損なども皆無であ
った。
〔実施例8〕 上記実施例1と同様の原料を使用し、基材50%、充填
材5%、結合材45%の組成比率のもの650gにおい
て、上記実施例1と全く同じ成形法により絶縁体を作成
、消弧室を゛構成し、シー′や断試験を行ったところ、
しゃ断性能は良好で再点弧、漏電現象は見られず、接弧
面も上記実施例1のものより生成物が少し光沢のあるも
ので多少大゛きくなった程度で関門けなかった。また破
損や変形などもなかった。
〔実施例4〕 上記実施例1と同様の原料配合において、結合材組成の
比率門ホウ酸55%、無水ホウ酸12%、酸化亜鉛88
部に置き代え、上記実施例1と同様の成形法により消弧
室を作成し、しゃ断試験を行りたところ、上記実施例1
と近似の結□  果を得た。
以上のように上記実施例による消弧室が優れた耐アーク
特性を保持する理由として、消弧室を構成する絶縁体の
組成原料である充填材、すなわち酸化マグネシウムが雲
母粉末とホウ酸系結合材とによる共融、ガラス化を妨げ
、結晶質に変化させるので、高温時の抵抗を極めて大き
いものにし、アークインピーダンスを高めアーク電圧を
上げることによシアークを消滅する効果があるためであ
る。
しかるに接弧面にガラス質が析出した場合は、しゃ断時
における電極などの金属溶融物の微粒子が飛散して、消
弧室液弧面に付着し易くなシ、接弧面の抵抗を低下させ
たり、または金属の酸化物を溶解し゛C1一層ガラス質
の粘度を低下させ絶縁抵抗をも低下させるが、接弧面が
結晶質の場合は飛散金属粒子の付着が少ない丸め溶融す
ることもなく、抵抗が低下せず再点弧や短絡などの心配
がない。
しかして消弧室(1)を構成する絶縁部材(2)(3)
としてアスベスト系材料の使用されている従来のものは
成形が容易であり機械的強度もある程度大き、く、かつ
価格が安いため広く使用されており、耐アーク特性につ
いてもアスベスト自体が結晶水を保有していて、小#量
しゃ断の場合などは優弧時に多量の発生ガス(多くは水
分)をともなうため、消弧特性が優れ、しゃ断性能が極
めて良好でしゃ断時間も短く、損耗も少ない埋悲的な材
料ではある。
しかしその反面、苛酷度の高いしゃ断の場合または多頻
度しゃ断による接弧回数の多い場合にお、いては発生ガ
で量が有限なため、初期段階より次第に減少し、これに
と本ない、しゃ断性能が低下し、しゃ断時間が長くなろ
とともに損耗蓋が急激に増加する。この状1lIK達す
ると接弧面がガラス状物質に変化する。このガラス状物
質は組成的に軟化温度が極めて低いため、高温時の抵抗
が低下し再点弧現象の原因となり、遂には短絡するとい
う傾向がある。
マタアスベスト自体に吸湿性があり、アスベスト系材料
の吸水率が10〜15%近くあるため、大きなアークに
接した場合など、材料中の吸水湿の水分が急激に蒸発す
る時、異常内圧による表面剥離現象が生ずることがある
とともに吸湿によるそりや髪形なども生じやすい。また
絶縁抵抗が低く、電気絶縁性が悪いため誤って消弧室に
触れると感電する事があり、漏電対審処置(固定接点(
7)との接触面に耐°r−り性の高い材料を接着させた
り、シリコンを全面吹付塗装させる)f施す必要があり
高価なものになっている。
さらにアスベストは、特定化字物貿に指定された有害物
質であり、衛生・公害面に大きな問題があり、規制の傾
向にあることから、アスベストそのものの入手性が悪く
、従って材料も高価になってきているなど致命的な欠陥
がある。
これに対し、この発明の実施例による消弧室(1)は消
弧室(1)を構成する絶縁部材(り(3)の組成原料で
ある基材、すなわち雲母粉末がアスベストのように吸湿
性がなく、吸水率もアスベスト系材料に比べ2〜4%と
小さいため電気絶縁性の低下による漏電現象もなく、そ
りや髪形の心配もない。しかも雲母粉末は剥片状物質で
積層を形成するため耐電圧が高く、機械的な強度も大き
い。
なお上記この発明の実施例では絶縁体の基材として天然
金雲母を用いたが天然白雲母、あるいは合成雲母の粉末
を用いても消弧室としての効果は充分に得られるもので
ある。
又、充填材としては電融酸化マグネシウムを用いたが焼
結および 焼酸化マグネシウムでも充分効果は現れる。
しかし加熱加圧成形下における結合材との反応および生
成品密度の関係などで電融酸化マグネシウムが最適であ
る。
又、結合材においても安定剤として酸化亜鉛を用いたが
代わりに酸化カルシウムを用いても同様の効果は得られ
るが、酸化カルシウムはアルカリ性が強いため製造面で
の作業性に手数を要するため酸化亜鉛の方が望ましい。
次表に上記実施例による絶縁体の無機質複合絶縁物と従
来のアスベスト系材料との特性比較を示す。
表 以上の如く、この発明にかかる消弧室は前記のように複
数個のアークバリヤと側壁を備えた絶縁部材を重ね合わ
せるように構成し、前記絶縁部材の基材として雲母粉末
、充填材として酸化マグネシウム粉末、結合材としてホ
ウ酸、無水ホウ酸と酸化亜鉛の混合粉末をそれぞれ原料
とし、加熱加圧成形した無機質、複合絶縁物を使用した
もので衛生公害で問題のあるアスベストを使用せず、低
温(170N180℃)での成形が可能であるという特
徴を有し、耐アーク特性、[5に絶縁性、機械的強度、
耐電圧、耐熱性、機械加工性などの緒特性に優れたもの
でちる。
更に、前記無機質複合絶縁物の絶縁体f使用することに
より破損、はがれ及び吸湿Vζよるそりや変形がなく、
lIa電対策処置が不安でしかも安価な消弧室を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面社この発明の一夾旅例を説明するもので、第1図は
消弧装置1.第2図及び第8図は夫々消弧装置を構成す
る絶縁部材を示し、第2回し)、第8図■は夫々左側面
図、第2図(ロ)、第8図中)は夫々正面図、第2図(
0)、138図(Q)は夫々右側面図である。 図中(1)11消弧室、(4)(6)はアークバリヤ、
(8)(11)は側壁である゛。 なお図中同一符号は同一部分を示す。 代理人  葛 野 信 − 第1図 第2図<J〕  第2図(b) 第2図(C) 第3図(a)    第3図(1)) 第3図(C)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数個のアークバリヤとm+m’を有する絶縁部材を備
    えた開閉装置の消、吸窒において、前記絶縁部材は、基
    材として雲母粉末10〜50重敏%、充填材として酸化
    マグネシウムの粉末5〜50重量%、結合材としてホウ
    酸1、無水ホウ酸と酸化亜鉛の混合粉末80〜60重1
    %の混合物を原料として、加熱加圧条件下で成形し、熱
    処理した無機質複合絶縁物を用いたものであることを特
    徴とする開閉装置の消弧室。
JP11038081A 1981-07-15 1981-07-15 開閉装置の消弧室 Pending JPS5812228A (ja)

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